再び伊勢崎の夜が盛り上がる!
川口オートでGIが始まる19日から、伊勢崎オートではアフター5ナイターが3日間の日程で始まる。川口オートのレースでうまく車券が当たらなかった人にとってはリベンジのチャンスが訪れる。
出場するS級は2人の予定。地元は吉原恭佑だ。前走の川口では初日から連勝発進を決めるなどリズムは良さそうだった。その前の地元でもエンジン自体は良かったので、今は良い状態と言える。そういった時の吉原は攻めの方も積極果敢になる。今回出場する中ではスピード上位だし、攻めの厳しさもトップクラス。よほどの展開不利でもない限りは優勝戦まで進んでくるだろう。
もう一人のS級は吉原と同期、浜松の鈴木宏和。前走は地元GIだったが、そこでは見事に優勝戦まで進出していた。優勝戦は雨で結果は出せなかったが、記念レースで優出は乗り手の励みになる。鈴木宏の最大の武器はスタート力。以前はそこばかり目立っていたが、近況では追い込むレースでも結果が付いてくるようになった。レース後半のスピード不足も解消されつつある。今回は吉原と共にシリーズの中心になる。
前回のアフター5ナイターで優勝したのは野本佳章。優勝戦は30線に3車並んだ大外からトップスタートを決めると、その後は前3車を素早く交わしてあっさりと先頭に立った。とにかくスタートは切れに切れているし、道中の攻めも良くなっている。同じ優勝戦に乗って5着だったのは横田翔紀。野本に外から先行されて厳しい展開になってしまったが、シリーズ中は試走タイムがしっかりと出ていた。スタートを含めてレース序盤の位置取りが安定してくると好結果につながる。新井淳も優勝戦に乗っており4着の結果だった。決してエンジンは悪くないが、試走タイムの上積みは欲しい所。
内山高秀は現在A級にランクされているが、実力的にはS級となんら変わらないモノを持っている。エンジンが並以上になれば、しっかりと前を追っていける。浅香潤は現在エンジンが好調中。前回のアフター5ナイターでは、ほとんどのレースで車券に絡めていたし、その後の川口遠征でも気配は良さそうだった。大月渉は前々走の山陽で優出。その後も山陽で走ったが初日に2着ながらフライング。勝ち上がり権利を失ったが、そのシリーズはオール連対で乗り切っていた。エンジン状態は上々だ。
浜松のA級は中村友和と花田一輝に注目。中村友は、今もスタートこそ安定しないが、試走タイムは出ているようにスピード面ならS級に匹敵するモノを持っている。花田も1級車に乗ってからは着実にスピード面での強化が図れている。
※2月17日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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吉原 恭佑〔伊勢崎 S-28(32期)〕
鈴木 宏和〔浜松 S-16(32期)〕
内山 高秀〔伊勢崎 A-10(26期)〕
浅香 潤〔伊勢崎 A-21(23期)〕
野本 佳章〔伊勢崎 A-138(34期)〕
横田 翔紀〔伊勢崎 A-168(34期)〕
中村 友和〔浜松 A-7(32期)〕
花田 一輝〔浜松 A-13(33期)〕
豪華なメンバーが集結して覇を争う!
川口オートで第70回GI開設記念グランプリレースが始まる。今回はGIでありながら参加選手はSG級。かなりのハイレベルなバトルが展開されそう。注目の選手を地区ごとに紹介する。
まずは地元川口勢から。ランクトップは中村雅人。前走は飯塚GIIで、予選道中は堅実に着をまとめていた。準決は4着で優出はならなかったが、最終日はしっかりと1着で締めていた。エンジン自体はまずまずで悪くはない。ただし、GIで好成績を収めるとなると上積みは必要か。ランク次位は若井友和。前走は浜松GIでそこそこの成績でまとめていた。変わらずエンジンは堅調。同期の永井大介も前走は浜松GI。初日こそ1着だったが、そこからは失速。今回は地元なのでしっかりと立て直したい。山田達也は、その浜松GIで優出し3着入線。シリーズ中に白星はなかったが、エンジンは中堅上位で安定していた。若手では黒川京介と上和田拓海が楽しみな存在。特に黒川は直前の開催で優勝している。
全国ランク1位の青山周平を擁する伊勢崎勢。その青山は絶好調。前走の地元は初日からスーパーハンデでの競争を強いられていたが、3日間のシリーズでオール1着。見事に完全優勝を決めていた。今回は記念レースで、さすがにスーパーハンデでの競争にはならないだろうから、レース展開は前走より大幅に楽になるはず。当然の優勝候補筆頭となる。早川清太郎の前走は浜松GIだった。準決3着で惜しくも優出はならなかった。遠征先だと地元ほどの精彩さを欠く早川だが、今回の川口は2020年にGIを制している。他の遠征場よりは相性がいいと言える。松本康は前走の地元アフター5ナイターで準優勝。エンジンは上向いている。
近年は選手層が厚い浜松勢。不動の浜松エースは鈴木圭一郎。前走は地元のGIで、予選準決をオール連対で優勝戦に進出したが、そのレースは序盤で被害があり落車してしまった。それ以来のレースになるので初日の試走は要注目。並の試走タイムが出れば問題ない。そのGIで優出していたのは伊藤信夫と木村武之。優勝戦は重走路になり、どちらも上位着には入れなかったが、予選道中の良走路ではいい動きを見せていた。金子大輔もGIでは初日から3連勝。肝心の準決だけ6着だったが、最終日も1着を取り、シリーズ中は4回の白星を挙げていた。
飯塚勢は有吉辰也がランク最上位者として来場。前走の浜松GIでは勝ち切れないレースが多かったが、エンジンは大崩れしている訳ではなさそうだった。今大会は前年度覇者。エンジンをしっかりと仕上げて大会連覇を狙う。田中茂は前走の山陽一般開催で優勝してきた。それも3日間のシリーズでオール1着の完全優勝だった。乗り手のリズムは急上昇。同期の久門徹は前走の浜松一般開催で優出。こちらも調子を上げている。
山陽勢は松尾啓史がランクトップ。前走の浜松GIは、そこそこで悪くはなかったが準決は4着ともう一つ。それでもある程度戦えるだけの機力はある。ランク次位は佐々木啓。前走は今回と同じ川口。準決こそ5着だったが、エンジンは悪くなさそうだった。川口で連戦できる強みを生かしたい。丸山智史も前走は川口。予選中の動きを見ると悪くはなかった。
※2月17日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
鈴木 圭一郎〔浜松 S-2(32期)〕
中村 雅人〔川口 S-5(28期)〕
永井 大介〔川口 S-15(25期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-8(24期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-6(29期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-12(26期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-14(25期)〕
岡部聡が中心だが、飯塚勢にも好調車は多い。
開催ラッシュ中の山陽オート。今回もミッドナイトの時間帯でレースが行われる。S級は不在だが、A級とB級で個性溢れる競争が展開される。有力な選手を挙げていく。
出場する中でランクトップは岡部聡。前走のミッドナイトでは準決4着で優出はならなかったが、近況のエンジン状態は高い位置で推移している。前々走までは連続で優出できていた。前走も優出を逃したとはいえ初日、2日目はしっかり連対できていた。今回も実力上位者として安定感ある捌きを見せてくれる。
安定感で言えば西村龍太郎も近況は動き上々。前走の2日目こそ惨敗したが、このところ上位着が続いている。走りの方も良い時の差しが戻っており、混戦でもスピード戦でも上位に進出できる状態。近況、上向いてきたのは緒方浩一。緒方は差しよりも捲りを多用するタイプ。ミッドナイトでスピードが出やすい条件なら、大外を回って番手を上げていける。また、岡松忠もエンジン状態はまずまず。すでにベテランの域に入っているが、攻めの果敢さは全く変わっていない。多少強引にでも前を走る車のインに突っ込んでいける。
果敢さなら春本綾斗も注目の存在。数年前は積極的すぎる走りで反則を取られるシーンも少なくなかったが、最近では無理な仕掛けはせず、しっかりと抜く態勢を作ってから攻めにいけている。エンジン状態がもう少し上向けば、成績も自ずと上がってくるはず。他では走りに豪快さがある山崎進、的確な捌きでレース運びが巧い林弘明に注目。
飯塚勢は直前の当地ミッドナイトで優出した選手が3人連続参戦。別府敬剛は調子が上がらない時期もあったが、前走では予選道中で着をまとめて優出。そして優勝を決めていた。ここから高位安定を図りたい。中村杏亮はシリーズ中オール連対で準優勝。元々いいセンスを持っていたスピード面が更に強化された印象。丹村司は初日から3連勝で優出。調子の波が穏やかな丹村は今、好調モード。積極的に車券を狙っていきたい。
B級では石橋大に積極性が戻ってきた。前が2車重なっていても強気に突っ込んでいくし、後続車に競りかけられても簡単には抜かれない抵抗力ある走りができる。渋太さがあるので車券的には連下に押さえておきたい。独走に入ると怖いのは佐伯拓実、古城龍之介。早めに先頭を走れるようなら注意が必要。藤本剛は前走の昼間開催の残り2日を連勝で締めた。ミッドナイトの時間にもエンジンを合わせてくれば好走可能。
※2月13日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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岡部 聡〔山陽 A-3(19期)〕
緒方 浩一〔山陽 A-30(30期)〕
春本 綾斗〔山陽 A-38(31期)〕
西村 龍太郎〔山陽 A-49(25期)〕
岡松 忠〔山陽 A-73(17期)〕
別府 敬剛〔飯塚 A-48(23期)〕
中村 杏亮〔飯塚 A-52(33期)〕
丹村 司〔飯塚 A-97(29期)〕
黒川京介と上和田拓海が川口の留守を預かる!
約1ヶ月ぶりの開催となる川口オート。地元S級は黒川京介と上和田拓海だけで、若い2人が地元の牙城を守る。対する外来S級は6人参加予定。若手のフレッシュな走りに期待がかかる。
黒川の前走は飯塚GIIだった。ここでは3日目に白星があり、準決までは進んだが結果は4着。優勝戦には進めなかったが、試走タイムは30近辺をマークしており、エンジン自体はそこまで悪くなさそうだった。久しぶりの地元走路となるが、整備などの面でやりやすさはあるのでエンジンを上積みさせてくるか。
上和田の前走は、伊勢崎アフター5ナイター5日間開催。ここでは初日にまさかのフライング。勝ち上がり権利を早々と失ってしまったが、残りの4走は1着3本を含むオール連対。最終日は試走25が出ていたように、エンジン自体はかなり良さそうだった。今回は仕切り直しのシリーズ。優勝戦まで駒を進めたい。
外来S級で好調なのは篠原睦。前走の地元GIIで優出してきた。優勝戦はレース序盤で有利な展開を作れず7着だったが、記念レースで優出しての参戦なので流れは悪くない。伊勢崎からは吉原恭佑と谷津圭治が来場。吉原は前走の地元では準決3着で優出はできなかったが、シリーズを通して見ればそこまで悪くない内容。そこそこの走りはできていた。谷津は軽いスランプに入っている。最後に白星を挙げたのが昨年の12月5日。どこかで立て直しのキッカケを掴みたい。
山陽からはS級が3人やってくる。その中でランクトップは佐々木啓。前走は地元で補充参戦。2走して共に1着。一般戦で相手が軽かったとはいえ、しっかりと勝ち切るのはさすが。タイム面もしっかりと出ていたので、勝ち上がり権利のある今回は順当に進んで行くだろう。丸山智史は前回の初日に落車。それ以来のレースになるので、初日の試走は特に注意して見ておきたい。藤岡一樹は前走が地元4日間開催。初日こそ白星を挙げたが、その後は失速。それでも試走タイムはしっかりと出ていた。
その開催で優出していたのは長田恭徳。しばらく調子が上がらない時期もあったが、前走で上昇カーブを描けていた。山陽勢は前田淳と浜野淳も調子が上がっている。近況は車券に絡むシーンが増えてきた。
伊勢崎のアフター5ナイターで優出していたのは新井淳、川原剛と松村真。新井淳は変わらぬスタートの切れ味で、レース序盤で好位置を奪う事ができている。川原は準決で、その新井淳を差し返しての優出。エンジンの仕上がりが良好なのと同時に、かなり気合が感じられた。優勝戦でも激走していたが、序盤で他車に不利を与え反則妨害で失格。乗り手の方への影響は気になるが、エンジン自体はかなり良さそうだった。松村はハンデ位置が良いのもあるが、車の行き方も悪くなかった。
※2月11日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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黒川 京介〔川口 S-27(33期)〕
上和田 拓海〔川口 S-31(34期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-13(23期)〕
丸山 智史〔山陽 S-23(31期)〕
藤岡 一樹〔山陽 S-33(29期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-19(26期)〕
吉原 恭佑〔伊勢崎 S-28(32期)〕
谷津 圭治〔伊勢崎 S-44(25期)〕
好調キープの岡部聡、勢いでは山田真弘が上か!
開催ラッシュの山陽オート。前回は昼間の開催だったが、今回からはしばらくミッドナイトレースが続く。前回の昼間開催に出場していた選手は、レースの時間帯が変わるとはいえ、連続で参戦できる強みは大きい。ちなみに、今回はS級の選手は不在の予定で、A級とB級による戦いになる。
その中でランクトップは岡部聡。岡部は今年に入ってから好調が続いている。前回の昼間開催は初日から連勝で優出し3着。その前のミッドナイトでも優出していた。レースの時間を問わず、エンジンをしっかり合わせられている。以前の安定感が戻ってきている。エンジンさえ並以上の仕上がりなら、経験豊富なレース運びで車群を交わして行ける。連続優出を更に伸ばしてくるか。
前回の昼間開催の優勝戦には岡本博幸、大月渉、福永貴史、生方将人も乗っていた。岡本は0ハン4車並びの内から2番目からの競争だったが、見事にトップスタートを決めて逃げ展開を作れていた。軽快な走りを見せていたが、最終的には田中茂に捕まってしまい2着。それでもシリーズ中はオール連対で準優勝なのだから、十分とも言える成績内容。今回もハンデ据え置きで、最重ハンの30M前から競争できれば、再び活躍が見込まれる。
大月はエンジンが良くなっていた。優勝戦は試走27で、他を圧倒しての一番時計だった。レース結果は4着だったが、この試走タイムは魅力十分。あとは攻めに積極性が出てくるともう少し成績が上向いてくるか。福永はスタートに一定の良化が見られた。スタートで叩かれるケースが大幅に減っている。最低限でも後ろのハンデの選手にスタートで叩かれなければ、自分の競争ができる。生方も同様にスタートがカギ。後ろの選手に叩かれる事は少ないが、同ハンに数車並んだ時に遅れないで出ることができれば、レース展開はグッと楽になる。
ベテラン・岡松忠はエンジン堅調。前走の2日目は6着とイマイチだったが、それ以外の3走は1着を2本含むオール連対。レース序盤から積極的に攻めて行けている。若手では山本翔や角翔太郎に注目。山本翔はスピードある走りで着実な成長を見せている。どんどんハンデが重くなり、今は最重ハンの10M前からの競争になっている。スピード面は十分なので、今後の課題は捌きとなる。角は前走の地元ミッドナイトで初日から3連勝を決め優出。優勝戦は3着だったが、準決では試走28の上がり379をマークしていた。今のハンデ位置でこのタイムを出されたら、追い込む方は相当苦しくなる。
その優勝戦で見事に優勝を決めたのは山田真弘。4日間のミッドナイト開催だったが、初日からオール1着の完全優勝だった。今回も同じレース場、そして同じ時間帯なので連続優勝に期待がかかる。
※2月9日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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岡部 聡〔山陽 A-3(19期)〕
福永 貴史〔山陽 A-42(25期)〕
岡松 忠〔山陽 A-73(17期)〕
山田 真弘〔川口 A-8(24期)〕
大月 渉〔伊勢崎 A-75(31期)〕
角 翔太郎〔山陽 A-167(33期)〕
生方 将人〔伊勢崎 A-184(27期)〕
岡本 博幸〔山陽 B-34(21期)〕