競争の火花散るナイターレース!
今年の伊勢崎オートのナイターレースは今回で最後。最近は気温がだいぶ下がっており、それに伴い走路温度もかなり低下しそう。ハイスピードのバトルが展開される。ちなみに、出場する選手はオール地元。
今回のランクトップは早川清太郎。近況の動きは活発そのもの。前走の地元3日間開催では初日からオール1着の完全優勝を達成。その前のSGでも優出している。特に地元で強い早川は、近況の地元では10走中1着8本、2着2本でオール連対中。今回はメンバーも手薄になるので、前節に続いての完全優勝まで十分ある。
前走の地元で準優勝だったのは西原智昭。その節から「二シエスタ」に乗り戻ったが、これが効果てきめん。準決では試走28を叩き出していた。元々、スピード戦を得意とする西原なので、今の気象条件は有利に働くだろう。早川と同じレースになった際は、スタート先行から先攻めが決まれば先着も十分あり得る。
他にS級は三浦康平、岩田行雄、谷津圭治。三浦は前走の準決が7着で、優勝戦には進めなかったが、その前のSGでも見せ場を作れていたようにエンジン状態は悪くない。西原と同様にスピードバトルで持ち味を発揮できる。岩田は前走の準決が4着だったが、それ以外の2走はともに連対。まだまだ血気盛んだ。谷津は前走の着順はイマイチだったが、試走タイムはソコソコ出ており、競争はできる状態。
前回の伊勢崎で優出していたのは他に山中充智。今は最重ハンの20M前に置かれているが、本人の実力を考えれば魅力十分な位置。試走タイムもしっかりと出ており、重ハン勢にとっては脅威の存在になる。内山高秀は今期からA級に陥落したが、レース道中は冷静な走りで番手を上げている。浅香潤は前々走の地元で優勝。その後の節も良走路では好走を見せていた。
B級にも車券に絡んでこれそうな選手は多い。深沢悟は前走の3日間開催ではオール連対。ハンデが軽いため、タイム点が稼げず準決には乗れなかったが、直線の行きっぷりは良く、後続車にも簡単には抜かれない状態だ。松村真や猪熊龍太も近況はまずまず。レース序盤で軌道に乗れれば、ハンデ差を保って粘り込むシーンが増えている。道中の攻めが的確なのは宍戸幸雄。散発傾向のスタートさえこなせば上位着でまとめられる技量がある。
※11月19日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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早川 清太郎〔伊勢崎 S-6(29期)〕
三浦 康平〔伊勢崎 S-20(28期)〕
西原 智昭〔伊勢崎 S-25(28期)〕
岩田 行雄〔伊勢崎 S-36(15期)〕
谷津 圭治〔伊勢崎 S-44(25期)〕
内山 高秀〔伊勢崎 A-10(26期)〕
浅香 潤〔伊勢崎 A-21(23期)〕
山中 充智〔伊勢崎 A-169(28期)〕
若手のスピードバトルを楽しもう!
今年もGII若獅子杯争奪戦の季節がやってきた。ヤングレーサーによる記念開催。今回は29期以降の選手のみでの戦いになる。シリーズの核を担うのは青山周平と鈴木圭一郎の全国ランク1、2位コンビ。しかし、成長盛りの若手レーサーの中で、この両者に割って入る選手が現れるかもしれない。
まず紹介するのは鈴木圭一郎。前走は地元のSGで、ここではチャンスを逃さず優勝をもぎ取ってみせた。エンジンも好調だが、乗り手のレース勘も冴えている。ハイスピードで車を操りながらも、レース展開がよく見えている。若手レーサーの中では随一の落ち着きを持って競走に臨めている。その鈴木圭に敗れて、SGで準優勝だったのは青山周平。優勝戦では先頭を走っていたが、荒尾聡の攻めに抵抗して失速。その隙に鈴木圭にインから抜かれてしまった。ただ、SGの優勝戦で先頭を走れ、優勝もありそうな動きだったので、エンジンの方は全く心配ない。今回出場する中では実績上位。鈴木圭もそうだが、この若獅子杯初制覇を目指す。
前回の川口開催で優勝してきたのは佐藤貴也。初日こそ3着だったが、そこからはピンラッシュ。3連勝で優勝を決めてきた。エンジンが良くなった時の佐藤貴は、攻めの鋭さが数倍にも増す。スタート力もあるので、今回はオート界の2強に食い込んでこれる状態にある。その優勝戦に乗っていたのは中山光、中山透、古木賢、片野利沙、森谷隼人など。古木と片野は初優勝を目指すべく、0ハンから力走を見せたが道中は後退。中山透はスタートダッシュが決まらず苦しい展開に。森谷はスタートこそ決まったが、道中で伸びを欠いてしまう。中山光はスタート行けず、最後方からのレースになったが、試走26のパワーで3着まで追い込んでいた。それでも各選手、優出後の参戦とあって軽視はできない。
金子大輔は前走の地元SGで優出4着。優勝戦でも序盤はチャンスありそうな位置に付けていた。エンジンだけ見れば十分な仕上がり。若獅子杯は2013年、2018年に制した事がある相性のいい大会。岩見貴史は前走のSGで2日目に外線突破で失格。勝ち上がり権利を失ってしまったが、それ以外の4走は全て1着。今回も戦えるだけの機力は十分有している。スタート一気からの速攻に期待。佐藤摩弥は深刻な状況。ここ数ヶ月はエンジン状態が全く上向かず、長いスランプに入っている。それでも昨年は2度行われた若獅子杯の内、一方で優勝しているので、今回で復調のキッカケを掴むか。
地元山陽勢は丸山智史がランクトップ。近況はイマイチな状態が続いているが、佐藤摩と同様に昨年の若獅子杯で、一方の大会を制している。相性のいい大会でリズムを取り戻すか。他に地元S級は丹村飛竜と藤岡一樹が参戦。丹村はエンジン状態が並以上になれば、最後方からでも力強く追ってこれる。藤岡は逆に爆発的スタートからの早仕掛けが得意な選手だ。
最も若い34期では、長田稚也が前走の飯塚ミッドナイトで優勝してきた。スピード面はかなりの強化が図れている。藤川竜も直近の飯塚ミッドナイトで優出し6着。予選準決はともに連対していた。そこで優勝したのは松井大和。そこでは最重ハンの20M前で走っていたが、今回はハンデの重化があるのかどうか。ハンデ据え置きなら今回も楽しみ。
※11月18日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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丸山 智史〔山陽 S-23(31期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-29(29期)〕
青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
鈴木 圭一郎〔浜松 S-2(32期)〕
金子 大輔〔浜松 S-7(29期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-11(29期)〕
佐藤 摩弥〔川口 S-21(31期)〕
岩見 貴史〔飯塚 S-30(29期)〕
久しぶりに川口ナイトレースが始まる!
昼間の開催が続いていた川口オートだが、今回はナイトレースが開催される。ただでさえ気温が下がってきている昨今だが、夜の時間帯のレースとなると走路温度は相当下がる。高速バトルに期待がかかる。
出場するS級は3人の予定。その中でランク上位は若井友和。前走の地元は初日から連勝を決めたが、肝心の準決は3着で優勝戦には進めなかった。ただし、試走タイムは連日出ていたので、エンジン状態は変わらず高い位置にあると言える。その同期の永井大介も前走の地元では優出できなかった。準決は7着と惨敗。それでも最終日は試走29を出して2着。その時その時の気象条件にしっかりと合わせる事ができれば、本来のスピードある走りが見られそう。山田達也も前走の地元では準決5着で思うような結果を残せなかった。試走タイムからやや物足りなかったので、調整でエンジンを上向かせたいところ。
A級で好調なのは山田真弘。前々走の地元で約14年ぶりに優勝を果たした。その後の前走でもしっかりと優出し4着。シリーズ中は白星がなかったが、着はある程度でまとまっていた。このままの流れを持続させたい。その優勝戦には斎藤撤二も乗っていた。最重ハンの10M前から先手の攻めを見せ、1回は先頭に立ったが、最後は捕まってしまい2着で準優勝。試走タイムはしっかりと出ていたので、エンジン的には今回も楽しみ。準優勝だったのでハンデの変動があるかどうかは微妙なところだ。
その前の開催で優出していたのは武藤博臣。そのレースでは一時、番手を下げたが、そこから巻き返し3着入線。エンジン状態はまずまずだ。冷え込むこの時期なら武藤のスピードが更に生きてくる。
前走で優出はできなかったが、気配が良さそうだったのは鈴木清。近況は試走タイムが出ない傾向にあるが、レースではインを突いて番手を上げている。堅実な動きを見せているのは五十嵐一夫。前走はSGで厳しいメンバーだったが、そこそこの着が取れていた。今回はインからインの走りで車群を縫っていくだろう。まだまだ元気な走りを見せているのは篠崎実。前走でも1着1本を含む3回車券に絡めていた。スピード戦より混戦で持ち味を出せる。
※11月15日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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若井 友和〔川口 S-9(25期)〕
永井 大介〔川口 S-15(25期)〕
山田 達也〔川口 S-17(28期)〕
山田 真弘〔川口 A-8(24期)〕
五十嵐 一夫〔川口 A-9(21期)〕
鈴木 清〔川口 A-18(23期)〕
斎藤 撤二〔川口 A-46(25期)〕
武藤 博臣〔川口 A-128(28期)〕
荒尾聡がシリーズリーダー!
近況、開催ラッシュの飯塚オートは今回昼間開催。前回のミッドナイトは山陽の松井大和の優勝で幕を閉じた。今回も外来勢が多く参戦するが、地元勢の中から優勝者は現れるのか。
優勝候補断トツは荒尾聡。前走はSG日本選手権だった。予選準決を順当に突破すると、優勝戦では3着の結果だった。その優勝戦では先頭を走る青山周平を捲りにかかったが、そこで両者が競り合い外に流れてしまった。昨年に続き選手権優勝はならなかったが、エンジンはかなり高い位置にある。SGの時の分まで今回に気持ちをぶつけてくるだろう。
そのSG日本選手権で優出していたのは他に有吉辰也と滝下隼平。有吉は優勝戦でスタートが決まらず6着。その後は地元のミッドナイトで走って準優勝。シリーズを通してオール連対だったので、エンジンは安定している。今回は荒尾を脅かす一番手になる。滝下は優勝戦8着。8枠からの競争だったので、さすがに展開は厳しかった。ただ、試走タイムはしっかり出ていたようにエンジン面は全く問題ない。
篠原睦と重富大輔も前走はSG日本選手権だった。両者とも準決までは進めており、エンジン状態は悪いとは言えない。もう少し上積みがあればもっといい。田中茂と久門徹はSGで準決まで進めなかったが、シリーズ中に1回は白星を挙げている。
前回の飯塚ミッドナイトで優出していたのは、有吉の他に別府敬剛、辻大樹、西村昭紀、新村嘉之。別府は初日、準決の重走路でしっかりと結果を残していた。優勝戦は4着だったが、試走は29の一番時計が出ておりエンジンは悪くなかった。辻は優勝戦で3着。3節前は準優勝があるし、近況はほとんど車券に絡めている。西村昭も得意の重走路をこなしていた。優勝戦は単騎0ハンから必死に逃げていたが、最後は力尽き5着。それでも優勝戦以外で逃げる展開なら好結果を残せそう。新村は約1年半ぶりに復帰してから完全に復調ムード。ここ2節は優出できており、本来のパワーある走りが見られている。
3節前に優勝した安東久隆は、その後もまずまずの成績を残している。同じ山陽地区では独走力ある畦坪孝雄、インを抑えて渋太さがある杉本雅彦や別府末彦、一発力がある岡本信一などに注意したい。
※11月14日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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荒尾 聡〔飯塚 S-3(27期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-14(25期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-19(26期)〕
滝下 隼平〔飯塚 S-24(28期)〕
重富 大輔〔飯塚 S-37(27期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-12(26期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-13(23期)〕
岩崎 亮一〔山陽 S-22(25期)〕
S級は伊勢崎VS浜松の様相!
今回の伊勢崎オートはS級が数名参戦予定。伊勢崎3強の内、青山周平は不在だが、高橋貢や早川清太郎が参戦。外来は浜松から強力な選手が来襲し、シリーズは俄然、盛り上がる。ちなみにS級陣の前走はSG日本選手権。
高橋貢は前走では準決3着で優勝戦には進めなかった。ただ、その準決の試走は25。エンジン自体は仕上がっていた。今回は地元でのレースなので、大幅にエンジンが変調することはない。今回出場する中でランク最上位者としての存在感を示しそうだ。3強の一角、早川はSGの準決を1着で通過し優勝戦まで進んでいた。そこではスタートもそれなりに決めたが、前を走る青山と金子大輔が重なり、仕掛けどころを探しているうちに鈴木圭一郎に捌かれて後退。結果は5着だった。それでもSGの優勝戦まで進出できたのだから、エンジンも乗り手も好調の部類。今回、優勝候補の一人に挙げられる。
三浦康平は準決に乗れなかったが、2日目に白星を挙げるなど見せ場は作れていた。残り2日間も3着2本。エンジンはある程度の位置で保たれている。その同期の西原智昭は準決まで進めていた。そこでは8着と惨敗だったが、予選3日間は全て車券に絡めていた。連日スタートが切れていたので、今回もレース序盤で有利な展開を作ってくるだろう。岩田行雄は準決7着。ただ、予選3日間は1着1本を含む全て車券に絡めていた。まだまだ血気盛んだ。
外来勢で注目は伊藤信夫と木村武之。伊藤信は地元のSGでは準決3着。惜しくも優出はならなかった。それでもシリーズを通して見れば試走タイムも良く出ていたし、レース道中の動きも悪くはなかった。この時期のナイターならスピードが出るので、伊藤信らしい走りに期待できる。木村武もSGの準決は3着だった。それ以外の4走は1着2本を含むオール連対。自身1000勝を達成してからも、変わらず切れ味鋭い走りを披露している。
浜松からは他に青島正樹と笠木美孝も来場。どちらもSGでは思うような結果は残らなかったが、今回のような一般開催なら武器である速攻が決まるはず。エンジン自体はまあまあで悪くはない。
前回の伊勢崎アフター5ナイターで優勝戦まで進んでいたのは新井淳、北渡瀬充、清岡優一、宍戸幸雄、米里信秀。レース間隔がそこまで空いていないので、好調のまま今回に臨める強みがある。
※11月10日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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高橋 貢〔伊勢崎 S-4(22期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-6(29期)〕
三浦 康平〔伊勢崎 S-20(28期)〕
西原 智昭〔伊勢崎 S-25(28期)〕
岩田 行雄〔伊勢崎 S-36(15期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-8(24期)〕
木村 武之〔浜松 S-10(26期)〕
青島 正樹〔浜松 S-26(22期)〕