
充実の永井が今年最後のナイター戦を制すか!
今回の優勝戦は、近年の記念優勝戦のハンデ構成の通例を覆す作りとなった。ハンデが軽い選手(最重ハンの10M前や20M前)が1着を取って優勝戦に乗ると、だいたいハンデが引っ張られて、より短ハンデ戦になったりオープン戦になったりするのだが、今回はハンデが据え置き。準決に乗っただけでハンデが引っ張られる事も多い中で、優勝戦に乗ってもハンデがそのままのケースはきわめて稀だ。
特に、今回の優出者で最重ハンでない3選手はいずれも快速派。独走でペースが上がる選手達だ。この優勝戦は最重ハンの選手達も相当苦戦が予想される。
展開としては鈴木健吾がかなりの逃げを見せ、10線の筒井健太と岩沼靖郎がピタリと続く形。20線は軽ハン勢を追いかける前に、まず序盤で同ハンの人達との争いを制する必要がある。20線から飛び出すのは恐らく久門徹。それに木村武之、荒尾聡、永井大介が続くと予想。しかし、1周目のバックストレッチで木村や永井が車群の隙を突いて好位置を奪いそう。そこからはこの2人が軽ハン勢を追撃態勢に入る。
準決の上がりタイムから言えば木村が有利だが、これは12Rで走ってタイムが出やすい状況を加味しなければならない。仕上がりとしては永井も互角。木村が軽ハン勢を切り崩すが、ピタリマークの永井が最終的には木村を捌いてゴールとなりそう。
もちろん地元の荒尾や久門も黙っていない。車の仕上がり的にはやや劣勢だが、序盤で同ハンとの争いを制して行ければ、木村や永井に取って代わって軽ハン勢を追撃できる。8周戦ではあるが、序盤がカギになりそうだ。
予想としては本命が永井で対抗が木村。それに荒尾がどう絡んでいくか。その他で気になるのは鈴木健吾。展開的には絶好の上、車の仕上がりも良い。レース後半でタレてくるタイプでもないので8周戦になっても苦にしないだろう。人気薄になるようなら積極的に狙ってみたい。
◎永井大介
○木村武之
△荒尾聡
△鈴木健吾
▲岩沼靖郎
地元の意地を見せて永井大介がSG3連覇を狙う!
台風が近づき不安定な天候で行われたSGオートレースグランプリ第4日目は、準決でも走路状態の変化により選手はタイヤの選定に苦悩していた。朝からの雨が上がり走路は乾きかけていたが、10Rの試走後に再び降雨。10Rは重走路でのレースとなった。しかし、その後は雨が上がり急激に走路が乾いて、11Rでは良走路に回復。難解なコンディションで行われた準決を振り返ってみる。
9R、全国屈指のスタート巧者・荒尾聡が先行から逃げ切る。2番手には佐藤裕二が付けていたが、スタートやや遅れた濱野淳が冷静に追い込んで2着。
10R、好スタートを切った浅香潤を木村武之が追う展開。木村は穴見和正にインを覗かれ、中村雅人のプレッシャーを受ける状態だったが、見事はねのけ最後には浅香まで交わす勢いだった。
11R、トップスタートの松尾啓史に内山高秀がピタリとマークする展開だったが、3番手追走の高橋貢を田中茂が捌き、更に前を行く2車をまとめ差しで勝負を決めた。
12R、カマシスタートを決めた永井大介が後続を引き離してゴール。篠原睦が2番手スタートを切ったが、若手の岩田裕臣が捲くって嬉しいSG初優出。
優勝戦が行われるはずだった9月16日が、台風の影響により開催を順延。17日に第5日目が行われることになった。16日に開催だと重走路での優勝戦の可能性もあったが、17日は天気の心配も少なくほぼ良走路での優勝戦だと思われる。
当ブログでの本命には永井を推す。本人のコメントではまだまだエンジンの仕上がりに納得がいってないようだが、整備での上昇の余地があるのと地元開催による気合増幅でカバーできると見た。スタートで3番手までに出られれば、早い段階で首位に浮上し逃げ切れる。
相手候補には荒尾を挙げる。そのスタート力はおそらく全国一。次期ランクナンバー1の永井でさえ、荒尾のスタート力には一目置いている。今回もトップスタートを切ってくると思われる。試走タイムで一番時計を出すようなら、永井を振り切って優勝も十分あるだろう。
他に怖いのは田中茂。準決で見せた追い込みは強烈だった。かつてSGをポンポンと獲っていた頃の鋭さが戻っている。スタート争いは微妙だが、元々追い込みタイプで10周戦は当人にとって好材料。
木村武之も準決の試走で31を叩き出しエンジンは上昇している。2枠ならスタート後も好位置に付ける可能性が高い。千葉県出身の木村は、船橋は準地元になるので思い入れもあるだろう。
枠的には厳しい位置になった濱野だが、ここ一番の勝負強さはピカ一。試走タイムに関係なく大駆けを見せる事も多い。けっして侮れない存在だ。
◎永井大介
○荒尾聡
△田中茂
△木村武之
▲濱野潤
荒尾がひときわ目立つ存在!
3日目は途中から良走路に近い状態だったものの、初日、2日目、準決は雨走路でのレースとなった。そのせいか準決でも7、8枠に入るような有力選手が次々と脱落して、優勝戦はやや異例の顔ぶれ。その中でも順当に勝ち上がってきたのは荒尾聡だ。
優勝戦当日の天気もややハッキリせず、雨走路でのレースになる可能性が高い。優勝戦の展望も雨走路を想定して展開していきたい。
優勝候補は断トツで荒尾。ここまでオール1着という充実っぷり。雨走路ではスタートで空回りを心配し、躊躇して切る選手も多いが、荒尾は連日ドッカーンと切れている。大外に置かれても好位置を奪うのは間違いない。更に、道中の走りも落ち着いている。準決では早々と先頭に抜け出すと、後続を引きちぎりまくって快勝。優勝戦は雨で勝ちあがったメンバーなので、準決ほど楽ではないだろうが、荒尾が勝ちパターンに持ち込みそうだ。
相手は一人に絞れるほど簡単ではなく混戦模様だが、予選中の動きから畑吉広、林弘明が有力か。2人共、今節の雨走路では連を外していないし、セットも掴めている。好枠を生かして残りそうだ。
当日、良走路になった場合の予想でも荒尾を推す。3日目にほぼ良走路と言える状況でしっかり結果を出している。相手は畑と林。やはり3日目に良い走りを見せている。
雨予想
◎荒尾聡
○畑吉広
△林弘明
△西村龍太郎
▲五所淳
晴れ予想
◎荒尾聡
○畑吉広
△林弘明
△番田隆弘
▲五所淳
ナイターキング復活の予感!
伊勢崎伝統のGⅠムーンライトチャンピオンカップも優勝戦を迎えた。準決の10Rまでは良走路で行われたものの、11Rは試走後の降雨でレースは雨走路、12Rも雨走路でのレースになった。準決を振り返ってみる。
まずは9R...0ハンから好スタートを決めた岩沼靖郎が独走態勢に入るが内山高秀が捕える。更に有吉辰也が順当に追い込んで優出を決めた。
10R...前を走る選手を濱野淳が交わして逃げ態勢。猛追する青山周平がイン突っ込むも回りきれず流れ、濱野が逆転しゴール。
11R...試走は良走路だったが、レースまでに雨が降り重走路になる。主導権を奪って逃げる森谷隼人に湯浅浩が仕掛けるも、永井大介がまとめて差して勝ちきる。
12R...阿部仁志が序盤で抜け出し後続を振り切る。金山周平が混戦を制して高橋貢の追い込みを振り切る。
優勝戦当日は天候もやや不安定の予報だが、まずは晴れを想定してレースを予想してみたい。
0ハンのスタート争いは枠ナリ、もしくは湯浅が先行で金山、阿部が続く形か。いずれにしても逃げてそこまでペースは上がらなそう。優勝争いは10線の選手と見ている。その10線のスタート争いは、順当なら有吉が先行。ただし、有吉は3日目の落車で本来の切れ味が薄れているように見える。ここは5車が枠ナリに出ると予想。
展開としては内山が順調に0ハンを捌いて逃げ態勢に入るが、濱野がマーク追走から隙を見て差し込みそう。青山や永井も8周戦の利を生かして猛烈に追ってきそうだが、有吉が抵抗を見せて苦しみそう。当ブログでは濱野の優勝に期待したい。
濱野は元々、この大会とは縁が深く過去に3連覇もしている。伊勢崎のナイター走路は整備の取り組み方からレースでのコース取りまで熟知している。肝心のスタートさえ五分に切れれば優勝できる。
仮に雨が降って重走路になるとレース展開も変わってくる。0ハンの3人が雨の準決で勝ち上がってきてるだけに、かなりペースを上げてきそうだ。追って行ける10線の選手は有吉、青山、永井の3人。有吉は3日目の落車の影響が心配されるし、青山はナイターの雨走路での経験にやや不安残り。そうなると永井に大きなアドバンテージがある。
雨の予想は、0ハン3人がペースを上げながら競り合うところを永井が捌き上げると見た。
以下の印は晴れを想定してのもの。
◎濱野淳
○青山周平
△永井大介
△内山高秀
▲有吉辰也
波乱が多かった準決勝で存在感を示したのは永井大介!
優勝戦の予想をする上で欠かせないのは、準決勝の様子。今回は準決4個レースを振り返って、優勝戦の予想を展開していきたい。
まずは9R。スタートして2コーナー付近でいきなりアクシデントがあった。先頭を行く佐藤裕二の内側に位置取りしていた阿部剛士が落車し、人気の篠原睦や伊藤信夫が不利を受け大きく後退。代わって谷津圭治が逃げる展開になり、追走した青木治親を佐藤裕二が捲って2着。谷津と佐藤が優勝戦進出となった。展開が恵まれた谷津だが、前節は地元で優勝しており流れを生かした形。佐藤の方も先行していたのでスタートの切れは問題ない。
10Rは評判の33タイヤを投入した吉田幸司が6周逃げ切った。佐藤貴也は吉田祐也を差したが吉田幸司を交わすまでは行かなかった。後続の選手も追走が一杯で優出圏内までは進めなかった。吉田幸司が再び33タイヤを投入するようだと侮れない存在。佐藤貴也は2着で終わったが、川口は5月に来た時に優勝しており、当地とは相性悪くない。8周戦になる事も好材料になりそうだ。
11Rも0ハンの山田徹がいい逃げを見せた。追走する岩田裕臣が重なり岩崎亮一は仕掛け所を探していた。イン狙うも入り切れなかった所を永井大介が捲り、その勢いで岩田を差す。そこから更に永井はゴール前で山田を捕えて1着。流石の走りを見せた。苦しいレースだったが前節までの不安を払拭する動きだった。山田もハンデ据え置きなら面白い。
12Rでも波乱があった。1周1コーナーで人気の浦田信輔が落車。スタート決めた新井淳を森且行が交わし、深谷輝もなんとか新井を交わして優出を決めた。2人ともほとんど人を抜くレースではなかったのでエンジン掴みづらいが、森の方は独走でもペースが上がっていた模様。
優勝戦予想
準決ではよい逃げを見せた吉田と山田だが、優勝戦となると2周伸びるのが少し響きそう。10線からスタートは深谷や谷津が枠ナリに出そうだが、大外の永井もカマシ気味に出て好位置に付けそう。そこから一気に0ハンを攻め込み得意のパターンに持ち込むと見た。
相手には佐藤貴也を挙げたい。一時期はスランプで苦しんでいたが、近況は元気のいい走りが戻ってきてる。スタートは永井に行かれても、森や佐藤裕二よりは先行しそうなので、強気の攻めで内枠勢や0ハンを突破できる。3着は誰が来てもおかしくない状況なので手広く流したい所。その中でも、森と佐藤裕二、深谷をやや厚めに買ってみてはどうだろうか。
◎永井大介
○佐藤貴也
△森且行
△佐藤裕二
▲深谷輝