荒尾聡と有吉辰也がシリーズの核!
新年一発目の飯塚オートはナイター開催。冬場のこの時期は、ただでさえ気温が下がるので、ナイターの時間帯だと更に走路温度が低下し、自然とスピードレースになる。近況の動きから注目選手を挙げていく。
今回出場する中でランクトップは荒尾聡。前走はスーパースター王座決定戦で5着だった。シリーズ中は白星がなかったが、それでも着をまとめて最終決戦にまで駒を進めたのはさすが。今回の中ではエンジン的にも上位だし、大幅にメンバーが軽化するので、前回のぶんまで気持ちをぶつけたい。
同じくSS王座決定戦まで進んでいたのは有吉辰也。優勝戦ではスタートで2~3番手に付けるダッシュを決めていたが、そこからの道中は番手を下げて8着だった。それでも強力メンバーが集結するトライアル戦を勝ち上がり、底力の高さは再確認できた。昨年は20回の優出があり、記念での優勝もあった。完全復調へ向け、もう少しの所まで来ている。
滝下隼平は前走の川口ではイマイチだった。それでも試走タイムはまずまず出ていたので、エンジン面はそこまで不安はない。久門徹も前走は川口だったが、振るわなかった。今回は地元での競争なので、整備でしっかりと立て直してくるか。岩見貴史は絶好調。近況はほとんどのレースで車券に絡めているし、1着率もかなり高い。エンジンと共に乗り手の攻めの切れ味も増している。
外来S級は山陽からの予定。藤岡一樹は前走の地元ミッドナイトで優出。その優勝戦は悪天候のため中止になってしまったが、予選準決などを見ると、ようやく藤岡らしいスピードが戻ってきた印象。ナイター開催でスピードレースになれば活躍が期待できる。角南一如は前走が川口だった。優勝戦には進めなかったが、初日に白星があったり、連日試走タイムはしっかりと出ていた。角南らしい大きな走りもできていた。
年末の飯塚ミッドナイトで優出していたのは中尾貴志や井村淳一。中尾は道中の仕掛けに課題を残しているが、スピード自体は豊富で、外から番手を上げていける状態。井村はスタートを含めて序盤の展開作りがうまくいけば、爆発的な走りでS級相手でも上位着を取れる。
35期では地元の北原岳哲と山陽の永島潤太郎に注目。どちらも今回が2節目で、デビュー節では4走して1着が3回。2人とも高い走行センスを持っている。少しずつハンデが重くなってくるが、上がりタイムがしっかりと出ているので、今回も逃げ切るレースが多く見られそう。
※12月31日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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荒尾 聡〔飯塚 S-3(27期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-14(25期)〕
滝下 隼平〔飯塚 S-24(28期)〕
岩見 貴史〔飯塚 S-30(29期)〕
久門 徹〔飯塚 S-41(26期)〕
藤岡 一樹〔山陽 S-33(29期)〕
角南 一如〔山陽 S-39(27期)〕
中尾 貴志〔飯塚 A-71(31期)〕
新年一発目の川口開催!
年末にスーパースターフェスタが終わったばかりの川口オートで、今度はお正月開催が始まる。前回から連続で参戦する選手が多く、その時の動きが大いに参考になる。年始めの開催。今年の良い流れを作る意味でも各選手、いい滑り出しを見せたい。
まずはSS王座決定戦に出場していた選手から紹介。
鈴木圭一郎は3着だった。前を走る青山周平と黒川京介が重なっていたため、仕掛けどころがなかなか見つからなかった。3番手を走っていて余裕はありそうだったので、エンジンは全く心配ない。それどころか試走一番時計が出ていたので、エンジンは仕上がっていたとみていい。トライアル3日目には落車もあったが、そちらの面にはなんら影響はなかった。永井大介はスタート8番手からの苦しい展開になり、結果は6着。あのメンバーでスタート行けないと厳しくなるのは仕方ない。エンジン的には今回の中でも上位級。鈴木圭と共に、今シリーズをけん引する存在になるだろう。
惜しくもSSでは順位決定戦回りになった木村武之だが、そこでは最内からスタートを決め、そのまま押し切って1着ゴールを決めた。SSトライアルでも試走タイムはしっかり出ていたし、エンジンの仕上がりは十分。今年も自由自在の走りでファンを魅了するはず。
同じく順位決定戦回りになったのは若井友和と佐藤摩弥。若井はトライアル初戦で4着に入り力走を見せたが、3日目に落車。残りの2走は7着2本。上位着を取れなかったが、試走タイム自体はまずまず出ていた。今回のような一般開催なら通用するエンジン状態だ。佐藤摩はトライアル4戦で全て8着。順位決定戦も6着で振るわなかった。長らくエンジンが上向かず苦しんでいる。年が変わり心機一転。上昇のキッカケを掴みたいところ。
SSシリーズ戦で優勝戦に乗っていたのは加賀谷建明、泉田修佑、五十嵐一夫。加賀谷は優勝戦でスタートが決まらず、苦しいレース展開になった。エンジン面も完調とは言えない状態だが、それでも中堅上位はある。スピードが出る冬場は特に活躍できる。泉田はスタート力に定評がある。レース序盤で好展開を作りやすい状況。後は捌きが上達してくると成績も上位で安定してくるだろう。五十嵐はSSシリーズの初日後にエンジンを組み直す整備を施した。そこから機力が上向き、好成績につながっている。
最も若い35期では地元の佐藤励に注目。デビューから2節を消化したが、ここまで8戦6勝。驚異的な成績を残している。今回から勝ち上がり権利が発生するので、いきなりの優出、そして優勝まで十分ありそうだ。浜松からは35期が3人来場。その中では角貝拓海がデビュー節で2勝を挙げた。今回はまだ勝ち上がり権利はないが、1着を量産しそうな予感。
※12月31日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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鈴木 圭一郎〔浜松 S-2(32期)〕
若井 友和〔川口 S-9(25期)〕
永井 大介〔川口 S-15(25期)〕
佐藤 摩弥〔川口 S-21(31期)〕
木村 武之〔浜松 S-10(26期)〕
五十嵐 一夫〔川口 A-9(21期)〕
加賀谷 建明〔川口 A-26(27期)〕
泉田 修佑〔川口 A-62(33期)〕
昼も夜もオートレースを楽しめる!
川口オートでスーパースターフェスタが行われている夜は、飯塚オートでミッドナイトレースが開催される。5日間の日程で、優勝戦は大晦日。今年最後のレースはこのミッドナイトの優勝戦になる。
出場するS級は地元から2人の予定。岩見貴史と田中茂だ。岩見は現在絶好調。前走の地元ミッドナイトは補充参戦だったが、圧勝のレースを連発させていた。その前は山陽GIで準優勝。スタートを決めて自分の展開を作れていた。更にその前の地元GIでは優勝。前走のミッドナイトでは競争車を乗り換わっていたが、スピード面は申し分ないモノを見せていた。今回は断トツの優勝候補。ファンの期待にしっかりと応えてくれるだろう。
田中茂は前走が地元ミッドナイト。準決では2着に入ったが、ここは1着のみが優出条件のレースだったため、優勝戦には進めなかった。エンジン的には悪くなさそうではあったが、エンジンが仕上がってる人を相手にはスピード的に物足りない印象だった。今回の強敵は岩見となるが、打ち破るとなるとエンジンの底上げが必要。
A級の中で特に注目なのは川口の稲川聖也。前走の地元4日間開催では、初日からオール1着の完全優勝を決めてきた。優勝戦ではスピード自慢のレーサー達を振り切り、上がり3・365のタイムでゴールしてみせた。完全に好調モードに入っている。優勝戦では最重ハンの20M前だったが、今回からはハンデが10M重くなるのは必至。当面はハンデとの戦いになる。
地元A級でも若手の活躍が目立っている。34期の川口裕司は前走の地元ミッドナイトで優出。2日目には試走26の数字を叩き出していた。レース道中の捌きにはまだ課題を残すが、スピード自体はS級並みのモノを持っている。木山優輝もよくスピードが出ている。試走タイムも出ており、川口と同様に捌きに磨きがかかると相当な選手になれる。
28期の中にも注目の選手は多い。松尾隆広は前走の地元ミッドナイトで優出。一時期よりスタートに改善が見られ、レース序盤の展開も悪くならない事が多くなってきた。道中の攻めは果敢の一言。チャンスがあれば前を走る車のインに叩き込んでくる。辻大樹もおおむね好調。前々走では地元GIで優出。ここでは被害があって落車となったが、その後のミッドナイトでは悪影響を感じさせなかった。浜松の柴田紘志は前々走の伊勢崎で優勝。前走の飯塚ミッドナイトでも、まずまずの走りを見せていた。同地区の和田健吾は、11月26日の飯塚ミッドナイトで優勝。その後も良い状態でエンジンを保てている。
※12月23日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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岩見 貴史〔飯塚 S-30(29期)〕
田中 茂〔飯塚 S-38(26期)〕
松尾 隆広〔飯塚 A-69(28期)〕
木山 優輝〔飯塚 A-72(33期)〕
辻 大樹〔飯塚 A-95(28期)〕
川口 裕司〔飯塚 A-108(34期)〕
稲川 聖也〔川口 A-116(33期)〕
和田 健吾〔浜松 A-102(28期)〕
オートレースの祭典・スーパースターフェスタが開幕!
年末の大一番・スーパースター王座決定戦を含む、スーパースターフェスタが今年も始まる。(ここからはSSと表記)シリーズは大きく2つに分かれ、SS王座決定戦トライアルと、SSシリーズ戦が行われる。SSトライアルでは選出された16人が4日間の戦いを行い、王座決定戦に進出する8人が決まる。SSシリーズ戦は連日1R~10Rまでで競争が行われ、4日目に準決、そして最終日に優勝戦が行われる。SSトライアルに出場する16人の紹介と近況の動き、それにSSシリーズ戦で活躍しそうな選手を挙げていく。
まずはSSトライアルシリーズで、ランク上位者から紹介。
全国ランク1位の青山周平。直前は山陽のGIで優勝している。エンジン状態は絶好調。スタート、スピード、捌きのどれをとっても超一流。よほどの大崩れがない限りは、王座決定戦乗りを決めてくるだろう。この大会は現在2連覇中。最終日には最高の仕上がりに持っていき、3連覇を目論む。
ランク2位の鈴木圭一郎。直前は山陽のGIで優勝戦まで進み5着。3節前には山陽GIIでの優勝があり、エンジンは高いレベルで保てている。走りの面でも死角という死角が見当たらず、青山にとって最も脅威の存在になるはず。2016年以来のSS王座決定戦優勝を目指す。
ランク3位の荒尾聡。直前は山陽のGIで優出4着。その前も地元のGIで優出し3着に入っている。エンジンは好調の部類。更に走りの方も、以前のスタート一気だけではなく、道中の追い上げも利くレーススタイルに変貌を遂げている。攻撃の幅は大きく広がった。この大会は2017年に制している。青山、鈴木圭の2強に割って入れるのはこの荒尾だ。
地元の中村雅人はランク5位。直前の山陽GIではイマイチな結果に終わったが、それまではエンジンを良い状態で保てていた。スタート力は上位3人ほどではないが、レース道中の捌きはそん色ない。この大会は初めてSGを獲った思い入れのあるタイトル。地元のエースとしても奮闘を見せたい。
ランク6位の早川清太郎。直前の山陽GIでは中間着でまとまっていた。エンジンが仕上がれば鋭い差しで番手を上げてくるタイプ。地元伊勢崎で特に強い印象があるが、近年では遠征先でも結果を残せるようになっている。スタートである程度の位置に付ける事ができれば、上位争いに参加してくる。
ランク7位の金子大輔。直前は川口の一般開催で走っていた。ここでは優出できなかったが、試走タイムはしっかりと出ており、エンジン状態は悪くなさそうだった。ここ数節の動きを見ても、車券に絡むケースが多いので、SSトライアルでも好走ができそうだ。
ランク8位の伊藤信夫。直前は川口の一般開催で走っていて優出。結果は8着だったが、序盤でやや不利があってのもの。昨年、久々にSGで優勝してからは本来のスピードが戻ってきた印象。高速バトルになれば、持ち味を遺憾なく発揮してくる。
ランク9位の若井友和。直前の山陽GIでは、シリーズ中に1勝止まりと物足りない結果だった。ただし、今回は地元なので整備はやりやすい。車群が密集する混戦になると、気合の突っ込みで車を押し進めてくる可能性がある。
ランク10位の木村武之。直前の山陽GIでは準決に乗れなかったが、残り2走はともに1着。川口では11月27日のレースで優勝しており、当地でのセッティングは掴めているか。今年は自身1000勝を達成し、動きは活発そのもの。特に大舞台で強い印象もある。
ランク11位の佐藤貴也。直前は川口で連続参戦していて、前々走では優勝していた。その後の節でも車の進み方は良さそうだった。どの枠からでもダッシュを乗せて飛び出すスタート力がウリ。レース道中はインコースを回りながらスピードも乗せてくるタイプだ。
ランク13位の佐々木啓。山陽勢からは唯一のトライアル出場となった。直前の地元GIでは準決3着で優勝戦には進めなかったが、シリーズ中は全て車券に絡めていた。一時期は調子を崩していたが、近況は代名詞である安定感が戻りつつある。最後まで諦めないレーススタイルで、車券圏内にまで入ってくるか。
ランク14位の有吉辰也。直前は地元ミッドナイトで走っていて、優勝戦まで進出していた。全盛時までとは言えないが、だいぶ走りの切れ味が戻っている。今年は3月に川口でGI優勝している。久々のSG優勝への機運が高まっている。
ランク15位の永井大介。直前の地元一般開催では優勝戦まで進めなかった。今年はエンジンを良い状態で長く保てていないが、7月に飯塚でプレミアムカップでの優勝があるように、完調まで持っていける時もある。その状態になった時は爆発力ある走りに期待できる。2018年以来の同大会優勝を狙う。
ランク19位の篠原睦。直前は山陽のGIで優出し3着。今年は悲願でもあったSG初優勝を成し遂げ、SGタイトルホルダーの仲間入りを果たした。その後は精彩を欠く時期もあったが、前回の山陽GI優出で上昇ムード。スタート先行からの逃げ粘りに注目したい。
ランク21位の佐藤摩弥。直前は山陽GIに出場していたが、いい所はなかった。今年前半は良かったが、夏を過ぎたあたりからエンジンが全く良くならなかった。そのまま現在にまで来ている印象だが、今回は地元での戦いなので整備などで立て直すか。
ランク27位は黒川京介。直前は地元一般開催で準優勝。その前も優出しており、ここ数節はスピードある走りを展開している。33期ナンバー1の素質が開花しつつある。スタートの切れも良くなっており、今回のSSトライアルで台風の目になるのは間違いない。
ランク37位は重富大輔。直前は地元一般開催で優出し3着。エンジン状態はまずまずで、スピードだけならSSトライアルでも十分通用する。後はスタートでどこまで踏ん張れるか。重走路を得意としているので、良走路よりは重走路の方が結果を出せるかも。
SSシリーズ戦では松尾啓史、高橋貢、滝下隼平などが活躍しそう。松尾啓は前走の地元GIで優出。その前の飯塚GIでも優出しており、走りのセンスの高さを見せている。高橋貢は今回、SSトライアルに出場できなかった。直前では落車などもあり不透明な状況だが、出場してくるとなったらしっかりとエンジンを仕上げてくる。滝下はエンジン仕上がった時のスピードが驚異。スタートの甘さを補って余りある瞬発力を見せてくる。
初日の10Rには、SSガールズ王座決定戦が組まれている。ハンデ構成は10Mオープンで、最内から金田悠伽、稲原瑞穂、高橋絵莉子、藤本梨恵、田崎萌、本田仁恵、信沢綾乃、片野利沙となっている。10Mオープンなので、とにかくスタートが大きなポイントになってくるだろう。前回の勝者は田崎。その前は片野。はたして今回は誰がガールズ王座になるのか。
※12月26日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
鈴木 圭一郎〔浜松 S-2(32期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-3(27期)〕
中村 雅人〔川口 S-5(28期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-6(29期)〕
金子 大輔〔浜松 S-7(29期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-8(24期)〕
若井 友和〔川口 S-9(25期)〕
木村 武之〔浜松 S-10(26期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-11(29期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-13(23期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-14(25期)〕
永井 大介〔川口 S-15(25期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-19(26期)〕
佐藤 摩弥〔川口 S-21(31期)〕
黒川 京介〔川口 S-27(33期)〕
山陽オートで今年最後のシリーズ!
前回の山陽オートはGIスピード王決定戦で、伊勢崎の31期・青山周平の優勝で幕を閉じた。今回はミッドナイトの3日間シリーズで、山陽オートでは今年最後の開催となる。出場する選手にとっては、良い形で新年を迎えるためにも、結果を出してシリーズを終えたい。
出場予定のS級は3人。地元からは藤岡一樹が参戦。前走は地元GIだった。シリーズ中に1着が2本あったが、どちらも不安定走路でのもの。良走路となるとエンジン的にもう少し、といった状況だったが、今回は大幅にメンバーが軽化している。現状のエンジン状態でも通用するだろうし、上積みができれば優勝争いにまで参加できる。
他にS級は浜松から藤波直也、飯塚から越智尚寿。どちらも前走は山陽GIだった。藤波はシリーズ中に白星がなかったように、エンジン状態もイマイチだった。良い時はしっかりと試走タイムが出る選手なので、今回はどれくらいの数字が出るのか、一つの目安にしたい。越智も前走は良くなかった。今回の中では格上の存在だが、それでもエンジンの底上げは必要。
A級の中にはソコソコ好調な選手がちらほら。紹介する選手は全て前走が山陽GI。福永貴史はスタートの甘さを残したままだが、シリーズ中は3回の連対があった。エンジン面は上々で、レース序盤の展開をこなせば上位着でまとめられる状態。その同期の西村龍太郎は連勝発進。3日目も2着だったが準決からは失速。それでも、エンジン自体はそこまで悪くなっていなさそうだった。五所淳は準決3着で優出を惜しくも逃したが、シリーズ中は4回車券に絡めていた。
若手では山本将之が最終日に白星を挙げ、成長した姿を見せていた。その同期の角翔太郎も最終日は白星。更に3日目にも白星を挙げ、シリーズ中に2回1着を取っていた。浜松の落合巧もシリーズ中に2勝を挙げた。その反面、8着も2回あったように成績にムラがあるのも特徴。長田稚也は白星こそなかったが2着が3回。4日目には試走28を出していたように、スピード面での強化が図れている。
中堅どころでは鈴木静二が健闘していた。白星はなかったが、4回車券に絡めていた。武器のスタート力は健在。遅れる事はほぼなく、むしろ枠ナリ以上の発進を決める事が多い。その後の攻めも素早い。林弘明も準決まで進出していたように、よく活躍していた。シリーズ中は3回車券に絡めていた。こちらは鈴木静二とは逆でレース序盤はやや不安だが、道中回り出すとしっかりスピードに乗ってくる印象。
※12月22日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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藤岡 一樹〔山陽 S-33(29期)〕
藤波 直也〔浜松 S-42(31期)〕
越智 尚寿〔飯塚 S-45(25期)〕
福永 貴史〔山陽 A-42(25期)〕
西村 龍太郎〔山陽 A-49(25期)〕
山本 将之〔山陽 A-89(33期)〕
五所 淳〔山陽 A-117(23期)〕
長田 稚也〔飯塚 A-77(34期)〕