松尾啓史が更に連勝を伸ばすか!
今回の山陽オートはミッドナイトの4日間開催。S級の参戦予定は2人だけだが、その内の一人は絶好調。地元の松尾啓史だ。この松尾啓がシリーズの中心になる。
その松尾啓は前走の地元で完全優勝を達成。初日は2回乗りで連勝。そこから勢いが途切れる事なく最後まで駆け抜けた。優勝戦は鈴木圭一郎を振り切っての優勝。その時の鈴木圭はスーパーハンデではあったが、この勝利は価値が大きい。地元連続参戦のアドバンテージもあるので、連続優勝の可能性は高い。
もう一人のS級は小林瑞季。前走は飯塚ミッドナイトだったが成績はイマイチだった。この時はエンジンを乗り換わっていたので、それまでの「チャック」に乗り戻るなら、いつもの走りが戻るかも。ただ、エンジンが並だとしても、今回のメンバーの中では主力級。後方から追い込む姿が見られるはず。
A級では小林瑞と同じ32期の選手に注目。中山光は前走の地元では準決3着で優出はならなかったが、エンジン自体はそこまで悪くない。ミッドナイトの時間帯ならタイヤが走路に食い付くので、豪快な捲り攻めを披露する事ができる。展開不問でやってくる走りは迫力満点だ。長田恭徳は一時期、調子が上がらない時もあったが、ここ最近は緩やかに上昇ムード。GIタイトルホルダーとして再び脚光を浴びる準備が整いつつある。小栗勝太は前走こそイマイチだったが、長欠明けから徐々に調子が上向いていた。
調子が上がってきていると言えば春本綾斗。まだ本調子ではないが、徐々にエンジンは良くなってきた。戦える状態になれば、強気の差しが炸裂するはず。エンジンが中堅上位で安定しているのは阿部剛士。前走の地元では白星がなかったが、レース道中はしっかりと走れていた。
B級は地元山陽勢に注目者が多い。山本智大は前走で1着を2回、2着を1回取った。だいぶ状態が良くなっており、ハンデ位置を生かして好成績を収めている。梅雨で急な走路変化がありそうな時期だが、重走路は得意とするので安心して車券を購入できる。
渋太い走りを見せているのは西崎洋一郎と松本康晃。西崎はレース序盤で有利な展開を作る事が多いし、松本康は後続に抜かれづらい走りが巧い。どちらも走路温度が上がるほど、成績も良くなる傾向がある。一発力があるのは岡本信一。凡走になる事も少なくないが、単騎0ハンに置かれるようなら大逃げがある。石橋大や別府末彦もレース序盤の展開が向けば、力走があるタイプだ。
※6月11日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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松尾 啓史〔山陽 S-15(26期)〕
小林 瑞季〔川口 S-34(32期)〕
中山 光〔川口 A-8(32期)〕
阿部 剛士〔川口 A-30(27期)〕
長田 恭徳〔山陽 A-48(32期)〕
春本 綾斗〔山陽 A-97(31期)〕
山本 智大〔山陽 B-10(29期)〕
木部 匡作〔伊勢崎 B-30(30期)〕