先週の旭川記念、タケタカラニシキの優勝はしょうがないとして、2着はニシキタカラじゃなくてニシキダイジンでしたねぇ。3、3、2、1、2着という今季の成績はダテではなかったということですか。格下ということで、ちょっと甘く見すぎてしまいました。でもタケタカラニシキが頭での馬単の配当は810円。“逃した魚”は大したことはありませんでした。大物を釣り上げるチャンスは、まだまだたくさんありますから!
さぁ、今週は伝統の旭王冠賞。今度こそ大穴一発、といきたいところですが、それはちょっと難しそうです。なんてったってスーパーペガサスが出てきますから。ご存じ、ばんえい競馬の現役最強馬。前走までの獲得賞金は8921万円余りで、今年度に1100万円を獲得すれば、キンタロー、タカラフジ、ヒカルテンリュウ、マルゼンバージ、アサギリ、フクイチに次ぐ史上7頭目の“1億円馬”となります。机上の計算からすると、1着賞金が250万円の旭王冠賞、岩見沢記念、北見記念、帯広記念のうち、どれか2つに勝って、さらに700万円のばんえい記念も制すれば、ラクラク1億円を突破することができます。快挙へ向けて弾みをつける意味でも、今回の旭王冠賞はゲットしておきたいでしょうね。
スーパーペガサスは、荷物が重くなればなるほど強さを発揮するだけでなく、荷物の軽いスピードレースもこなしてしまう馬です。前走、720キロを曳いてのスプリングカップでも、第2障害に真っ先に向かっていったくらいですからね(クリアしたのは差のない2、3番目)。こういう比較的荷物の軽いレースで大将格の強豪馬を負かすには、早めに仕掛けて第2障害を越え、そのアドバンテージで強豪馬の追い上げを振り切る、というのがよくあるパターン。ですが、今のスーパーペガサスの出脚と障害のかかりは、それを許しません。さらに、今回のレースでは今季の獲得賞金が140万円を超えると荷物が10キロ増量されることになっていたんですが、スーパーペガサスは4月からの4戦を4、1、2、1着として獲得賞金を100万円弱に抑え(?!)、他の牡馬とは同量で出走することになりました。荷物の重さに差があれば、そのハンデ差を味方に出し抜けを食らわせようとする馬がいるかもしれませんが、少なくとも牡馬には、そういう馬がいないわけです。
ということで、ここはもう、スーパーペガサスの軸は不動。よほどのことがないかぎり連を外すことはないと思います。相手は、牡馬に対して20キロ減の恩恵を受ける牝馬がいいでしょう。このところスーパーペガサスなど古馬の一線級に対しても堂々と好勝負を繰り広げているサダエリコと、昨年の岩見沢記念で30キロ、北見記念で20キロの差をスーパーペガサスからもらってともに優勝したアンローズ。この2頭がほぼ同格の対抗馬で、もう1頭挙げるとすれば、高重量戦に望みを託すミサキスーパーかな。スーパーペガサスを頭に、この3頭へ馬単を買います。これで万全、じゃないですか?
ただ、穴狙いの私としては、牝馬2頭が頭で2着スーパーペガサスという馬券も押さえておきたいんですけど。でもそこまで買うと、スーパーペガサスが勝ったときは、当たっても損になっちゃいますよね。どうしましょう。
さて、私、12日の朝に旭川に飛んで、このレースをナマで見る予定です。堅そうなメインレースの前に大穴馬券を取ってしまえば、余裕を持ってスーパーペガサスの雄姿を観戦できるんですが……。次回は、7月24日の北斗賞(岩見沢)の予想をご披露します。今回はこのへんで。