松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。
松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。 先週12月23日(火)、最終12Rでショウナンナスカが完勝。この勝利で鞍上・山本聡哉騎手は年間217勝目をマーク。2023年1月3日、小林俊彦元騎手が保持していた岩手競馬の年間最多勝215勝を18年ぶりに更新したが、今度は自身の記録を塗り替えた。
今年、山本聡哉騎手は3月21日まで南関東で騎乗。翌々日23日から岩手競馬で騎乗を開始したが、ほかのジョッキーとは1開催(3月9日~18日)遅れてのスタートだったが、驚異的なスピードで勝利を積み重ねて12月23日終了時で217勝2着132回。勝率2割7分6厘、連対率4割4分4厘の数字を叩きだしている。今週3日間でどこまで自身の記録を更新するか注目してほしい。
30日メインは「スプリント特別」(オープン 水沢1400m)。距離に自信ありのメンバーがずらり。前日のハヤテ特別はオープン二組に対し、こちらは一組。重賞クラスの戦いとなった。
主軸にレディブラウンを推す。今季2勝2着1回3着2回だが、中身は非常に濃い。牝馬重賞・ヴィーナススプリントを完勝し、春の重賞・白嶺賞でスターシューターの2着を確保し、3走前には絆カップ2連覇を果たしたウラヤ相手に快勝した。
前走はスプラウティングが完勝したが、2着リュウノナポレオンとはアタマ差。絆C8着から軌道修正に成功した。水沢1400mは過去7勝2着1回3着2回。馬券対象から外れたのは一度のみと抜群の適性を誇っている。スターシューターの破壊力比較では見劣るが、安定度上位。軸に打ってつけ。
スターシューターは今季2戦目の重賞・白嶺賞を優勝。南関東10勝の地力をみせつけた。以降は伸びを欠いて7月、岩鷲賞から4ヵ月休養。馬体がすっきりして本来の動きを取り戻した。復帰後は3戦ともメンバー最速の上がりをマーク。脚質的に安定しないが、はまればあっさり逆転のシーンまで。
リュウノナポレオンは南関東未勝利だったが、2着2回3着3回から転入。3歳重賞・ウイナーカップを完勝した。古馬A級編入後は3戦連続で4着止まりだったが、前走2着でメドが立ったのは明らか。首位争いの一角を形成する。
シャイニーロックは中央ダート2勝、芝3勝から名古屋A級を経て岩手入り。C2格付けにも恵まれて6戦5勝の好成績から芝重賞へエントリー。いしがきマイラーズ、交流・OROカップと重賞2連勝を飾った。富士ステークスから帰郷後はダート2、5着だが、馬場が軽くなればエンジン全開。
ファイナルキングは南関東6勝・A2から転入。2戦着外だったが、前回快勝。初の右回りで勝利を飾って弾みがついた。
サラサワンは佐賀から再転入。初戦は1900mが長すぎて8着に終わったが、今度は守備範囲の1400mで反撃。
◎⑨レディブラウン
〇⑤スターシューター
▲⑦リュウノナポレオン
△⑧シャイニーロック
△⑥ファイナルキング
△①サラサワン
<お奨めの1頭>
6R ソノバシノギ
初の850m戦は2着だったが、以降はアッサリ2連勝。ペースにも慣れて本領を発揮した。今回も好スタートを決め、3連勝へまい進する
