松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。
松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。 岩手競馬のレギュラー開催も今週、次週29日から31日までを残すのみ。レースにも注目してほしいが、現在、リーディングジョッキーの独走中の山本聡哉騎手は先週12月16日時点で209勝。2023年度、自身が保持する216勝を塗り替える可能性が十分ある。
一方、トレーナー部門のリーディング争いはし烈を極めている。16日終了時で1位・千葉幸喜調教師86勝、2位・伊藤和忍調教師84勝、3位・菅原勲調教師81勝。1位と2位はわずか2勝差。仮に千葉幸喜調教師、伊藤和忍調教師が首位なら初のリーディング。レギュラー最終日31日まで目が離せなくなった。
22日メインは「夢・希望 未来へ前進」(B1級一組 水沢1600m)。本命はサンマルクレイジー=千葉幸喜きゅう舎、対抗はサトノバトラー=伊藤和忍きゅう舎。まさにリーディング首位も賭けた一戦となった。
サンマルクレイジーは中山ダート1200m1勝、障害3戦を経て転入。初戦は長期休養の影響が大きく6着に終わったが、ひと叩きされて反応が一変。ワンサイドで3連勝を飾った。前々走・ノベンバーカップは2着だったが、1着ビップアクアの負担重量が54キロの対し、58キロの酷量を背負ったもので仕方なし。前走はB1昇級戦だったが、56キロに戻って首位を奪回した。今度はマイルが舞台だが、一連のパフォーマンスを信じる手。2連勝へまい進する。
サトノバトラーは東京ダート2100m1勝から転入。当初は入着一杯が続いたため2ヵ月半休養。それが功を奏して戦列復帰3戦目を快勝。以降も安定した取り口を披露し、水沢に替わってタイム差なし2着から前回快勝。これで軌道に乗ったのは間違いない。特に水沢1600m戦は2勝2着2回と最も得意とする条件。距離実績を前面に逆転首位まで十分。
ドテライヤツは門別・瑞穂賞を制した重賞ウイナー。A級では苦戦を強いられたが、B級降格後は2勝2着3回。盛岡でも好走実績があるが、成績が示すとおり主戦場は右回り水沢。前走は4着だったが、積極策に出て見せ場十分。上位2頭はけん制し合えば割って入るシーンまで。
サンエントジアスタは相手なりに駆ける堅実さが身上。今季も2勝2着3回3着3回。前走も2着を確保した。いわゆるジリ脚タイプで突き抜けるかまではどうかだが、2着候補では外せない。
ラヴェイは今季初戦の3歳重賞・スプリングカップで2着を確保したが、以降は伸びを欠くレースの連続。不本意なシーズンになったが、前走5着に復調の兆し。昨年、2歳重賞・金杯を制したように冬場が合う印象。軽視できなくなった。
ビクトリーサイトはひいらぎ賞を快勝後7、5着に凡走したが、前走は控える競馬に徹して3着入線。前がもつれた際に浮上があるかも。
◎⑨サンマルクレイジー
○⑩サトノバトラー
▲⑪ドテライヤツ
△⑧サンエントジアスタ
△③ラヴェイ
△④ビクトリーサイト
<お奨めの1頭>
2R スリアント
中央から転入戦は2着に終わったが、850m戦に替わって目下2連勝中。前走もハイタイムで逃げ切った。メンバー強化感もなく、もう一丁いける
