鈴木圭一郎が3節連続優勝を目指す!
このところナイター開催が続いていた川口オートだが、今回は昼間に移行しての4日間開催。徐々に気温が下がりつつあるが、昼間のレースとあって、まだまだ走路温度は高めか。滑りやすい走路となり、軽ハン勢の奮闘も続きそう。
今回の注目は何と言っても鈴木圭一郎。前走も同じ川口走路で、GIキューポラ杯で優勝してみせた。その前の地元では完全優勝を決めており、目下のところ連続優勝中。競争の時間が昼間になるとはいえ、この勢いは当分続きそう。当然の優勝候補に挙げられる。
浜松からは青島正樹と中村友和もS級として参戦。青島も前走は川口GIだったが、ここでは思うような結果を残せなかった。と言うより6月に飯塚で優出してからは軽いスランプに入っている。中村友も前走は川口GI。その時も、その前の伊勢崎SGでも大きな着が続いていた。ただ、その前までの一般開催なら悪くない走りをしていたので、その時の動きを戻せればいい。
対する地元勢。今回の大将格は若井友和だ。若井は、GIでは準決3着で優出を逃したが、エンジン自体は試走タイムもソコソコ出ていたように、そこまで悪くはなさそうだった。今回のような一般開催なら十分通用する動き。今回、地元でランク最上位としての働きを見せてくれるだろう。
他に地元S級は佐藤裕二、山田達也、大木光。佐藤裕はGIで成績が振るわなかっただけでなく、試走タイムも物足りない数字だった。まずはエンジンの底上げをしたいところ。山田達、大木の28期コンビもエンジンは良いとは言えない現状。少しでも立て直せれば山田達はアウトから、大木はインから車を押し上げていくことができる。
A級で好調なのは木村直幸。前々走の地元では優出し6着。そして、その後の地元3日間開催では初日からオール1着の完全優勝を決めた。エンジンは完全に仕上がっており、直線の行き方はかなり良い。その時はハンデが最重ハンの20M前だったが、今回からハンデが重くなるのは間違いない。それによるレース展開の変化に対応できるかどうかが今後のポイント。他にも浜松勢では和田健吾、金田悠伽、島田健一などが調子を上げている。
地元勢では黒川京介と掛川和人、山田真弘が前走のGIで優出していた。黒川は、細かい成長の壁に当たりながらも少しずつ克服してきている。掛川は勝負強さが健在。大事な場面では、しっかりと自分の走りができている。エンジン状態ももちろん良い。山田真は準決までオール連対での優出。優勝戦ではスタートが決まらず後退してしまったが、絶頂時に近い走りが見られている。
※9月2日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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鈴木 圭一郎〔浜松 S-2(32期)〕
若井 友和〔川口 S-14(25期)〕
佐藤 裕二〔川口 S-19(24期)〕
山田 達也〔川口 S-27(28期)〕
大木 光〔川口 S-46(28期)〕
青島 正樹〔浜松 S-33(22期)〕
中村 友和〔浜松 S-44(32期)〕
木村 直幸〔浜松 A-223(27期)〕
SGタイトルホルダーになった篠原睦が地元に凱旋!
今回の飯塚オートは前回に続きナイターレース。9月に入り、気温も少しずつ下がってくるだろうから、走路温度も夏場よりは下降するはず。スピードレースに期待できるが、残暑が続くようだと前残りのレースもまだまだ出てくるか。
今回出場する地元のトップは篠原睦。8月15日に伊勢崎でSG初優勝を決めてからは浜松、川口GIと2節を消化した。どちらも優出はできなかったが、エンジンは大きく崩れているわけではない。今回は久々の地元で、しっかりとエンジンを仕上げてくるだろう。スタート一気からの速攻を決めてくる。
調子が上向きなのは有吉辰也。前走の浜松アーリーレースでは初日から連勝を決め優出。優勝戦は車の進みが甘く6着だったが、その前の浜松でもしっかりと優出し準優勝。良い流れを作れている。浦田信輔は前走が川口GIだった。ここではシリーズ前半はまずまずだったが、準決では5着。エンジンを上向かせる事はできなかった。ただ、ある程度の位置にはあり、今回のような一般開催なら十分通用する。重富大輔と久門徹も前走は川口GI。どちらも初日は悪くなかったが、その後は失速。地元に帰ってきたのでエンジンの立て直しを図りたい。
外来で最もランクが高いのは早川清太郎。早川も前走は川口GI。準決4着で優勝戦には進めなかったように、シリーズを通してエンジンはもうひと息といった感じだった。力強い走りをするにはもう少し上積みが必要か。伊勢崎からは内山高秀と田村治郎も参戦するが、現状はエンジン状態が並以下。
浜松からは笠木美孝がS級として参戦。笠木の前走は伊勢崎SG。ここでは難走路を乗り切って優勝戦まで進出していた。優勝戦は7着だったが、久々にSGで優出したのだから本人のリズムとしては悪くない。一つ気がかりは優勝戦でフライングを切った事。武器のスタートに影響がなければいいが。
A級では竹本修が好調。前走の川口3日間開催ではオール連対で準優勝を決めている。今は最重ハンの20M前に置かれていて、レース展開がだいぶ楽。今回はハンデの変動があるかどうかは要注目だ。
他では鈴木将光、高橋義徳、辰巳裕樹などが優出後の来場。前回のエンジン状態が飯塚走路にマッチすれば、連続優出も十分あるだろう。
※8月30日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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篠原 睦〔飯塚 S-13(26期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-18(23期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-22(25期)〕
重富 大輔〔飯塚 S-31(27期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-3(29期)〕
笠木 美孝〔浜松 S-24(22期)〕
竹本 修〔伊勢崎 A-117(25期)〕
辰巳 裕樹〔浜松 A-61(31期)〕
吉原恭佑がS級の意地を見せるか!
前回はSG競争が行われた伊勢崎オートで、今回はアフター5ナイターが開催される。S級の参加は1名のみで、A級とB級がメインの選手層になるが、個性ある走りでレースは盛り上がるだろう。
その唯一のS級は吉原恭佑。今年5月までは、まずまずの調子できていたが、そこからはエンジンが上向かないでいる。得意の重走路では連対できているが、良走路ではなかなか勝ち切れないでいる。それでも今回のメンバーの中では攻めが厳しい方。エンジンが並より少しでも上になれば、強烈な突っ込みを連発させて上位に進出してくるはず。
A級ながらS級並みの実力を持っているのは三浦康平。前走のSGでは随所で見せ場を作れていたし、その前の一般開催では優勝戦まで進み3着。4日間のシリーズで全て車券に貢献できていた。最近ではフライング多発でスタートは無理できない状況だが、その分を補って余りあるスピードは魅力。車速に乗って後方から追い込んで行く。
好調なのは鈴木清市。前走の川口では優勝戦まで進んでいた。我慢強くて渋太い走りができるので、走路温度が高い今は好成績が残せるのかも。特にレース道中で競り合いになった時は、簡単には引き下がらない勝負強さがある。新井淳は、昔から武器の速攻が今も健在。スタート後に好展開を作れるので、短ハンデ戦なら威力が倍増する。他では中野光公が、前走の浜松で4走中3回の1着がある。エンジンは上昇中だ。
外来勢で最もランクが高いのは岩科鮮太。前走のSGでは結果を出せなかったが、その前の地元では優勝戦まで進んでいた。更に4節前の山陽GIIでは自身3度目の記念優勝。好リズムの流れを作れている。
同地区からは岡谷美由紀、金田悠伽、和田健吾なども来場。岡谷と金田は初日、ガールズ王座トライアルに出場。岡谷は30線からのレースになる予定。ここ2節の動きは良くないが、その前までは悪くなかった。後方から追うレースで存在感を示すか。金田は逆に0ハン単騎から競争の予定。長欠明けからは徐々に走りが良くなり、ここ3節では節間に1本は1着が取れている。レース序盤からペースを上げての逃げ切りも十分だ。和田はこのところ1着が多い。ハンデ的にも恵まれている感あるので、今の内に好成績を収めておきたい。
B級では走りに大物感がある横田翔紀に注目。前走はイマイチだったが、その前は2節連続で優出している。ツボにはまった時の大駆けが怖い選手だ。また、鈴木章夫はエンジンまずまず。自身が持つ、公営競技最高齢勝利記録を更新し続けている。
※8月28日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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吉原 恭佑〔伊勢崎 S-40(32期)〕
三浦 康平〔伊勢崎 A-5(28期)〕
新井 淳〔伊勢崎 A-35(23期)〕
岩科 鮮太〔浜松 A-72(29期)〕
岡谷 美由紀〔浜松 A-80(32期)〕
和田 健吾〔浜松 A-132(28期)〕
鈴木 清市〔伊勢崎 A-121(14期)〕
鈴木 章夫〔浜松 B-22(2期)〕
荒尾聡が優勝候補、伏兵の存在はあるのか!
山陽オートは約三ヶ月ぶりの開催。前回と同様に、今回も昼間開催。まだまだ残暑が厳しく、走路温度も高めになりがち。各レース場でも軽ハン勢の活躍が目立っているが、今回も同じような傾向が出るのか。
山陽のエース格は佐々木啓。前走は飯塚3日間開催で、優勝戦まで進み3着入線。その前までもSGを含め、大きな着は取っておらず、エンジン的にはある程度の所で安定して推移している。道中の攻めも安定感抜群。無理な仕掛けをせずとも、番手を着実に上げる事ができる。
山陽S級は他に松尾啓史、藤岡一樹、角南一如が参戦予定。松尾啓は近況、気配が良くない。大崩れはしていないが、なかなか勝ち切れないレースが多い。ただ、今回は久々の地元一般開催。しっかりと整備をして、戦える動きを出してくるだろう。藤岡もこのところ良くない状態が続いている。今年に入ってから4月上旬までは優出ラッシュとも言うべき好調が続いていたが、その後は優出ゼロ。走路温度が上がってからは苦しんでいる。なんとかこの時期でも走れるセッティングを見つけたい。角南は3節前まではいい流れを作れていたが、近2節はイマイチ。良い流れを引き戻したい。
外来勢で注目なのは何と言っても荒尾聡。前走のSGでは準決6着で優出を逃したが、それ以外の4走は1着3本を含むオール連対。その前までも記念レース、一般開催の違いを問わず、ほとんど優出できている。エンジンの仕上がりも乗り手の実力も今回出場する中で断然のトップ。優勝候補筆頭と言えるだろう。
飯塚S級で他に有力なのは岩見貴史、田中茂、鐘ヶ江将平など。岩見は前走の地元では、初日から連勝で優出し準優勝。3節前の川口では優勝も決めており、現在は良い流れに乗れている。今回も速攻をメインのスタイルで着をまとめてくるだろう。田中茂は前走の地元はイマイチだったが、その前のSGでは約8年ぶりに優出していた。8月に入ってから優出回数が多く、この時期の気候にも対応できている。鐘ヶ江は近況、なかなかエンジンが上向かずに苦しんでいるが、元々持っている本人の腕は確かなので、機力が上向くその瞬間を狙い撃ちしたい。
A級で好調なのは松尾隆広。前走の地元開催で優勝していた。2節前に落車したが、その影響はなさそうで、前走では初日から良い動きを見せていた。この流れは大切にしたい。その優勝戦には西村義正も乗っていた。夏場になってからエンジンが上向いており、走りの方にも積極性が感じられる。
※8月28日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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佐々木 啓〔山陽 S-9(23期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-17(26期)〕
角南 一如〔山陽 S-41(27期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-7(27期)〕
岩見 貴史〔飯塚 S-32(29期)〕
鐘ヶ江 将平〔飯塚 S-43(31期)〕
田中 茂〔飯塚 S-45(26期)〕
松尾 隆広〔飯塚 A-45(28期)〕
早い時間からオートレースを楽しめる!
川口オートでナイターGIが行われている3日目から、浜松オートではアーリーレースが3日間の日程で始まる。ナイターGIへの資金アップも兼ね、まずはアーリーレースで調子を上向かせたい。
今回出場予定のS級は3人。地元からは伊藤信夫と木村武之が参戦。伊藤信夫の前走は地元3日間開催。ここでは準決6着で優勝戦には進めなかったが、初日と最終日は白星を挙げていた。初日は重走路をこなし、最終日は良走路でスピードを見せつけた。エンジン状態はまず問題なく、走路変化にも以前よりは対応できている。今回は優勝戦まで進んでくる可能性が高い。
木村武の前走は伊勢崎のSGだった。ここでは2日目の6着が響き、3日目は勝ち上がりの厳しい準々決勝B回りになった。そこで3着には入ったが準決には乗れなかった。2日目の6着以外は全て車券に絡めていたように、重走路での競争は多かったが、車の仕上がりは悪くなさそう。前回の分まで今回にぶつけたい。外来勢は有吉辰也が浜松連続参戦。前回は白星こそなかったが、初日から着をまとめて優勝戦まで進んでいた。そのレースでは好スタートから先手の攻めを見せていたが、鈴木圭一郎の猛追に捕まり2着入線。準優勝だった。それでもエンジン状態は良い方で、同じレース場で連続参戦なのでアドバンテージは大きい。
同じく前回の浜松で優出していたのは鈴木一馬、鈴木宏和。鈴木一は早めに先頭に立ち、自分の展開を作れていたが、ペースがそこまで上がらず結果は3着。それでも近況のリズムとしては悪くない。鈴木宏は好スタートを切ったものの、道中は伸びを欠き6着。そのあたりが課題になりそう。
他に地元で注目なのは木村直幸、仲口武志、鈴木辰己。木村直の前走は初日から3連勝で優出。優勝戦は6着だったが、エンジンはかなり上昇している。仲口も近況は動きが活発で、以前のような突っ込みが戻ってきた。鈴木辰も近況はほとんどのレースで車券に貢献できている。
外来A級では田中輝義と内山雄介が前走の地元で優出しての参戦。今回もその勢いを続けられるか。また、田中進もスピードある走りを披露している。以前は苦手だった重走路もこなすようになってきた。
※8月25日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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伊藤 信夫〔浜松 S-4(24期)〕
木村 武之〔浜松 S-5(26期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-22(25期)〕
鈴木 宏和〔浜松 A-39(32期)〕
鈴木 一馬〔浜松 A-92(30期)〕
田中 輝義〔飯塚 A-69(29期)〕
内山 雄介〔飯塚 A-100(30期)〕
木村 直幸〔浜松 A-223(27期)〕