開催ラッシュの山陽オートで再びミッドナイトレース!
山陽オートは9月5日に昼間開催が、8月26日にはミッドナイト開催が終わったばかり。今回は再びミッドナイトの時間に移行してバトルが行われる。主力はS級の5車。ここに割って入る選手は現れるのか。
今回出場する中でランクトップは丹村飛竜。前走は地元の昼間4日間開催だが、2日目と3日目に大敗。まさかの事態に今後の動向が不安視されたが、最終日は2着に入り、一定の立て直しには成功している。丹村の走法的にミッドナイトの方が結果を出しやすいだろう。
2番手は佐々木啓。佐々木はこのところ、エンジン面は好調が続いている。前走でも初日から連勝を決め、準決も2着で突破。優勝戦は5着だったが、これは展開的なモノが大きい。エンジン的にはかなり良かった。更に前々走の浜松GIIでも優出している。
地元S級は他に人見剛志と前田淳。人見は前走の準決4着で、優出はならなかったが、初日と2日目は良い走りをしていた。前々走の地元では優出しており、エンジンはおおむね良好。前田は調子の波が激しい。前走ではいい所がなかったが、今節はいきなりの激走もある。
外来S級は岩見貴史のみ。前走も今回と同じ山陽走路で、初日から連勝を決めていた。準決からは失速してしまったが、ちょっとした調整でまた鋭い速攻を決めてくるかも。
A級では佐久間健光と川端孝が、前走の山陽で優出。佐久間はスタートに一定の改善が見られ、道中も車がよく伸びていた。川端はハンデ位置を生かしての粘りが光っていた。スタート力もあるので、自分の展開を作れる利点がある。
他では地元の西村龍太郎、岡松忠、藤岡一樹といった有力どころのA級勢に期待。長田恭徳は近況、メキメキと力を付けている。混戦でもインを突いて進出するシーンが増えてきた。
B級では戸塚茂、金田悠伽、田中竜二の浜松勢に注目。3者とも前走の最終日に1着を取っている。特に金田は、一人で走る展開なら連対率が高まっている。同期の吉松優輝も気配は上昇中。前走は4走中3回、車券に絡む活躍を見せていた。
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主な出場予定選手
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丹村 飛竜〔山陽 S-9(29期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-29(23期)〕
人見 剛志〔山陽 S-36(28期)〕
前田 淳〔山陽 S-37(27期)〕
岩見 貴史〔飯塚 S-39(29期)〕
西村 龍太郎〔山陽 A-3(25期)〕
長田 恭徳〔山陽 A-22(32期)〕
岡松 忠〔山陽 A-24(17期)〕
一般開催ながら5日間のロングシリーズ!
今回の川口オートは記念レース並みの長期決戦。予選が3日間行われ、じっくりとエンジンを仕上げる時間があり、それに成功した選手が準決進出となる。
地元のランクトップは永井大介。前走となる伊勢崎SGではしっかりと優出を果たしてみせた。その優勝戦では0Mオープンの5枠からの競争だったが、スタートでダッシュが付かず、6番手発進のまま番手を上げることができず6着ゴール。それでもSGの優勝戦まで進出できたのだから、エンジンは高い位置にある。地元走路にもキッチリと合わせてくるだろう。
前走で優勝して参戦となるのは池田政和と上和田拓海。池田は8月19日の川口優勝戦で1着。この節は3日間開催で全て1着の完全優勝。優勝戦は枠に恵まれた感があったが、それをキッチリとモノにしてみせたのは流石の一言。池田は走路が冷えてくる時期に成績が上向く傾向があり、この優勝で波に乗りたい。上和田の方は8月10日の川口優勝戦で1着。この開催も3日間のシリーズで、初優勝をパーフェクトVで達成している。これまで通算11勝を挙げており、34期の中では断然トップ。これからの成長が楽しみだ。
池田が優勝したレースには五十嵐一夫、間中大輔、福田裕二も乗っていた。五十嵐は手堅いイン差しが武器、間中は突破力、福田は速攻が持ち味だ。
他では鈴木清が前走の伊勢崎で優出。その前の地元でも優出しており、今年は好調が続いている。加賀谷建明と佐藤裕二はエンジンもう一つ。整備で上積みを図りたい。
外来S級は浦田信輔に特注。前走の浜松GIIでは鋭い追い込みを決め準優勝。その前のSGでも優出しており、調子が上がっている。久門徹、滝下隼平、内山高秀などもエンジンが並より少しでも上向けば、優勝戦に進出できる底力を持っている。
伊勢崎A級に好調者がチラホラ。鈴木清市は、ここ何節もエンジン好調が続いており、成績も安定してまとまっている。前走でも優勝戦まで進出してみせた。このレースには他に、宍戸幸雄も乗っていた。森村亮も前々走の地元で優出。スピードある走りを展開している。
飯塚A級は、重富大輔が浜松GIIで優出。その後の浜松一般開催でもマズマズの走りを見せていた。その浜松一般開催では水本竜二が優出。ハンデ位置を生かしての奮闘が目立っている。山陽A級は、稲原良太郎が前走の地元ミッドナイトで優出し7着。2日目と3日目には白星を挙げている。
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主な出場予定選手
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永井 大介〔川口 S-2(25期)〕
池田 政和〔川口 S-10(23期)〕
加賀谷 建明〔川口 S-28(27期)〕
五十嵐 一夫〔川口 S-40(21期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-13(23期)〕
久門 徹〔飯塚 S-43(26期)〕
滝下 隼平〔飯塚 S-44(28期)〕
内山 高秀〔伊勢崎 S-20(26期)〕
今年の伊勢崎ナイター最後の開催!
前節の伊勢崎オートは吉原恭佑の優勝で幕を閉じた。今回も前回と同様にナイターレースだが、今回で今年の伊勢崎ナイターはラスト。次節からは昼間に移行する。
前節優勝した吉原恭佑は今回も参戦。前節から間隔も空いてなく、レースの時間帯も同じナイターなので連続優勝の期待がかかる。それを阻止すべく分厚いカベになるのは伊勢崎3強の面々。
早川清太郎は前回の優勝戦で吉原を捕まえ切れずに準優勝だったが、ここ数節はエンジンが完調の域に達しており、前々走のSGでも準優勝の結果を残してみせた。連対を外すレースが少なく、最後方からの競争になっても、力強く追って行けている姿が印象的だ。今回は吉原に対してリベンジに燃えていることだろう。
3強の内、残り2人は青山周平と高橋貢。青山は前走の浜松GIIでは初日から4連勝を決めると、優勝戦は3着。優勝戦は鈴木圭一郎と激しく競り合う形になっていたので、3着の結果も仕方のないところ。その前の地元SGオートレースグランプリでは、昨年に続き連覇を達成していたので、エンジン面は高い位置にある。実績断然の高橋貢は、近況エンジンがイマイチ。悪い流れを今回あたりで断ち切りたい。
他に地元S級では新井恵匠、西原智昭、田中賢といったあたりがエンジン状態マズマズ。地元A級では、金山周平が連続優出中と上り調子。湯浅浩と北渡瀬充も前走の地元で優出している。
外来S級は佐藤摩弥、岩田裕臣、渡辺篤の31期3者が来場。佐藤摩と岩田はエンジン状態並だが、渡辺篤は前々走の浜松GIIでは3つの白星がある。
そして、外来A級では有吉辰也が絶好調。前走の浜松GIIではシリーズ中に4勝を挙げて優勝。A級で、ハンデ位置的にチャンスの今は最も狙える選手と言える。他では青木治親が前走の山陽ミッドナイトで準優勝。その優勝戦には緒方浩一も乗っていた。若手有望株の黒川京介は、このところ結果を残せていないが、エンジン自体は悪くないので今回は優勝争いに参加してくるか。
今回参戦するB級は地元勢がメインだが、いずれも軽ハンを生かして一発力のある選手が多いので、勝利を掴むその瞬間を狙い撃ちしたい。
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主な出場予定選手
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高橋 貢〔伊勢崎 S-3(22期)〕
青山 周平〔伊勢崎 S-4(31期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-5(29期)〕
吉原 恭佑〔伊勢崎 S-22(32期)〕
渡辺 篤〔浜松 S-24(31期)〕
佐藤 摩弥〔川口 S-23(31期)〕
岩田 裕臣〔川口 S-47(31期)〕
有吉 辰也〔飯塚 A-5(25期)〕
今回は地元の層が厚い印象の山陽開催!
このところ山陽オートは開催が続いている。前回は本格的にミッドナイトレースが始動し、伊勢崎の田村治郎が重走路の優勝戦を制した。今回は地元勢が充実しているので、外来勢の優勝を阻止したいところ。
地元のS級は9人参戦予定。ランクトップは丹村飛竜で、前走の地元昼間開催で準優勝を決めていた。予選準決も1着で通過しており、エンジン面には全く不安はない。地元勢の勢いを付けるべく、初日から快進撃を見せそうだ。同じ優勝戦に乗っていたのは人見剛志。優勝戦は8着だったが、人見は地元で特に強い印象がある。
2番手は松尾啓史。前走の浜松GIIでは準決5着で優出できなかったが、シリーズを通して見れば3回の連対があるなどマズマズの結果。地元走路で好成績を残す傾向ある同選手なので、丹村とともに優勝戦まで進出しそう。その浜松GIIで幻の優出となったのは佐々木啓。準決で2着入線したが、このレースでフライングをしており勝ち上がり権利は喪失。悔しい思いをしたが、準決と2日目以外の3走は全て1着。エンジン状態は上向いている。
岩崎亮一は前走の地元昼間開催では準決4着。ただし、その前後のレースはともに1着とマズマズ。丸山智史と岡部聡は前走が地元ミッドナイト4日間開催。丸山は1着がなかったが、全てのレースで車券に絡む活躍。捌きの切れ味が増してきている。岡部は初日こそ1着だったが、その後は失速。ただ、的確なレース運びは健在で、混戦になるようなら本領を発揮できる。
飯塚からはS級が3人来場する。篠原睦は前走の川口3日間開催では準決3着。惜しくも優出はならなかったが、その前の伊勢崎SGでもソコソコの動きを見せており、持ち味の速攻は魅力。岩見貴史と桝崎陽介は前走が伊勢崎ナイター3日間開催。エンジン的には並といったところか。
A級では、平川博康、田中正樹、松井大和といったあたりに注目。平川は前走の地元3日間開催で準優勝。予選準決も1着で突破しており、エンジンも乗り手も充実。ただし、ハンデの変動には注意。準優勝のときは最重ハンの20M前だったが、これが10M重くなると展開は一気に厳しくなる。田中正は前走の浜松GIIで優出。記念レースでの優出は本人の自信につながるだろう。松井は前々走の地元昼間開催で優出。その後の地元ミッドナイトも悪くない動きだった。
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主な出場予定選手
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丹村 飛竜〔山陽 S-9(29期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-15(26期)〕
角南 一如〔山陽 S-25(27期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-29(23期)〕
岩崎 亮一〔山陽 S-31(25期)〕
人見 剛志〔山陽 S-36(28期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-14(26期)〕
岩見 貴史〔飯塚 S-39(29期)〕
S級はほぼ地元浜松勢の3日間短期決戦!
浜松オートは8月26日にGIIウィナーズカップが終わったばかりだが、そこから日を空けず3日間の一般開催が行われる。前回とは大幅にメンバー構成が変わるが、GIIの優勝戦で悔しい思いをした鈴木圭一郎や金子大輔らにとっては仕切り直しのシリーズになる。
鈴木圭はGII優勝戦で試走一番時計をマークしたが、青山周平の激しい抵抗に遭い、必死の追い込みも4着止まりだった。ただ、エンジンに関しては試走タイムが出ていたように、しっかり仕上がっている。GIIで優勝した有吉辰也が今回は不在なので、優勝候補の筆頭に挙げられる。
鈴木圭と共に地元S級でGII優勝戦に乗っていたのは金子大輔と伊藤信夫。金子はスタート後に絶好の位置に付けたが、有吉に付け入る隙を見つけられず後退。結果としては5着だった。伊藤信は優勝戦までの4走の内、1着が3本と、初日からエンジンは好調だったが、肝心の優勝戦でスタート空回り。早々と戦線離脱となってしまった。その悔しい思いは今回にぶつけたい。
他に地元で主力どころと言えば佐藤貴也や木村武之、渡辺篤。佐藤貴はGIIで白星がないどころか、一回も車券に貢献できなかった。試走タイムからあまり出ていなかったので、エンジンの立て直しが急務。木村武はそこまで悪くなかったが、準決4着で優勝戦には進めなかった。ただし、最終日の特別選抜戦では、同期・松尾啓史との競り合いを制して白星。今回に望みをつないだ。渡辺は準決6着だったが、シリーズ中に3勝を挙げており、エンジン面は良さそうだった。
鈴木宏和、青島正樹らはシリーズ中に見せ場がなかった。少しでもエンジンの上積みが必要な状態だ。
外来で唯一S級なのは田中茂。前走は山陽の3日間一般開催だったが、初日から連勝で優出。優勝戦では不安定走路で6着。良走路では良い走りを見せていた。
A級では、飯塚の重富大輔が前走の浜松GIIで優出。スピードある走りができていた。他では、柴田健治、渋沢憲司、筒井健太などが軽快な動きを見せていたし、仲口武志と岩科鮮太は力強い仕掛けが決まっていた。
B級では、伊勢崎の小田雄一朗がここ何節もエンジンが安定している。課題のスタートさえしっかりこなせば、リズムに乗ってペースを上げることができる。新人34期は、佐藤大地が前走で2勝を挙げた。これで通算3勝。深谷俊太、米里崇徳、桝崎星名らは初勝利を目指して力走を見せる。
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主な出場予定選手
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鈴木 圭一郎〔浜松 S-1(32期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-7(29期)〕
金子 大輔〔浜松 S-8(29期)〕
木村 武之〔浜松 S-11(26期)〕
鈴木 宏和〔浜松 S-19(32期)〕
渡辺 篤〔浜松 S-24(31期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-30(24期)〕
田中 茂〔飯塚 S-34(26期)〕