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松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。

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<次走へのメモ>7月12日 オパールカップ

7月12日 第10回オパールカップ(3歳・地方競馬全国交流 盛岡芝1700m)

(オパールカップ ゴール 写真・佐藤到)


1着 エイブルインレース 
 隣の枠(2番枠)からマーチボーイが手をしごいて先手をアピールしたのを見てスッと2番手に控え、うまく外に出す。レース前は最内1番枠に入り、包まれることも懸念されたが、そこは南関東のトップジョッキー・戸崎騎手に手抜かりはない。


 道中のペースは決して速くはなく、エイブルインレースはいつでも抜け出せる態勢。3コーナーからフレンチマリーがスパートをかけ、徐々に接近。それでも戸崎騎手は手綱をガッチリ抑え、4コーナーでは馬なりで先頭。
 直線を向いて一瞬、フレンチマリーが馬体を併せるシーンもあったが、満を持して追い出しをかけるとエイブルインレースはすばやく反応。後続を再び突き放してゴールでは余裕十分。結果的には1馬身差にすぎなかったが、それ以上に強さが際立っていた。


「どこからでも競馬ができるので自分のペースに持ち込むことに心がけた。久し振りだったが、休養で馬体がふっくらと元に戻っていたし、馬も芝が合うので安心して乗れた。直線で後ろから来たら闘争心も出してくれたので収穫も大きい。今回は八分ぐらいのデキだと思うので、これからもっと良くなっていくはず。秋も楽しみ」と戸崎圭太騎手。
 次走予定は紫苑ステークス(JRA)。そこで上位2着までに入れば秋華賞の優先出走権を獲得できる。


2着 フレンチマリー
 道中はエイブルインレース1頭をマークする形で進め、3コーナーからスパート。そのときの反応は悪くなかったが、やはり相手の実力が一枚上だった。
 2歳時、ホッカイドウ競馬所属時にクローバー賞にエイブルインレースといっしょに挑戦。片や3着に入り、こちらは後方のまま11着に終わっていた。今回はそれ以来の芝で適性が心配だったが、これで芝でもメドが立った。


3着 センリグランピー
 指定ポジションの後方2番手を追走し、向正面から外に持ち出してロングスパート。そこからいい感じで伸びて最後は脚色が同じくなったが、岩手最先着の3着は価値がある。
 センリグランピーは過去3度、盛岡芝を使われて6、8、5着。ダートではソコソコの競馬を見せていたが、芝適性で劣ると判断されてブービーの10番人気。それを考えれば大健闘と言っていいし、ダイヤモンドC3着に続いて意外性の男ぶりを発揮した。


4着 エンジンソウル
 終始4、5番手のインを追走し、直線でも最内を強襲。内と外の3着争いは惜しくもハナ差先着を許したが、初の芝でこの内容なら上々。パドックでも非常に良く映り、芝も難なくこなした。まだ1勝のみの馬だが、今後さらに力をつけていきそうな印象だ。


5着 マヨノエンゼル 
 二冠達成後、適鞍がなかったためオパールカップに駒を進める。道中は後方4番手に待機し、3コーナーからスパート。しかしダートで見せる切れはなく、入着を果たすので精一杯。もちろん力量差もあるだろうが、芝では本来の能力を出せない。ただレース間隔を開けたこともあって体重がプラスの408キロ。できれば420キロはほしい馬なので、これは好材料だった。

2009/07/14
レース回顧
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<次走へのメモ>7月5日 第41回岩鷲賞

7月5日 第41回岩鷲賞(3歳以上オープン 水沢1400m)

(岩鷲賞ゴール 1着・ダンストンリアル 写真・佐藤到)


1着 ダンストンリアル
 1枠からフリーモアが予想どおりハナに立ったが、メタモルキングが手をしごいて猛チェックをかけ、前半36秒のハイペースを形成。3番手にトーホウライデン、内にオウシュウクラウン。
 ダンストンリアルは6番手を追走し、ハイペースの流れにも案外戸惑わなかった。勝負どころ3コーナーで各馬がスパートをかけ、一瞬遅れたのは村上忍騎手が「内をいくか外に出すか迷った」ためだったが、結果的にワンテンポ仕掛けを遅らせたのが功を奏し、3コーナー過ぎから内を突いてスルスル進出。
 直線を向いて、これまたラッキーなことに4コーナー手前で先頭に立ったメタモルキング、それを追いかけるアンダーボナンザの間が1頭分だけポカッと開き、すかさず村上騎手がその間を割って抜け出す。
 最内メタモルキングからダンストンリアル、アンダーボナンザ、大外リュウノツバサの4頭が横一線でゴールへ入り、4頭がアタマ差で入る大接戦をダンストンリアルが制して初の重賞タイトルを手に入れた。


「外を回ったらどうかと思った矢先、うまい具合に間が開いたので思い切って突っ込んだ。強いレースをしたかと思うと格下相手に凡走したり、常識にかからない馬だが、今回は最後まで集中力が途切れなかった。デビューからほとんど自分が乗ってきた馬がビッグタイトルを取れて本当にうれしい」と村上忍騎手。


 ダンストンリアルは2歳時1勝のみにとどまり、3歳夏まで勝ち切れないレースが続いたが、秋に突然目覚めたように本格化。昨年の南部杯では岩手勢で最先着の6着に食い込んだこともあるが、格下相手にもアッサリ負ける気ムラな面がつきまとっていた。前々走の1・6秒差4着がそれを象徴し、今回は8番人気の低評価に甘んじていた。
 しかし今回は接戦もこの馬に味方し、また村上忍騎手の好騎乗もあって待望の重賞を獲得した。次走予定はクラスターカップと村上実調教師。


2着 リュウノツバサ
 1コーナーでは最後方、3コーナーでも後方2番手にいたが、鞍上がゴーサインを出すとすばやく反応。これがリュウノツバサの持ち味で、直線で前が塞がりインから外に持ち出したが、それからすばらしい脚で伸びてきた。


 折り合いが難しいタイプで外に出すとガンガン行きたがるのに苦労。好成績を収めていたのは前半、内で砂を被らせて折り合いをつけ、勝負どころで外に持ち出したとき。これは距離の長短を問わずに同様で、前が壁にならなかったらとこの馬に限ってはなし。こちらも沢田騎手の好騎乗によって2着に食い込んだ。


3着 メタモルキング
 逃げたフリーモアを徹底的にマーク。3コーナー過ぎに早々とフリーモアを交わして先頭。その後も脚色が決して衰えた訳ではなく、一瞬の決め手の差。このレースで一番強いレースをしたのは間違いなくメタモルキング。実に惜しい大魚を逃がした。


4着 アンダーボナンザ 
 当日の馬場が先行有利。いつもの後方待機策では届かないだろうと菅原勲騎手が判断。3、4番手インの積極策に出てメタモルキングといっしょにスパート。最後の最後で伸びを欠いたのは前半で脚を使ったからだが、距離が短いといわれていた中で僅差4着なら上々。やはりベストはマイル、の印象を改めて強くした。


5着 オウシュウクラウン
 パドックで自分の舌を切るアクシデントが発生し、口元が真っ赤になるほどの血が流れていた。ひとまず装鞍所に引き下がり、チェックしたところレースに支障ないと判断された。レースは5番手インからそのまま5着。こちらも1400mより1600mの方が合う。


6着 フリーモア
 トライアル・早池峰賞を鮮やかに逃げ切り、1番人気に支持される。スタートがちょっともっさりだったが、枠差を利して先手を取ったが、メタモルキングの執拗なマークに遭って3コーナー過ぎで一杯。これでは直線失速も仕方なしだった。


9着 トーホウライデン 
 岩鷲賞2連覇の期待がかかって2番人気に支持されたが、意外にも3、4番手外をキープ。持ち味は直線を向いてからの切れだが、前走・早池峰賞は前半で置かれた分だけ届かず3着。その二の舞はごめんと高橋悠里騎手が果敢に前へ行ったが、裏目に出て3コーナーで失速してしまった。

2009/07/07
レース回顧
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<次走へのメモ>6月28日 ウイナーカップ(3歳オープン 水沢1400m)

6月28日 ウイナーカップ(3歳オープン 水沢1400m)


1着 ダンストンジール 
 シルバーカテリーナが意表を突く逃げの手に出て12秒台前半のハイラップを刻む。ダンストンジールはどこからでも競馬ができるのが強みだったが、さすがにこの速いペースに戸惑って6番手をキープするにとどまる。


 2コーナー過ぎ、このままでは逃げ切られてしまうと村上忍騎手が判断。目一杯に追ってスパートをかけたが、なかなか差は詰まらない。必然的に村上忍騎手の手は動きっぱなしで反応したのはようやく3コーナーから。


 それでも前を走るシルバーカテリーナ、トーホクプリンスが快調に飛ばしていたため村上忍騎手の焦りがヒシヒシと伝わり、それに応えるかのようにダンストンジールは直線を向いて猛追。
 シルバーカテリーナが直線を向いて失速し、替わってトーホクプリンスが先頭に立って手応えも十分だったが、ゴール寸前でダンストンジールが何とか捕らえる。


「ずっと追いっぱなしだったので正直、きつかった。やはり1400mの忙しい競馬は合わないが、このメンバーだから底力で勝ってくれた。でも途中でレースを投げ出さず最後まで頑張ったから成長しているのは確か」と村上忍騎手。

 
 「ダートに適当なレースがないので、オパールカップに向かう。はまなす賞は久々の芝に戸惑ったが、2度目なら大丈夫だと思う。まだ幼い面を残しているが、昨年に比べれば確実に大人になっている」と村上実調教師。


2着 トーホクプリンス
 1周目スタンド前は無理をせず6番手を追走。2コーナーから馬なりで前へ進出し、4コーナー手前でシルバーカテリーナの直後につける。


 直線に入ってもスピードは衰えず、シルバーカテリーナが一杯になったのを尻目にラスト100mで先頭。そのままゴールまで押し切る勢いだったが、最後の最後で交わされる。


「先頭に立つのがちょっと早すぎたかも」と阿部騎手は語ったが、最も中味のあるレースをしたのはこの馬。
 前走・ダイヤモンドカップでは押し出される格好で2コーナー先頭。直線で一杯となって馬群に飲み込まれて7着に沈んだが、距離短縮で持ち味のスピードを存分に発揮。短距離なら折り合いもつくし、鞍上の指示にも鋭く反応。今後もマイル以下なら活躍できそうな印象を周囲に与えた。


3着 シルバーカテリーナ
 戦前はフジフーフー、トーホクプリンスが先陣を形成するかと思っていたが、シルバーカテリーナの「スタートが良かったので逃げてみた」(菅原勲騎手)そうで、先手を奪ってからは正確に12秒台前半のラップを刻む。そのスピードは5ハロン、前半1000mまで持続したが、さすがにラスト400mから脚色が怪しくなる。


 おそらく菅原勲騎手はスピードの持続力にかけてみたと思うが、この馬場を12秒ペースで凌ぎ切るのは至難の業だった。


4着 センリグランピー
 終始後方2番手の位置から3コーナーでスパート。終い勝負に賭けたが、結果的にハイペースだったとは言え中団より前にいた馬で決着。ダイヤモンドカップでは3着に入ったが、直線短い水沢では門別のように一気に伸びてくるのはきついかもしれない。

2009/06/30
レース回顧
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<次走へのメモ>6月21日 第37回一條記念みちのく大賞典

6月21日 第37回一條記念みちのく大賞典(水沢2000m)

(みちのく大賞典ゴール 写真・佐藤到)


1着 キングスゾーン
 戦前の予想どおりキングスゾーンが好スタートを切って楽々に先手を取るかに見えたが、カネショウエリートが内から手をしごいて一旦先頭。それで「カッとなった」(安部騎手)そうだが、カネショウエリートが2番手に控えて1周目3コーナーでハナに立つ。


 安部騎手は徐々にペースダウンし、キングスゾーンにひと息入れることに成功。スタンド前で後続にいた馬たちが掛かり気味となったように、完全のマイペース。これが2000mを持たせる最大要因となった。


 2コーナーで再び後続を突き放しにかかったが、そうはさせじ―とリュウノキングダムが早めにスパートをかけてキングスゾーンに接近。3コーナーでは半馬身差まで詰め寄り、安部騎手の手が激しく動き、一瞬ヒヤッとさせたが、4コーナーで内と外の差を利して再び2馬身ほどリード。


 直線を向いてもキングスゾーンのスピードは衰えなかったが、リュウノキングダムが一完歩ごとに接近。ゴールでは半馬身差まで詰め寄られたものの、おそらくゴールが50m先でもキングスゾーンは交わされなかったに違いない。


「中央馬が相手だとなかなか自分の競馬をさせてもらえなかったが、今回は地方馬同士で持ち味が最大限に生きた。一瞬で交わされるとレースを投げるケースが多いのでそれを出さないように心がけた。黒船賞惨敗後、ブリンカーを着用しているが、その効果がはっきり。いい頃の精神力、集中力を取り戻した」と安部幸夫騎手。


 「次走予定ですが、選ばれればオッズパークグランプリ2009に行ってみたいですね」と原口調教師。


2着 リュウノキングダム
 前半は3番手外の絶好ポジションをキープ。2コーナーでカネショウエリートが失速し、替わって2番手に進出。キングスゾーンを楽に逃がさないように早めに動いて猛チェックをかける。


 3コーナーでは馬なりで半馬身差まで詰め、一方のキングスゾーンは必死に追うのとは好対照。そのまま抜け出すかに見えたが、キングスゾーンに馬体を併せようとすると根性に火がつき、再び突き放される。


 それでもリュウノキングダムの気力は衰えず直線でもジワジワと差を詰めたが、半馬身差まで詰め寄るのが一杯だった。


 キングスゾーンの勝ちタイムが2分8秒4でリュウノキングダムが2分8秒5。レース直前に霧雨が降ったが、当日は決して時計が速い馬場ではなく、非常に優秀。リュウノキングダム陣営にしてみれば悔しい2着だろうが、全国区の強豪相手にこの内容なら上々。成長一途の4歳馬でもあり、今後の活躍が楽しみとなった。


3着 マヤノグレイシー
 前半は無理をせず後方4番手に待機。2コーナー過ぎから流れが一気に速くなったが、そこからインをついてスパート。3コーナーでは前の2頭に再接近したが、それが精一杯。直線で2頭に離される一方だったが、3着は死守した。
 次走は盛岡芝2400mを舞台に行われる「せきれい賞」。昨年はボスアミーゴにアタマ差2着に惜敗したが、今度は芝で雪辱を狙うことになる。


4着 サイレントエクセル
 道中はずっと3、4番手のインの経済コースをひたすら走る。ペースが上がった2コーナーから置かれ始め、今年はそのまま失速するレース続きだったが、今回は何とか我慢。岩手最先着の4着に粘った。
 もちろん往時の迫力とは言えないが、得意の暑い季節を迎えて復調確かなことを証明した。

2009/06/23
レース回顧
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<次走へのメモ>6月6日 かきつばた賞、6月7日、早池峰賞

6月6日 かきつばた賞(3歳以上オープン 盛岡芝2400m)

(かきつばた賞ゴール 1着・ボスアミーゴ 写真・佐藤到)


1着 ボスアミーゴ
 モエレマーメイドが逃げたが、コスモアンファングが1周目3コーナーから先頭。モエレマーメイドは2番手に控え、離れてカネショウエリート。ボスアミーゴは最初中団に控えたが、スローに落ちた1周目スタンド前で掛かり気味になる。
 2コーナーでモエレマーメイドが押さえ切れず再びハナを奪い、ラスト1000mから徐々にペースアップ。「下がかなり水を含んでいたので意識して早めに動いた」(菅原勲騎手)ボスアミーゴが3コーナー手前で2番手に進出すると、カネショウエリートも早めに抜け出してラスト3ハロンから2頭のマッチレースに持ち込まれた。
 直線半ばで先頭に立ったボスアミーゴだったが、内からカネショウエリートが差し返して2頭が譲らずそのままゴールへ。写真判定は5分以上かかったが、わずか数センチだけボスアミーゴが先着した。


「昨年のきんもくせい賞も不良馬場に泣いたので、重馬場が心配だった。それで早めに仕掛けたし、相手をカネショウエリート1頭に絞った。写真判定が長かったので、同着かなと思ったら勝っていたのでラッキーだった」と菅原勲騎手。
 この僅差は馬場状態によるもので衰えはなさそう、と佐藤晴記調教師もホッとしたようだ。


2着 カネショウエリート
 前の2頭を先に行かせてマイポジション3番手をがっちりキープ。ボスアミーゴが動いた3コーナーでは交わされないように早め早めに動き、直線で激しいデッドヒート。首の上げ下げに持ち込まれ、一瞬抜け出したかにも見えたが、悔しいハナ差2着に敗れる。
 芝2400mに加え願ってもない重馬場になり、勝つ条件がそろっていただけに今回は悔しい結果となった。


3着 コンバットキック
 前半はジックリ後方に待機し、2コーナー過ぎからスパート。3コーナーで先陣に取り付き、久々に“らしさ”を披露したが、2頭との4馬身差は如何ともし難かった。しかしこれで今後のメドは立った。


6月7日 早池峰賞(3歳以上オープン 盛岡ダート1200m)


(早池峰賞ゴール 1着・フリーモア 写真・佐藤到)


1着 フリーモア
「行ける脚があるならハナに立とうと思っていた」と村上騎手がレース後のコメントだったが、その言葉どおり手をしごいてハナを奪う。前半3ハロン36秒前半は短距離戦ではさほど速くなく馬なりで4コーナーを回る。この積極策が功を奏し、ラストはちょっと時計がかかったが、そのまま押し切る。
「短距離戦を専門に使われてタイムもソコソコだったので、この条件なら一発あるかと思って乗った。それに前半で脚を使ってもバタッといかないのがこの馬の良さ。最後まで粘ってくれた」と村上忍騎手。
 肩に不安があるため、レース前の返し馬も入念。その成果がハッキリ出ていたし、大事に使っていけば今後も短距離戦で活躍ができそう。


2着 メタモルキング
 フリーモアがハナをアピールしたので2番手に控える。結果、行った行ったの競馬となり、ゴール前で3頭が殺到したが、何とかしのぎきって2着を確保した。
 シーズン当初は2戦大敗を喫したが、前々走の大逃げから3着に粘ったのをきっかけに復調。前回快勝した弾みをつけてここに臨んだのが好成績につながった。


3着 トーホウライデン
 まだ本調子ではなかったのか、高橋悠里騎手が手をしごいても反応ひと息で後方2番手からの競馬。しかし直線ではインをついてすごい脚で猛追。ちょっと窮屈なところもありながら、僅差の3着。やはり盛岡1200mの適性は非常に高い。


4着 リュウノツバサ 
 中団インを追走し、中を割って抜け出すときの脚はなかなか。久々の短距離戦に戸惑った印象でもたつくシーンもあったが、2着争いに参加したのは収穫。一瞬の脚を使える展開になれば大物食いの可能性十分。


5着 グッドストーン
 前半は3、4番手のインにつけ直線は外に進路を取ってジワジワと伸びる。最後は決め手勝負の差が出たが、短距離戦なら逃げなくても追い込める力はある。


8着 オウシュウクラウン
 ハイラップにも対応できて絶好の3番手をキープしたが、4コーナー手前で脚色が怪しくなる。順調度と総合力で2番人気に支持されたが、息の抜けない短距離戦は合わないようだ。

 

2009/06/08
レース回顧
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