飯塚オートは開催ラッシュ!
飯塚オートは26日まで昼間開催があり、27日からはミッドナイトレース。まさにリレー開催で、レースの時間帯が変わるとはいえ、26日までの内容が今回にも反映されそう。注目選手を挙げていく。
S級は地元飯塚が3人、山陽からが3人。出場する中で地元のランクトップは篠原睦。前走では準決3着で優出を逃したが、その前までは連続で優出するなどエンジン、乗り手ともに高い位置で推移。ミッドナイトも苦手としていないので、優勝候補の1人に挙げられる。 同期の久門徹も近況の動きはまずまず。前走の準決は篠原同様に3着で優出できなかったが、ある程度軽快な動きは保てており、メンバーが大幅に軽化されている今回は優出必至。重富大輔は近況、波に乗れていない。いい時は爆発的な走りができるので、試走タイムで一番時計が出るようなら期待を持てる。
山陽S級は佐々木啓、岡部聡、藤岡一樹。佐々木はこのブログでも何度も述べているが、エンジンがずっと中堅上位で推移している。乗り手の方も変わらず落ち着いた競争ができている。飯塚ではずっと優出を逃しておらず、今回も優勝戦まで進んでくる可能性は高い。もう少し乗り手に強引さが出てくると、更に成績が上向きそうな気もするがレースで反則をしない事、反則すれすれの走りをしない事もまた大事。
岡部の前走は準決5着止まりだった。ただ、それまでは連続優出しており、状態は上向いてきている。道中の捌きもまったく衰えず、混戦になればなるほど威力を増してくる。藤岡一樹も前走はイマイチだったが、その前の節では優出している。本来のスピードある走りが戻ってくると、全ての選手にとって脅威になる。
A級では別府敬剛、阿部仁志、西村龍太郎、安東久隆などが前走で優勝戦まで進んでいた。別府はS級と変わらない力強い攻めがウリだし、阿部はこのところ成績が安定している。そろそろ自身初優勝を決めておきたいところだ。西村龍は、かつてSG戦線で目立った活躍をしていた時もある。一時期は低迷したが、再びまた走りにキレが戻りつつある。安東は試走タイムが出ない傾向あるが、レースでは渋太い走りで粘り込む事が多い。
B級では復帰してから完全に以前の走りが戻ってきた花元初美に注目。こちらも試走タイムは出ないタイプだが、コースを守っての粘り込みがある。本門延唯は直線の伸びがそこそこで、早めに独走に入れるようだと高配当を演出できる。
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主な出場予定選手
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篠原 睦〔飯塚 S-19(26期)〕
久門 徹〔飯塚 S-28(26期)〕
重富 大輔〔飯塚 S-47(27期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-9(23期)〕
岡部 聡〔山陽 S-41(19期)〕
藤岡 一樹〔山陽 S-48(29期)〕
別府 敬剛〔飯塚 A-8(23期)〕
東小野 正道〔飯塚 A-21(25期)〕
真価を示し続ける鈴木圭一郎と青山周平!
新型コロナの影響で出場する選手は地元の浜松、それに川口と伊勢崎のみ。飯塚と山陽からは移動距離が長くなるので参戦はなし。それでもその3場から有力選手はほぼ集結しており、競争の質は全く落ちない。昨年は永井大介の優勝で終わったが、果たして今年はどうなるのか。
今期は全国ランク2位になってしまった鈴木圭一郎だが、近況の動きは極めて活発。前走の地元3日間開催ではオール連対で優勝。その前の川口でも優勝しており、ただ今連続優勝中。このタイトルは2016年に制しており、その時以来の優勝を目指す。
鈴木圭が優勝した地元の開催で準優勝だったのは伊藤信夫。予選準決と1着だったのでオール連対の成績だった。最近はかつてのスピードが戻った印象があり、高速バトルの方が結果が付いてくる。記念レースでは、抜いて行かなければならない車が少なくなるので、今の伊藤信の状況にピタリと合う。その優勝戦で4着だったのは金子大輔。こちらも予選準決はともに1着。今年はまだ優勝がないので、今年初Vを記念レースで決めるか。佐藤貴也、木村武之といった強豪は、エンジン状態が並かそれ以下。じっくりと整備で立て直したい。
全国ランク1位の青山周平は抜群の安定感を誇っている。近況はほぼ連対を外しておらず、更に言えば1着率が強烈に高い。エンジン、乗り手ともに最高潮で、このタイトル初Vを狙ってくる。伊勢崎でランク次位は早川清太郎。前走の地元ではオール連対で優出。2日目には良いタイムが出ており、エンジン面は心配ない。あとは浜松の走路に合わせられるかどうかだけ。高橋貢は落車明けのレースとなるので、初日の試走には特に注意を払いたい。吉原恭佑、新井恵匠、内山高秀、田村治郎といったあたりもエンジン的にはまずまずか。
川口からは前回覇者の永井大介が参上。永井は近況エンジンが安定しない傾向ある。前走は優出を逃していた。浜松走路は以前相性が良くなかったが、ここ3年くらいでだいぶ折り合いが付いてきた。昨年に続き、同タイトル連覇、そして4度目のVを目指したい。前回の浜松一般開催で優出していたのは佐藤裕二や若井友和、それに平田雅崇。セッティング的にアドバンテージがあると言える。中村雅人はリズムが良くなっている。前走の伊勢崎で優出していたし、その前の地元では準優勝の結果だった。この大会は2012~2015年にわたり4連覇を達成した実績もある。
A級ではスピードある中村友和、速攻を武器に奮闘している鈴木静二。地元で連続優出を決めている西原智昭あたりが注目になる。
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主な出場予定選手
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鈴木 圭一郎〔浜松 S-2(32期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-11(29期)〕
金子 大輔〔浜松 S-15(29期)〕
青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-3(29期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-5(22期)〕
永井 大介〔川口 S-6(25期)〕
中村 雅人〔川口 S-7(28期)〕
すっかり定番となった飯塚VS山陽の戦い!
前回は川口裕司が自身2度目の優勝で幕を閉じた飯塚オート。今回も前回と同様、昼間のレースとなる。その川口は今回練習参加でレースには出場しない。今度は誰が優勝するのか。
出場する中でランクトップは荒尾聡。前走は5月9日が最終日の開催で、この時もしっかりと優勝戦まで進み3着の結果。その前のSGオールスター優勝からのいい流れが続いている。気候的にもそこまで変化しておらず、今回も初日から快進撃を見せそう。優勝候補の筆頭に挙げられる。
浦田信輔も近況の動きはまずまず。前走は準決4着で優勝戦には進めなかったが、それ以外は全て連対。前々走ではきっちりと優出を決めていた。後方から追い込むレースがメインになるが、厳しい攻めを披露して首位に躍り出そうだ。篠原睦と久門徹の26期勢も動きは悪くない。篠原は前走で優出し4着。その前のミッドナイトは優勝を決めている。レースの時間帯に関係なく安定感を示している。久門の方も車の行き方は悪くない。
桝崎陽介は前走で今年2度目の優出。エンジンは試走タイムが出ているように高い位置で推移している。レース後半の動きが良いので、ハンデ戦の方が向いている。重富大輔は近況一息の感あるが、4月には優勝しているので、その時の動きが戻ればいい。地元A級では別府敬剛の動きが良い。
外来は山陽勢のみ。ランクトップの佐々木啓は堅調そのもの。前走の飯塚では優出し3着に入った。その前の飯塚でも優出し4着。今年も大きな着はほぼ取っておらず、安定した成績を残し続けている。山陽2番手は丹村飛竜。前走の飯塚ミッドナイトでは優勝戦まで進んでいた。走路温度が高くなりがちな昼間のレースでどうなるかだが、試走タイムがそれなりに出れば問題ない。
岡部聡が調子を上げている。前走の飯塚ミッドナイトでは優出し6着。その前の飯塚では準優勝と連続で優勝戦に乗れている。混戦を捌いていく腕は健在で、3連続優出へ向け初日からボルテージを上げていく。藤岡一樹も前走の飯塚ミッドナイトで優出。丹村とタイプが似ており、昼間の走路温度が高まる時間帯に合わせられるかか大きなポイント。浜野淳と角南一如は調子が上がってこない。どこかで上昇のきっかけを掴みたいところ。
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主な出場予定選手
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荒尾 聡〔飯塚 S-4(27期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-10(23期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-19(26期)〕
久門 徹〔飯塚 S-28(26期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-9(23期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-13(29期)〕
浜野 淳〔山陽 S-31(24期)〕
岡部 聡〔山陽 S-41(19期)〕
青山周平の独壇場になるのか!
5月17日にGIIが終わったばかりの伊勢崎オートで、今度は4日間の一般開催が始まる。GII稲妻賞で連覇を達成した青山周平がシリーズの核になりそうだが、それを崩そうと刺客もちらほら。さてシリーズの行方は。
青山は絶好調そのもの。GIIでは2日目に2着があったが、それ以外は全て1着。走路状況に関係なくエンジンは仕上がっている。今年の青山はすでに44走しているが、車券に絡めなかったのは3回だけ。強烈な安定感を示している。よほどの事がない限り今回も優出、そして優勝をも狙える。
GIIで他に優出したのは吉原恭佑、西原智昭、仲田恵一朗、鈴木清市の4者。吉原は優勝戦では好展開を作れなかったが、予選や準決では本来の走りができていた。西原は今期A級にランクされており、最重ハンからのレースでも枠が内寄りになるので、序盤の位置取りが楽になった。仲田は前回、最重ハンの10M前の位置を活かして軽快な走りを見せていた。今回はハンデ変動があるのかどうかが注目。鈴木清市も以前の渋太い走りが戻っており、最重ハンの20M前の位置が据え置きなら好走必至。
地元の有力どころは他に早川清太郎、新井恵匠、内山高秀など。早川は前走のGIIでは白星がなかったが、着はおおむね安定しており、今回こそは優出を狙いたい。新井恵、内山はもう少しエンジンの底上げがしたい現状。
外来S級は川口から3者の予定。最も注目なのは中村雅人。前走の地元一般開催では優勝戦で先頭に立ったものの、鈴木圭一郎の猛追の前に最終3コーナーで屈してしまった。それでも前々走も優出していたのでエンジンは高い位置で推移している。黒川京介は前走は優出できなかったが、前々走では準優勝。33期ナンバー1のポテンシャルで、1走ごとに底力が増している。五十嵐一夫は派手なレースはできないが、後方からジワリジワリと着を上げていけている。
GII稲妻賞では優出できなかったが、山中充智が好気配。準決7着以外は全て連対しており、その内3回は1着という内容。佐久間健光もいい時のスピードが出ており、レース結果につながっている。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-3(29期)〕
吉原 恭佑〔伊勢崎 S-18(32期)〕
新井 恵匠〔伊勢崎 S-21(30期)〕
内山 高秀〔伊勢崎 S-30(26期)〕
中村 雅人〔川口 S-7(28期)〕
黒川 京介〔川口 S-26(33期)〕
五十嵐 一夫〔川口 S-40(21期)〕
浜松VS川口!
今回の浜松オートは数日後にGIが控えているため、それに出場する選手にとっては最終調整の格好の場。今回でリズムを上げて、次につなげたい。ちなみに今回出場するのは浜松と川口の選手のみ。
浜松のエース鈴木圭一郎は前走の川口で完全優勝を決めてきた。優勝戦は、先に先頭に立った中村雅人を最終3コーナーできっちり捕まえての勝利。走りには気合が入っているし、エンジンの方も仕上がっている。あとは地元走路に合わせるだけ。
佐藤貴也と金子大輔の29期コンビは前走が伊勢崎GII。佐藤貴はシリーズ中に白星がなかったばかりか、1回の連対もなかった。ナイター開催にうまくエンジンを合わせられなかった。金子も同様に1回の連対もないだけでなく、準決では反則失格。リズムとしては両者とも良くないので、今回の地元で立て直したい。
木村武之も前走は伊勢崎GIIだった。ここでは準決3着で惜しくも優出を逃したが、5日間のシリーズで全て車券に絡む安定感を見せていた。今年はまだ波に乗れていない印象があったが、ここから巻き返しを図りたい。伊藤信夫は前走の川口では準決8着だったが、最終日に白星を挙げ、通算1000勝を達成した。これからもまだまだ白星を積み重ねていくだろう。
川口S級陣は若井友和がランク上位。前走の伊勢崎GIIでは優出できなかったが、シリーズを通して着をまとめていた。エンジンはある程度の位置にあり、今回の一般開催なら十分戦える。鈴木清は伊勢崎GIIで優出してきた。序盤の仕掛けに冴えが戻っており、連続優出を目指してひた走る。
佐藤摩弥と佐藤裕二は前走が地元4日間開催だった。ともに初日から連勝を決めていたが、準決では力を出し切れなかった。それでもエンジン自体は中堅上位にはあるので、今回も期待できる。
前走の川口で優出後なのは中野憲人、高石光将、早船歩、中山透で、特に中山はスピードのある走りを披露していた。中野も堅実な追い込みが光っていたし、高石はハンデを活かして激走していた。
前回の浜松で優出していたのは山脇孝志、鈴木健吾、長谷晴久。山脇と鈴木健吾は初日から連勝発進。長谷も道中で落ち着いた走りを見せていた。
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主な出場予定選手
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鈴木 圭一郎〔浜松 S-2(32期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-11(29期)〕
金子 大輔〔浜松 S-15(29期)〕
木村 武之〔浜松 S-17(26期)〕
若井 友和〔川口 S-8(25期)〕
佐藤 摩弥〔川口 S-14(31期)〕
鈴木 清〔川口 S-29(23期)〕
佐藤 裕二〔川口 S-35(24期)〕