軽ハン勢が活躍できる気象条件で波乱も十分!
最近はミッドナイト開催が多い山陽オートだが、今回は昼間3日間の日程。気温が上がりつつある昨今。走路温度も上昇してきており、追い込み勢が苦しむシーンが増えている。今回はどのようなシリーズになるのか。
参加する地元S級は3人。佐々木啓は安定感が代名詞だが、一時期は調子を落としていた。しかし、前走の地元ではしっかりと優出。結果は5着だったが、ここから高位安定の軌道に乗せたい。スタートはそこまで飛び出さなくても、レース道中でしっかりと追って行けるタイプだ。
その優勝戦を制したのは丸山智史。これが今年の初優出だったが、最高の結果を残してみせた。これまで苦しんだ分、ここから巻き返しを図りたい所。エンジンの方は試走30の上がり375が出ていたので問題ない。昼間の時間帯にきっちりを合わせられれば連続優勝も十分ある。丹村飛竜は少し前までピンラッシュの快進撃を見せていた。近況の成績はそこまでではないが、試走タイムはしっかりと出ているのでエンジン面は不安ない。
外来は飯塚からのみでS級は5人参戦予定。エースは荒尾聡だ。前走の浜松G1では準決で落車。それ以来のレースになるので、初日の試走には特に注意を払って見ておきたい。タイムがしっかりと出れば、レースする上で問題ないだろう。
2番手は有吉辰也。前々走で優出6着。その後は初日に1着を取ったが、準決と最終日は6、5着。やや調子を落としたが、すぐにでも立て直せそうなエンジン状態。大きな整備をするまでもなく、調整の範囲で上向かせてくるだろう。篠原睦は前走が浜松GIだった。準決3着で惜しくも優出を逃したが、シリーズを通して見ればそこまで悪くない内容だった。その浜松GIで優出したのは田中茂。シリーズ中は白星がなかったが、準決などでは鋭い突っ込みが決まっていた。この流れは大事にしたい。久門も前走は浜松GI。篠原と同様に準決3着で惜しくも優出はならなかったが、それ以外の走りも悪くはなかった。
A級では辻大樹は前走の浜松GIでオール車券絡み。藤川幸宏も同じ開催の良走路はオール2着とまずまず。地元山陽勢は松井大和が前走で準優勝。予選準決は1着で通過しており、エンジン状態は良いと言える。成長してきている松尾彩は、タイムが伸びている。一発力ある稲原良太郎や、堅実な走りで番手を上げる吉松憲治なども楽しみな存在。
※5月19日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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荒尾 聡〔飯塚 S-3(27期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-14(25期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-16(26期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-17(23期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-21(29期)〕
丸山 智史〔山陽 S-46(31期)〕
田中 茂〔飯塚 S-28(26期)〕
久門 徹〔飯塚 S-30(26期)〕