豪華なメンバーが集結して覇を争う!
川口オートで第70回GI開設記念グランプリレースが始まる。今回はGIでありながら参加選手はSG級。かなりのハイレベルなバトルが展開されそう。注目の選手を地区ごとに紹介する。
まずは地元川口勢から。ランクトップは中村雅人。前走は飯塚GIIで、予選道中は堅実に着をまとめていた。準決は4着で優出はならなかったが、最終日はしっかりと1着で締めていた。エンジン自体はまずまずで悪くはない。ただし、GIで好成績を収めるとなると上積みは必要か。ランク次位は若井友和。前走は浜松GIでそこそこの成績でまとめていた。変わらずエンジンは堅調。同期の永井大介も前走は浜松GI。初日こそ1着だったが、そこからは失速。今回は地元なのでしっかりと立て直したい。山田達也は、その浜松GIで優出し3着入線。シリーズ中に白星はなかったが、エンジンは中堅上位で安定していた。若手では黒川京介と上和田拓海が楽しみな存在。特に黒川は直前の開催で優勝している。
全国ランク1位の青山周平を擁する伊勢崎勢。その青山は絶好調。前走の地元は初日からスーパーハンデでの競争を強いられていたが、3日間のシリーズでオール1着。見事に完全優勝を決めていた。今回は記念レースで、さすがにスーパーハンデでの競争にはならないだろうから、レース展開は前走より大幅に楽になるはず。当然の優勝候補筆頭となる。早川清太郎の前走は浜松GIだった。準決3着で惜しくも優出はならなかった。遠征先だと地元ほどの精彩さを欠く早川だが、今回の川口は2020年にGIを制している。他の遠征場よりは相性がいいと言える。松本康は前走の地元アフター5ナイターで準優勝。エンジンは上向いている。
近年は選手層が厚い浜松勢。不動の浜松エースは鈴木圭一郎。前走は地元のGIで、予選準決をオール連対で優勝戦に進出したが、そのレースは序盤で被害があり落車してしまった。それ以来のレースになるので初日の試走は要注目。並の試走タイムが出れば問題ない。そのGIで優出していたのは伊藤信夫と木村武之。優勝戦は重走路になり、どちらも上位着には入れなかったが、予選道中の良走路ではいい動きを見せていた。金子大輔もGIでは初日から3連勝。肝心の準決だけ6着だったが、最終日も1着を取り、シリーズ中は4回の白星を挙げていた。
飯塚勢は有吉辰也がランク最上位者として来場。前走の浜松GIでは勝ち切れないレースが多かったが、エンジンは大崩れしている訳ではなさそうだった。今大会は前年度覇者。エンジンをしっかりと仕上げて大会連覇を狙う。田中茂は前走の山陽一般開催で優勝してきた。それも3日間のシリーズでオール1着の完全優勝だった。乗り手のリズムは急上昇。同期の久門徹は前走の浜松一般開催で優出。こちらも調子を上げている。
山陽勢は松尾啓史がランクトップ。前走の浜松GIは、そこそこで悪くはなかったが準決は4着ともう一つ。それでもある程度戦えるだけの機力はある。ランク次位は佐々木啓。前走は今回と同じ川口。準決こそ5着だったが、エンジンは悪くなさそうだった。川口で連戦できる強みを生かしたい。丸山智史も前走は川口。予選中の動きを見ると悪くはなかった。
※2月17日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
鈴木 圭一郎〔浜松 S-2(32期)〕
中村 雅人〔川口 S-5(28期)〕
永井 大介〔川口 S-15(25期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-8(24期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-6(29期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-12(26期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-14(25期)〕