Odds Park 競馬

新規会員登録

テシオブログ

テシオブログ トップ
松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。

カテゴリ

  • その他 (168)
  • レース回顧 (190)
  • レース展望 (2325)

最新記事

  • 10日メインは夢・希望 未来へ前進。本線は4歳馬フェルサイトvsプリンセスナイト
    (2025/03/09)
  • いよいよ3月9日から岩手競馬が再開。3歳重賞・スプリングCはポマイカイが主役
    (2025/03/08)
  • 31日メインは岩手競馬グランプリ・桐花賞。噂のヒロシクンが重賞2連勝を飾る
    (2024/12/30)
  • 金杯/マツリダマスラオ 地元馬同士なら負けるわけにはいかない!
    (2024/12/30)
  • 29日メインはB1級一組・クレマチス賞。水沢1600m8勝サンエイブレーヴでもう一丁いける
    (2024/12/28)
  • 28日メイン、B1級スプリント「夢・希望 未来へ前進」はゴットゴーゴーの安定度を重視
    (2024/12/27)
  • 他地区から4名のジョッキーが助っ人で騎乗。陶騎手、ゴールデンヒーラーの引退式など
    (2024/12/26)
  • マリーゴールド賞/強気で押し切れタイキモンストル
    (2024/12/24)
  • 23日メインはC1級特別・田瀬湖賞。前回快勝で弾みついたセシボンでもう一丁いける
    (2024/12/22)
  • 22日メインはA級一組・冬至特別。展開も味方に、トーセンマッシモが2連勝を飾る
    (2024/12/21)

過去の記事

月別

  • 2025年3月 (2)
  • 2024年12月 (20)
  • 2024年11月 (17)
  • 2024年10月 (18)
  • 2024年9月 (17)
  • 2024年8月 (19)
  • 2024年7月 (18)
  • 2024年6月 (18)
  • 2024年5月 (17)
  • 2024年4月 (16)
  • 2024年3月 (14)
  • 2023年12月 (20)

年別

  • 2025年 (2)
  • 2024年 (174)
  • 2023年 (171)
  • 2022年 (130)
  • 2021年 (130)
  • 2020年 (128)
  • 2019年 (113)
  • 2018年 (117)
  • 2017年 (128)
  • 2016年 (123)
  • 2015年 (128)
  • 2014年 (129)
  • 2013年 (124)
  • 2012年 (91)
  • 2011年 (109)
  • 2010年 (131)
  • 2009年 (176)
  • 2008年 (203)
  • 2007年 (206)
  • 2006年 (191)

おすすめコンテンツ

  • 岩手競馬ホームページ
  • 週刊テシオ情報局
  • オッズパーク【Odds Park】
  • オッズパーク競馬
  • オッズパークLOTO
  • みんなの地方競馬
  • 盛岡競馬場攻略法
  • 水沢競馬場攻略法
  • 重賞レース&ダートグレード競走特設サイト
  • 地方競馬予想情報

カレンダー

  • ▸ オッズパーク競馬とは?
  • ▸ オッズパーク競馬利用ガイド
  • ▸ 競馬を知ろう
新規会員登録 (無料)
▸ 地方競馬ならオッズパーク
岩手競馬のレース・イベント情報 テシオブログ(オッズパーク) RSS
<<前へ 288|289|290|291|292|293|294|295|296|297|298 次へ>>
HITスタリオンシリーズ・アーネストリー賞/シルクグラサージュに連勝期待

 夏の水沢競馬は今日8日月曜日で終了し、来週からは盛岡競馬がスタートします。第一週目は早速3日連続重賞を開催、そしてダートグレード競走のマーキュリーCも行われ、いきなり盛りだくさんの開幕になりますね。
 この7月~8月の盛岡開催はマーキュリーCとクラスターCという二つのグレードレースが行われる事もあって非常に華やかで、そして慌ただしく過ぎていくのが常です。岩手では一番暑い時期でもあるのですが暑い暑いとばかりも言っていられない1ヶ月間。ダートで芝で、どんなにレースが繰り広げられるか楽しみですよね。
 でもまあ、早く涼しくなってほしいとは思いますけども。岩手だとだいたいお盆を過ぎるとグッと過ごしやすくなるものですが、ここ何年かは9月半ばくらいまで残暑が続いていますからねえ。グンと暑くなってもいいから秋が来ればキュッと涼しくなる、メリハリの利いた"夏"であればいいですね。




 月曜のメインレースはHITスタリオンシリーズの『アーネストリー賞』。アーネストリーはこの2013年から種牡馬入りする"3年後の新種牡馬"。このレースに勝てばアーネストリーの種付け権利が、いわば将来の夢をもらえるレースという事になりますね。

 このレースの本命は(3)シルクグラサージュとしました。転入初戦の前走を勝った点がまず好材料。そして今回は前走のマイルから1800mに距離が伸びるわけですが、JRA時代にはむしろ中距離主体の戦績でしたから距離に不安はないでしょう。格の面でも転入直前こそ500万下で他の転入間もない馬が1000万下から来ているのに比べると不利に感じますが、実際はこの馬も1000万下に上がっていたしそこで着も拾っている。実質的な力量はこちらが上でしょう。
 対抗は(4)トップチェッカーを採ります。こちらは1000万下からの転入でもそこではふたケタ着順続きでしたから前走で◎に敗れたのもある意味当然かな・・・というところ。ただこの馬にとって前走時の馬場状態はちょっと合わなかった感はありました。今週は前走時よりもよほど芝馬にとって戦いやすい状況ですし、戦績を見てもダートの重不良がわりと得意。そこに逆転の可能性があると見ます。
 三番手は(5)ビービーアーチャー。二走前あたりか、ちょっと気配落ちの様子でしたが、前走はまたそこから立ち直って来た感あり。恐らく水沢の方が戦いやすいのでしょう。極端な時計勝負にさえならなければ一連の安定度を発揮してくれるはず。(7)マイネルナロッサも同様。先行力があるとはいえダートで時計を要求される展開はまだ未知数。すんなり行かせてもらえる展開なら・・・か。
 あとは(9)ザバトルユージローでしょうか。JRA時代の勝ち星は全て芝、兵庫に移ってからのダートでは勝ち星無しでの岩手転入でいかにも芝狙いと感じるキャリアですが、園田時代の内容ならマイネルナロッサあたりと互角に戦えても良さそうなものはあります。直前の気配等良さそうであれば狙ってみる手も考えてみたいところ。



●10Rの買い目
馬単(3)=(4)、(3)=(5)、(3)=(7)、(3)→(9)

岩手競馬の全レース予想を公開中!「岩手競馬・勝ちそーチャンネル」へ

2013/07/08
レース展望
この記事へのトラックバック(0)

7日は短距離重賞・岩鷲賞。年度代表馬ロッソコルサが底力を見せつける

 今年も岩手オープン戦線は毎回、勝ち馬が替わって大混戦。芝路線、ダート短距離、中~長距離など路線がいろいろあるが、それにしても主役不在がずっと続いている。


 7日(日)メインの短距離重賞「第45回岩鷲賞」(水沢1400m)も最後まで主軸をどの馬にするか迷いに迷った。今年の流れからも各馬にチャンスありの一戦となったが、最終決断はロッソコルサ◎だった。


 昨年、不来方賞、ダービーグランプリ、桐花賞と重賞3連勝を決めて年度代表馬の栄誉も獲得。今年どこまで飛躍するか期待を集めていた。


 今季始動は4月15日のA級戦。3ヵ月半ぶりの実戦だったが、バトルドンジョンの2着にまとめマズマズの始動だったが、その後はレースの疲れが取れないためシアンモア記念をスキップ。みちのく大賞典1本に照準を絞ってエントリーしたが、スタートで出遅れて最後方からの競馬。


 3コーナーで一度、逃げ切ったコスモフィナンシェに詰め寄ったが、それが最高。直線で一杯となって7着に終わった。「出遅れがすべてです」と村上忍騎手。


 今回は中1週で駒を進めていたが、仮に勝っていればマーキュリーカップの選択肢もあったが、今度は短距離で通用するかを試す一戦。ここで好成績を収めれればクラスターカップ(JpnⅢ 盛岡ダート1200m)へ向かう可能性もあり、今後に向けても重要な一戦となった。


 スーパーワシントンは昨年、中央3勝・準オープンから転入。毎回上位をにぎわしてきたが、あと一押しが足りず重賞に縁がなかった。


 ところが今年10歳を迎えて信じられないことにさらにパワーアップ。終いの切れが冴え渡り、短距離重賞・早池峰賞優勝。悲願の重賞タイトルを手に入れた。前走の水沢1400m戦でも余裕で完勝し、絶好調をキープ。重賞2勝目に王手をかけた。


 ライトマッスルは昨年の芝1000m重賞・OROターフスプリントを制し、素質開花。最優秀ターフホースにも選出されたが、続く栗駒賞後にヒザ骨折が判明。幸い軽いヒビで済み、除去手術を施して休養に入った。


 シーズン始動が遅れたのはそれが理由だったが、2戦はレース勘を取り戻せず凡走。しかし叩き3戦目の前走でロングスパートをかけて見せ場十分の4着。これでようやく復調のメドが立った。


 外枠なら控える競馬もできるが、理想はマイペースの逃げ。ラッキーなことに当初、登録のあった同型ティムガッド、コンプリートが回避。絶好の展開となった。好枠から好ダッシュを決め、復活ののろしを上げるか注目。


 ドリームクラフトは転入初戦を快勝し、赤松杯4着、シアンモア記念2着。続いて実績のある芝(1700m)に臨んだが、盛岡芝にとまどって5着。前走・みちのく大賞典も6着に終わったが、明らかに距離の壁。


 今回はベストとも言える1400mが舞台。降雨により馬場も軽くなるのも好材料で好走条件がそろった印象。状態も申し分なく、重賞ウイナーの仲間入りを果たすか。


 ヒカルジョディーは昨年春の主役を演じたが、今季は好調時のシャープな切れが影を潜めてい赤松杯3着、あすなろ賞7着、連覇を狙った早池峰賞6着。精彩を欠いているのは事実だが、昨年の岩鷲賞2着。得意の1400mで巻き返しを狙う。


 スズヨシーズンは転入初戦の水沢1400m戦を7馬身差で圧勝し、衝撃の岩手デビュー。以降は流れ、距離などが合わず入着止まりを繰り返しているが、1400mなら黙ってはいない。ハイペースになれば転入戦の再現まで考えられる。


◎(10)ロッソコルサ
○(4)スーパーワシントン
▲(3)ライトマッスル
△(7)ドリームクラフト
△(9)ヒカルジョディー
△(5)スズヨシーズン


<お奨めの1頭>
2R シグラップロード

能力検査で53秒2の好タイムをマーク。父がアグネスデジタル、近親がトーヨーリファールならスピードの裏づけも十分。期待に応えて新馬戦を勝ち上がる

2013/07/05
レース展望
この記事へのトラックバック(0)

6日メインはA級二組戦。水沢マイル2戦2勝シルククレヴァーを信頼

 今週3日間(7月6日~8日)で水沢開催がひとまず終了。来週から舞台は盛岡へ替わり、水沢適性がある馬は是非とも好成績を収めたいところ。最終11Rへ出走するカネトシデンファレなどは水沢5戦5勝に対し、盛岡<0.0.1.1>。それもあって中間にビッシリ追い切って臨んできた。注目して欲しい。


 6日(土)メインはA級二組・水沢1600m戦「たねいちウニまつりレース」。活きのいいメンバーがそろったが、同条件で2戦2勝シルククレヴァーを主軸視するのが妥当だろう。


 中央0勝2着1回3着4回から南関東へトレード。C1スタートから3勝を上げ、B3に在籍。今年4月に岩手入りして5戦3勝3着1回。着外は適性のない芝・かきつばた賞6着のみ。ダート戦での信頼度は非常に高い。


 前走も1番人気に支持されて出走。3番手をキープしたが、追い出してからの反応がひと息。一瞬ヒヤッとさせたが、ゴールではキッチリ抜け出して快勝。着差は半馬身だったが、それ以上に強い内容だった。


 今回も条件は変わらず負担重量も据え置き。前走よりメンバーは骨っぽくなったが、水沢1600m戦は自信の舞台。ここでも自慢のパワーが冴え渡る。


 コスモプランタンは中央時、芝1本に絞って0勝2着1回2着2回から6ヶ月の休養を経て転入。初戦は仕上がり途上で6着に終わったが、一戦ごとに上昇一途。3戦目の盛岡ダート1600m戦で初勝利を飾り、芝へ連続挑戦。


 芝1700m戦を2着にまとめ、続いて重賞へ格上げされたかきつばた賞へ挑戦。中央芝2000m以上のメインに使われてきた実績はダテではなく、中団キープから直線抜け出して快勝。転入5戦目で重賞タイトルを手にした。


 水沢コースは過去6、4着だったが、これは本格化する前の成績。今の勢いがあれば難なく克服してくれそうだ。


 ロリンザーユーザーは中央ダート4勝・障害1戦0勝→南関東0勝からトレード。一貫して平場戦のみを使って2着4回3着2回。白星こそ逃がしているが、毎回上位争いを演じている。


 持ち味は軽快な先行力と強じんな粘り。クリスティラビットが逃げ、2番手をキープすると思うが、ペースは間違いなく落ち着く。シルククレヴァーがもたついて楽に先行できるようだと岩手初勝利の可能性もある。


 マイネルレーサーは中央未勝利からB1編入。2勝2着1回の成績を残してシーズンを終了。今年ついにA級入りを果たした。当初はオープンの壁に突き当たり伸びを欠いていたが、盛岡に替わって2戦2着で通用のメド。


 また前走は水沢1400m戦へエントリー。マイル以上しか使ったことがなかったが、末脚勝負に徹して2着確保した。今回は流れが落ち着きそうで、試金石のレース。ここでも好勝負になれば今後の視界も非常に明るくなる。


 メスナーは前々走の芝1700m戦で岩手初勝利をマーク。ダート戦では反応ひと息だが、今週は中間に結構雨が降り、芝向きの馬が活躍できそうな馬場。思い切って狙う手も十分にある。あとはマイペースの逃げでクリスティラビットを押さえたい。


◎(4)シルククレヴァー
○(10)コスモプランタン
▲(1)ロリンザーユーザー
△(7)マイネルレーサー
△(11)メスナー


<お奨めの1頭>
2R ベシュテルング

中央4戦未勝利から転入。小柄な牝馬で輸送、初コースが不安だったが、ハイタイムで逃げ切って圧勝。このクラスの器ではない


 

2013/07/05
レース展望
この記事へのトラックバック(0)

2000mという距離なら 経験と勢いでシルクタイタンだ!

 今回の出だしのネタは競馬場を離れてセリのお話。明日7月2日、青森県八戸市の八戸家畜市場で恒例の夏の八戸1歳馬市場が開かれます。
 今年の上場馬は72頭。かつての「タムロチェリー効果」で上場馬が激増していた頃に比べると頭数では半分ほどになり、上場している青森の牧場の顔ぶれもずいぶん変わって今年は地元青森の牧場からの上場数よりそれ以外の地域からの上場数が多いという事にもなりました。
 10年くらい前は一軒の牧場が一頭の馬を牽いてやって来てセリに出す・・・というのどかなシーンが残り、そうした牧場に行ってみると農家の裏庭に放牧地があって裏手に小さな馬屋があって・・・という感じの所も多かったのですが、ここ何年かの顔ぶれを見るとみなある程度大きな牧場ばかりになりましたし、生産者と飼養者が違う、つまり育成牧場あるいはコンサイナーを使う牧場も増えました。セリ名簿を眺めるだけでも「様変わりしたな」という感慨を覚えてしまいます。

 ただ、近年の青森産馬の健闘を見るとそうやって変わってきた効果というのもあるのでしょう。昨年の4歳以上最優秀馬トーホクキングは青森の生産馬ですし、一昨年のビューチフル・ドリーマーカップを勝ったマチカネオイカゼは青森産馬でかつ八戸市場で購買された馬。マヨノエンゼルもそうでした。毎年コンスタントに大レースでの活躍馬を送り出すようになっているのは、様変わりしつつ生産馬のレベルが向上してきた事の現れだと思います。
 今年の上場馬にもマヨノエンゼルの全弟はじめ岩手で走っている馬のきょうだい・近親が多く登場しています。この中からまた岩手で活躍する馬が出てくれたらなら東北生まれの血統を追う楽しみもつながっていく。また凄い馬が現れてくれる事を期待しています。




 月曜メインは特別「ジュライカップ」。条件級の特別戦としては珍しい、というか今年はこれ唯一のダート2000mという距離がカギになりそうな戦い。もちろん出走馬はみな距離に自信を抱いての登場で、その中でさらに・・・という材料を見つけられるかどうかが馬券的な勝敗の分かれ目になるでしょう。

 本命はそんな距離経験・距離実績で一歩リードと感じる(8)シルクタイタンです。JRA時代は主に芝の中長距離を使われ芝2000m・芝2600mでそれぞれ一勝。岩手ではまだ1800m以上の経験がないものの、1800mで崩れない所を見るとやはり長めの距離への対応力は十分にあるようです。
 加えて今回はこの春4連勝中の勢いがありますし、さらには昨季はA級にいて勝ち星こそないとはいえ頻繁に掲示板圏内に食い込んでいた「格」の力も魅力的。この距離なら外枠もあまり気になりません。力を出し切れば・・・の期待は十分。

 相手は(7)インピース。着順の数字あるいは着差は春序盤より悪くなっているように見えますがレース内容・馬の状態面は春先よりもずっと良い。それはあまり得意ではない盛岡でも大きく崩れていない点からも明らかです。2000mはちょっと長めかもしれませんがそれは他馬も似たり寄ったり。逆に水沢巧者という点で推せる存在。
 三番手は(6)ユーコーフラッシュを採ります。距離経験はないし気性面からも長い距離は怖いのが正直なところも、この馬の素質・底力は魅力大。一発があるならこの馬では。
 以下、走ってみなければ分からないタイプとはいえ距離は合いそうな(9)アドマイヤサムライ、そして(1)ドリームスナイパーもむしろ今くらいのパワータイプ向き馬場の方が良さそうに思え、今の馬場状態が続くなら馬券の一角に。



●10Rの買い目
馬単(8)=(7)、(8)=(6)、(8)=(9)、(8)→(1)

岩手競馬の全レース予想を公開中!「岩手競馬・勝ちそーチャンネル」へ

2013/07/01
レース展望
この記事へのトラックバック(0)

30日は3歳重賞・ウイナーカップ。岩手ダービー馬ヴイゼロワンが勇躍登場

 今年、3歳特別から重賞へ格上げされたレースが3つあり、その一つが今回のウイナーカップ。また3歳の新設重賞が「ハヤテスプリント」(7月13日 盛岡ダート1000m)、「イーハトーブマイル」(9月21日 盛岡ダート1600m)の2レース。この2重賞の新設により、各陣営はローテーションを組み直した。


 30日メイン、「第37回ウイナーカップ」も昨年までとは様相が変わった。水沢1400mを舞台に実施されて以降、岩手ダービー・ダイヤモンドカップ出走組が6頭もいるのは過去に例がない。


 極めつけは岩手ダービー・ダイヤモンドカップを優勝したヴイゼロワンが出走したこと。来年以降の3歳戦線にも大きく影響を及ぼすこと必至。その意味でも非常に興味深い。


 ヴイゼロワンは門別1200m戦でデビュー2着だったが、1着馬はカイカヨソウ。後に重賞5勝をマークして東京ダービーでも牝馬ながら4着の実力馬。今を考えれば仕方なしの結果だった。


 2戦目を3着にまとめ、3戦目の1700m戦で初勝利を飾ったが、続く一戦7着後、脚部不安が発生して7ヵ月半の休養を経て岩手へやってきた。目的はずばり、岩手ダービー・ダイヤモンドカップを獲ること。転入2戦目でそれを見事実現させた。


 当初、ジャパンダートダービーの登録もあったが、当面は地元競馬でパワーアップに専念することを決断。結果、今回のウイナーカップへ出走する。


 実は課題が結構ある。1つ目は1400mの忙しい競馬に対応できるか。2つ目は小回り水沢に対応できるか。普段、調教では走っているが、実戦となると話は別。530キロの大型馬で跳びが大きく、うまくコーナーを回れるか。そして内枠2番枠に入り、砂を被る競馬を我慢できるか。


 以上のことを考えるとウイナーカップをスキップした方が得策だが、水沢はダービーグランプリの舞台。是が非でもクリアーしなければならない。


 逆にコース、距離、内枠などを克服できれば冒頭に記した新設重賞にも駒を進めることが可能となり、選択肢が大幅に増加。その意味でも今回のウイナーカップはヴイゼロワンに重要な一戦となった。


 ヴェルシュナイダーはダイヤモンドカップ5着。村上忍騎手が押せども押せどもまったく反応なし。いつもの鋭さが見られず、後方から差を詰めただけに終わった。「ズブくてまったく動かない」と村上忍騎手が語っていたとおり、ほとんどレースに参加していなかった。


 原因はいまだ分からないが、それゆえダイヤモンドCだけで判断するのは早計。水沢1400m2戦1勝2着1回。その1勝はロックハンドパワーをハナ差で差し切った価値ある勝利だった。ここで真価が問われる。


 コウギョウデジタルは今季成長ぶりが目につく1頭。牝馬ながら480キロ台の馬格を誇り、牝馬交流・留守杯日高賞で岩手最先着3着。初芝のはまなす賞でハカタドンタクのクビ差2着と善戦。ダイヤモンドCは守備範囲を大きく越えた距離がこたえて6着だったが、ヴェルシュナイダーとは0秒1差だった。


 コウギョウデジタルは本質的にマイラーで1400m短縮は望むところ。牝馬だからと言って軽視すると痛い目に遭う。


 リュウノタケシツウは園田1勝だったが、2最重賞・園田若駒賞(1400m)で2着確保。転入初戦のダイヤモンドカップは果敢に逃げたが、3コーナーで失速。大差しんがり負けに終わったが、マイル短縮の前走を逃げ切って圧勝。走破タイムも出色だった。


 こちらも1400mは大歓迎。マイペースの逃げに持ち込めばアッサリのシーンまで十分考えられる。


 ラブソングも侮れない。日高賞トライアル・あやめ賞で2着確保。本番では大きく体重を減らして7着だったが、はまなす賞、ダイヤモンドCと連続4着。何より強調できることは北海道時代に1000m、1200m、1800mと違う条件で3勝をマークしている点。繊細な牝馬ゆえ輸送の課題を抱えているが、ハイペースになれば自慢の末脚がさく裂する。


 ブラックタイガーは盛岡3戦して8着、落馬、7着と精彩を欠いたが、これは左回りが合わなかった。その証明が水沢に替わった前走2着。堅実な差し脚で上位入線を狙っている。


◎(2)ヴイゼロワン
○(6)ヴェルシュナイダー
▲(9)コウギョウデジタル
△(7)リュウノタケシツウ
△(8)ラブソング
△(3)ブラックタイガー


<お奨めの1頭>
9R ラブリーホープ

水沢コースは2勝2着2回と連対パーフェクト。レース運びのうまさが最大の武器。メンバー骨っぽくなったが、適性で一歩リード

2013/06/28
レース展望
この記事へのトラックバック(0)

<<前へ 288|289|290|291|292|293|294|295|296|297|298 次へ>>
  • 会社案内
  • サイトポリシー
  • 個人情報保護方針
  • 情報セキュリティ方針
  • 免責事項
  • リンク

Copyright © Odds Park Corp. All Rights Reserved.