
スーパースター王座決定戦ファイナリスト8人出揃う!
3日間のSSトライアル戦を終えて、得点上位8人が決まった。選手達はその得点を基に優勝戦の枠番を選べる。得点が同じ場合は、SS王座の出場選考順位の上位から選べる仕組み。永井大介と青山周平が同得点だったが、選考順位が上の永井が先に選択権を得られた。まずは枠番選択を考察。
一番に選べた永井は4枠を選択。1枠や2枠でSGを勝っているイメージがある永井だが、予選中からセンター枠が希望と言っていた。望み通りの枠番を得られた形。2番手の青山は3枠を選択。3日目のトライアル戦で3枠から好スタートを決めており、内枠の魅力を感じたことだろう。3番手に選べた高橋貢は、2枠か1枠に入るかと思われたが、選択したのは5枠。やや消極的な選択に感じた。4番手は藤岡一樹。2枠、1枠が空いている状況だったが、6枠を選択。本人にしてみれば外枠の方が好きなのだろうが、本気で優勝を狙うのであれば内枠の方がいいのではないか。5番手の荒尾聡が1枠、6番手の浦田信輔が2枠に入れたのはラッキーだろう。あとは中村雅人、松尾啓史が7、8枠に入った。
当ブログの本命には永井を推したい。予選の晴れ2日間を上がり3・37出しており、安定感から信頼してみる。スタートにも自信を持っておりトップスタートも十分。仮に、3~4番手スタートになっても追って行けるアシがある。
対抗は青山。枠番を2番手に選びながら永井の内に入ったのは、スタートに自信があるからだろう。確かにスタートは早いがムラな傾向もあり、トップスタートなら逃げ切れるスピードあるが、後手を踏むようだと厳しい展開になる。しかし、SG準優勝は2回あるので、いつ優勝してもおかしくない存在だ。
次に怖いのは浦田。スタート争いは微妙だが、2枠の好位置から序盤で車群に潜り込めれば、強烈な突っ込みで争覇圏内に浮上してくる可能性大。高橋も今節で急激なエンジン上昇が見られた。正直、今節が始まる前までは機力に大きな不安を感じていた。しかし、大舞台での経験が物を言うのかシッカリ仕上げてきた。スタートがあまり切れてないとの事だが、2~3番手に出られれば勝負できる。
最後に、一発ありそうなのは藤岡。去年に続きファイナル進出は見事だ。スピードにも磨きがかかっており、得意の外枠からカマシ気味に出て行くと大駆けもあるか。
いづれにしても、突き抜けてエンジン仕上がってる選手はいないので激しい争いになりそう。試走から注意して見ていきたい。
◎永井大介
○青山周平
△浦田信輔
△高橋貢
▲藤岡一樹
次に、スーパースターフェスタ優勝戦も簡単に分析してみたい。
こちらも0オープン戦でスタートがカギになる点は同じだ。スタート予想はセンターから篠原睦が飛び出し、岩崎亮一と早船歩が内枠から続く形。
篠原の逃げペースがどうかだが、後半の周回に不安を残している感じはある。恐らく4番手くらいには出られる田中茂が、岩崎と早船の競り合いを捌いて2番手に浮上。そのまま篠原を追いきって、優勝すると見た。一発があれば地元の深谷輝あたりとなるか。
◎田中茂
○篠原睦
△岩崎亮一
△早船歩
▲深谷輝
エンジン急上昇の永井大介を本命視!
雨が多い山陽オートでは珍しく4日間オール晴れで行われてきたスピード王決定戦もついに優勝戦を迎えた。厳しい準決を勝ち上がった素晴らしいメンバーによる激しいバトルになりそう。
優勝戦に乗ってる8人の中で、実に6人が年末のスーパースターに出場するため整備に余念がない。その中でも準決で一番の仕上がりを見せたのは船橋の永井大介。この日の試走一番時計の28を出しており、本人も納得いく仕上がりになった。準決のレースでもシッカリ追って行けたので、当ブログでも本命に推したい。
レース展開としては、0ハンの緒方浩一がマイペースの逃げを見せる。10線はほぼ枠ナリに出ると予想。ただし、永井だけはカマシ気味に出る。浅香潤や篠原睦が緒方を追って行く状況だが、エンジン的に交わすまでは行かなそう。その間に好位に付けた永井が浅香や篠原を捌いて、逃走の緒方を捕える展開。
もちろん他の4人も黙っていない。特に浦田信輔は、準決で永井と同じ上がりタイムの3・375をマーク。今節は久々のレースで、3日目までは乗り手の方が完調ではなかったが、ようやく感覚も取り戻してきた様子。スタートで永井に対して先行すれば、強烈な差しを連発して争覇圏内に浮上してくる。記念の優勝戦で8周回になるのは好材料だ。
同タイプの中村雅人も捌きがしっかりしているので、8周回は好材料。ただし、エンジンの仕上がりに関してはイマイチ不足な感じ。試走で30を切るようでなくては厳しい戦いを強いられるだろう。枠順的に魅力を感じるのは金子大輔。山陽は前節のGⅡ若獅子杯を制しており好相性。エンジン的にも準決前に大幅に手を入れて良化の兆しが出ている。松尾啓史も年末のスーパースターへ向けて車を仕上げてきているので、序盤の展開次第では連対もあり得る。
優勝戦当日の天気予報は朝方まで雨となっており、優勝戦までに走路が乾かない可能性もある。重走路かブチ走路か。山陽の走路は雨が上がっても乾きにくいため、ブチ走路になる可能性が高そう。そこで、雨やブチ走路の予想も軽くしておきたい。
山陽の重走路はコースが一本道になりやすく、早い段階でいいコースを走れる選手にチャンスが生まれる。緒方が雨やブチには自信を持っており、相当の逃げを見せそう。ただし、雨予想の本命は金子にしたい。理由は山陽の前節の若獅子を雨で優勝しているからだ。その時は自在のコース取りで追い込んでいた。山陽の雨走路に自信も付いたことだろう。また、篠原も雨ならチャンス倍増。枠的にもよいので、早いうちに緒方をマーク追撃態勢に持ち込める。永井も山陽でプレミアムカップを雨で優勝しているので好勝負ができそう。
晴予想
◎永井大介
○浦田信輔
△中村雅人
△金子大輔
▲松尾啓史
雨予想
◎金子大輔
○緒方浩一
△篠原睦
△永井大介
▲松尾啓史
青山周平が一歩リード!
4日間これまで晴れ走路で行なわれたGⅡウィナーズカップは、ついに優勝戦を迎えた。そうそうたるメンバーで激しいバトルが予想される。優勝戦を占うべく、準決勝のレースを振り返ってみたい。
9R...逃げる鈴木章夫に辻が手間取る間に伊藤信夫がすばやく台頭。その後、辻が鈴木章を交わして優出を決めた。8枠の池田政和は猛追を見せたが及ばなかった。
10R...好スタートを切った篠原睦が0ハンをあっさりと交わし逃げ態勢に入る。しかし、中団を捌いてきた金子大輔がピタリマークからゴール前でチョイ差しを決めた。
11R...佐藤貴也が柴田健治を追う展開だったが、試走から圧倒的な動きをしていた青山周平が楽に捕えて独走。前田淳が展開を生かして2着に入った。
12R...1周目のバックストレッチをうまく乗った木村武之が速攻で首位。深谷輝が五十嵐一夫と櫻井厚志を交わして続く。田中茂は岩科鮮太にやられてしまった。
当ブログでの本命には青山を推す。試走タイムを見ても分かるとおりエンジンの仕上がりがズバ抜けている。優勝戦で大幅な試走タイムダウンでもない限りは、厳しい展開でもしっかりこなしていける。また、浜松との相性も抜群である。今年に入ってから浜松には今回を除いて5回参戦しているが、その内4回が優勝。更にその4回の内2回がGⅠでの優勝。優勝できなかった節は、2級車バトルの企画レースなので参考外とも言える。本人も浜松走路には相当自信を持っているだろう。
相手候補筆頭は木村。エンジンの仕上がりは青山にやや劣っているが、優勝戦のメンバーでまともな力勝負で競り合えるのは木村だけ。もちろん、位置を生かして伊藤も速攻に持ち込もうとするだろうし、金子もレース展開が混戦になるならチャンスが生まれる。他に、一発ありそうなのは深谷。今節は課題でもあるスタートが並に切れている。エンジンの方も、走路に合っているのか直線でかなり車が伸びている様子。
青山が優勝とはならないケースとして考えられるのは、スタートで好位置を奪えず、前団が混戦となった場合か。こうなってくると木村や金子が経験の差で栄冠もありえる。
◎青山周平
○木村武之
△金子大輔
△伊藤信夫
▲深谷輝
地元の牙城死守へ、人見剛志が孤軍奮闘!
元気一杯の若手ナンバー1を決めるべく、ファイナリスト8人がついに出揃った。ハンデ位置とエンジンの仕上がり状態を考えると、誰にでもチャンスはある。また若手には、特有の大駆けがあるだけに、優勝争いは混沌としている。
まずは優勝戦のハンデ構成を見てみる。0ハンに3車、10線に5車。スタート予想をすると、0ハンからは大外に置かれた廣瀬勝光が飛び出すと思われる。内の2車もスタートは不得手ではないが、今節は廣瀬がスタートはよく切れている。続いて10線。ここは枠ナリと予想。最内の人見から順番に出て行きそう。
レース展開の想定としては、0ハンからカマシて出て行く廣瀬に藤波直也と渡邊篤が続く形。そこへ10線から枠ナリにスタートを切った人見が仕掛けて行く。早めに先頭に立つ人見が10線の外枠勢を振り切ると予想。
このレースは見所がが多い。0ハン3車はいづれも快速派。先に独走に入れる選手がそれなりの活躍を見せると思われる。また、10線には船橋の中村雅人と青山周平が控えている。どちらも記念開催の優勝戦で8周戦となるのは好材料。オートレースの醍醐味を感じさせる走りを披露してくれるだろう。順当に考えれば、この中村か青山が本命に推されて当然と言える。
しかし、当ブログでは人見を本命に推す。まず、エンジン状態。準決4個レースの中でも最もよい上がりタイムをマークした。エンジンの仕上がり差がレース結果に大きく影響する記念開催の優勝戦で、これは大きなプラスとなる。次に、地元開催の利。地元選手だといつも以上の力が発揮されることがある。最後に潜在能力の高さ。人見はこれまでの実績以上の技量の持ち主だとの評判を得ている。
◎人見剛志
○中村雅人
△青山周平
△廣瀬勝光
▲金子大輔
マイスターを決めるべくファイナリスト8人出揃う!
名匠戦の名に相応しい競り合いが繰り広げられている今シリーズもついに優勝戦を迎えた。特徴は、今回最も若い期である23期から5人、優勝戦に勝ちあがったこと。やはり、まだまだ若く元気一杯なだけに、アドバンテージがあったと見える。
当ブログでの本命には浦田信輔を推す。晴れに関しては無類の強さを誇っている。今シリーズも3日目の雨を除けばオール連対。10線大外からのレースなので、最後方から追う展開になりそうだが、8周戦になることを味方に力強く捌いて行きそう。おそらく車券的にも浦田から売れるとみた。
相手には同期の池田政和を挙げる。近年はやや調子を落としているが、エンジンが良かった頃は浦田と互角かそれ以上の勝負をしていた。少し前の伊勢崎のSGでのレースでも、1回は浦田を抜き返す動きを見せていた。試走の動き、タイム次第では十分逆転もありそう。
他に有力なのは片平巧。川口走路とは昔から相性が良く、この大会も過去に制している。準決では、かなり片平らしい走りが戻っていたので、スタートをしっかり枠ナリ死守して、外枠勢を牽制しながら前を追って行ければチャンスもある。
0ハンは5車並んでいるのでスタートが重要になってくる。内の3車がスタートは早いので枠ナリに出ると踏んでいる。谷川一貴の先行に五所淳と牛沢和彦がマーク。激しく主導権争いをしそう。地元の利で牛沢が先頭に立ちそうだ。あとは10線3車にどこまで抵抗できるかがカギ。湯浅浩と別府敬剛は位置的に厳しい戦いになりそう。ただし、湯浅がスタートでドカンと飛び出すようなら、高配当もあるか。
◎浦田信輔
○池田政和
△片平巧
△牛沢和彦
▲湯浅浩