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松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。

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21日メインは2歳重賞・金杯。交流・南部駒賞4着ディオニスが重賞初制覇に王手
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 21日メインは2歳重賞「第50回金杯」(水沢1600m)。当初、登録があったセイクリスティーナは12月31日(水)、大井競馬場で行われる地方競馬全国交流・東京2歳優駿牝馬に挑戦。またジェイエルビットは前走12月8日の2歳戦1着でシーズン終了。両馬ともに佐々木由則きゅう舎の所属。今回は同厩ディオニスに勝利を託す。

ディオニスは5月、盛岡ダート1000mで行われた2歳新馬戦を10馬身差で圧勝。圧倒的1番人気に応えて好発進を決めた。その後は3ヵ月休養して戦列復帰。2戦目も4馬身差で完勝し、重賞路線へ名乗り。ネクストスター盛岡はラウダーティオの2着、南部駒賞では門別勢には敵わなかったが、岩手最先着4着に入った。

以降は金杯へ照準を合わせて調整。キャリア4戦のみだが、スケール一目。意外にも水沢未経験だが、元々が水沢所属でホームコース。このメンバーでは実績が抜けており、中心に疑いなし。重賞初制覇に王手をかけた。

相手筆頭はモカットモネ。門別1000m戦のみを使われて1勝2着2回3着2回から転入。初戦の1600m戦は初距離だったが、後方待機策からロングスパートを決めて快勝。地区レベル差を見せつけた。メンバー最速の上がりをマークしたのは9戦中6回。ディオニスが水沢初めてに対し、前走で経験済みで勝利を収めているのが強味。まくり再現のシーンまで。

ラブコラージェンは今シーズンの2歳新馬勝ち第1号。以降4戦は着外に終わって前途多難を思わせたが、水沢1400mで首位を奪回した。以降は差し競馬も身につけて安定した取り口を披露。前々走・寒菊賞は8着に終わったが、内に包まれたのが敗因。前走逃げ粘って2着で軌道修正できた。課題はマイル対応だが、外枠を引き当てたのも好材料。うまく折り合いをつける。

イタズラベガは先行粘りが身上。寒菊賞はセイクリスティーナに完敗だったが、マイペースの逃げに持ち込んで2着を確保した。前走5着の評価が難しいが、4コーナーまで我慢できれば直線で粘りを発揮できる。

キララカは堅実な差し脚を武器に2勝2着3回3着1回。重賞では苦戦を強いられているが、前走・寒菊賞は内枠に入った上、出遅れが影響。それでも4着まで盛り返した。マーク欠かせない。

セロームは4走前のネクストスター盛岡10着、前走7着以外はすべて馬券対象。寒菊賞でも3着に健闘した。前がもつれた際に浮上の可能性がある。

◎②ディオニス
〇⑨モカットモネ
▲⑩ラブコラージェン
△④イタズラベガ
△⑦キララカ
△①セローム


<お奨めの1頭>
1R シキ

前走は3ヵ月ぶりの実戦で大幅な体重増だったが、逃げ粘って2着。条件2度目、ひと叩きされて良化も見込め、初勝利のチャンス到来


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