
25日メインはオープン芝1700m戦「盛岡市職員 盛駿会会長杯」、11頭立て。まずは全馬の芝成績に注目してほしい。
ラスリーズ 中央芝<0.1.4.6>
アロマンシェス 北海道1勝 中央芝<3.5.5.38>
ドリームクラフト 中央芝<3.5.3.21>
ティムガッド 中央芝<2.4.4.30>
エプソムアルテマ 中央芝<4.4.6.42>
シュヴァルツシルト 中央芝<0.0.0.5>
アトミックデザイン 中央芝<0.0.2.3> 盛岡芝<0.1.1.1>
リュウノヒーロー 盛岡芝<3.5.5.5>
メスナー 北海道1勝 中央芝<2.3.4.33>
トレジャーハント 中央芝<3.4.8.23>
コスモプランタン 中央芝<0.1.2.13>
岩手生え抜きのリュウノヒーロー以外はすべて中央在籍し、ほとんどが芝で好成績を収めている。しかも昨年暮れ、もしくは今年に転入した馬が11頭中10頭。明らかに盛岡芝に活路を求めてきた。
アトミックデザインは盛岡芝レースを3度使ったが、これは園田からの遠征結果。今年4月に転入してダート3戦とも着外に終わり、B1馬だが、適性を考えてあえてオープンへ挑戦した。
余談だが、エプソムアルテマは2009年4月11日、中山1600m万下・湾岸ステークス以来、実に4年1ヶ月ぶりのレース。自分の記憶に間違いがなければ史上最長の休養明けではないか。過去に5歳デビューとかはあるが、実戦を使った馬では記憶にない。超、長久明けでどんなレースを見せるのか。これも興味深い。
主軸はドリームクラフト。デビューから一貫して芝路線を歩んで芝1600m2勝、芝1200m1勝。ダート戦は移籍前2戦で一度だけ使って16頭立て10着。当初はダート合うかが不安だったが、初戦の水沢1800m戦を快勝。
その結果から赤松杯で1番人気に支持されたが、逃げたコンプリート、2番手スーパーワシントンの行ったきりで決着。ドリームクラフトも早めに動いたが、大外を回る不利もあって4着止まり。
交流重賞・シアンモア記念は逆に先行馬が総崩れの超ハイペース。ドリームクラフトは先行激化の3頭を見ながら離れた4番手を追走し、4コーナーで先頭。手応えも良く、そのまま押し切るかと思った矢先、大外からトウホクビジンが鋭く伸びて1着。両レースとも巡り合わせが悪かった。
今回は得意の芝に替わって反撃必至。小回りも水沢でのレースを見る限り問題なく、ここ2走の雪辱を晴らす絶好のチャンス。
メスナーは芝1600mで2勝。ひと頃は準オープンでも3着1回4着2回と善戦して成績がある。岩手2戦4、8着に終わったが、敗因はダートと解釈。芝を狙いたいがための岩手入りで、今回こそエンジン全開といきたい。
ティムガッドは転入2戦目、重賞・トウケイニセイ記念と2連勝。鮮やかな逃げ切りを決めた。当初、北海道へ戻る話もあったが、盛岡芝を使ってみたいとの意向から在籍。時計のかかるダートで今季2戦とも大敗を喫したが、芝で反撃をもくろむ。
アロマンシェスは芝1600m2勝、芝1500m1勝。古い話になるが、2歳時に京王杯2歳ステークス2着。また1600万下に在籍して転入。岩手2戦7、8着に終わったが、芝で巻き返しなるか正念場を迎えた。
以上の5頭は盛岡芝が初めて。リュウノヒーローは過去18回と経験も豊富だが、中身も文句なし。オープン特別・桂樹杯2着など華麗な足跡。前走・新緑賞は見せ場なく7着だったが、時計のかかる馬場が敗因。脚抜きのいい得意の芝で一発を秘める。あとは中央未勝利だが、前走快勝して弾みついたコスモプランタンを押さえ少々。
◎(3)ドリームクラフト
○(9)メスナー
▲(4)ティムガッド
△(2)アロマンシェス
△(8)リュウノヒーロー
△(11)コスモプランタン
<お奨めの1頭>
11R ニシノアイリス
岩手転入後、圧巻の5連勝。前走はハナ差の僅差だったが、当時は逃げ馬が絶対有利の馬場。きっちり差し切って周囲の度肝を抜いた。マイル延長も望むところ
GWからスタートした盛岡競馬も2開催目に入り、芝レースがスタートして第二の"開幕"を迎えました。
今季最初の芝レースは日曜日に行われた3歳の芝重賞・はまなす賞。勝ったのはハカタドンタク、2着はコウギョウデジタルという結果でしたけども、勝ったハカタドンタク、3着オールマイウェイ、5着セラミックガールはいずれも盛岡芝1600mで好成績を収めた経験を持つ馬で、やはり芝実績のある馬はきっちり力を発揮する・あるいは芝で変わり身を見せる・・・という、ある意味芝レースのセオリー通りの結末だったと言えます。
この月曜はJRAとの芝の条件交流戦、来週は2歳新馬戦や芝オープンの一般戦も行われて芝シーズンは開幕からいきなりクライマックス。ダートだけでなく芝でも、盛岡競馬をお楽しみください。
●9Rの買い目
馬単(8)=(9)、(8)=(4)、(9)=(4)、(8)や(11)、(8)→(10)
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盛岡開催も3週目に突入。待ちに待った盛岡芝が解禁され、こけら落としは19日(日)メイン9R「第18回はまなす賞」(盛岡芝1600m)。毎年、このはまなす賞を皮切りに芝競走がスタートするが、翌日にはJRAとの条件交流「フレンドリーカップ・アンタレス賞」(盛岡芝1700m)、B2・芝1600mが組まれ、一気にバリエーションが増えた。
岩手競馬の強みは水沢(右回りフラット)、盛岡(左回りバンケット)と真逆のコースに加え、地方競馬ではたた1ヵ所だけ芝コースがあること。特に芝は直線の上り坂がダートよりきびしく、ゴール前で一気に馬順が変わるケースも多々。最後の最後まで目が離せない。
さすが芝重賞らしくはまなす賞に実績ある馬、芝未経験でも血統的に合いそうな馬たちが名乗りを上げてきた。
主軸はハカタドンタク。過去、盛岡芝<2.1.1.0>。重賞タイトルには縁がなかったが、切れる末脚が冴え渡った。またJRA移籍後、芝を2戦使って一度は2番手の積極策に出て見せ場を作った。
スプリングカップから岩手再始動して2着。ロックハンドパワーをどうしても破ることができなかったが、それならばとやまびこ賞で意表を突く逃げ。この戦法がずばり当たり、後続を尻目に見事な逃げ切りを決めた。
勝ち味が最大の妙薬とはよく言ったもの。重賞制覇で弾みついて得意の芝を迎えたのが何よりも心強い材料。重賞2連勝に自信の登場。
逆転筆頭はセラミックガール。北海道1勝から芝交流・テシオ杯ジュニアグランプリに挑戦。6番人気の低評価を覆し、上田健人騎手とのフレッシュコンビで鮮やかなイン強襲で優勝した。
南関東移籍後は精彩を欠き、今年3月に岩手入り。初戦は出遅れて3着、2戦目・あやめ賞は打撲のアクシデントで競走除外と不運続きだったが、牝馬交流・日高賞で5着を確保した。今回のトレードは明らかに芝狙い。調子の方も上がっており、能力をフルに発揮できるお膳立ては整った。
オールマイウェイもはまなす賞から逆算してレースを使い、ひと叩きされて本番に臨んできた。その裏づけは盛岡芝4戦3勝。ダートでもソコソコのやれるようになったが、本領発揮はもちろん芝。2頭をまとめて負かすシーンまで。
リアンクイーンはデビューが2歳11月までずれ込んだが、2勝2着3回と連対パーフェクトで牝馬特別・あやめ賞へ挑戦して3着。続く交流重賞・日高賞でも4着に善戦。まだまだ伸びシロがありそう。盛岡も芝も今回が初めてだが、父ゼンノロブロイなら大丈夫。あとは初輸送がどう影響するかだけ。自己の競馬ができれば勝ち負けに持ち込める。
コウギョウデジタルはあやめ賞7着。久々の実戦がこたえたが、日高賞で岩手最先着の3着確保。牝馬ながら490キロ前後の雄大な馬格を誇り、初芝もパワーで乗り越えそう。ここで好勝負なら今後の選択肢も一気に広がる。あとは切れ味勝負で芝が合いそうなラブソングも若干押さえたい。
◎(9)ハカタドンタク
○(11)セラミックガール
▲(8)オールマイウェイ
△(6)リアンクイーン
△(4)コウギョウデジタル
△(3)ラブソング
<お奨めの1頭>
5R キョウワティアラ
ここ2戦3着は相手が強すぎたし、マークもきつかった。今回はマイペースの逃げが打て、反撃に転じる
先日、鈴木淑子さんが水沢競馬場へいらしてくれた。コパさんの所有馬ロックハンドスターの弟の馬名をグリーンチャンネルの岩手競馬情報番組「iちゃんねる」内で公募したところ、100通前後の馬名が寄せられた。
その中から鈴木淑子さんが抽選した『ロックザアゲイン』の名前で決定し、忙しい合間を縫って菅原勲厩舎へお邪魔してロックザアゲインに会ってきた。当日は撮影スタッフ、関係者など10名以上の大所帯となったが、ロックザアゲインはまったく動じず堂々としたもの。「かなり度胸がすわっているんですね」と鈴木淑子さん。
次週にはゲート試験を受け、その後に能力検査に向かう予定。デビューが今から待ち遠しい。これは余談だが、鈴木淑子さんの思い出の馬はエアグルーヴだそうです。
18日メイン10レースはB1級二組「せんまや気仙沼街道まつりレース」(盛岡ダート1600m)、フルゲート12頭立て。前走1着馬はハンター1頭のみ。しかも水沢から盛岡へと舞台が移り、適性も大きなファクターに加わり、なかなか難解な一戦となった。
主軸にナンヨーガンバローを指名する。昨年、中央未勝利から転入後、8勝をマーク。一時は頭打ちの印象もあったが、先行から差しに脚質転換を図り見事成功。最終戦のB2を快勝してシーズンを終了。
今季はB1へ昇格してメンバーも強化された上、当初2戦は距離1800mにも泣いて5、4着。しかしマイルへ短縮されて2戦連続3着。一戦ごとにB1のペースにも慣れてきた。今回はメンバーが甘くなり、前走タイム比較でも絶好の勝機。待望の白星を飾って以降への弾みをつけたい。
相手はアキヨシコバン、サダチカガーベラ。アキヨシコバンは元々が相手なりに駆ける堅実さが身上。1800mでは苦戦だが、マイル以下なら抜群の安定感を誇っている。盛岡コース適性もあり、次位は譲れない。
サダチカガーベラは前々走でアキヨシコバンに先着2着。この結果を考えれば上位評価が妥当だが、水沢10勝に対し、盛岡2勝のみとあまり得手としていない。その点で割り引いたが、前走の盛岡戦で3着を確保したように好調持続。流れが速くなれば単までありえる。
同じ意味がハンターにも言える。南関東から再転入初戦を快勝し、B1通用を証明したが、盛岡コースは反応がもう一つ。コース克服がカギだが、勢いに乗っているのは間違いない。
キングサーベルも冬場に南関東へ移籍して2戦を使って再転入。初戦4着だったが、その時の3着ナンヨーガンバローとは0秒5差。当然だが、ノーマークにできない。あとは気性難を前回出して8着凡走したアドマイヤサムライだが、ムラなタイプだけにその気になった時が怖い。
◎(1)ナンヨーガンバロー
○(11)アキヨシコバン
▲(6)サダチカガーベラ
△(9)ハンター
△(7)キングサーベル
△(5)アドマイヤサムライ
<お奨めの1頭>
7R クロワッサン
前々走は久々の実戦をモノともせず完勝。そして前走は初の盛岡輸送競馬を難なくクリアーして7馬身差で圧勝。かなりのスケールと見て間違いない
開幕から2週目を迎えた盛岡競馬ですが、案の定というか、コース傾向を読むのに翻弄されています。
11日の土曜日は逃げ・先行馬がほぼ100%連対。人気薄でも平気で粘り込んでしまう一方好位を進む馬が全く伸びない状況に波乱も増え、土曜日の11レースで3連単万馬券が8本も飛び出すという荒れまくった1日となりました。
12日の日曜日は傾向が変化、どちらかと言えば先週の傾向に近い、先行有利だけど差しも届く・行った馬は最後捉まりがち・・・という状況となり、3連単万馬券数も3と急減。
盛岡競馬場は4月にコース整備を行ってダートコースの砂を全面的に入れ替えました。そうやって入れ替えた直後に天候不順が続いてコースに水がたっぷり含まれた状態で開幕したのが先週。今週は、中間の好天でコースが乾いていって・・・と、日に日に状態が変わっている真っ最中にあるのがこの「読め無さ」の理由かなと思います。
日曜のシアンモア記念も、土曜日のコース状態で行われていたら、恐らくかなり違った結果になっていたんじゃないでしょうか。
●10Rの買い目
馬単(9)=(6)、(9)=(10)、(9)=(12)、(9)=(1)、(6)=(10)
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