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2005年11月 アーカイブ

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レース回顧(11/26~11/28)

2005年11月29日(火)

 今季最後の北見開催となった今回。北見記念ももちろんですが、3回目を迎えたオーナーズカップも大いに盛り上がりました。今回のレースを制したのはマシュウキングを所有する阪口榮造さん。ゴール前ではオーザンビューティの山本求さん、ユウシテンザンの細川貞夫さんらとデッドヒートを繰り広げ、3頭が横並びのままゴール。まるで実戦のような素晴らしい叩き合いを見せてくれました。
 そして、来週からはいよいよ帯広開催。それに先だって12月2日(金)の午後3時から、帯広市内中心部でオープニングパレードが行われます。ばん馬5頭も繰り出してばんえい競馬をアピールするので、近隣の方はぜひご覧ください。詳細はこちら
 26日(土)に行われた雌阿寒岳特別(550万円未満)は、ホクショウファイトが1番人気にこたえて優勝しました。第2障害をひと腰で越え、そのまま脚を伸ばしたレースぶりは圧巻のひとこと。前走こそ今季ワーストの5着に敗れましたが即座に立て直し、相変わらず好調を維持しているようです。混戦の2着争いを制したのは、2番人気のライデンハルヒメ。近走はムラ駆けの傾向がありましたが、今回は人気どおりに実力を発揮しました。
 同日の第10レース勝入別定戦(470万円未満)は、2番人気のフクイズミが優勝。2着に1番人気ギャンブラークイン、3着に3番人気のトカチタカラが入り、堅い決着となりました。
 27日(日)の北見記念については、別掲の「北見記念回顧」をご覧ください。第10レースのオホーツク特別(2歳オープン)は、北見で3連勝中と好調のメジロショウリキが優勝。これで通算成績を8戦6勝として、一躍2歳戦線の頂点をうかがう存在となりました。2着のニシキセンプーも9月のナナカマド賞以来3着を外しておらず、今後に期待が持てそうです。
 28日(月)のクリスタル特別(4歳オープン)は、プリンセスサクラコが1番人気にこたえて優勝。ひと腰で障害をクリアするとジワジワ脚を伸ばして、ホクトキングの追撃を振り切りました。なおエンジュオウカンは7着、タケタカラニシキは10着にそれぞれ敗れています。

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11/27北見記念回顧

2005年11月27日(日)

サダエリコ勝負強さを見せる!

Kitamikinen 北見開催の最後を飾る伝統の一戦、北見記念(3歳以上オープン)は、27日(日)に行われました。2番人気のサダエリコがゴール前の接戦を制して優勝。北斗賞に続く、今季重賞2勝目を挙げました。
 高重量戦らしく、道中はゆったりとした流れ。1番人気のアンローズが第2障害へ真っ先に挑み、サダエリコが続いて仕掛ける展開。しかしアンローズは障害に手間取り、先頭で下りたのはサダエリコ。シンエイキンカイ、ヨコハマボーイが続いて、アンローズは4番手でクリアしました。
 その後は刻んでいくサダエリコ、しぶとく脚を伸ばすシンエイキンカイの一騎打ち。ゴール寸前ではシンエイキンカイのほうが前に出ていましたが、最後はサダエリコが伸びて先頭でゴール。際どい決着ながら、勝利をもぎ取ったあたりに、サダエリコの勝負強さがうかがえました。
 なおアンローズは4着入線かと思われたところ、ゴール前で力尽きて競走中止。幸い馬に異常はないとのことで、今後も元気な姿を見せてくれるでしょう。また脚部不安でこのレースを回避したスーパーペガサスは、立て直しにやや時間がかかりそうとのこと。復帰後の走りに期待しましょう。

成績はこちら
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安部憲二騎手
「レース前は、牡馬より10キロ軽いだけでしたが克服してくれるだろうと思っていて、相手はアンローズだろうと思っていました。
 アンローズをマークするつもりだったので、第2障害は少し早いかと思いましたが仕掛けました。越えたあとはイメージしたより早く止まってしまいましたね。でもそれがゴール前での踏ん張りに生きたのでしょう。
 ゴール前は負けられない気持ちで一杯でしたね。最後は馬もフラッとヨレてしまって、苦しかったと思うのですが、よく頑張ってくれました。これからハンデも厳しくなって、出るレースも限られると思いますが、出るからには勝つつもりで乗りますので、これからも応援をよろしくお願いします」

金山明彦調教師
「前走のあとも状態はよかったです。レディースカップを回避したのは、ハンデがきつかったから。強めの調教をしても馬体は増えていたし、絶好調でしたね。これまでで一番重い重量でしたが、岩見沢と比べて馬場も軽いし、大丈夫だろうと思っていました。
 障害を越えたあとは、いままで差されたこともないし大丈夫だろうと思って見ていました。でも早めに止まったし、シンエイキンカイも下りてからが強いですから、残り30メートルくらいからはヒヤヒヤしながら見ていました。
 今後はハンデもきつくなるので、出られるレースが限られますね。目標はチャンピオンカップあたりになるでしょうか。850キロくらいまでなら克服できると思いますが、ばんえい記念の980キロは少しかわいそうかな。
 出るたびに人気になりますから、レースを選ぶことになりますが、これからもファンの期待にこたえられるよう頑張りたいと思います」

11/27北見記念予想 矢野吉彦

2005年11月26日(土)

牝馬2頭の一騎打ち

 いやいや、先週のばんえい菊花賞も、またまた当たっちゃいましたね。「1頭に絞れば」というのは余計でしたが、取りあえずの結論として挙げた馬単4頭ボックス作戦が的中。12点買いでもプラスになる配当がつきました。どうしちゃったんでしょう。中央の予想はちっとも当たらないのに……。

 さて、連勝目指して、張り切って北見記念の予想を、と思っていたのですが、最大の目玉、スーパーペガサスが脚部不安で回避しちゃいました。なんと言っても現役最強馬だけに、早く立ち直って、またあの雄姿を見せてほしいと思います。
 この馬が出ないとなると、岩見沢記念でワンツーフィニッシュした牝馬2頭、アンローズとサダエリコが中心でしょう。このところの2頭の直接対決では、いずれもサダエリコのほうが重い荷物でアンローズが先着というパターンになりましたが、今回は同重量。ただし、今回の重量は、昨年の北見記念で840kgを引いたアンローズにとっては経験済みとも言えますが、サダエリコは810kgまでの経験しかないので初挑戦。これを考え合わせると、ほぼ互角、若干、アンローズ有利か、といったところです。ただ、どちらかを頭に、という選択は難しいですね。2頭の馬単ウラオモテ。または馬複1点でいいと思うんですが。
 これに割って入るとすれば、シンエイキンカイですか。岩見沢記念ではアンローズより20kg、二世ロッシーニ記念では15kg重い荷物を引きましたが、今回は10kg差。その2戦で先着を許しているサダエリコとの重量差は今回も10kgのままですから、ここもそう強気には狙えませんが、ひょっとしたらの期待はかけられそうです。前走を勝って勢いをつけたグレートサンデーは、石北特別を750kg、知床賞を760kgで連勝した後に2着に健闘した去年ほどのインパクトはないので、ここは見送り。むしろサンデーブライアンのほうがいいかもしれませんが、どちらにしても、ちょっと足りないような気がします。
 ということで、やっぱりここはアンローズ、サダエリコの一騎打ち。オッズ次第で、この2頭を頭にシンエイキンカイへの馬単流しを少々、という結論にしておきます。斎藤編集長も同じかもしれませんが。
 とにかく、伝統の一戦にスーパーペガサスが出ないのはさびしいかぎり。でも、ばんえいの看板馬だけに、ガタガタになってほしくはありません。ここの回避は仕方ないとして、帯広記念には復活してきてもらいたいですね。では、今回はこのへんで。

11/27北見記念予想 斎藤修

サダエリコから勝負

 スーパーペガサスの回避はなんとも残念。登録のあったミサキスーパーも出走せず8頭立て。牡馬は賞金別定で加増される馬はなく全馬840キロ。サダエリコ、アンローズの牝馬2頭がプラス10キロで830キロとなった。
 岩見沢記念は牝馬同士の決着となったが、今回の出走馬からその着順と重量を書き出してみる。

 10/2岩見沢記念
 1着アンローズ    800
 2着サダエリコ    810
 4着シンエイキンカイ 820
 6着ヒカルセンプー  820
 8着キングシャープ  820

 サダエリコと以下3頭との重量差は今回と同じ。アンローズが相対的に今回10キロ増となっている。
 さらに10月16日の石北特別と、23日の二世ロッシーニ記念の結果も同様に抜き出してみる。

 10/16石北特別
 1着シンエイキンカイ 735
 2着グレートサンデー 735
 3着ヨコハマボーイ  730
 4着キングシャープ  730
 7着アンローズ    725
 8着ヒカルセンプー  730

 10/23二世ロッシーニ記念
 1着アンローズ     725
 3着サダエリコ     730
 4着グレートサンデー  735
 6着サンデーブライアン 730
 8着シンエイキンカイ  740

 近走の格から馬券の対象になるのは、アンローズ、サダエリコ、シンエイキンカイ、グレートサンデーの4頭。
 今回、アンローズとサダエリコの重量が同じになってどうかだが、過去に北見コースでは一度しか3着をはずしていないサダエリコを中心にする。今シーズン北見は1戦しかしていないが、ここが狙いだろう。
 馬券は絞らないとトリガミになるだろうから、オッズを見て馬単でシンエイキンカイ、アンローズ、グレートサンデーに流す。
 牝馬2頭でガチガチ人気なら、一発大駆けのあるグレートサンデーから馬連複で上記3頭に少額流してもおもしろいかもしれない。

 ◎サダエリコ
 ○シンエイキンカイ
 ▲アンローズ
 △グレートサンデー

11/27北見記念プレビュー

2005年11月25日(金)

 24日間と短い北見開催は、早くも今週が最終開催。そのフィナーレを飾るのは、もちろん北見記念(3歳以上オープン)です。当初出走を予定していたスーパーペガサスは残念ながら回避となりましたが、牝馬2強は順調。帯広開催へ向けて、どちらが覇権を握るのか注目です。
 牝馬2強とは、もちろんアンローズサダエリコ。今回はメンバー的に一騎打ちムードが漂っています。アンローズは昨年に続く連覇がかかっており、サダエリコは間隔を開けてこの一戦に臨んできました。先に抜け出すアンローズを必死に追い込むサダエリコ。どちらが勝っても不思議はなく、熱のこもったゴール前となりそうです。
 そのほかではシンエイキンカイ、サンデーブライアン、グレートサンデー、ヨコハマボーイらが横並び。どの馬も一長一短で、2強以外の馬を狙うとなると難解です。それでも一角崩しが期待できそうなのは、シンエイキンカイグレートサンデーでしょうか。成績にムラがあるだけに、一発逆転の魅力を秘めているとも言えましょう。

出馬表はこちら

【参考レース】
10/2 岩見沢記念(勝ち馬:アンローズ)
10/16 石北特別(勝ち馬:シンエイキンカイ)
10/23 二世ロッシーニ記念特別(勝ち馬:アンローズ)
11/6 知床賞(勝ち馬:サンデーブライアン)

映像はこちら

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