昨日今日の陽気に誘われるように、ここ盛岡でも桜が一気に咲き始めました。日当たりの良い場所ではもう8分咲きぐらいの樹もありますし、有名な石割桜も5分咲きとのことです。先週あたり、やっと梅が開き始めたかな〜と思っていたらその後は花冷えが続き、それが過ぎて気温が上がると今まで我慢していたものを吐き出すように一斉開花。まぁこれが典型的な「北国の春」なんですね。
このぶんだと開花の遅い水沢競馬場の桜並木も、次開催には満開近くまでいくかもしれません。さぁみなさん、花見の準備は良いですか?
さてさて岩手のローカル放送エリアにお住まいの方、最近流れている岩手競馬のCMはご覧になりましたか。私は先日やっと1度だけ、そのウワサのCMを目にしました。その内容は、今年度のみちのくレース岩手競馬CMキャラクターにとある大物タレントを起用。そんな大物なのに、なんとギャラは基本給ゼロで岩手競馬の売り上げ貢献度で決まるというもの。貢献度って一体どう査定されるのかも気になるところですが、果たして“とある大物タレント”とは誰なのでしょうか??
実は私たち一部の関係者には明かされているのですが、厳重な箝口令が敷かれていて(?)ここに書くことが出来ません。みなさん、ゴメンナサイ。。。
どうせふじポンか(ふじポンごめん)微妙な若手芸人でショ、と思ったアナタ!残念、大ハズレです。上で「北国の春」と書いているのが伏線だと読んだアナタ!ふふっ、なかなかやりますね。でもハズレ。
ちょっとだけお話ししますと、けっこう意外な人物です。意外というか、私はこの方の名前を聞いたとき、かなり多方面で活躍しているために一瞬、岩手との関わりが思い浮かばず「なんで岩手競馬に?」となってしまいました。しかし、すぐに岩手との深いつながりを思い出しましたけどね。それに、少なくともこの人が“大物”と呼ばれることに異議を唱える人はいないのではないでしょうか。
このシークレットが明かされるのは今週金曜日、18日の記者発表の場になります。それまで、もう少し我慢して下さいね。
(写真/文・佐藤到)
いよいよ新しいシーズンの開幕です。3月の年度末開催があったので「久しぶりの馬、久しぶりのレース!」という感覚はもうないですが、それでもやはり気持ちを改め、引き締まる思いがしますね。
今年はどうも春の訪れが早そうで、桜の開花も例年より1週間ほど前倒しになりそうです。毎週水沢に行っていますと開花時期の変化がよくわかるのですが、水沢競馬場の桜は例年、4月の第4週からゴールデンウィーク前半に見頃になります。これが暖かい年だと1週間早まり、逆に遅くなることは最近ではほとんどありませんね。…と、ここまで書いてようやく自分でも気が付きましたが、“今年は1週早まる”ということは、もう次の開催日には咲いてるということになっちゃいますね。そこまでは早くなかったか…と思ってネット上の情報を探してみたら、なんと奥州市ではもう桜の開花宣言が出されていました!(ニュース見ろよ ( -o-)/☆(_ _)ビシッ!) やっぱり早いんですね〜。
まぁ競馬場の桜は、すぐそばを流れる北上川の影響もあって周辺より少し開花が遅れるので、見頃になるのは再来週ぐらいになると思います。場所柄、お花見スポットとして一般にはあまり知られていなかった水沢競馬場ですが、最近では情報誌等にとりあげられてだんだんとメジャーになってきているようですよ。月末はジャンボ焼き鳥でもほおばりながら、花見競馬と洒落込みましょうか。
(文/写真・佐藤到)
みなさまにはすっかりご無沙汰してしまいましたが、こちら氷の街盛岡も日に日に暖かくなって来ております。
といっても夕方になれば当然のことのように気温は氷点を下回るのですが、今季は昨年の暖冬と違い、真冬日が連続するというビシッと寒い冬となりましたからね。それに比べると最近はずいぶんと寒さが緩んだように感じます。ヒトの体というのは凄いもので、冷え込みが厳しくなったころには「うぉぉ!さみぃ〜」なんて言ってたのが、それが1週間も続くと体が馴染んでしまいずいぶんと楽になってきます。その後気温が上がってくれば、本当に春が近づいてきたような気がするのです。
先日、わたしは宮城県南にある実家に帰省したのですが、低気圧が通過して北風が流れ込んでいるにもかかわらず、全然寒くなくてほとんど上着を着ないで歩いていました。それにしても、温度計が同じ数字を示しても岩手の方がずっと寒く感じるのは何故なんでしょうね?宮城南部と言っても実家は山に近いところにあるので、仙台のように暖かい地域ではなく雪も舞うし気温はやはり氷点下なのですが、こちらのような体に食い込むような、いわゆる「シバレ」というのがまるで無いのが不思議です。
昨季は温暖化と言われるこの頃でも希に見るほどの暖冬で、盛岡周辺は積雪がほとんどありませんでした。さてこの冬はどうかなと思っていたら、上記のようにしっかり寒波はやってきたものの今度は寒いだけ寒くて、思いのほか雪は少なく過ぎたようです。水沢のほうではもうちょっと積雪があったようですが、こちらはまとまって降ったのはほんの一、二度で、あとはきれいな冬晴れと放射冷却の日々。気温が低いので積もった雪はずっと残っていましたが、除雪された道路はまるで春のように乾いており、車を運転する方はだいぶ楽だったのではないでしょうか。平年だと幹線道路以外は圧雪が氷になって道を覆い、10cmほどの氷の轍ができて脱出に苦労するというのが日常ですからねこのあたりは。
さて、公式ホームページでは既に伝えられております通り、去る25日には盛岡・水沢両競馬場の馬場開きと調教開始式が行われました。この日のために今年はそれなりに時間をかけて除雪作業をしなければならなかったようですが、考えてみると昨年のように冬も開催すればよかったなんて年もあれば、何年か前は深い雪があって馬そり体験会や歩くスキー大会なんかを催してしたのですから本当に気象のことは予測がつきません。何をするにも冬は予定をたてるのが難しい季節ですね。
まぁそれはともかく、久しぶりの馬場にやや興奮気味の馬たちを見ると、「花は野におけ」ではないですが馬はやはり広い空の下が似合うなぁと思います。来年度もこのOROの青空のもとで競馬を見られるのを喜びつつ、人馬とも極力ケガなどが無いようにと祈らずにはおられません。
↑は馬場のお清めをする神主さん。せっかくカメラを構えて待っていたのに、昨年と拝むポイントが違いました。orz
オマケです(^^)盛岡市内の桜の名所「高松の池公園」は、今年も冬の使者・ハクチョウがやってきています。ここは30年ほど前まではスケートができるほど厚い氷が張っていたそうですが、スケート禁止になった今では冬鳥たちの越冬地として賑わっています。競馬ファンには、旧盛岡競馬場のとなりということで懐かしむ方も多いかもしれませんね。
高松のハクチョウと言えば、盛岡在住の方が画いている「とりぱん」という漫画をご存知でしょうか? この中には“T松の池”の白鳥やカモたちが時々登場しています。この漫画、自然が身近にある岩手での生活をバックにちょっとお茶目な鳥や虫たちを面白く描きながら、時に生命賛歌、時に情緒たっぷりにしみじみし、時に「田んぼや畑は“自然”じゃねぇ!」等の名言を生みつつ、スローライフやエコについて肩ひじを張らずに考えさせてくれる実に楽しい作品になっています。
岩手競馬はもうすこしお休み。開幕までこれを読んで、競馬以外の岩手にも少し興味を向けてもらえたら嬉しいですね。
(文/写真・佐藤 到)
(今年も元旦の朝に行われた、恒例『チャグチャグ馬コの初詣』)
1月14日の開催をもって、岩手競馬は無事、長い冬休みに入りました。
4月のシーズンスタートから、ゴールデンウィークもお盆も年末年始も休み無く突っ走ってきたわけですが、これから約2ヶ月間競馬がないと思うと、なんだか物足りないような気がしますね。もっとも馬がいる限り厩舎での世話は休みということはありませんし、その上この冬は人も馬もかなりの数が活躍の場を求めて遠征していますので、そんな関係者には“ウインターヴァケーション”なんて無縁でしょうが… とりあえず取材・撮影対象がなくなる我々報道関係者は、「では、良いお年を」と挨拶を交わして競馬場を後にしました。そう、やっぱり競馬が終わらないと正月もやってこないですよね。
話は変わりますが、ついに恐れていたことが起こってしまいました…
先日の全国ニュースで、「盛岡市で最低気温−22度」という報道が伝えられました。「マイナス22ってすげーな、みんなよく生きてるな!」と、地元の友人からもメールが届いたりしています。
ご存じの方も多いとは思いますが、これは以前から『本州で一番寒い集落』として有名な旧玉山村の藪川地区で記録されたもの。藪川は北上山地の真っ直中に位置し、いわゆる平成の大合併によって2006年から盛岡市の一部になりました。以来いつかはこういうことになるだろうとは思っていましたが、やはりという感じです。奥多摩の気温を出して、「東京は○○度」と言っているようなものですよ! ちなみにこの冬いちばん冷え込んだ今朝の気温をみると、玉山区藪川−23.1度・盛岡市−11.2度ですからね。全然ちがうでしょ!?……え?やっぱり市内もじゅうぶんに寒いって?……そうですね。。。
昨冬は記録的な暖冬で競馬場の馬場にもほとんど積雪が無く、「こんなことなら休まないで競馬やってれば良かったね」という声も聞かれましたが、今年はこの後どうなるでしょうか? いずれにしろ次の岩手競馬は3月20日春分の日。ファンの皆様、ここまで岩手競馬をご愛顧いただきありがとうございました。m(_ _)m 春からも、変わらずよろしくお願い致します!
(文/写真・佐藤 到)
p.s.
休催期間中の当ブログですが、いまのところ方針が決まっておりません。おそらく昨年同様、不定期更新ということになると思いますので、時々アクセスしてみて下さいませ。
今日は仕事もなくフリーな一日だったので、盛岡アイスアリーナに行ってスケートをしてきました。スケートというと最近は日本のフィギュアスケート選手が大活躍しており、トリノ冬季五輪で荒川静香選手が金メダルに輝いて以来、世の関心も急上昇しましたね。
「オリンピックは夏より冬」な私もフィギュアは特に好きで、伊藤みどり選手が孤軍奮闘していた時代からよく見ているのですが、特に好きになったのは1998年の長野五輪で、フィリップ・キャンデロロ伝説のエキシビジョン(ヨーロッパでは「ガラ」と言うのだそうですが)“三銃士”を見てからです。さてその時代から比べると、今の日本は女子シングルでは質・層の厚さとも世界トップクラス。さらには男子でも、近年では本田武史選手ぐらいしか表彰台圏内の戦いに届かなかったのが、日本人選手が金の有力候補として挙げられるほどになってファンとしては正に夢のような大活躍です。男子の一日目がゴールデンタイムにTV中継されるなんて、かつては考えられなかったことですよね。ついでに言うと高橋大輔選手の今季のショートプログラム『白鳥の湖 HIP POP ヴァージョン』は、歴史に残る名演技と私は思っています。
え?フィギュアのファンなのは分かったがお前の滑りはどうなのかって? そりゃー好きこそものの……いや、いくらファンだからと言っても決して自分が上手いという訳はなく、なんとかバックスケーティングが出来たり、ガクガクしながら両足スピンの真似事をして目を回したりする程度です……ので話題を変えますが、岩手競馬にはギンバンジョオーという名の2歳馬がいます。この馬名は岩手競馬マガジン『テシオ』が募集したPOGで公募されたもので、茨城県の佐藤さんはめざましい活躍を見せる日本の女子フィギュア陣をイメージしてこの名を考えたそうです。
そういえば○○マオという名前を持つ馬も何頭かいますね。こちらは浅田真央選手からの命名なのでしょうか? 正直いうと、私は“まおちゃん”よりもライバルのキム・ヨナ選手の指先まで神経の通った演技の方が好みなのですが、試合となればやはり日本人選手を応援してしまいますね。もちろん岩手の馬たちはみんなみんな応援していますよ〜!
ギンバンジョオーとサチノマオ、マツノマオは、今季最後の開催となる今週末のレースに登録していますね。この3頭もそのほかの出走馬も、無事に今シーズンを締めくくって欲しいと祈っております。