今回の山陽ミッドナイトは3日間の短期決戦!
開催ラッシュの山陽オートは、今回もミッドナイトレース。間隔が1日しか空いておらず、前回走っていた選手はセッティングの面で大きなアドバンテージがある。優出していた選手が多く連続参戦しており、今回も活躍が見込まれる。
今回出場する中で唯一のS級は角南一如。最近はなかなか調子が上がらないでいる。前走の川口でも振るわなかった。エンジンが良い時はしっかりと試走タイムに表れるタイプなので、まずはその数字に注意を払いたい。今回のメンバーなら試走一番時計はマークしておきたい。
直前のミッドナイトで優出していたのは人見剛志、田中進、角翔太郎。人見は今のエンジンに乗り換わってから日替わりの状態が続いていたが、ここに来てようやく高位で安定してきた。捌きの腕は問題ないので、エンジンさえ並以上なら好結果を残せる。田中進はアウト走法なので、昼間のレースより夜の時間帯の方が力を出しやすい。角は見事に優勝を決めた。2月に入ってから5回の優出があるように状態が上向いている。エンジンレベルはかなり高いし、独走の展開になれば強豪相手でも振り切るシーンが増えた。
西村龍太郎は前走のGIIミッドナイトで準優勝。今年は4回の優出があり、その内準優勝が2回。エンジンは良い状態を保てているので、そろそろ今年の初優勝を決めるか。中村杏亮は今年2月までは好調が続いていたが、3月からは下降気味。どこかで巻き返しのきっかけを作りたい。
阿部仁志と中尾貴志は状態まずまず。阿部は直前の山陽ミッドナイトでは、3日目の4着以外は全て車券に絡めていた。エンジンは中堅上位で、確かな捌きで番手を上げていた。中尾もシリーズ中は3回の連対があり、軽やかな動きを見せていた。
他にも捲り屋の中野政則がエンジン上向かせている。イン走法の吉松憲治、西村義正もまだまだ切れは健在で、存在感を示し続けている。一発力があるのは稲原良太郎、新村嘉之。特に新村は今、B級にランクされているが、A級並みの底力を秘めている。
※4月7日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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角南 一如〔山陽 S-29(27期)〕
人見 剛志〔山陽 A-23(28期)〕
西村 龍太郎〔山陽 A-40(25期)〕
田中 進〔飯塚 A-17(27期)〕
中村 杏亮〔飯塚 A-68(33期)〕
阿部 仁志〔飯塚 A-12(29期)〕
中尾 貴志〔飯塚 S-27(31期)〕
角 翔太郎〔山陽 B-3(33期)〕