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松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。

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<次走へのメモ>第5回寒菊賞

12月10日 第5回寒菊賞(2歳オープン 水沢1600m)

(写真・佐藤到)
1着 カネショウエリート
 逃げたい馬が絶好の1枠を引き当てる。スタート直後はハナ争いが若干激しくなったが、枠差もあって予想どおり先手を取り、あとはマイペースに持ち込む。向正面では後続を2馬身ほど引き離し、セーフティリードから直線を向いても余力十分。後続の有力馬がもたついているのを尻目に、まんまと逃げ切り勝ちを決め、自身の初特別制覇となった。また現在、韓国で第二の種牡馬生活に入った父メイセイオペラにもうれしい特別タイトルをプレゼントした。
 「行けたら行こうと思っていた。1〜2コーナーでハミを抜くことができたので、いい感じでレースが運べたし、最後まで気を抜かないで走ってくれた」(関本淳騎手)
 カネショウエリートの初勝利は盛岡芝1000m戦で、続いて黄菊賞でもセイントセーリングの2着とメイセイオペラ産駒では珍しく芝適性ぶりを発揮。ダートでは前回2着(1着ダンストンリアル)も含めて水沢で2度連対していたが、いずれも完敗。
 今回はダート実績が薄いため5番人気と低評価だったが、それを見事に覆した。「芝と融雪剤をまいている今の泥んこ馬場が合ったかも」と畠山調教師がレース後に語っていたが、これは過去の傾向にも出ており、今後も冬期間の水沢コースでは、芝適性馬に注目の価値がありそうだ。
2着 マツリダワルツ
 前走・白菊賞(2歳牝馬重賞)と同様、後方でじっくり待機する戦法を取る。セイントセーリングが先に動いてからワンテンポ遅れてスパートし、直線で2番手まで進出したダンストンリアルが粘るところ、ゴール寸前で交わした。白菊賞でも9番人気ながら3着に食い込み、そして今回は2着。400キロそこそこの小柄な牝馬で、パドックでは冬毛も目について軽視してしまったが、2戦連続の好走には正直ビックリした。
 この馬も初勝利が盛岡芝1000m戦で、59秒5の好タイムをマークしており、カネショウエリートと同じく今の水沢の馬場が合ったのかもしれない。
3着 ダンストンリアル
 前回、2歳A2戦で初白星を飾って挑戦。カネショウエリートの2馬身後ろにクールビズ、そこから2馬身離れた3番手外をキープし、内のクールビズを捕らえたのもつかの間、マツリダワルツの強襲に遭う。
 なかなか勝てなかったが、デビューから堅実に入着。一戦ごとにレース勘を身につけていたのは明らかで、今回の好走にもつながった。
4着 アンダーボナンザ
 レース展望でも報告したが、道中真っ直ぐ走らないため「コーナーでは危ないので内に突っ込むことができなかった。直線に入るまでどうしても加減して走らなければならないので、今回のような流れになると苦しい」の沢田騎手コメントがすべてを物語っていた。
5着 クールビズ
 レース後の村松騎手コメントは「前回(白菊賞)からマイナス13キロの体重減が影響した」だったが、小生の見た印象では、むしろ体重が絞れた今回の状態のほうがいいと判断したのだが…。
6着 セイントセーリング
 前半は中団8番手をキープし、先行競馬と見るや向正面から早めにスパート。3コーナーで見せた伸び、反応も鋭かったのだが、直線では案外だった。ダートが合わないのか、それともこのままで終わってしまうのか。デビュー戦でパラダイスフラワーをアッサリ切って捨てたほどの実力馬だけに、今後の巻き返しに期待したい。
 

2006/12/12
レース回顧
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<次走へのメモ>第16回白嶺賞

12月3日 第16回白嶺賞(水沢1600m オープン)

(写真・佐藤到)
1着 ニッショウウララ
 好ダッシュを決め、枠差も利して果敢に先行。前半36秒前後のハイペースを形成したが、直線を向いても余力十分。「1300mのゲートあたりで後ろから来る馬がいなかったので、これは勝ったかな」と村松騎手。その言葉どおり、4コーナーでオウシュウクラウンがジワジワ差を詰めたが、ラスト100m地点から脚色がいっしょになったのを尻目に、まんまとゴール。この強力メンバーを相手に大金星をあげた。
 今シーズン、7歳を迎えたが、ズブさが逆にプラスに作用。控える競馬もできるようになって、このレースに臨むまで3勝をマークしていた。
 デビュー戦で水沢850mのレコード(51秒1:当時)を叩きだし一躍注目の的となったが、気性難が災いして好、凡走の落差が激しかった。それでも04年からずっとオープンで走り続け、平場戦を中心に白星を稼いでいた。
 それが今季、G?・クラスターカップ7着、青藍賞8着以外はすべて電光掲示板に載る堅実派に変身。前回、あまり得手かからない水沢戦を快勝して弾みがついたことも好走要因かもしれない。とは言え、いきなりこのメンバーを相手に勝ったのにはビックリ。
 「ずっと良馬場でも結果を出していたが、ベストは今日のような水が浮かぶ不良馬場。それも味方したと思うが、まさかオウシュウクラウン相手に勝てるとは思わなかった」と村松騎手はレース後に語っていたが、それがすべてを物語っていたと言えるだろう。
2着 オウシュウクラウン
 前走・阿久利黒賞(11月19日)からレース間隔がなかったので、中間は追い切りを控えた調整。加えてこの1週間で急激に冷え込んだ影響も少なからずあったようで前走比プラス9キロの502キロで出走。これはダービーグランプリ明けの古馬A1級戦と同じ馬体中で、この時も「体が重かった」と小林騎手がコメントしていた。
 ニッショウウララが快調に飛ばしていたのを見て、3コーナー手前から早めにスパート。その時の行き脚はいつもどおりだったが、あとの伸びがひと息。ニッショウウララもラスト200mは13秒8と脚が上がっていたが、それも捕らえきれずに2着。とすれば敗因は太め残りに尽きることになりそうだ。
 気になる次走だが、今年はアクシデントもあったので無理をさせたくないと東京大賞典は自重。地元のファン投票・桐花賞(12月31日 水沢2000m)へ駒を進める、と櫻田浩三調教師。
3着 ミサキノハンター
 北上川大賞典(11月5日)3着から直行は当初の予定どおり。仕上がりも万全で、しかも最も真価を発揮できる水沢マイルという条件もあって、オウシュウクラウンとの馬複が2倍台の一本かぶり。過去実績ではエアウィードの方が上回っていたが、最終的に単勝2番人気もミサキノハンターとなった。
 ニッショウウララが果敢に逃げたので2番手に控える。これは想定内だったが、3コーナーでオウシュウクラウンに外から被せられて手応えが怪しくなる。それでも3着に入線したが、2着オウシュウクラウンから4馬身差と完敗。これも混戦といわれた岩手古馬オープンを象徴する結果となってしまった。
6着 エアウィード
 道中は6番手インにつけ、3コーナーからスパートをかけたが、本来のシャープさがまったく見られず。パドックでも馬体の張り、気合いも不足も目につき夏以降のスランプを引きずっている印象。

2006/12/05
レース回顧
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<次走へのメモ>第32回白菊賞

11月26日 第32回白菊賞(2歳牝馬オープン 水沢1400m)

(写真・佐藤到)
1着 オーナーズスキャン
 スタートがすばらしくスタンド前で一旦先頭に立ったが、内からマツリダレディが何が何でもハナを譲らない構えを見せたので2番手に控える。
 道中は淀みのない流れで進み、3コーナーでマツリダレディを交わしてあとはセーフティリードを取り、直線でクールビズが外から追い込んできたが、その差は詰まらずそのままゴールへ。
 デビュー5戦目、水沢1300m戦で初勝利をマークしたが、その後の4戦を凡走。これはメンバー強化というより盛岡コースが合わなかったためで前走、地元水沢に戻って2勝目でもそれを裏付けた。
 「先行できれば勝負に持ち込めると思って臨んだ。元々、動きのいい馬だったのでひそかに期待していたが、結果を出せてよかった。これからもっと成長していくと思う」と菅原勲騎手。
2着 クールビズ 
 プリンセスカップ(10月28日 盛岡)から直行し、レース間隔が開いたのと輸送のない地元での競馬の影響か前走比プラス14キロ。デビュー戦が470キロだったので、この位がいいのかも知れないが、個人的には太めの印象。
 「我慢していくつもりだった」(村松騎手)のコメントどおり3番手外につけ、オーナーズスキャンをマークする形で道中を進め、3コーナー過ぎからスパートをかけたが、伸び切れず2着。
 デビュー戦の派手なレース内容が印象強く、それ以降はひと息のレース続き。今回はプリンセスカップに比べ、大幅に相手が甘くなって断然の1番人気に支持されたが、もうひと絞りが欲しかったのでは…。
3着 マツリダワルツ
 前半はじっくり貯める競馬に徹して直線で鋭く伸びてきたが、1、2着は前にいた組。地力で抜け出せるまでの脚はなかった。それでも今回の3着は今後に明るい見通しが立ったかも。

2006/11/28
レース回顧
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<次走へのメモ>11月19日 第6回阿久利黒賞


(写真・佐藤到)
第6回阿久利黒賞(3歳 地方競馬全国交流 水沢1600m)
1着 オウシュウクラウン

 大外からオグリホットが逃げ、2番手にダンディキング。オウシュウクラウンは前の2頭から2馬身離れた絶好の3番手外につけ、スタンド前で一瞬だけ掛かったが、あとはうまく折り合いをつける。オグリホットが快調に飛ばしていたので、オウシュウクラウンは3コーナーから徐々にスパート。2番手ダンディキングの手応えが怪しいと見るや、相手をオグリホットに絞って4コーナーでは早くも射程圏。
 直線を向いて内で粘るオグリホットを貫禄の違いで交わすと、あとは余裕でゴール。2着テンショウボスに2馬身半差をつけ、G?3着馬の底力をマザマザと見せつけた。
 「前回、重め残りの割に走りすぎた疲れが若干残っていたが、ダービーグランプリのようにイラついた感じはまったくなかった。前半のペースは遅かったんですが、以前のように掛かってしまうこともなく折り合いがついて乗りやすかった。この馬にも頑張ってもらわないと(岩手競馬も)盛り上がらないと思いますので、期待に応えることができて良かった。これからまた全国区で戦うことになるでしょうが、応援よろしくお願いします」と小林騎手。
 前走では休み明けながら、古馬オープンを一蹴。今回は3歳同士ということで相手が大幅に弱化され、勝って当然のメンバーだったが、それでも不安はつきまとうものだし、オウシュウクラウンへの期待はもっと上のステップ。今後にもつながるレースを期待したのだが、その手ごたえは十分だった。
 次走予定はG?・名古屋グランプリ(12月20日 名古屋2500m)かG?・東京大賞典(12月29日 大井2000m)に絞ったが、いずれのどちらを選択しても話題の1頭になることは間違いない。
2着 テンショウボス
 前走・ウイナーカップから菅原勲騎手とコンビを組んだ。レースはオウシュウクラウンを外に見ながら4番手インを追走。オウシュウクラウンが動いてからワンテンポ遅らせてスパートをかけ、オグリホットはひとまず捕らえたが、オウシュウクラウンとの実力差は歴然。大型馬ゆえ小回り水沢は反応がひと息でこれは仕方なしだろうが、?2の意地はキッチリ見せた。
 手薄な今の岩手古馬オープン陣ならファン投票「桐花賞」(12月31日 水沢2000m)でも勝ち負けを演じることができるほどの地力をつけたのは、今回のレースでも証明した。
3着 オグリホット
 前回は盛岡芝1600mを舞台に行われた重賞・ウイナーカップを4角先頭で快勝。今回は交流レースで実績のないダートでどんな戦法を取るか注目を集めたが、それは果敢な逃げの手だった。前半3ハロン36秒7の平均ペースに持ち込み(オウシュウクラウン騎乗の小林騎手はスローに感じたそうだが)、スイスイ一人旅。3コーナーを回ってもスピードは衰えず、それでオウシュウクラウンが早めに動いたが、最後まで見せ場はタップリ。遠征のハンデを抱えながら、この善戦ぶりを評価したい。
4着 ダンディキング
 休養前(7月8日 盛岡芝1700mガーベラ賞)の馬体重が445キロ。スプリングカップ圧勝時に比べ、マイナス20キロと大幅に減ったため、思い切って4ヶ月ほど休ませて今回、戦列復帰を果たした。
 パドックで久々にダンディキングを見たが、馬体重はプラス21キロと数字的には回復。しかし馬体の張り、期待したほどのフックラした感じがなく、まだ本調子ではないのかなと言うのが正直な感想。
 レースでは逃げると疑わなかったが、オグリホットが逃げる構えを見せたので2番手に控える。3コーナーあたりまでは手応えは悪くなかったが、オウシュウクラウンに外から被せられても反応がひと息。それで直線失速するのかと思ったが、4着入線。勝負付けが済んでからにせよ、思ったほどの失速ぶりではなかった。次走の変わり身に期待したい。
 


 

2006/11/21
レース回顧
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<次走へのメモ>11月12日 第34回南部駒賞(2歳全国交流 水沢1600m)

<次走へのメモ>
11月12日 第34回南部駒賞
(2歳 地方競馬全国交流)

(写真・佐藤到)
1着 パラダイスフラワー
 「左右の馬がゲート内でうるさかったのでちょっと出遅れ気味のスタート」(小林騎手)になって、1周目スタンド前は中団インのポジション。しかし「それで馬群の中に入れたら、ちょうど前回(エーデルワイス賞)のように折り合いがついた」ので小林騎手はあわてずじっくり待機策を取った。
 トランプ、セイントセーリングがスタートから競り合いに持ち込んで前半3ハロン、37秒を切るハイペースを形成。それも考えれば、前回で砂を被っても問題のないパラダイスフラワーにしてみれば絶好の位置取りとなった。
 向正面過ぎから徐々にスパートをかけたパラダイスフラワーは、4コーナー手前でネバーオブライトをすでに交わす勢い。「ネバーオブライトの手応えが悪かったので、相手は前の1頭(トランプ)に絞って」速めに捕らえにかかり、ラスト50mで交わした後はほぼ独走状態。2着に1馬身半差をつける完勝劇となった。
 文中の小林騎手の振り返りコメントをちりばめたが、スタートからゴールまで非の打ち所がないレースだった。これでダート戦5戦5勝としたように、ダートでの強さはけた違い。
 若干冬毛が出始めたのは盛岡周辺が急激に寒くなったせいだが、競走能力にはまったく支障なし。やはりエーデルワイス賞レコード勝ちはダテではなかった。
 この後の予定は12月13日、川崎競馬場で行われる2歳唯一のダートG?「第57回全日本2歳優駿」(1600m)。JRA、そして地方から強豪がそろうのは間違いないが、パラダイスフラワーのスケールも相当のもの。メイセイオペラ、トーホウエンペラーに続く岩手所属馬3頭目の快挙となるか注目が集まる。
2着 アンダーボナンザ
 盛岡2戦・若松賞3着、若駒賞4着と伸びを欠いて不満が残る内容で今回、7番人気まで評価が落ちていた(若駒賞は2番人気)。道中はパラダイスフラワーから終始2馬身ほど後ろを追走。パラダイスフラワーが動いたのを見てワンテンポ遅らせてスパートし、2頭で決まりかけたところを大外から鋭く突っ込んで2着を確保した。
 「話には聞いていたけど、内にササったり外にもたれたり、さらにはラチにぶつかってみたりして手こずらせましたが、開き直ってガンガン行かせたら直線でいい脚を使ってくれました。まだまだ子供ですが、走るセンスはありますよ」(沢田騎手)。
 盛岡は3着2回に対し、地元水沢はこのレース前まで2戦2勝。しかも逃げて1勝、追い込んで1勝とスケールは一目置ける馬だった。沢田騎手のコメントにもあるとおり、まだ幼いが、今後の成長次第では前にも書いたが、トップに立てる器だ。さすが岩手版“華麗なる一族”の血は健在だった。
3着 トランプ
 レース前から田部調教師が逃げ宣言。そのとおり逃げの手に出たが、セイントセーリングが競り合って楽に先行できなかったのが痛かった。それでも持ち前のスピードを前面に快調に飛ばし、ラストで捕まってしまったが、層の厚い北海道で5勝マークの実力は披露した。
 しかも水沢の馬場に脚を滑らせ、3〜4コーナーで右後肢に外傷を負った模様。千葉津代士騎手「ずっと下を気にして走っていた」にもかかわらず3着に粘るのだから実力は推して知るべし。
4着 ネバーオブライト
 平和賞は太目の552キロで出走。この一戦で輸送プラス、激しい競馬が相当応えたようでマイナス12キロの540キロが今回の馬体重。元々が巨漢馬なので、装鞍所で見ても細くは見えなかったが、この影響は少なくなかった。
 道中は前の2頭から離れた3番手外を追走。これはある意味で理想的なポジションと言えたが、3コーナーで鞍上・村松騎手の手が動いて反応がひと息。4コーナー手前でパラダイスフラワーが進出し、交わされないように気合いを入れても伸び切れず3着から1馬身半差の4着にとどまった。「調子がもう一つだった」と村松騎手もコメント。

2006/11/14
レース回顧
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