今週3日間(7月6日~8日)で水沢開催がひとまず終了。来週から舞台は盛岡へ替わり、水沢適性がある馬は是非とも好成績を収めたいところ。最終11Rへ出走するカネトシデンファレなどは水沢5戦5勝に対し、盛岡<0.0.1.1>。それもあって中間にビッシリ追い切って臨んできた。注目して欲しい。
6日(土)メインはA級二組・水沢1600m戦「たねいちウニまつりレース」。活きのいいメンバーがそろったが、同条件で2戦2勝シルククレヴァーを主軸視するのが妥当だろう。
中央0勝2着1回3着4回から南関東へトレード。C1スタートから3勝を上げ、B3に在籍。今年4月に岩手入りして5戦3勝3着1回。着外は適性のない芝・かきつばた賞6着のみ。ダート戦での信頼度は非常に高い。
前走も1番人気に支持されて出走。3番手をキープしたが、追い出してからの反応がひと息。一瞬ヒヤッとさせたが、ゴールではキッチリ抜け出して快勝。着差は半馬身だったが、それ以上に強い内容だった。
今回も条件は変わらず負担重量も据え置き。前走よりメンバーは骨っぽくなったが、水沢1600m戦は自信の舞台。ここでも自慢のパワーが冴え渡る。
コスモプランタンは中央時、芝1本に絞って0勝2着1回2着2回から6ヶ月の休養を経て転入。初戦は仕上がり途上で6着に終わったが、一戦ごとに上昇一途。3戦目の盛岡ダート1600m戦で初勝利を飾り、芝へ連続挑戦。
芝1700m戦を2着にまとめ、続いて重賞へ格上げされたかきつばた賞へ挑戦。中央芝2000m以上のメインに使われてきた実績はダテではなく、中団キープから直線抜け出して快勝。転入5戦目で重賞タイトルを手にした。
水沢コースは過去6、4着だったが、これは本格化する前の成績。今の勢いがあれば難なく克服してくれそうだ。
ロリンザーユーザーは中央ダート4勝・障害1戦0勝→南関東0勝からトレード。一貫して平場戦のみを使って2着4回3着2回。白星こそ逃がしているが、毎回上位争いを演じている。
持ち味は軽快な先行力と強じんな粘り。クリスティラビットが逃げ、2番手をキープすると思うが、ペースは間違いなく落ち着く。シルククレヴァーがもたついて楽に先行できるようだと岩手初勝利の可能性もある。
マイネルレーサーは中央未勝利からB1編入。2勝2着1回の成績を残してシーズンを終了。今年ついにA級入りを果たした。当初はオープンの壁に突き当たり伸びを欠いていたが、盛岡に替わって2戦2着で通用のメド。
また前走は水沢1400m戦へエントリー。マイル以上しか使ったことがなかったが、末脚勝負に徹して2着確保した。今回は流れが落ち着きそうで、試金石のレース。ここでも好勝負になれば今後の視界も非常に明るくなる。
メスナーは前々走の芝1700m戦で岩手初勝利をマーク。ダート戦では反応ひと息だが、今週は中間に結構雨が降り、芝向きの馬が活躍できそうな馬場。思い切って狙う手も十分にある。あとはマイペースの逃げでクリスティラビットを押さえたい。
◎(4)シルククレヴァー
○(10)コスモプランタン
▲(1)ロリンザーユーザー
△(7)マイネルレーサー
△(11)メスナー
<お奨めの1頭>
2R ベシュテルング
中央4戦未勝利から転入。小柄な牝馬で輸送、初コースが不安だったが、ハイタイムで逃げ切って圧勝。このクラスの器ではない