
全国ランク上位者が続々と集結!
浜松伝統のGIゴールデンレースは今回で66回目を数える。今大会も強豪が集結し、激しい優勝争いが演じられる。昨年度の覇者は佐藤貴也。前走の川口SGでは準決で落車したが、連覇へ向けて立て直しは成功するのか。
シリーズをけん引するのは全国ランク1位と2位の2人。青山周平と鈴木圭一郎だ。青山は前々走のSG準決で反則妨害を犯し失権。そのままSGシリーズを終えてしまったが、その後の地元一般開催では、4走して全て1着の完全優勝を決めていた。エンジンは仕上がっているし、反則後の節で乗り手の精神面への影響が心配されたが、攻めの方もいつもの青山の走りができていた。鈴木圭は前走のSGで優勝。優勝戦は重走路だったが、予選準決の良走路でも良い走りができていた。
全国ランク3位は荒尾聡。前走のSGでは思うような結果を残せなかった。ただし、試走タイムは決して悪い訳ではなかったので、ちょっとした立て直しで好結果が付いてきそう。飯塚地区では篠原睦が好調。前走のSGでは優出し4着。シリーズ中は武器のスタートが切れていたし、安定感ある着取りを見せていた。他に久門徹、田中茂などもまずまずの動きをしていた。
青山率いる伊勢崎勢は他に早川清太郎、高橋貢が有力。早川は前走の地元で準優勝。優勝戦は速攻を決めた青山を追い切れなかったが、苦しい展開でも巻き返していけた。予選準決は全て1着で通過しており、エンジン状態はかなり良い。高橋貢は前走のSGで準決3着。優出はならなかったが、他のレースでも高橋貢らしい冷静な走りができていた。
今回の地元浜松勢は鈴木圭こそ万全の状態だが、他の主力級はやや精彩を欠いている。先述の佐藤貴は落車後の重走路でのレースは7着。落車による悪影響があるのかどうか。金子大輔、木村武之はSGで準決までは進めたが、シリーズを通してみるともう一つといった印象。渡辺篤はエンジン状態まずまず。鈴木宏和はエンジン日替わり。良い状態を長く続かせたい。
永井大介はSGで優出6着の後、地元の一般開催で優出4着。予選準決は共に1着。悪くない流れに乗れている。中村雅人はそこで準優勝。永井と同じく予選準決は1着で通過。山田達也、若井友和などもエンジン状態は上々。加賀谷建明は前走のSGで優出3着。小林瑞季は前走の伊勢崎で優出3着。どちらも好調モードに入っている。
※5月9日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
鈴木 圭一郎〔浜松 S-2(32期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-3(27期)〕
永井 大介〔川口 S-4(25期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-5(29期)〕
中村 雅人〔川口 S-6(28期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-8(29期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-16(26期)〕
飯塚オートはナイターからミッドナイトへのリレー開催!
飯塚オートはナイターが9日に終わったばかりだが、10日からはミッドナイトレースが始まる。出場するのは前回も走っていた選手がメイン。レースの時間帯は多少変わるが、勢いある選手を積極的に狙っていきたい。
出場予定のS級は3人。その中でランクトップは岩見貴史。ここ数節は苦しんでいる印象がある。前走でも追い込みが届かないシーンが多く見られ、本来の動きとは言えない。それでも緩やかに上昇はしているので、本調子になるその瞬間を狙い撃ちしたい。有吉辰也は前々走のSGで優出し5着。前走も初日から連勝を決めるなど、良い流れに乗れている。滝下隼平は、前走の準決で五所淳に張られて3着。優勝戦には進めなかったが、エンジン自体は余裕がありそうだった。ミッドナイトの時間帯の方がもっと動きが良くなりそう。
A級で気配が良いのは阿部仁志。前走でも準決を1着で通過し優出。エンジンは高い位置で安定しているし、レース道中の走りも落ち着いている。スタートさえ枠ナリに発進できれば、好成績を残せる状況だ。田中輝義も近況はエンジン上々。前走では準決B戦で、1着のみが優出の権利が得られる厳しい条件だったが、しっかりと勝ち取ってみせた。今回も積極的な走りで車を押し上げていきそう。
牧瀬嘉葵は前走で準決4着。優勝戦には進めなかったが、その前までは連続で優出していた。スピードが最大の特長で、ミッドナイトの時間帯で走路温度が下がると、更に走りの威力が増す。同じく木山優輝や森本優佑などもスピードタイプ。混戦よりもバラける展開で持ち味を最大限に発揮できる。逆のタイプは桝崎陽介。スピードレースでは追い込みが届かないケースもあるが、スローペースで乱戦模様になればなるほど本人の特長を生かす事ができる。
外来A級では西村龍太郎が有力。前々走の地元で優勝すると、その後もまずまずの走りを見せている。前走でも白星を挙げており、エンジン面も良いと言える。スタートが巧く、イン攻めが鋭い。昔から速攻タイプだ。稲原良太郎もエンジン状態は良い。前々走で準優勝。前走の初日はイマイチだったが、2日目からは再び良化させていた。
B級では新村嘉之に注目。現在はB級にランクされているが、実力的にはA級中堅は十分ある。そういったあたりで人気の盲点になるようなら車券的に狙ってみたい。他に渋太い走りで残り目があるのは小里健太、松尾学、宮地朗といったあたり。前回から乗り換わった秋吉忠幸もまずまずの様子。
※5月8日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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岩見 貴史〔飯塚 S-7(29期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-14(25期)〕
滝下 隼平〔飯塚 S-27(28期)〕
阿部 仁志〔飯塚 A-12(29期)〕
田中 輝義〔飯塚 A-54(29期)〕
牧瀬 嘉葵〔飯塚 A-128(29期)〕
西村 龍太郎〔山陽 A-40(25期)〕
稲原 良太郎〔山陽 A-173(28期)〕
平田雅崇と丹村飛竜がシリーズを盛り上げる!
川口オートは5月7日に3日間開催が終わるが、8日から再び3日間の開催が行われる。完全なるリレー開催で、前回出場していた選手も多く参戦する。同じレース場、同じ時間帯で走れる強みは大きく、前回活躍していた選手は今回も好結果を残せそう。
出場する地元勢の中でランクトップは平田雅崇。前走は準決3着で惜しくも優出はならなかった。ただし、その前のSGでもエンジンは悪くなさそうだったし、更にその前の山陽GIでは優勝している。大きな流れで言えばエンジンは良い状態。今年3度目の優勝を目指し、初日から快走を見せてくれるはず。
地元S級は他に上和田拓海と泉田修佑。上和田は今年の序盤こそ悪くなかったが、4月の中旬あたりからエンジンが下降気味。スタートの切れは悪くないが、レース道中の進み方は甘い状態が続いている。泉田も4月の中旬から大きな着が続いている。軽いスランプに入っているとも言える状態なので、立て直しのきっかけをどこかで掴みたい。
外来S級は山陽勢2名。丹村飛竜は前走の川口の初日こそ白星だったが、準決では4着に沈んだ。しかし、その前の川口SGでは準優勝を果たしたし、それまでもエンジンは完調の仕上がりだった。前回の結果はそれほど気にしなくていいだろう。今回も鋭い追い込みを披露する。丸山智史は今、良走路での競走なら好成績を残せている。雨さえ降らなければ、上位着でまとめられる状態。
前回の川口で優出していたのは中山光、稲川聖也、中野憲人、田辺誠、戸塚尚起。中山は、準決でいったん最後方まで下がったが、そこから怒涛の追い込みを見せた。強烈な捲りが放てるエンジン状態。優勝戦でも、スタート枠ナリ発進から捲りを連発させて見事に優勝。一度、好調の波に乗ると長く続くタイプだ。稲川はこのところ走力をアップしている。捌きの方も徐々に上達している。中野憲は今、ハンデ的に魅力が大きい。長らく最重ハンで走っていたが、近況はその10M前に置かれている。レース序盤の展開作りが楽になり、好成績につながっている。田辺は3月中旬以降、ほとんどのレースで車券に絡めているし、優勝戦まで進むケースも多い。戸塚は派手さこそないが、堅実な走りを見せている。
他にA級では大木光、小原望、川原剛、谷川一貴といったあたりが気配上々。レース展開が向けば車券の対象になってくる。
B級では新人の佐藤励と新井日和に注目。佐藤励は4月以降、11走して1着が7回。コース取りが安定しており、初優勝を迎える日も遠くないか。新井日は前走の川口の初日に白星。準決は6着になったが、これまで2回の優出があり、佐藤励より先に初優勝を果たしてもなんらおかしくない近況。
※5月6日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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平田 雅崇〔川口 S-35(29期)〕
上和田 拓海〔川口 S-38(34期)〕
泉田 修佑〔川口 S-44(33期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-21(29期)〕
丸山 智史〔山陽 S-46(31期)〕
中山 光〔川口 A-8(32期)〕
稲川 聖也〔川口 A-44(33期)〕
田辺 誠〔川口 A-108(27期)〕
有吉辰也が存在感を示しそうだ!
5月4日に昼間開催が終わった飯塚オートで、今回は7日から3日間の日程でナイターレースが行われる。前回は川口でSG開催があった関係でS級は不在だったが、今回はS級が4人参加予定。シリーズの核を担っていく。
出場する中でランクトップは岩見貴史。前走のSGでは苦戦を強いられたが、シリーズ後半は多少上向いてきたか。それでも本来の岩見の走りはできていないので、エンジンの底上げは急務。今回の一般開催で復調の兆しを出しておきたい。
SGで優出したのは有吉辰也。優勝戦は5枠から5番手発進となったが、そこから番手を上げる事ができなかった。レース道中はいったん後退したが、そこから巻き返し5着入線。予選準決などは良く動いていたので、エンジン的にはハイレベルと言える。総合的に判断すると今回は最も有力者と言えるだろう。
他にS級は浦田信輔と滝下隼平。浦田はSGで準決3着。惜しくも優出はならなかったが、シリーズ中の良走路では好走を見せていた。今回は大幅にメンバーが軽化されるので、今度こそは優勝戦まで駒を進めてくるか。滝下はGIで苦しんでいたが、シリーズ中には白星を挙げる日もあった。今回のようなハンデ戦がメインの開催の方が、滝下のスピードが生きてくるだろう。
前回の飯塚昼間開催で優出していたのは稲原良太郎、牧瀬嘉葵、片岡賢児、室田泰利。その中で一番結果が良かったのは稲原良で準優勝。10線3車並んだ中枠から先行すると、逃げる田島敏徳を追い詰めて行った。スタートの切れは良いし、車の進み方も良さそうだった。レースの時間帯は変わるが、好リズムのまま今回に臨める。牧瀬は優出4着。その前の山陽でも優出していたので、エンジンは良い状態が続いている。片岡は好枠だったが、スタートダッシュが付かず早々と後退。結果は5着。それでも予選準決は1着で通過していたので、エンジン的には良い部類。室田はスタート先行したものの、ペースが上がらなかった。ただし、B級でありながらの優出は大したもの。
同じB級で注目なのは岡本信一。前走の飯塚では3走してオール連対。宮地朗も2回の1着を含め、全て車券に絡めていた。小里健太、大久保哲司、石橋大なども熱走路を味方に粘り強い走りを見せていた。
※5月5日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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岩見 貴史〔飯塚 S-7(29期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-14(25期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-22(23期)〕
滝下 隼平〔飯塚 S-27(28期)〕
牧瀬 嘉葵〔飯塚 A-128(29期)〕
片岡 賢児〔飯塚 A-172(21期)〕
稲原 良太郎〔山陽 A-173(28期)〕
室田 泰利〔飯塚 B-15(24期)〕
SG優出の勢いがあるのは永井大介と丹村飛竜!
前回の川口オートはSGで、鈴木圭一郎の優勝で幕を閉じた。今回は一般開催で、メンバー層は大きく変わるが、SGで活躍していた選手が再び好走を見せそう。走路温度の高まりと共に、軽ハン勢の見せ場も生まれてくる。注目の選手を挙げていく。
まず前回のSGで優出していたのは永井大介と丹村飛竜。永井は優勝戦1枠で、スタート先行ではなかったが、なんとか踏ん張り2番手発進を死守。しかし、そこからずるずると後退し結果的には6着。重走路にうまく調整が合わなかったか。それでも予選道中の良走路での動きを見る限り、エンジン面は良さそうだった。今回も走路が乾いていれば永井らしいパワーある走りを披露するだろう。丹村は準優勝。4枠から3番手発進を決めると、早い段階で2番手に浮上。そこからは鈴木圭と一騎打ちの様相だったが、仕掛けるまではいかず2着入線。惜しくもSG初制覇はならなかった。ただし、この経験は本人にとって大きな糧になる。近況のエンジンも絶好調なので、今回も優勝争いに参加してきそうだ。
他に地元の主力は中村雅人、若井友和、黒川京介など。中村雅はSGでは準決3着で優出はならなかった。それでも予選道中の動きを見ると、自身の走りはできていたし、その前の節では準優勝。大きな流れで言えばエンジンは上位で保てている。若井は準決5着。それ以外は大きな着はなく、そつのない走りができていた。若井もエンジンは中堅以上を常に保てている。黒川は準決で被害があり落車。そこまでの4走は全て車券に絡めていたが、落車後の最終日は重走路とはいえ7着。もしかしたら落車の影響があるのか。初日の試走には注目したい。
平田雅崇はSGで白星こそなかったが、大崩れしている印象はない。その前は山陽のGIで優勝しているように、エンジンはある程度の位置にある。攻めの方も積極性が戻ってきている。丸山智史はSGで1回1着があった。本人の実力を考えれば、もう少し結果を残せてもいいはずなので、エンジンを上積みさせたい。上和田拓海と山田達也は思ったような動きではなかった。巻き返しを図りたい。
A級では佐藤裕二が動き活発。SGでは準決4着だったが、予選中は1着3本を含むオール連対。今は大幅にランクを落としているので、ハンデ位置的に恩恵を受けられる。一般開催ならそれがより色濃く現れるだろう。岩田裕臣、浅香潤もSGでは何度が見せ場を作れていた。
B級では新人の新井日和が前走の地元で優出6着。予選準決は1着で通過しており、着実に走力をアップさせている。
※5月3日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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永井 大介〔川口 S-4(25期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-21(29期)〕
中村 雅人〔川口 S-6(28期)〕
若井 友和〔川口 S-13(25期)〕
黒川 京介〔川口 S-18(33期)〕
平田 雅崇〔川口 S-35(29期)〕
丸山 智史〔山陽 S-46(31期)〕
佐藤 裕二〔川口 A-84(24期)〕