有吉辰也が存在感を示しそうだ!
5月4日に昼間開催が終わった飯塚オートで、今回は7日から3日間の日程でナイターレースが行われる。前回は川口でSG開催があった関係でS級は不在だったが、今回はS級が4人参加予定。シリーズの核を担っていく。
出場する中でランクトップは岩見貴史。前走のSGでは苦戦を強いられたが、シリーズ後半は多少上向いてきたか。それでも本来の岩見の走りはできていないので、エンジンの底上げは急務。今回の一般開催で復調の兆しを出しておきたい。
SGで優出したのは有吉辰也。優勝戦は5枠から5番手発進となったが、そこから番手を上げる事ができなかった。レース道中はいったん後退したが、そこから巻き返し5着入線。予選準決などは良く動いていたので、エンジン的にはハイレベルと言える。総合的に判断すると今回は最も有力者と言えるだろう。
他にS級は浦田信輔と滝下隼平。浦田はSGで準決3着。惜しくも優出はならなかったが、シリーズ中の良走路では好走を見せていた。今回は大幅にメンバーが軽化されるので、今度こそは優勝戦まで駒を進めてくるか。滝下はGIで苦しんでいたが、シリーズ中には白星を挙げる日もあった。今回のようなハンデ戦がメインの開催の方が、滝下のスピードが生きてくるだろう。
前回の飯塚昼間開催で優出していたのは稲原良太郎、牧瀬嘉葵、片岡賢児、室田泰利。その中で一番結果が良かったのは稲原良で準優勝。10線3車並んだ中枠から先行すると、逃げる田島敏徳を追い詰めて行った。スタートの切れは良いし、車の進み方も良さそうだった。レースの時間帯は変わるが、好リズムのまま今回に臨める。牧瀬は優出4着。その前の山陽でも優出していたので、エンジンは良い状態が続いている。片岡は好枠だったが、スタートダッシュが付かず早々と後退。結果は5着。それでも予選準決は1着で通過していたので、エンジン的には良い部類。室田はスタート先行したものの、ペースが上がらなかった。ただし、B級でありながらの優出は大したもの。
同じB級で注目なのは岡本信一。前走の飯塚では3走してオール連対。宮地朗も2回の1着を含め、全て車券に絡めていた。小里健太、大久保哲司、石橋大なども熱走路を味方に粘り強い走りを見せていた。
※5月5日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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岩見 貴史〔飯塚 S-7(29期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-14(25期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-22(23期)〕
滝下 隼平〔飯塚 S-27(28期)〕
牧瀬 嘉葵〔飯塚 A-128(29期)〕
片岡 賢児〔飯塚 A-172(21期)〕
稲原 良太郎〔山陽 A-173(28期)〕
室田 泰利〔飯塚 B-15(24期)〕
SG優出の勢いがあるのは永井大介と丹村飛竜!
前回の川口オートはSGで、鈴木圭一郎の優勝で幕を閉じた。今回は一般開催で、メンバー層は大きく変わるが、SGで活躍していた選手が再び好走を見せそう。走路温度の高まりと共に、軽ハン勢の見せ場も生まれてくる。注目の選手を挙げていく。
まず前回のSGで優出していたのは永井大介と丹村飛竜。永井は優勝戦1枠で、スタート先行ではなかったが、なんとか踏ん張り2番手発進を死守。しかし、そこからずるずると後退し結果的には6着。重走路にうまく調整が合わなかったか。それでも予選道中の良走路での動きを見る限り、エンジン面は良さそうだった。今回も走路が乾いていれば永井らしいパワーある走りを披露するだろう。丹村は準優勝。4枠から3番手発進を決めると、早い段階で2番手に浮上。そこからは鈴木圭と一騎打ちの様相だったが、仕掛けるまではいかず2着入線。惜しくもSG初制覇はならなかった。ただし、この経験は本人にとって大きな糧になる。近況のエンジンも絶好調なので、今回も優勝争いに参加してきそうだ。
他に地元の主力は中村雅人、若井友和、黒川京介など。中村雅はSGでは準決3着で優出はならなかった。それでも予選道中の動きを見ると、自身の走りはできていたし、その前の節では準優勝。大きな流れで言えばエンジンは上位で保てている。若井は準決5着。それ以外は大きな着はなく、そつのない走りができていた。若井もエンジンは中堅以上を常に保てている。黒川は準決で被害があり落車。そこまでの4走は全て車券に絡めていたが、落車後の最終日は重走路とはいえ7着。もしかしたら落車の影響があるのか。初日の試走には注目したい。
平田雅崇はSGで白星こそなかったが、大崩れしている印象はない。その前は山陽のGIで優勝しているように、エンジンはある程度の位置にある。攻めの方も積極性が戻ってきている。丸山智史はSGで1回1着があった。本人の実力を考えれば、もう少し結果を残せてもいいはずなので、エンジンを上積みさせたい。上和田拓海と山田達也は思ったような動きではなかった。巻き返しを図りたい。
A級では佐藤裕二が動き活発。SGでは準決4着だったが、予選中は1着3本を含むオール連対。今は大幅にランクを落としているので、ハンデ位置的に恩恵を受けられる。一般開催ならそれがより色濃く現れるだろう。岩田裕臣、浅香潤もSGでは何度が見せ場を作れていた。
B級では新人の新井日和が前走の地元で優出6着。予選準決は1着で通過しており、着実に走力をアップさせている。
※5月3日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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永井 大介〔川口 S-4(25期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-21(29期)〕
中村 雅人〔川口 S-6(28期)〕
若井 友和〔川口 S-13(25期)〕
黒川 京介〔川口 S-18(33期)〕
平田 雅崇〔川口 S-35(29期)〕
丸山 智史〔山陽 S-46(31期)〕
佐藤 裕二〔川口 A-84(24期)〕
SGで優出した早川清太郎が好リズム!
伊勢崎オートは5月2日まで開催が行われているが、3日からまた新たな節が始まる。さながらリレー開催の様相。ただし、前回は昼間にSGが行われておりS級選手は不在だった。今回は、そのSGから転戦で参加する選手がいて、S級、A級、B級と全てのランクの選手が交わる。さて、どのようなシリーズになるのか。
今回のシリーズリーダーは青山周平。前走のSGは準決で反則妨害を犯し、勝ち上がり権利喪失になった。更には他の選手の落車の原因車になったので、翌日罰休で最終日は競争ができなかった。反則したレース以来の競争になるが、エンジン面は全く問題ないどころか十分仕上がっていた。そちらの不安はないだろう。後は反則後ということで、乗り手への精神面での影響が心配。あまり無理な仕掛けはできないかもしれないが、それでも全国ランク1位の腕で攻め上げていくか。
伊勢崎2番手の早川清太郎は前走のSGで見事優出。重走路の優勝戦は枠順も厳しかったが、レース序盤でも好位置を取る事ができず結果は7着。それでもSGで優出した実績は本人の自信につながる。特に早川は地元で強い印象があるので、今回も初日から快走を連発させてくれるだろう。
小林瑞季は2日目に反則をして、早々と失権してしまったが、そこからは2回の1着。エンジンは悪くない。西原智昭と山田真弘もSGでは6走して4回、車券に貢献できていた。こちらもエンジン的にはそこそこと言えるだろう。角南一如はシリーズ中になかなか波にのれなかったが、最終日にようやく白星。今回へ向けての軌道修正につながるか。
直前までの伊勢崎アフター5ナイターで優出していたのは遠藤誠、吉田恵輔、野本佳章、岩沼靖郎、北渡瀬充など。各選手、予選準決はオール連対で通過していた。同じレース場、同じ時間帯での競争なので、その辺のアドバンテージは大いにある。
篠崎実の奮闘っぷりも目立っている。前走のSGでは準決8着だったが、シリーズ中は4回の連対があった。現在73歳とは思えない果敢な走りを見せている。今回も血気盛んな攻めで場内を沸かせるだろう。
B級にも個性ある走りをする選手が多く存在する。宍戸幸雄や石川岳彦はスタートを含めて序盤の位置取りに難あるが、道中回り出してからの攻めは的確。小林晃も同様のタイプ。大きなコースを回ると車速を増すのは林稔哲や木部匡作。原田富夫と小田雄一朗は独走力があるタイプ。単独の0ハンに置かれるようなら見せ場を作れる。
※5月2日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-5(29期)〕
小林 瑞季〔川口 S-34(32期)〕
西原 智昭〔伊勢崎 S-31(28期)〕
山田 真弘〔川口 S-42(24期)〕
角南 一如〔山陽 S-29(27期)〕
遠藤 誠〔浜松 A-50(25期)〕
篠崎 実〔川口 A-142(9期)〕
久しぶりになる飯塚オート開催!
飯塚オートは1月30日以来の開催。今回の直前にSGが行われている関係で、S級選手は不在。A級がメイン層になるが、中心的な選手は不在で優勝争いは難解。
出場する中で地元飯塚のランクトップは辻大樹。最近は1着が少ない状況だが、エンジンは決して悪いわけではない。車券にはそこそこ絡めており、今回はメンバー的にも手薄なので上位着に食い込むシーンが増えるだろう。
状態が良いのは越智尚寿。前走の浜松で優出し3着だった。予選準決は連対で通過しており、エンジン的には後方からしっかりと追い込める状態。一時期は最重ハンに置かれて苦しんでいたが、今は10M前からの競争で伸び伸びと走れている。攻めは派手な方ではないが、堅実な走りで番手を上げていける。桜木公和も決め手はある方だ。以前からの課題であるスタートは不安定な面あるが、攻めの方は強烈な差しを持っている。松尾隆広も同様に、道中の積極性が高い選手。前走の山陽ミッドナイトでも良い走りを見せていた。
今回出場する中で最もランクが高いのは岩科鮮太。岩科もスタートは不得手な面あるが、強烈な突っ込みは大きな武器。混戦模様になっても力強くインから攻め上げていける。浜松地区では平塚雅樹が好調。前走の川口で優出していたし、今年は3回の優出がある。持ち味はスタートダッシュ。枠不問でトップスタートを決める事ができる。
伊勢崎勢では仲田恵一朗が気配上々。前々走の地元で優出し3着。その後の地元でも動きは悪くなかった。今年は重走路で2走しかしていないが、そのどちらも1着。急な降雨にも柔軟に対応できる。木村義明も前々走の地元で優出。1着が多い方ではないが、常に全力疾走を見せ、ファンを沸かせてくれる。
山陽勢は松生信二と稲原良太郎が前走の地元GIで見せ場を作っていた。松生は予選3日間をオール連対で準決乗り。そこでは4着だったが、最終日は3着で車券に貢献できた。稲原も5走して3回の車券絡み。レース展開が向けば好走できる状態だ。実力的には西村龍太郎の方が上。前走の地元ミッドナイトでも良い走りができていた。
※4月28日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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越智 尚寿〔飯塚 A-65(25期)〕
松尾 隆広〔飯塚 A-74(28期)〕
桜木 公和〔飯塚 A-104(24期)〕
岩科 鮮太〔浜松 A-5(29期)〕
仲田 恵一朗〔伊勢崎 A-110(29期)〕
西村 龍太郎〔山陽 A-40(25期)〕
松生 信二〔山陽 A-140(30期)〕
稲原 良太郎〔山陽 A-173(28期)〕
中心的選手は不在で、大混戦のシリーズか!
昼間は川口オートで行われているSGオールスターの準決の日から、伊勢崎オートでは3日間の日程でアフター5ナイターが始まる。川口の昼間の最終レースが終わると、それほど時を空けず伊勢崎でのレースになり、まさにリレー開催。一日中オートレースを楽しめる。
SG開催と重なっているので、今回の伊勢崎オートはS級が不在。A級とB級による戦いになる。出場する中で地元ランクトップは佐久間健光。前走の後半はイマイチだったが、そこまではそこそこの走りを見せていた。長らくスタートには不安を抱えているが、道中は徐々にスピードに乗せられるタイプ。前を走る車を抜く態勢を作れれば、しっかりとインから交わしていける。久しぶりの優出を目指し、初日から気合を入れてくる。
塚越浩之は近況まずまず。エンジンは並以上あり、攻撃的な走りを展開できる状態。今回の中では決め手上位で、後方からでもしっかりと追って行けるだろう。前走のアフター5ナイターで準優勝したのは吉田恵輔。自身初となる優勝のチャンスだったが、惜しくも達成はならなかった。ただし、エンジン状態は良いので、今回こそ優勝を決めるか。
前回の通常ナイターで優出していたのは大月渉、竹内正浩、山中充智の3者。大月は準優勝で、他のレースでも全て2着だった。エンジン状態は良いが、優勝戦でフライングをしてしまった点は気がかり。当分の間はスタートで無理できない状況だ。竹内は優勝戦3着。予選準決は共に2着で通過しており、シリーズを通して全てのレースで車券に貢献できていた。山中は優勝戦7着。予選準決は共に1着と良い流れを作れていたが、優勝戦では大月と同様にフライング。今後のレース序盤の展開作りに影響がありそうだ。
外来は浜松から。その中でランクトップは鈴木一馬。近10走で1着が4本と、上々の成績を残している。今はスピードある走りができるエンジン状態。同じくスピードあるのは鈴木健吾。捌きも以前より良くなっているが、それよりもバラけるレース展開で持ち味を出せる。差しが鋭いのは遠藤誠。外来浜松勢の中では実績も上位だ。
B級では野沢守弘が好調の部類。特に単独0ハンに置かれた時は激走するケースが目立つ。木部匡作も近況は上位着が多い。独走に入るとペースが上がるタイプ。逆に混戦で力を出せるのは宍戸幸雄や小林晃。どちらもスタートはやや甘いが、競り合いには強い。
※4月29日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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佐久間 健光〔伊勢崎 A-22(26期)〕
塚越 浩之〔伊勢崎 A-33(23期)〕
吉田 恵輔〔伊勢崎 A-38(29期)〕
鈴木 一馬〔浜松 A-9(30期)〕
遠藤 誠〔浜松 A-50(25期)〕
大月 渉〔伊勢崎 A-106(31期)〕
山中 充智〔伊勢崎 A-197(28期)〕
竹内 正浩〔伊勢崎 A-213(21期)〕