
浜松VS飯塚バトルが開幕!
浜松オートは昨年11月7日以来の開催。約3ヶ月の時を経て、浜松の地で再び高速バトルが展開される。今回は3日間の一般開催で、地元と飯塚勢による戦いとなる。強力なメンバーが揃っており、どちらに軍配が上がるかは興味のあるところ。
今回出場する中で地元のランクトップは金子大輔。前走は飯塚GIIだったが準決6着で優勝戦には進めなかった。しかし、シリーズ中は試走26をマークするなどエンジン面はそこまで悪くなさそう。鈴木圭一郎が不在の地元戦で、大将格を負かされた身としては最大限の走りを見せたい。
伊藤信夫は前走が伊勢崎GIだった。ここではシリーズ序盤にリズムを掴めず準決に進出できなかったが、後半の2走は共に1着。エンジンの立て直しはできている。今回は地元でスピードある走りを披露できるだろう。佐藤貴也も前走は伊勢崎GIだった。ここでは全くいい所がなかったが、その前は年末のSS王座決定戦に乗っていた。その時の状態を取り戻せれば、強烈なイン突っ込みで車群を交わして行ける。木村武之は前走が川口のお正月開催だった。ここでは予選準決をオール連対で突破し優出。そこでは4着だったが、今年へは良い流れで入れている。
来場している飯塚勢のランクトップは有吉辰也。前走は地元GIIでしっかりと優出していた。その優勝戦は試走と本走とで走路状況の変化があった。その影響か、有吉はトップスタートを決めたものの1周バックストレッチでまさかの落車。早々と戦線離脱となってしまった。今回は落車明けの競争となるので、初日の試走には特に注意して見ておきたい。
浦田信輔と篠原睦は地元GIIで優出しての参戦。優勝戦は不安定走路で浦田が6着、篠原が7着だった。浦田は良走路の予選道中で3回の白星があるように、エンジン面はかなり良さそうだった。シリーズ中の試走最高タイムは25。数字が出にくい浦田にしてみれば十分な数値。篠原はシリーズ中に白星はなかったが、今年の初優出を記念レースで決めたのは好材料。再び安定感ある走りを取り戻すか。滝下隼平は2日目に白星があったが、シリーズ後半は失速。良い状態を長続きさせられるかどうかが今の課題。
飯塚勢は若手に注目選手が多い。中村杏亮は前走のGIIで初日から連勝。準決は3着だったが、シリーズ中は見せ場十分だった。木山優輝は初日、2日目と連対。スピード面はかなり強化されている。その33期に追いつけ追い越せで成長を見せているのは34期。長田稚也は通算優勝回数が4。川口裕司は優勝回数は3だが、道中の走りは良くなっている。藤川竜は連対するレースが増えてきた。デビュー後は惨敗が多かった道智亮介だが、前走のGIIでは2回の白星。着実に成長している。石本圭耶も時折りセンスある走りを見せている。
※2月1日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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金子 大輔〔浜松 S-7(29期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-8(24期)〕
木村 武之〔浜松 S-10(26期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-11(29期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-14(25期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-18(23期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-19(26期)〕
滝下 隼平〔飯塚 S-24(28期)〕
分厚い地元の選手層が外来勢を包囲!
今回の山陽オートはミッドナイトの4日間開催。出場するS級は伊勢崎から西原智昭のみ。地元山陽のS級は不在だが、A級やB級に好調な選手は多く、地元の牙城を必死に守る。気になる選手を挙げていく。
まずは唯一のS級西原から。前走は飯塚GIIだったが、ここではシリーズ中に白星がなかった。ただし、試走タイムは連日30近辺をマークしており、エンジンは大きく崩れてはいない。今回はメンバーが大幅に軽化されているし、S級は西原だけなので、エンジンに少しでも上積みができれば総合力の違いで優勝戦まで進出できる。スピードに乗った捲りに期待したい。
A級で最も調子が良いのは西村龍太郎。前走の地元では初日から3連勝で優出。そこでは2着に入る準優勝だった。長らく最重ハンで走っていた西村龍だが、近況はその10M前のハンデに置かれている。その恩恵を生かして好成績を残しているが、もちろんエンジンの方も仕上がりは良い。今回は元の最重ハンに戻る可能性もあるが、今のエンジン状態なら十分通用するだろう。
その西村龍を振り切って優勝したのは古城龍之介。初日は6着だったが、そこからは3連勝で優勝戦も勝利。これが自身初めての優勝になった。上がりタイムは驚異の3・365。いきなりの独走でこのタイムを出されたら誰も追いつけない。現在はB級にランクされているが、前回の優勝でハンデが更に重くなるかも。その辺りでレース序盤の展開が大きく変わるが、それにしっかりと対処できるかどうかは大きなポイント。
その優勝戦には岡部聡も乗っていた。結果は7着だったが、予選道中の動きは良さそうだった。前を走る車を抜ける態勢になると、しっかりとインから交わしていける。前田淳は準決4着で優出はならなかったが、エンジン自体はまずまずで安定していた。前回の分まで今回にぶつけたい。穴見和正も元気一杯の走りを見せている。準決は3着だったが、4走して3回は車券に貢献できていた。変わらぬイン走法で車群を交わしていく。若手では古城と同期の山本翔も力を付けている。前走の飯塚GIIでも見せ場を作っていた。
外来A級では亀井政和が好調。前走の飯塚GIIでは5走して全て車券に絡めていた。ハンデが軽く、タイム点が稼ぎにくい関係で準決には進めなかったが、仮に準決に乗っていても良い勝負ができたのではないか。
B級では稲原良太郎、石橋大、矢野正剛がエンジンまずまず。ハンデ位置を生かして有利な展開を作りやすい。日室志郎も直線の伸びが良さそうだった。早めに独走に入れる状況なら、格上相手でも振り切れるスピードがある。同様に磯部真樹も仕上がりが良い。近況は3着以内のレースが増えている。やや不安視されているスタートさえこなせば、今回も好成績を残し続けられるだろう。
※1月31日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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西原 智昭〔伊勢崎 S-25(28期)〕
前田 淳〔山陽 A-2(27期)〕
岡部 聡〔山陽 A-3(19期)〕
西村 龍太郎〔山陽 A-49(25期)〕
穴見 和正〔山陽 A-57(12期)〕
亀井 政和〔伊勢崎 A-126(28期)〕
古城 龍之介〔山陽 B-84(34期)〕
磯部 真樹〔山陽 B-76(28期)〕
青山周平にリベンジを果たしたい早川清太郎!
前回の伊勢崎オートは全国ランク1位・青山周平の優勝で幕を閉じた。今回もその青山は参戦。連続優勝に期待がかかるが、それを阻止する選手は現れるのか。
先述の青山は今年に入ってからも好調そのもの。前走の地元はオール連対で優勝していた。その前の川口では初日からスーパーハンデでの競争を強いられていたが、そこではしっかりと優出。優勝戦は5着だったが、スーパーハンデからのレースでは致し方ないところ。今年の初レースだった地元のGIもオール連対で優勝。つまり、今年に入ってから地元でのレースは全て連対している。今回も常に車券の対象になるだろう。
前回の伊勢崎で準優勝だったのは早川清太郎。早川は今年に入ってから全て青山と同じ開催に出場している。今年初レースの地元GIでも準優勝。今年の地元での優勝戦は青山に負け続けているが、今回こそリベンジを果たす時か。他に地元S級は吉原恭佑と松本やすしの32期コンビ。どちらも今年は14走して1着が1回と物足りない結果だが、松本やすしの方は前走の地元で優出。この勢いで上昇気流に乗りたい。
外来S級は山陽から多く参戦。その中でランクトップは佐々木啓。今年はまだ白星がない。ただし、試走は30を切る事がほとんどなので、エンジン面はそこまで悪くない。山陽勢の代表格として、猛烈な追い込みを見せたい。
前走の地元で優出してきたのは丹村飛竜。優勝戦は6着だったが、予選道中はオール連対。丹村らしいスピードが出ている。伊勢崎では近年、優出ができていないが、今のエンジン状態なら十分優出は可能だろう。丸山智史も前走の地元では悪くなかった。準決は3着で優出はならなかったが、シリーズ中は4走して全て車券に貢献できている。最終日は白星で締めており、今回へ向けての弾みはついている。岩崎亮一は成績が安定しない。それでも前走では4走中2回の1着があったので、その状態を持続できれば楽しみな存在。
川口からは佐藤摩弥と高橋義弘がS級として参戦。佐藤摩は長らく調子が上がらないでいるが、今の車に乗り換わってからは多少の兆しが出ている。少しずつだが本来の姿を取り戻していくだろう。高橋義弘は今年はまだ1節しか走っていない。それが伊勢崎GIだったが、その時は成績が散々だった。今回は一般開催でメンバーが軽くなるので、しっかりとリズムを立て直したい。
A級では笠原三義、金山周平、石川哲也などが前回の伊勢崎で優出していた。それほどレース間隔が空いておらず、今回も好調のまま乗り込める。中山光は前走の飯塚ナイターで優出。優勝戦ではフライングをしたので、しばらくはスタートで無理はできないが、それを補って余りあるスピードは魅力。
B級では地元の新人・新井日和が力をつけてきた。まだ安定感に欠ける面はあるが、車券に絡める走力が身についている。山陽の岩永清文も好調。スタートの甘さは変わらずだが、以前はイン一本だった走りが、近況は捲りも使うようになっている。更に苦手だった重走路も克服しつつある。
※1月28日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-6(29期)〕
吉原 恭佑〔伊勢崎 S-28(32期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-13(23期)〕
岩崎 亮一〔山陽 S-22(25期)〕
丸山 智史〔山陽 S-23(31期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-29(29期)〕
佐藤 摩弥〔川口 S-21(31期)〕
GIIオーバルチャンピオンカップが開幕!
今年に入り開催ラッシュが続いている飯塚オート。今回の記念レースが終わると、しばらく本場開催はなくなる。飯塚ナイターレースを目一杯楽しんでおきたい。
地元エースの荒尾聡は好調が続いている。直前のナイターで優勝していたし、更にその前の開催でも優勝していた。エンジンは高い位置にあり、乗り手の方も充実している。今回は記念レースとあって外来から強力な車が来場するが、迎え撃つ態勢は整っている。地元勢を鼓舞しつつ、自身も優勝戦へと駒を進めるだろう。
有吉辰也の近況は決して悪くはないが、勝ち切れないレースも目立っている。エンジン的にはもう少し上積みが必要か。それに成功すれば今回のような記念レースでも優勝戦まで進めるだろう。浦田信輔もエンジンはピリッとしていない。前走の伊勢崎GIではシリーズ中に白星がなかった。それでも大崩れはしていないので、ちょっとした底上げができればキレのある差しを披露できる。篠原睦、田中茂、久門徹の26期勢も、悪くはないがもう一つといった印象。爆発力で言えば滝下隼平あたりが怖い存在。
外来で最も有力なのは鈴木圭一郎。今年はまだ1節しか走っていないが、その川口のお正月開催ではオール連対で優勝していた。年末のSS王座決定戦では3着入線。良い流れで今回に臨めている。オーバルチャンピオンカップは2020年に制しており、同大会2度目の優勝を目指す。浜松勢では金子大輔も楽しみな存在。前走の伊勢崎GIでは、準決3着で惜しくも優出はならなかったが、初日から連勝を決めるなど動きは上々だった。
川口からは中村雅人、永井大介、若井友和、黒川京介などが登場。中村雅は飯塚連続参戦。その飯塚ではしっかりと優勝戦まで進んでいた。その前の伊勢崎GIでも優勝戦まで進んでいたように、今年は悪くないリズムを作れている。中村雅と同様に前走の飯塚で優出していたのは黒川。ここ最近では再び急成長を見せており、1走ごとに底力が増している。記念レースはGIを一度制しているだけだが、そろそろ2つ目のタイトルを手に入れてもおかしくない。永井は前走の地元お正月開催で優出。その前の年末SSでも王座決定戦乗りを決めていた。若井は前走の地元5日間開催で、準決3着だったが、シリーズ中は全て車券に絡めていた。走りの安定感は健在だ。
他に外来勢で注目なのは高橋貢、松尾啓史、鈴木宏和など。高橋貢は前走の川口5日間開催で優出し3着。大事な場面ではしっかりとエンジンを仕上げてくる。松尾啓は、前走の地元では準決3着で優出を逃したが、エンジン自体は良さそうだった。その前の年末SSシリーズ戦では、最後方から猛追を見せて優勝を決めているように、乗り手の捌きも問題ない。鈴木宏の前走は山陽だった。予選準決をオール連対で通過し、優勝戦は3着入線。連日スタートのキレが光っていた。他では三浦康平と西原智昭が前走の地元GIで優出。記念レースで連続優出を目指す。
※1月24日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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荒尾 聡〔飯塚 S-3(27期)〕
鈴木 圭一郎〔浜松 S-2(32期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-4(22期)〕
中村 雅人〔川口 S-5(28期)〕
金子 大輔〔浜松 S-7(29期)〕
永井 大介〔川口 S-15(25期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-12(26期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-14(25期)〕
荒尾聡と中村雅人がシリーズを主導する!
飯塚オートは今年、早くも5度目の開催。短期決戦が続いているが、今回も3日間のシリーズ。初日がいきなり最終予選なので、前検日と初日のレースまでの練習で良いセッティングを見つけなければならない。そうなると地元勢の方が有利になるか。
出場する中でランクトップは荒尾聡。前走の地元ミッドナイトでは優勝、その前に走っていたお正月開催では準優勝。今年に入ってからも好調が続いている。エンジンも乗り手も高い位置で推移できている。今回も優勝候補の筆頭に挙げられる。
地元2番手となるのは有吉辰也。最近の有吉はピリッとしない状況が続いている。大敗はしないが、勝ち切れないレースが多い。エンジンの底上げを成功させて、今年初優出をそろそろ決めたいところ。滝下隼平は連続優出中。試走タイムは強烈と言うまでではないが、しっかりとした数字は出せている。スタートに頼らないスタイルで、レース後半に鋭く追い上げていくシーンが目立つ。
篠原睦の前走は伊勢崎GIだった。連勝発進を決め、滑り出しは好調だったが準決は4着で優出とはならなかった。それでも最終日は2着に入るなど、悪くない動きを見せていた。田中茂も前走は伊勢崎GIだった。初日と最終日に2着はあるが、シリーズ全体を見ると物足りない結果。地元に帰ってきたので、しっかりと整備でパワーアップさせたい。
浜松からは藤波直也と笠木美孝が来場。藤波は今年初出走。前走の山陽ミッドナイトではまずまずだった。笠木は前走の伊勢崎GIではイマイチだった。しかし、今回のような一般開催なら、エンジンさえ並の状態になれば通用するだろう。
川口からは中村雅人と黒川京介がS級として参戦。中村雅の前走は伊勢崎GI。予選3日間はイマイチだったが、肝心の準決で1着を取り優出。優勝戦では5着の結果だったが、試走タイムはそこそこ出ていた。エンジン自体は悪くなさそう。黒川の前走は地元5日間開催。予選道中を順調にこなし準決に進んだが、ここでは4着で優勝戦までは行けなかった。ただし、連日試走タイムは出ており、エンジンは高い位置にありそう。池田政和は長欠明けの地元で1節を消化した。まだまだ本調子とは言えない現況だが、1走ごとに感覚を取り戻してくるだろう。
新人35期では北原岳哲と中村颯斗に注目。北原は勝ち上がり権利が発生した前走では、初日8着で準決に進めなかったが、残りの2走は共に1着。初準決や初優出は今回におあずけ。中村颯はこれまで重走路で2勝。良走路では2着が1本あるだけだが、走り自体はレースごとに良くなっている。
※1月21日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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荒尾 聡〔飯塚 S-3(27期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-14(25期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-19(26期)〕
滝下 隼平〔飯塚 S-24(28期)〕
中村 雅人〔川口 S-5(28期)〕
黒川 京介〔川口 S-27(33期)〕
池田 政和〔川口 A-1(23期)〕