中村雅人がシリーズリーダー!
川口オートで9月7日以来のレースが始まる。今回はS級の参加が少なく、A級の層が分厚い。B級にも特徴ある選手が多く参戦し、シリーズは難解なものになりそう。気になる選手をピックアップ。
今回の優勝候補筆頭は中村雅人。前々走の浜松GIIでは予選道中で順調に着をまとめ優出。優勝戦では見事な走りで優勝をもぎ取ってみせた。その後も浜松に連続参戦し、初日から3連勝で優出。そこでは、7着の結果だったが、今回のメンバーを見渡しても実力は断トツで、優勝戦まではかなりの確率で進出してくるだろう。もちろん優勝を決めてくるかも。
他に地元S級は黒川京介と高橋義弘。黒川はここ2節、成績はパッとしないが、その前の飯塚SGでは優勝戦まで進んでみせた。走りや成績に安定感はないが、時折り激走を見せるケースもある。今回は久々の地元なので、じっくりと整備に取り組み、好走を連発させるかも。高橋義は前走の浜松では3日目に白星。近況は走路温度が下がりつつあり、高橋義のスピード走法に合う条件になってきている。
外来S級は伊勢崎から3者。その中でランクトップは西原智昭。西原は前走の地元で優出。その2節前にも優出しており、徐々に調子が上がってきている。西原もスピードがあるタイプなので、冬場の走路の方がよくマッチする。松本やすしは前走の地元では中間着を並べていたが、その前の浜松GIIでは優勝戦まで進んでいた。更にその前の地元GIでも悪くはなかったし、大きな流れで言えば戦える状態にある。谷津圭治はここ3節、凡走が続いている。どこかで立て直しのキッカケを掴みたい。
A級では加賀谷建明が絶好調。前走の山陽4日間開催では、初日から4連勝で完全優勝を決めてきた。一度、良い流れを作るとしばらく続くタイプ。今はA級にランクされているので、S級選手と同じハンデになっても内枠に入れる恩恵がある。スタートにも本来のキレが戻っており、速攻気味に仕掛けていける。
青木治親は前走の伊勢崎で優出してきた。青木は今、最重ハンの10M前から競争をしている。長らく最重ハンで走っていた選手なので、このハンデ位置はレース展開がだいぶ楽になる。活躍が続けば元のハンデ位置に戻るが、今は車券的に絶好の狙い目と言える。他では阿部剛士、君和田裕二などが前走の遠征で好成績を残していた。
B級は伊勢崎勢に個性ある選手が多い。米里信秀は、試走タイムは出ないがレースでは渋太く乗る方で、高配当の立役者になる事も多い。近況はよく車券に絡めている。同期の伊藤幸人も似たようなタイプ。先頭を走るとインコースを抑え込み、後続車に簡単には抜かせない走りをする。猪熊龍太はスタートにやや課題を残しているが、レース序盤でリズムを掴むとペースが上がるタイプ。10M後ろにスタート巧者がいない時はチャンス。小林晃もスタートさえしっかりこなせば、道中はインを的確に走って粘り込む。
※10月21日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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中村 雅人〔川口 S-5(28期)〕
黒川 京介〔川口 S-27(33期)〕
高橋 義弘〔川口 S-47(29期)〕
西原 智昭〔伊勢崎 S-25(28期)〕
松本 やすし〔伊勢崎 S-34(32期)〕
谷津 圭治〔伊勢崎 S-44(25期)〕
加賀谷 建明〔川口 A-26(27期)〕
青木 治親〔川口 A-44(29期)〕
A級、B級にも優勝のチャンスが訪れる!
飯塚オートは今月4度目の開催。今回はミッドナイトで、5日間のロングシリーズだ。S級選手は多く参戦せず、A級やB級の中から優勝者が出てもおかしくない。気になる選手を挙げていく。
今回出場する中でランク上位は岩見貴史。ここ2節は優出を逃しているが、エンジン自体は悪くない印象。その前までは優出がそこそこあったし、SGやGIなどでの競争でも好走が目立っていた。今回はランク上位者として、強力な走りを披露してくれるだろう。特にスタートが速い選手なので、レース序盤でケリを付けるシーンが多く見られるかも。
他にS級は重富大輔、田中茂、久門徹、越智尚寿。重富はここ3節、調子が上がらないでいるが、前走の最終日は白星を挙げている。ようやく本来の走りが戻ってきたか。田中茂はエンジンが日替わりといった近況だが、好走を見せる日もあるので、その状態を保てれば優勝争いにまで参加できる。久門はこのところエンジンを乗り換わる事が多い。それでも成績はある程度でまとまっている。最後のミッドナイトで乗っていたのは「エンマ」号。その時は優出して3着だった。今回もそのエンジンで乗るようなら好成績に期待できる。越智はエンジンが下降気味。どこかで立て直しのキッカケを掴みたい。
A級には好調者がちらほら。まずは伊勢崎の鈴木聡太。前走の地元では準優勝の結果だった。それも4日間シリーズで全て車券に貢献できていた。エンジンが良い時の鈴木聡は、レース道中でしっかりと前の車を捌いていける。同地区の塚越浩之は前々走で優出。前走でも悪くはなさそうだった。
川口勢では斎藤撤二が飯塚連続参戦。前走は準優勝の上、シリーズ中はオール連対だったので、その勢いで今回も走りたい。地元飯塚のA級では根本将人、藤川竜、片岡賢児が前走の昼間開催で優出。レースの時間帯は変わるが、乗り手のリズムは良いので好走に期待。スピードあるのは牧瀬嘉葵で、ツボに入った時は強烈な走りを見せる。
B級では北渡瀬充が前走の地元で優出し3着。予選準決はオール連対と、エンジンの良さをうかがわせていた。今はB級にランクしているが、実力的にはA級に匹敵するモノを持っている。ハンデ的にB級としての恩恵を受けられる今は絶好の狙い時。
※10月15日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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岩見 貴史〔飯塚 S-30(29期)〕
重富 大輔〔飯塚 S-37(27期)〕
田中 茂〔飯塚 S-38(26期)〕
久門 徹〔飯塚 S-41(26期)〕
越智 尚寿〔飯塚 S-45(25期)〕
鈴木 聡太〔伊勢崎 A-43(29期)〕
斎藤 撤二〔川口 A-46(25期)〕
牧瀬 嘉葵〔飯塚 A-55(29期)〕
鈴木圭一郎が中村雅人にリベンジを!
10月10日にGIIが終わったばかりの浜松オートで、今度は昼間4日間の日程で一般開催が行われる。地元S級の前走は当然、前回のGIIとなり、その時の動きが大いに参考になる。また、GIIでは外来勢に優勝を持っていかれたので、今回こそは地元勢の中から優勝者を出したいところ。
地元エース・鈴木圭一郎は前走のGIIでは優勝戦まで進んだが、結果は4着。記念レースの優勝戦にしては珍しくハンデ戦となり、10Mの大外からの競争だったのもあり、追い込みが届かなかった。ただし、そこまでの動きは全く問題なく、エンジン自体は高いレベルにある。今回こそは地元勢を鼓舞するべく獅子奮迅の働きを見せてくれるだろう。
その鈴木圭を打ち破って浜松GIIで見事に優勝したのは中村雅人。初日から好気配を見せており、そのまま調子を崩すことなく優勝戦までたどり着けた。優勝戦では最大の焦点となるスタートをしっかりとこなし、その後の道中も落ち着いたレース運びで先頭まで届いていた。エンジンは最高潮。鈴木圭のリベンジに立ちはだかる大きな壁として、今回もそびえ立つだろう。
地元浜松勢の主力は他に伊藤信夫、木村武之、佐藤貴也など。伊藤信は準決4着で優勝戦までは進めなかったが、シリーズを通して見ればまずまずの動きを見せていた。エンジンをもう少し上積みできれば、今回こそ優勝争いに参加してくる。木村武は準決3着。シリーズ中は全てのレースで車券に貢献できていたように、エンジン自体は中堅上位で保てていた。佐藤貴は準決4着。シリーズ中に白星がなかったのは気になるが、近況の大きな流れで言えばそこまで悪くない。
外来S級で他に注目は若井友和、永井大介、浦田信輔。若井は前走が伊勢崎のナイター。初日から連勝を決め優勝戦まで進んでいた。優勝戦は高橋貢の外枠に置かれるという厳しいハンデ構成で、レースも序盤で好位置を奪えず6着だった。それでも試走タイムはしっかりと出ていたので、エンジンの方は良さそうだ。永井の前走は飯塚のSGだった。ここでは初日から永井らしい走りを連発させて優出。優勝戦では一時、2番手に付けて先頭をうかがったが、仕掛けるまでは行かず結果3着。それでも流れとしては良い方だ。浦田は前走の地元で優出し3着。ある程度戦えるレベルにまでエンジンを仕上げていた。
A級で大注目は中野憲人。浦田が3着だった優勝戦で見事に勝利。優勝をもぎ取ってみせた。中野憲は近況、最重ハンの10M前から走るようになっていたが、元々は長らく最重ハンで走っていた選手。その10M前からなら、やはり展開がだいぶ楽になるというもの。この優勝で元のハンデに戻る可能性は高いが、優勝後の勢いで今回も活躍は十分ある。
※10月14日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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鈴木圭一郎〔浜松 S-2(32期)〕
伊藤信夫〔浜松 S-8(24期)〕
木村武之〔浜松 S-10(26期)〕
佐藤貴也〔浜松 S-11(29期)〕
中村雅人〔川口 S-5(28期)〕
若井友和〔川口 S-9(25期)〕
永井大介〔川口 S-15(25期)〕
浦田信輔〔飯塚 S-18(23期)〕
調子が上がりつつある地元主力勢!
ナイター、ミッドナイトと開催されていた山陽オートだが、今回は久々に昼間開催。走路温度が高い時間帯だが、だいぶ気温が下がってきて、タイヤが走路に食いつきやすい状況になってきた。今回は地元S級が多数参戦するが、飯塚から強烈な2車が襲来。どのような競走が展開されるのか。
地元でランクトップは松尾啓史。前走の飯塚では初日から3連勝で優勝戦まで駒を進めた。そこでは6着の結果だったが、準決までは良い動きを見せていたので今回も楽しみ。地元総大将としての活躍に期待したい。
その優勝戦で3着だったのは岩崎亮一。岩崎は今期からS級に復帰したが、その躍進に相応しい前走だった。試走タイムは出ていないが、レースでは鋭い走りを見せていた。このままS級を維持するべく、1走1走集中して取り組んでいく。飯塚のミッドナイトで優出していたのは丹村飛竜。優勝戦は4着だったが、初日と準決は白星を挙げていた。エンジン状態をこのまま保てれば、連続しての優出も十分可能。エンジンが良い時の丹村は仕掛けが何倍も鋭くなる。
佐々木啓の前走は浜松GII。ここでは初日から連勝を決めていたが、3日目以降はやや失速。優勝戦まで進む事はできなかった。それでも、9月は1着が1本もなかった事を思えば、だいぶ良化の兆しは出ている。丸山智史の前走は飯塚SGだった。ここでは2日目に8着を取ったが、それ以外の4走は全て車券に貢献できていた。少しずつだが捌きの方も磨きがかかっており、試走タイムがしっかり出る時は積極的に狙っていける。
飯塚から来場するのは荒尾聡と有吉辰也。荒尾は地元のSGで準優勝すると、その後の浜松GIIでも優勝戦まで進み5着。シリーズ中は3回の白星があり、エンジンは高いレベルにあると言える。今のオート界は青山周平と鈴木圭一郎の2強とも言える時代だが、3番手は荒尾で間違いない。有吉の前走も浜松GII。ここでは準優勝の結果だった。それもシリーズを通して全て車券に絡めていた。その前のSGでも優出していたし、エンジンは高水準で推移している。
S級以外では掛川和人が前走の浜松GIIで優出。レース序盤の仕掛けが素早く、試走タイムが出なくても狙えるタイプだ。B級ではあるが矢野正剛が前走の飯塚ミッドナイトで優勝。この勢いは大事にしたい。そこで準優勝だったのは高木健太郎。まだまだ成長の余地が大いにある32期。これからの飛躍が楽しみな一人。
※10月12日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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松尾 啓史〔山陽 S-12(26期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-13(23期)〕
岩崎 亮一〔山陽 S-22(25期)〕
丸山 智史〔山陽 S-23(31期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-29(29期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-3(27期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-14(25期)〕
矢野 正剛〔山陽 B-17(31期)〕
青山周平がナンバー1の走りを見せる!
伊勢崎オートは前回のアフター5ナイターからのほぼ連続開催。そこで活躍していた選手が多く参戦するが、前回は不参加だった選手の中にも有力者は多い。
今回の優勝候補筆頭は青山周平。前々走は飯塚のSGで見事に優勝を決めてみせた。前走は地元の一般開催で、初日からスーパーハンデでの競争を強いられた。それを克服し優勝戦まで進出したが、10M前から先攻めを決めた早川清太郎を捕まえるまではいかず準優勝だった。ただ、試走タイムはしっかり出ていたのでエンジン面は全く不安ない。今回は通常のハンデに戻るかどうかは大きなポイント。どちらにしても優勝戦までは進出してくるだろう。
その優勝戦で3着だったのは高橋貢。初日から連勝を決めての優出なので、エンジン的には十分と言える。今回は前回のリベンジを果たしたい。三浦康平は前走のアフター5ナイターで優出。優勝戦は単独最高ハンからの競争で、追い込み及ばず4着止まりだった。ただこれは、走路が完全な良走路ではなかった影響もあったと思われる。予選道中の良走路では結果を出せていたのでエンジン面は問題ない。
西原智昭は前走では1度も車券に絡む事ができなかった。エンジンはやや変調気味。今回はしっかりと立て直したい。吉原恭佑は2日目の6着が響き、準決にも乗れなかった。ただ、その6着以外はオール連対。大事な所で取りこぼしがなければ、今回こそ優勝戦まで駒を進めるだろう。松本やすしの前走は浜松GIIだった。ここでは白星はなかったものの、安定した着取りを見せ、優勝戦まで進んでみせた。このままの流れでいきたいところ。
外来S級は川口から佐藤摩弥のみ。近況は本来の走りが影を潜めている。元々、試走タイムはあまり出る方ではないが、それでももう少し数字は欲しい。エンジンさえ戦える状態になれば、最後方からでも追って行ける走りができる。
前回のアフター5ナイターで優勝したのは伊藤正司。これが約2年半ぶりの優勝だった。そのレースではスタートから動きが抜群で、本来の走法とは真逆の速攻を決めていた。レース間隔も空いておらず、今回も注目の1車になるのは間違いない。その優勝戦には石川哲也、藤本梨恵、猿谷敦史も乗っていた。石川哲はまだ優勝の経験はないが、そろそろ初優勝を決めてもおかしくないくらいの力を付けている。藤本は初日から3連勝での優出。特に逃げるレースでは好結果を残しやすい。猿谷もレース序盤で自分の展開を作れれば、上位着を残せる状態にある。
※10月12日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-4(22期)〕
三浦 康平〔伊勢崎 S-20(28期)〕
西原 智昭〔伊勢崎 S-25(28期)〕
吉原 恭佑〔伊勢崎 S-28(32期)〕
松本 やすし〔伊勢崎 S-34(32期)〕
佐藤 摩弥〔川口 S-21(31期)〕
伊藤 正司〔伊勢崎 A-142(20期)〕