
黒川京介と上和田拓海が川口の留守を預かる!
約1ヶ月ぶりの開催となる川口オート。地元S級は黒川京介と上和田拓海だけで、若い2人が地元の牙城を守る。対する外来S級は6人参加予定。若手のフレッシュな走りに期待がかかる。
黒川の前走は飯塚GIIだった。ここでは3日目に白星があり、準決までは進んだが結果は4着。優勝戦には進めなかったが、試走タイムは30近辺をマークしており、エンジン自体はそこまで悪くなさそうだった。久しぶりの地元走路となるが、整備などの面でやりやすさはあるのでエンジンを上積みさせてくるか。
上和田の前走は、伊勢崎アフター5ナイター5日間開催。ここでは初日にまさかのフライング。勝ち上がり権利を早々と失ってしまったが、残りの4走は1着3本を含むオール連対。最終日は試走25が出ていたように、エンジン自体はかなり良さそうだった。今回は仕切り直しのシリーズ。優勝戦まで駒を進めたい。
外来S級で好調なのは篠原睦。前走の地元GIIで優出してきた。優勝戦はレース序盤で有利な展開を作れず7着だったが、記念レースで優出しての参戦なので流れは悪くない。伊勢崎からは吉原恭佑と谷津圭治が来場。吉原は前走の地元では準決3着で優出はできなかったが、シリーズを通して見ればそこまで悪くない内容。そこそこの走りはできていた。谷津は軽いスランプに入っている。最後に白星を挙げたのが昨年の12月5日。どこかで立て直しのキッカケを掴みたい。
山陽からはS級が3人やってくる。その中でランクトップは佐々木啓。前走は地元で補充参戦。2走して共に1着。一般戦で相手が軽かったとはいえ、しっかりと勝ち切るのはさすが。タイム面もしっかりと出ていたので、勝ち上がり権利のある今回は順当に進んで行くだろう。丸山智史は前回の初日に落車。それ以来のレースになるので、初日の試走は特に注意して見ておきたい。藤岡一樹は前走が地元4日間開催。初日こそ白星を挙げたが、その後は失速。それでも試走タイムはしっかりと出ていた。
その開催で優出していたのは長田恭徳。しばらく調子が上がらない時期もあったが、前走で上昇カーブを描けていた。山陽勢は前田淳と浜野淳も調子が上がっている。近況は車券に絡むシーンが増えてきた。
伊勢崎のアフター5ナイターで優出していたのは新井淳、川原剛と松村真。新井淳は変わらぬスタートの切れ味で、レース序盤で好位置を奪う事ができている。川原は準決で、その新井淳を差し返しての優出。エンジンの仕上がりが良好なのと同時に、かなり気合が感じられた。優勝戦でも激走していたが、序盤で他車に不利を与え反則妨害で失格。乗り手の方への影響は気になるが、エンジン自体はかなり良さそうだった。松村はハンデ位置が良いのもあるが、車の行き方も悪くなかった。
※2月11日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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黒川 京介〔川口 S-27(33期)〕
上和田 拓海〔川口 S-31(34期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-13(23期)〕
丸山 智史〔山陽 S-23(31期)〕
藤岡 一樹〔山陽 S-33(29期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-19(26期)〕
吉原 恭佑〔伊勢崎 S-28(32期)〕
谷津 圭治〔伊勢崎 S-44(25期)〕
好調キープの岡部聡、勢いでは山田真弘が上か!
開催ラッシュの山陽オート。前回は昼間の開催だったが、今回からはしばらくミッドナイトレースが続く。前回の昼間開催に出場していた選手は、レースの時間帯が変わるとはいえ、連続で参戦できる強みは大きい。ちなみに、今回はS級の選手は不在の予定で、A級とB級による戦いになる。
その中でランクトップは岡部聡。岡部は今年に入ってから好調が続いている。前回の昼間開催は初日から連勝で優出し3着。その前のミッドナイトでも優出していた。レースの時間を問わず、エンジンをしっかり合わせられている。以前の安定感が戻ってきている。エンジンさえ並以上の仕上がりなら、経験豊富なレース運びで車群を交わして行ける。連続優出を更に伸ばしてくるか。
前回の昼間開催の優勝戦には岡本博幸、大月渉、福永貴史、生方将人も乗っていた。岡本は0ハン4車並びの内から2番目からの競争だったが、見事にトップスタートを決めて逃げ展開を作れていた。軽快な走りを見せていたが、最終的には田中茂に捕まってしまい2着。それでもシリーズ中はオール連対で準優勝なのだから、十分とも言える成績内容。今回もハンデ据え置きで、最重ハンの30M前から競争できれば、再び活躍が見込まれる。
大月はエンジンが良くなっていた。優勝戦は試走27で、他を圧倒しての一番時計だった。レース結果は4着だったが、この試走タイムは魅力十分。あとは攻めに積極性が出てくるともう少し成績が上向いてくるか。福永はスタートに一定の良化が見られた。スタートで叩かれるケースが大幅に減っている。最低限でも後ろのハンデの選手にスタートで叩かれなければ、自分の競争ができる。生方も同様にスタートがカギ。後ろの選手に叩かれる事は少ないが、同ハンに数車並んだ時に遅れないで出ることができれば、レース展開はグッと楽になる。
ベテラン・岡松忠はエンジン堅調。前走の2日目は6着とイマイチだったが、それ以外の3走は1着を2本含むオール連対。レース序盤から積極的に攻めて行けている。若手では山本翔や角翔太郎に注目。山本翔はスピードある走りで着実な成長を見せている。どんどんハンデが重くなり、今は最重ハンの10M前からの競争になっている。スピード面は十分なので、今後の課題は捌きとなる。角は前走の地元ミッドナイトで初日から3連勝を決め優出。優勝戦は3着だったが、準決では試走28の上がり379をマークしていた。今のハンデ位置でこのタイムを出されたら、追い込む方は相当苦しくなる。
その優勝戦で見事に優勝を決めたのは山田真弘。4日間のミッドナイト開催だったが、初日からオール1着の完全優勝だった。今回も同じレース場、そして同じ時間帯なので連続優勝に期待がかかる。
※2月9日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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岡部 聡〔山陽 A-3(19期)〕
福永 貴史〔山陽 A-42(25期)〕
岡松 忠〔山陽 A-73(17期)〕
山田 真弘〔川口 A-8(24期)〕
大月 渉〔伊勢崎 A-75(31期)〕
角 翔太郎〔山陽 A-167(33期)〕
生方 将人〔伊勢崎 A-184(27期)〕
岡本 博幸〔山陽 B-34(21期)〕
浜松オートで高速バトルが展開される!
浜松オートの今年第2弾の開催はGIスピード王決定戦。各地区から強力な選手が集結し、スピードキングが決定される。地元勢の層は厚いが、外来勢の中には好調者も多い。どのようなシリーズになるのか。
地元のエースは鈴木圭一郎。前走の飯塚GIIでは準決3着で優勝戦には進めなかった。シリーズ中も1着が1回と、物足りない成績に終わってしまった。今回は地元での記念レースなので立て直しは必至。エンジンを仕上げて力強い走りを見せてくれよう。
地元勢で調子が良いのは木村武之。前走の地元3日間開催では初日からオール1着の完全優勝を達成した。その前は川口で優出し4着。今年は良い流れで走れている。この勢いのまま初日から連勝街道を突っ走るか。金子大輔、佐藤貴也の29期コンビも悪くはない。前走の地元では優勝戦に進めなかったが、共に初日は白星発進だった。エンジンにもうひと上積みできれば十分戦える。伊藤信夫もエンジン状態はそこそこ。走り慣れた地元走路でハイスピードの走りを披露する。渡辺篤や辰巳裕樹の31期勢は前走の地元で優出しており、リズムとしては上り調子。
外来で好調者が多いのは川口勢。永井大介は前走の飯塚GIIで優勝を決めてきた。優勝戦は好スタートから早々と先頭に立つと、そのまま押し切ってみせた。シリーズ中は4回の白星があり、エンジン面は絶好調。元来のスタート力も戻っているので、今回は地元勢を脅かす一番手になる。飯塚GIIで準優勝だったのは同期の若井友和。優勝戦では先頭を走る永井を、レース終盤では追い詰めていたが、最終的には及ばず2着入線だった。シリーズ中は4回の連対。エンジンの安定感は抜群だ。その優勝戦で3着だったのは加賀谷建明。こちらも元来のスピードを存分に発揮していた。
伊勢崎勢は高橋貢と早川清太郎が有力。高橋貢は前走の飯塚GIIで優出し4着。予選道中はオール連対の好成績だった。大きな舞台ほどエンジンをしっかりと仕上げてくる印象がある。もちろんレース運びも万全で、前を走る車を抜ける態勢を作れれば、しっかりと捌いて番手を上げていく。早川の前走は地元で準優勝だった。優勝戦は青山周平に敗れてしまったが、エンジン面は良い部類。予選準決は1着で通過していた。
底力の面では荒尾聡が怖い存在。前走の地元GIIではシリーズ中に白星がなかったが、エンジンさえしっかり上向かせられれば、爆発的スタートからの速攻や、レース序盤で好展開を作れなくても猛烈な追い込みに期待できる。有吉辰也は地元GIIの優勝戦でまさかの落車。その後は浜松で一般開催を走ったが成績は散々だった。早めに立て直しを図りたい。
山陽勢は松尾啓史がランクトップ。前走の飯塚GIIでは初日に反則妨害を犯し、早々と失権してしまった。ただし、そこからは最終日までオール1着。エンジンは良さそうだっただけに悔やまれるが、その分は今回にぶつけたい。丹村飛竜もエンジンは良さそう。前走の伊勢崎ではオール連対で準優勝。その前の地元でも優出していた。
※2月7日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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鈴木 圭一郎〔浜松 S-2(32期)〕
金子 大輔〔浜松 S-7(29期)〕
木村 武之〔浜松 S-10(26期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-3(27期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-4(22期)〕
若井 友和〔川口 S-9(25期)〕
永井 大介〔川口 S-15(25期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-12(26期)〕
丸山智史が地元S級として孤軍奮闘!
2月4日にミッドナイトが終わったばかりの山陽オートで、今度は昼間の3日間開催が始まる。
S級は3人参戦予定。地元は31期の丸山智史。今年はまだ波に乗れていない感はあるが、エンジン的には中堅上位を保てている。地元では1節走っており、その時は4走して全て車券に絡めていた。今回も地元ファンの期待に応えたいところ。飯塚からは田中茂が来場。前走の地元GIIでは準決にも進めなかった。ただし、最終日は白星で締めていたので、大崩れしているとは言えない。谷津圭治は軽いスランプに入っている。昨年末から今年に入っても調子が上がらないでいる。
地元A級では直前のミッドナイトで優出していた選手がちらほら。前田淳は予選準決をオール連対で通過していた。今年に入ってからエンジンが上向いており、車券に絡む機会が増えてきている。岡部聡は前走の予選準決では白星がなかったが、着をまとめて優出を決めた。その前の昼間開催でも優出しており、レースの時間帯を問わずエンジンを合わせられている。西村龍太郎は初日から3連勝で優出。その前の昼間開催でも3連勝で優出し、準優勝の結果を残してみせた。エンジンも乗り手も絶好調だ。
浜野淳は前走の飯塚GIIで好走していた。準決こそ4着だったが、それ以外は全て車券に貢献できていた。その前の地元昼間開催では初日から3連勝で優出。本来の姿が戻ってきている。外来A級では、辻大樹が前走の地元GIIで優出していた。武器であるスタートを決めて、有利なレース展開を作れていた。
B級では古城龍之介が前走のミッドナイトで優出。更にその前の昼間開催では自身初優勝を決めていた。今、最も伸び盛りな選手。若手で言えば永島潤太郎も楽しみな存在。デビューしてすぐの3連勝は強烈だった。そこからはレースごとに着実に力を付けている。
※2月5日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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丸山 智史〔山陽 S-23(31期)〕
田中 茂〔飯塚 S-38(26期)〕
前田 淳〔山陽 A-2(27期)〕
岡部 聡〔山陽 A-3(19期)〕
浜野 淳〔山陽 A-17(24期)〕
西村 龍太郎〔山陽 A-49(25期)〕
辻 大樹〔飯塚 A-95(28期)〕
古城 龍之介〔山陽 B-84(34期)〕
ナイター開催で伊勢崎走路に火花が散る!
今年に入り昼間開催を3節終えた伊勢崎オートだが、今回はアフター5ナイターが開幕。冬場のナイターは走路温度がグッと下がり、スピードバトルが展開されやすい。今回はS級が5人参戦するが、S級以外の中から優勝者が現れるかも。
地元S級は3人。その中でランクトップは吉原恭佑。前走では初日に1着を取ったが準決は4着。優勝戦には進めなかった。エンジン的にももう一つな感があり、調整で上積みが急務になる。それでも今回は出場する中でランク上位者として、最後方から追って行くシーンが見られるかも。その同期の松本やすしは近況まずまず。前走は準決3着で、惜しくも優出はならなかったが、全3走して全て車券に絡めていた。その前の節では優勝戦に進出していたので、乗り手のリズムもエンジン状態も悪くはない。新井恵匠は前走で優出。優勝戦ではスタートで外枠勢に行かれる苦しい展開に。そこからは巻き返して4着に食い込んでいた。シリーズ中には2回の白星があり、状態としては悪くない部類。
川口からS級が2人参戦。上和田拓海は前走の飯塚GIIでは序盤から波に乗れないでいたが、後半2走は共に2着。一応の軌道修正は図れたか。成長著しい34期の代表格として優勝争いに参加してくる。もう一人のS級は高橋義弘。前走も伊勢崎だったが、成績は今一つだった。ただし、元々スピードはある高橋義弘なので、ナイター戦は有利に働くかも。
地元A級では田村治郎、木村享平、伊藤正真が前走の伊勢崎で優出していた。田村は今、最重ハンの10M前に置かれている。元々は最重ハンで長く走っていた選手なので、このハンデ位置はレース展開がだいぶ楽。スピードもある方なので、早めに抜け出せるようなら後続を振り切るケースも十分だ。木村享は初日から連勝で優出。優勝戦では逃げる鈴木幸治に付いて行けなかったように、強メンバーが集まる場面ではもう少し車速が必要。まずは試走タイムをアップさせたい。伊藤正真は近況エンジンが安定している。以前は課題だったスタートも改善している。
川口A級では小林瑞季や大木光に注目。小林瑞の前走は伊勢崎のGIだった。ここでは予選道中を順当にこなし準決に進出。しかし、その準決は2着入線ながら反則妨害で失格になってしまった。エンジンは良さそうだっただけに、残念な結果となってしまった。その時の分まで今回に期待したいところ。大木の前走は飯塚GIIだった。ここでは予選道中で着をまとめて準決入り。そこでは7着だったが、最終日は白星で締めた。調子が上がらない時期もあったが、ここ最近は上向きの気配。鋭いイン突っ込みで車群を突破できる。
※2月4日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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吉原 恭佑〔伊勢崎 S-28(32期)〕
松本 やすし〔伊勢崎 S-34(32期)〕
新井 恵匠〔伊勢崎 S-46(30期)〕
上和田 拓海〔川口 S-31(34期)〕
高橋 義弘〔川口 S-47(29期)〕
浅香 潤〔伊勢崎 A-21(23期)〕
田村 治郎〔伊勢崎 A-32(30期)〕
小林 瑞季〔川口 A-5(32期)〕