篠原睦の速攻、浦田信輔の強攻に期待!
前回はGIIのミッドナイトが行われた飯塚オート。今回は昼間の開催に移行して競争が行われる。夜の時間帯とは違い、走路温度が高まってきた昨今。軽ハン勢が粘り込むシーンが多く見られるかも。
今回の地元大将格は篠原睦。前走のGIIでは2日目に反則してしまい失権。しかし、その後の3走は全て車券に絡めていた。反則による精神面への悪影響はなさそうだし、エンジン面も十分戦える状態にありそう。今回は仕切り直しで初日から速攻に期待したい。浦田信輔は前走が川口だった。初日から成績はイマイチだったが、最終日に反則妨害。ただ、初日は試走が28出ていたので、エンジン自体はそこまで悪くないか。
他に地元S級は森本優佑、岩見貴史、久門徹、鐘ヶ江将平。森本はS級になってから苦しんでいる印象だが、ここは選手にとって必ず迎える成長の壁。練習やレースを重ね、突破する事を願いたい。岩見は前走のGIIではまあまあだった。3日目と4日目は試走29出ていたので、エンジン的にはそこまで心配ないか。久門も前走のGIIはまずまず。準決は2着だったが、ここは優出へ1着条件のレースだった。惜しくも優出はならなかったが、気配としては悪くない。鐘ヶ江はエンジンが並。少しでも上積みが欲しい現状。
外来S級は浜松から。ランク上位は金子大輔。前走の地元ではしっかりと優出し3着。その前の飯塚GIでも優出しており、近況の流れは良い方だ。エンジンが良い時の金子は、レース道中も落ち着いて攻めていける。今回は地元飯塚勢に食い込む存在になれる。その同期の佐藤貴也も悪くない近況。前走は地元で、準決は3着だったが、シリーズ中に3走して全て車券に貢献できている。金子と共に今回も活躍を見せそうだ。他には青島正樹と中村友和。青島はエンジン堅調。スタート一気からのイン速攻が決められる状態。中村友は前走が飯塚GII。エンジン的にはもう一つ欲しい感じだが、一般開催の今回なら通用する動きはある。
S級以外では、丹村司が前走の浜松で優勝。4日間のシリーズでオール連対だった。この勢いで今回も好走を連発させるか。中村杏亮は前走のGIIで初日から3連勝。準決以降はイマイチだったが、GIIで3連勝は見事。その同期・木山優輝も前走のGIIでは成績をまとめていた。中村杏と同様に伸び盛りの33期なので、その一走一走から目が離せない。
※7月8日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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篠原 睦〔飯塚 S-13(26期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-18(23期)〕
森本 優佑〔飯塚 S-29(31期)〕
岩見 貴史〔飯塚 S-32(29期)〕
金子 大輔〔浜松 S-11(29期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-12(29期)〕
青島 正樹〔浜松 S-33(22期)〕
中村 友和〔浜松 S-44(32期)〕
強い永井大介が戻ってきた!
川口オートは前回のナイターに続いてリレー開催の様相。その時に活躍した選手が多く参戦する。S級は川口勢のみだが、大エース・永井大介がようやく前回で今年の初優勝を決めた。このまま今年後半、勢いに乗っていくのか。
先述の永井はやっと本来の動きが戻ってきた。前回の優勝戦では道中で不利があったが、スタートは好調時のカマシが決まっていたし、前を追って行くアシも良さそうだった。今回も出場する中でランク最上位としての存在感を示すだろう。
その永井と同期の若井友和もエンジンは堅調。前走でもしっかりと優出し3着。予選道中も安定した動きを見せており、この時期にあり得る突然の降雨にも対応できる。どちらかと言うと混戦が得意だが、スピード戦でも問題なく浮上してくる。
他に前回のナイターで優勝戦に乗っていたのは佐藤裕二、山田達也、上和田拓海、増田伸一など。佐藤裕は予選中から動きが冴えており、道中の仕掛けも決まっていたが、優勝戦ではレース序盤に反則妨害。失格となってしまった。乗り手の精神面への影響は気になるが、エンジン自体は良いので今回も楽しみ。山田達は連続で優出中。同ハンに数車並ぶとレース序盤の位置取りに注文付くが、周回ごとにスピードが増してくるタイプなので、ゴールするまでには上位に進出してくる。上和田は前回の優勝戦で、序盤は好位置に付けていたが被害があり後退。悔しいレースになってしまった。ただ、連続優出中であるようにエンジン自体は高い位置にあるので、今回は前回のリベンジといきたい。増田は雨巧者として知られているが、今は良走路でも好走が目立っている。ハンデ位置も味方にして、今回も優出を目指す。
S級は他に平田雅崇、小林瑞季、五十嵐一夫、大木光が参戦。平田はずっと悪い状態ではなかったが、なかなか結果が出ないでいた。ただ、前走の飯塚GIIミッドナイトでは優出し5着。今年2度目の優出を決めた。状態としては上り調子。小林瑞は前走で「ホノルクリーン」に乗り換わっていたが、動きとしてはまずまずだった。その前は「チャック」に乗っていて優勝している。今回はどちらのエンジンで乗ってくるのか。五十嵐は前走で優出はならなかったが、エンジン自体は悪くなさそう。大木も悪いわけではないが、もう少しエンジンには上積みが欲しいところか。
S級以外では福村唯倫、高橋義弘、黒岩明などに注目。福村は前走で、走路が乾いていた2走はともに白星。良走路なら結果を出せる状態にある。高橋義は持ち味のスピードが多少戻ってきた印象。夜の時間帯なら力を出せそう。黒岩はスタートで好位置に付ける事ができている。速攻に期待したい。
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主な出場予定選手
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永井 大介〔川口 S-8(25期)〕
若井 友和〔川口 S-14(25期)〕
佐藤 裕二〔川口 S-19(24期)〕
平田 雅崇〔川口 S-23(29期)〕
山田 達也〔川口 S-27(28期)〕
小林 瑞季〔川口 S-36(32期)〕
五十嵐 一夫〔川口 S-39(21期)〕
大木 光〔川口 S-46(28期)〕
地元勢が総力をもって外来勢に挑む!
山陽オートでGII小林啓二杯が始まる。山陽所属だった元レーサー・小林啓二さんの名が冠となる今大会。是が非でも地元勢は外来勢に優勝を持っていかれたくないはず。ただ、その外来勢は好調者が多数存在する。山陽勢は地元の意地を見せることができるのか。
現在、山陽のエースは佐々木啓。安定感が代名詞の同選手は、ここ数節は結果が出ない事も多かった。前走の浜松では準決2着だったが、ここでは1着のみが優出の権利があったため、優勝戦には進めなかった。それでもシリーズを通してみれば、だいぶ状態は上向いている様子。十分、地元勢をけん引する存在になれる。ランク次位は松尾啓史。松尾も前走は浜松だったが、ここでは成績が安定しなかった。いい時もあったので、それが安定して続けば好成績でまとめられる。山陽の次期エース候補は丸山智史。前走は飯塚GIIミッドナイトで、準決こそ3着だったが、それ以外の4走は全て連対。捌きの面でかなりの成長が見られている。
その飯塚GIIミッドナイトで優勝したのが前田淳。しばらく低迷が続き、今はA級にランクされているが、この優勝で復活の兆しを掴めたか。ここからの巻き返しに期待したい。その優勝戦に乗っていたのは角南一如。予選道中から着をまとめ、優勝戦では2着に入る準優勝だった。エンジンの上下動が緩やかなタイプで、今は好調時。今回も初日からスピードある走りが見られるかも。岡部聡は前走の浜松で優出。岡部も今はA級にランクされており、ハンデ位置は多少有利になる事が多い。元々は雨巧者なので、梅雨時の今は更なる活躍が見込まれる。
外来勢で最も注目なのは鈴木圭一郎。前走は地元の補充参戦。明らかに格下相手で3走していたが、しっかりと3連勝を決めていた。その前も優出していたので、エンジン面も乗り手面も好リズム。その浜松開催で優勝したのは木村武之。4日間シリーズでオール連対。ここにきて調子を一気に上向かせてきた。渡辺篤もそのシリーズで優出していた。スタートの切れがだいぶ良くなり、スピード面での強化も図れている。
他に外来勢で有力なのは中村雅人や高橋貢。中村はこのところずっと地元での競争だったが、現在は5節連続で優出を決めている。その中に2回の優勝、2回の準優勝が含まれているように、エンジンはかなり高い位置で推移している。そうなると中村の持ち味である、強烈な追い込みの威力が何倍にも増される。高橋貢は前走の地元GIIで優勝。優勝戦では全国ランク1位の青山周平を振り切っての勝利。否が応でも本人のモチベーションは上がるはず。重走路でも柔軟に対応できるので、突然の降雨となっても安心して車券を買える。
有吉辰也は前走の飯塚GIIミッドナイトで優出していた。しかし、レース道中で落車しているので、その影響があるのかないのか。初日の試走には特に注意して見ておきたい。同じ優勝戦に乗っていたのは高宗良次と東小野正道。高宗は有吉と共に落車しているので、やはり初日の試走は大事になる。東小野は、かつての果敢な走りが多少戻ってきた。この流れを大事にしたい。
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主な出場予定選手
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佐々木 啓〔山陽 S-9(23期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-17(26期)〕
丸山 智史〔山陽 S-21(31期)〕
鈴木 圭一郎〔浜松 S-2(32期)〕
木村 武之〔浜松 S-5(26期)〕
中村 雅人〔川口 S-6(28期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-10(22期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-22(25期)〕
永井大介VS荒尾聡、他にも好調者が続々!
6月は昼間開催が3節あった川口オート。今回は5月のGII川口記念以来のナイターレース。昼間開催よりは試走も上がりも好タイムがマークされやすく、スピードレースになりやすい。レースの時間帯にしっかりとエンジンを合わせられる選手が有利になる。
今回出場する中で地元ランクトップは永井大介。前走は伊勢崎GIIだった。ここでは初日から好成績でまとめ、優勝戦まで進出していた。結果は4着だったが、試走タイムは出ていたので、エンジン自体は悪くない。地元走路にもしっかりと合わせてくるだろう。同期の若井友和も前走は伊勢崎GIIだった。優勝戦までは進めなかったが、シリーズ中は大崩れする事なく随所に好走を見せていた。今回も主力選手としてシリーズを盛り上げる。
地元S級で好調なのは山田達也と五十嵐一夫。どちらも3節連続で優出中。山田達は直近の優勝戦で試走28。エンジン自体は高いレベルにあるので、あとは夜の時間帯に合わせるだけ。スピードが乗りやすいナイターの方が山田達には合っているか。五十嵐も勝負どころを逃さない走りで結果を出し続けている。エンジンも中堅上位で安定している。佐藤裕二はエンジン状態が並より少し上といったあたり。差しを主体にした攻めが決まっている。
外来S級では荒尾聡と浦田信輔が有力。どちらも前走は伊勢崎GIIだった。荒尾は準決3着で優出はできなかったが、シリーズを通して悪くはない動きだった。その前は地元で準優勝、更にその前は地元GIで優勝。良い流れできている。浦田は3日目にフライングがあり勝ち上がり権利を喪失。ただ、シリーズは2勝を含む、4回車券に貢献できていた。しばらくスタートは無理できないが、元々スタートに頼るレーススタイルではないので、そこまで影響はないか。
他には伊勢崎から新井恵匠と内山高秀が参戦。新井は3節前に飯塚GIで優出したが、その後は好リズムを保てないでいる。再び良くなるきっかけを掴みたい。内山は大崩れしている訳ではないが、今年はまだ優出がないようにエンジンが上向いてはきていない。
地元A級では上和田拓海と川原剛が前走で優出していた。上和田は同期ナンバー1の評判どおりの成長を見せている。まだ、レース運びに粗さはあるが、これは一流選手になるための登竜門でもある。走りが洗練されればS級シングルになる日も遠くない。優勝戦は6着だった川原だが、近10走中8回は車券に絡めている。最重ハンの30M前に置かれ続いている限りは好成績を残せるだろう。
外来A級では山中充智が地元のGIIで優出していた。結果は6着だったが、予選準決の4走はオール連対。直線はかなり伸びている印象だった。そのGIIでは佐久間健光、鈴木清市、笠原三義なども奮闘していた。
※6月30日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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永井 大介〔川口 S-8(25期)〕
若井 友和〔川口 S-14(25期)〕
佐藤 裕二〔川口 S-19(24期)〕
山田 達也〔川口 S-27(28期)〕
五十嵐 一夫〔川口 S-39(21期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-7(27期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-18(23期)〕
新井 恵匠〔伊勢崎 S-20(30期)〕
木村武之が今年の初優勝を目指す!
今回の浜松オートは、地元S級が6名、外来S級が2名参加予定。鈴木圭一郎、伊藤信夫は不在だが、地元の牙城を守るべく総力をもって外来勢を迎え撃つ。S級以外にも調子を上げている選手が散見されるので、そちらも取り上げていきたい。
今回出場する中で地元ランクトップは木村武之。近況の調子はまずまずといったところで、走路温度が高くなっている昼間のレースでも試走31近辺は出せている。今回のような一般開催なら十分通用する状態。今年は6回の優出があるが、優勝はまだゼロ。そろそろ今年の初優勝を決めておきたい。
金子大輔は前走が飯塚GIだった。初日から調子はイマイチだったが、肝心の準決で1着。見事に優勝戦まで進んで見せた。0Mオープンの2枠からの競争だったが、スタートで好位置を奪えず5番手のままゴールとなった。それでもGIで優勝戦まで進んでいたのだから、エンジンも乗り手も流れとしては悪くない。その同期の佐藤貴也は前走が伊勢崎GIIだった。ここでは3日目に白星はあったものの、準決は5着で優勝戦には乗れなかった。ただ、試走タイム自体はそこそこ出ていたのでエンジン面はそれほど心配ないか。
他の地元S級は笠木美孝、青島正樹、渡辺篤。笠木と青島の22期コンビはエンジン堅調。完全に仕上がっている、という状態ではないがある程度で戦えない事はない。どちらもスタート力があり、差しがしっかりしているので、混戦になりやすいこの時期のレースでも番手を上げていけるだろう。渡辺は前走では準決3着だったが、ここ最近の大きな流れで言えばリズムは悪くない。
外来S級は山陽から佐々木啓と松尾啓史。佐々木の前走は伊勢崎GIIだった。ここでは優勝戦に進めなかったばかりではなく、シリーズを通して白星もなかった。ただ、試走28のタイムが出ていたようにエンジン面は悪くない。乗り心地の面でしっくりしない様子なので、フレーム修正などで改善されればレースでもエンジンが生きてくる。松尾の前走は飯塚一般開催。ここでは予選準決をオール連対で通過し、優勝戦でも3着に入っていた。試走は28出ていたし、最後方から追っての3着なので価値がある。
地元A級は、前回の浜松一般開催で準優勝だった藤波直也に注目。爆発力が売りで、モードに入った時に大活躍するタイプ。実際、前走の準優勝のシリーズもオール連対だった。仲口武志も近況は動きが活発。前走は準決6着だったが、それ以外の3走は全て1着。更にその前の節では準優勝を決めていた。若手では佐藤大地が成長中。前走は伊勢崎GIIで、初日は不成立で競争できなかったが、2日目以降の4走は1着2本を含む、全て車券に絡めていた。
外来A級は谷津圭治、西原智昭、穴見和正が前走の伊勢崎GIIで優勝戦まで進んでいた。谷津はスタートが良く切れていた。西原は本来の軽快な走りが見られていた。穴見も直線の行き方が良く、強烈なインブロックが炸裂していた。
B級では馬場雄二が長らく好調。前走の地元でも優勝戦まで進んでいた。また、鈴木章夫は前走で自身の持つ公営競技最年長勝利記録を塗り替えた。まだまだ、記録を更新できそうな勢い。
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主な出場予定選手
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木村 武之〔浜松 S-5(26期)〕
金子 大輔〔浜松 S-11(29期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-12(29期)〕
笠木 美孝〔浜松 S-24(22期)〕
青島 正樹〔浜松 S-33(22期)〕
渡辺 篤〔浜松 S-47(31期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-9(23期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-17(26期)〕