優勝後の両者、滝下隼平と平田雅崇が中心となるシリーズ!
開催ラッシュの山陽オート。今回のミッドナイトは4日間開催だ。参加するS級は2人だけだが、どちらも現在絶好調。優勝争いはこの両者の一騎打ちの様相だが、A級やB級の中から調子を上げてくる選手が現れるかも。
滝下隼平は前走が前回の山陽ミッドナイトだった。5日間の開催で3日目だけ2着。それ以外は全て1着で見事に優勝を決めていた。優勝戦の上がりタイムは3・359。素晴らしい数字をマークしていた。元々、ミッドナイトは得意な滝下だが、今はエンジンも最高の状態で推移している。前回からレース間隔が空いておらず、良いリズムのまま今回に臨める。前回に続いての優勝も十分ありそう。
もう一人のS級は平田雅崇。前走は前々回の山陽ミッドナイトだったが、ここではシリーズ中オール連対で優勝していた。2日目だけ2着で、それ以外は全て1着。しっかりと山陽の走路やミッドナイトの時間帯に合わせられていた。優勝戦の上がりタイムは3・340。滝下のタイムよりも良い数字。タイムの差はレース展開や、当時の気象条件などもあるので一概には比較できないが、平田にしてみれば十分な数字。この両者が今回のシリーズを引っ張っていきそうだ。
地元A級で有力なのは岡部聡、浜野淳、西村龍太郎。3人とも前走は遠征だったが、思うような結果を残せなかった。しかし今回は地元での競走。走り慣れた走路で、ミッドナイトの時間帯のセッティングも熟知している。しっかりとエンジンを立て直して臨んでくるだろう。また、松井大和は前走の地元ミッドナイトで良い走りができていた。この流れのまま今回も頑張りたい。
外来A級では鈴木清、鈴木将光、別府敬剛などが実力者。鈴木清は前走の伊勢崎GIIでは2回の1着と1回の2着があった。今はA級にランクされているが、S級とそこまで変わらない走力を持っている。武器のスタートからイン速攻が期待できる。鈴木将も前走は地元のGIIだった。ここではシリーズ中に3回の連対があった。課題とされているスタートも以前よりは改善されている。レース道中は大きなコースを回れれば、スピードを乗せて走る事ができる。別府敬も前走は伊勢崎GIIだった。ここでは結果はイマイチだったが、山陽走路なら走る機会も多いので、エンジン調整で上向かせてくるだろう。
B級では岡本博幸が好調。前走の地元ミッドナイトでは準優勝だった。それもシリーズ中は全て車券に絡めていた。今年に入ってからすでに4回の優出があるように、エンジンも乗り手も好調モードが続いている。
※3月10日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
______________________________
主な出場予定選手
______________________________
平田 雅崇〔川口 S-40(29期)〕
滝下 隼平〔飯塚 S-24(28期)〕
岡部 聡〔山陽 A-3(19期)〕
浜野 淳〔山陽 A-17(24期)〕
西村 龍太郎〔山陽 A-49(25期)〕
鈴木 清〔川口 A-18(23期)〕
鈴木 将光〔伊勢崎 A-40(27期)〕
岡本 博幸〔山陽 B-34(21期)〕