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松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。

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7日メインは日高賞トライアル・あやめ賞。2歳最優秀馬ブリリアントロビンが始動

 7日メイン、3歳牝馬特別「あやめ賞」は前日6日同様、おもしろいメンバーがそろった。牡馬戦線以上に層が厚いと断言しても差し支えない。実際のところ各馬とも牡馬を勝る実績を残している。


 まずブリリアントロビン。北海道2勝から昨年11月に転入後、2歳B1戦、牝馬交流重賞・プリンセスカップ、伝統の金杯と圧巻の3連勝。しかもすべて戦法を変えて勝ってしまうのだから驚きも2倍だった。


 初戦は2番手追走から3角先頭で圧勝。2戦目・プリンセスカップはスタートで後手を踏んで後方からの競馬。なおかつ直線で前が壁になる不利がありながら、馬群をこじ開けて優勝。そして年明けの金杯では重賞2勝ロックハンドパワーを相手に逃げ切って完勝。道中、ずっと物見をしながら水沢1600m1分40秒0の驚異的タイムでロックハンドパワーの追撃を封じた。


 以上の結果から2歳最優秀馬にも選出。優秀馬の選考基準は岩手5走以上だが、選定委員が強く推薦すればクリアー。ブリリアントロビンのパーフォーマンスがすばらしく、わずか3戦で最優秀馬の座を射止めた。


 今回のネックは1月6日以来の実戦。岩手はいまだに寒さを引きずっているが、本当に春の到来が遅い。その影響はコース、厩舎周辺にも少なからず与え、陣営は乗り込み開始を意識的に遅らせた。


 佐藤祐司調教師「決して体質が強い馬ではないので、ゆっくり仕上げるのが方針。ぶっつけで日高賞へ臨んでもいいと思いましたが、あやめ賞から日高賞まで3週間あるので出走を決断した。その点を割り引いてほしい」とコメント。


 それでもプリンセスC、金杯の強さを考えれば、久々でも強い印をつけるのは当然。日高賞へつながるレースを期待したい。その結果次第では遠征も考えているという。


 ラブソングは北海道時代、エーデルワイス賞でブリリアントロビンの後塵を拝したが、通算3勝マーク。ただ小柄な牝馬で食いが細く、仕上げに手こずって転入2戦3着。もうひと伸びが足りなかったが、2ヵ月半の休養明け初戦を快勝。同厩ブラックタイガーとの直線叩き合いを制し、待望の岩手初勝利を飾った。


 これが本来の実力だろうが、思ったほど体重が増えていなかったのが気がかり。410キロを割って出走なら切れが鈍るかもしれない。当日の馬体重をチェックして欲しい。


 セラミックガールはダイワメジャー産駒。門別新馬戦を勝ち上がったが、続く2戦は足踏み。しかし盛岡芝で行われた交流重賞・テシオ杯ジュニアグランプリでインを鋭く突いて快勝。周囲をアッと言わせた。牝馬ながら500キロを越す雄大な馬格がパワーの源と納得させた。


 その後、戦いの場を南関東へ求めたが、6戦着外。レース内容にも精彩がなく、岩手へ新天地を求めてきた。注目の初戦は実戦を使われてきた強み、相手緩和から1番人気に支持されたが、痛恨の出遅れ。それでも巻き返せると思ったが、道中もたついて3着止まり。課題を残した一戦となった。


 だが、菅原勲調教師はさほど悲観していなかった。「手探り状態だったので、追い切りもさほど強くはしなかった。課題が多かった分、収穫も多い。このレースで今後の方針が見えました」。今後も含めて結果はもちろんのこと、内容にも注目してみたい。


 ショートカットは園田1勝2着2回3着2回。すべて馬券対象になっているだけではなく、園田プリンセスカップ2着。勝ったのがカツゲキドラマ。東京2歳優駿牝馬でも4着馬が相手なら評価は非常に高い。今回はそれ以来、6ヵ月半ぶりの実戦だが、いきなりのシーンまであるかもしれない。


 エスケープは逃げて一杯のレースを繰り返し2着2回止まりだが、前走マイル戦であわやのシーンを作った。距離が1400m短縮なら、自慢のスピードが生かせる可能性もある。


◎(9)ブリリアントロビン
○(11)ラブソング
▲(12)セラミックガール
△(4)ショートカット
△(6)エスケープ


<お奨めの1頭>
2R バーニングジール

中央未勝利ながら芝で3着4回。名古屋移籍は賞金があるため、いきなりA級へ編入されたが、そこでも上位争いを演じてきた。C2では能力の違いが明白だ


 

2013/04/05
レース展望
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いよいよ岩手競馬の新シーズンが開幕。スプリングCはロックハンドパワーの底力に期待

 2013年度の岩手競馬は4月6日(土)からスタート。年明け13日(月祝)までと3月下旬からの特別開催を含め、全129日間の開催。おおむね1410Rを予定している。来年には12年ぶり2度目のJBC開催も決定し、いろいろな意味でも重要な1年。今年度も岩手競馬をよろしくお願いします。


 初日メインは恒例行事となった3歳馬による「第38回 岩手日報杯スプリングカップ」(水沢1600m)。今季、大幅変更となったのは重賞レースの大幅増(全46R)。新たに14Rが重賞で実施され、さっそくこのスプリングカップが重賞へ格上げされた。


 スプリングカップは岩手クラシックを占う重要な一戦。一昨年は東日本大震災の被害を受けて実施が見送られたが、3年前はロックハンドスター、昨年はロッソコルサが優勝。両馬とも年度代表馬に選ばれたが、同レース優勝で弾みがついたのは間違いない事実。是非、スプリングカップに注目してほしい。


 主軸はロックハンドパワー。昨年9戦4勝2着2回。若駒賞、寒菊賞と重賞2つを制し、他の重賞特別でも一貫して上位争いを演じてきた。金杯はブリリアントロビンの逃げ切りに屈し、0秒5差2着。完敗を喫した格好だが、金杯レコードを2秒1も更新したブリリアントロビンが強すぎた。ロックハンドパワーも従来レコードを大幅更新し、2着も仕方なしだった。


 ただ、気になるのは調整が進んでいないこと。いつもならキッチリ追い切りを消化して臨むタイプだったが、今回は15-15の乗り込み。3ヶ月ぶりの実戦がどう影響するか、正直なところ未知数。それでも気のいいタイプでレースに向かうとガラリ一変。仕上がりの差は総合力でカバーすると判断した。


 対するブラックタイガーは休み明け初戦2着。同厩ラブソングとの競り合いの末、首差2着に惜敗したが、積極的なレース運びで見せ場は十分。叩かれてさらに気配アップし、金杯4着の雪辱を晴らす絶好のチャンス。


 ハカタドンタクは若駒賞5着、寒菊賞3着とロックハンドパワーに完敗。その寒菊賞後、JRAへ移籍。3戦とも二ケタ着順に終わったが、芝2戦は1秒差と決して悪くない内容。そして何よりも収穫はハイレベルのメンバーと戦ってきたこと。元々、タフな精神力には定評があり、この経験が必ずプラスに作用するはず。


 ネックは小回り水沢への対応。タフな半面、器用さに欠けるところがあり、脚を余して負ける可能性も高いが、それさえ克服なら待望の重賞タイトルを手にするシーンまで十分。


 ゴールドボンバーは層の厚い北海道で新馬戦を快勝。3戦1勝2着1回から転入し、2戦目をスケール大きく勝ち上がった。前走は果敢に逃げたが、早めに失速4着。しかし530キロ台の大型馬で叩き良化型。変わり身を期待できる。


 ハワイアンリゾートは佐賀新馬戦を1秒3差で圧勝。4ヶ月の休養をはさんで南関東へ移籍して振るわなかったが、岩手初戦で鮮やかなマクリを決めて1着。今回は大幅に相手強化だが、決め手勝負なら侮れない。


◎(4)ロックハンドパワー
○(9)ブラックタイガー
▲(10)ハカタドンタク
△(2)ゴールドボンバー
△(7)ハワイアンリゾート


<お奨めの1頭>
1R シャイニータキオン

JRA・3歳新馬戦で2番人気に支持された逸材。勝ったのがダイワマッジョーレならレースレベルは推して知るべし。岩手で秘めた素質を開花させる

 


2013/04/04
レース展望
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30日メインはA級二組「がんばろう東北」。絶好枠シャイニーベストが主軸

 30日(日)メイン10Rの「がんばろう東北」、最終11Rの「心をひとつに(岩手競馬)」が悪夢の東日本大震災から再開後、2年間のメインスローガンだった。


 来期のスローガンは『絆は、人と馬を強くする』だが、『がんばろう東北 心をひとつに岩手競馬』も継承するという。"心をひとつにして、がんばらなければ"岩手競馬の再生はない。改めて肝に銘じる次第だ。


 30日メイン「がんばろう東北」はA級二組による水沢1600m戦。出走10頭中5頭が転入馬。カギを握るのは言うまでもなく、在籍馬との力量比較が最大ポイントだが、アッサリか、それとも凡走かの両方を考えられる面々ばかり。頭を悩ませた。


 まず実績一番のアロマンシェス。北海道1勝からJRA入り。京王杯2歳Sで3着健闘して朝日杯FSは7着。京成杯6着、アーリントンカップ7着。芝で通算3勝をマークし、準オープンへ在籍した。


 ただ中央ダートは2戦のみで、いずれも16頭立て16着。北海道時代を考えると問題なさそうだが、果たして水沢コースが合うか否か。ひとまず実戦を使われてきた強みを加味して▲評価となった。


 ロリンザーユーザーは中央ダート1700m3勝、ダート1800mで1勝。こちらも準オープンまで駆け上った。この実績があればトップを張れるが、障害一戦を経て南関東移籍後は5着が最高。道営スプリント遠征で中団から退いて10着。


 今回はそれ以来の実戦で5ヶ月半ぶり。能力検査を叩かれて気配アップはあるだろうが、久々が最大ネック。それこそアッサリか、凡走の極端なケースが考えられる。△まで。


 ラスリーズは中央0勝ながら2着2回3着4回。芝ダートを問わず安定した成績を残してきた。しかし、いきなりオープン入りが微妙で一戦様子見とした。


 コスモプランタンも中央未勝利。2着1回3着2回あるが、ダートは今度が初めてで適性不安。クールスターは2歳新馬(札幌芝1200m)を勝ち、札幌2歳Sにも駒を進めた(9着)が、その後は精彩を欠いたレースの連続。ダート戦は南関東移籍も含めて4戦とも大敗し、強調材料に乏しい。


 主軸はシャイニーベストとした。中央から再転入後も着実に白星を重ねて4勝。A級戦でも2連勝を飾り、水沢1600mの信頼度は非常に高い。しかも願ってもない1枠を引き当て、主導権を握ること必至。仕上がりも上々だ。


 対抗はスーパーワシントン。重特路線を歩んでシーズンラストの重賞・トウケイニセイ記念でも2着確保。今年10歳の高齢馬だが、衰えは感じられず格で圧倒のシーンまで。


 マイネルレーサーも軽視できない。岩手4戦2勝。特にハイレベルのメンバーがそろったB1・銀嶺賞を快勝し、成長一途をたどっている。ここでも勝ち負けなら今後の活躍も間違いなしだろう。


◎(1)シャイニーベスト
○(9)スーパーワシントン
▲(10)アロマンシェス
△(3)ロリンザーユーザー
△(8)マイネルレーサー


<お奨めの1頭>
11R タップシュート

昨年はB1に在籍してソコソコの結果。C1降格で大幅にメンバーが弱化され、待望の岩手初勝利を飾る

2013/03/29
レース展望
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24日メインはB1級一組戦。降格で相手有利サーストンサブリナが期待に応える

 23日11時。水沢競馬に蹄音が戻ってきた。第1Rの「春競馬オープングレース」は3歳A級馬による1600m戦。3歳戦線をにぎわす好メンバーがそろい、まさにオープニングレースにふさわしかった。


 単勝1・5倍の圧倒的1番人気に支持されたのはセラミックガールだったが、出遅れを喫して最後方からの競馬。これが最後までこたえて3着。課題を残す一戦となったが、春の牝馬路線で巻き返しを期待したい。


 1着はラブソング。早め先頭に立ったブラックタイガーに馬体を併せてマッチレースの末、首差でラブソングが快勝。岩手3戦目にしてうれしい白星をマークした。しかし、北海道時代に3勝マークなら納得の結果。食いの細いタイプなので馬体減りが課題だが、維持できればグランダムジャパン3歳シーズン・留守杯日高賞でも期待できるかもしれない。


 23日初日前半の傾向はずばり、先行有利。前残りで高配当が結構、飛び出している。どうやら今の水沢は逃げ馬をチェックするのが勝利への道となりそうだ。


 24日(日)メインはB1級一組「ホテルニュー江刺賞」(水沢1800m)。絶好枠を引き当てたサーストンサブリナから入る。


 中央2歳新馬戦(新潟ダート1200m)を勝ち、絶好のスタートを切ったが、その後は頭打ちのレースを繰り返して2着1回3着1回。今年1月に岩手へ転入し、初戦の水沢1800mを鮮やかに逃げ切って圧勝した。続いて重賞・トウケイニセイ記念に駒を進め、馬群に揉まれながらも0秒7差。結果7着だったが、内容的にはそれ相応の評価ができた。


 すでにA級で勝った実績馬が、格付け再編成によりB1へ降格。しかも願ってもない1枠を引き当て、好走条件がそろったのは言うまでもない。おそらくシャークが先手を主張すると思うが、2番手の大名マークから抜け出し濃厚と見る。


 逆転筆頭はラッキーサンライズ。北海道0勝から名古屋でブレイク。重賞・駿蹄賞を制し、東海ダービーでも2着。その後、南関東2勝、園田で1勝をマークした。


 気になるのはここ4戦が着止まり。勝ち切れないレースが続いているが、岩手で心機一転を図ることができるか。実績を考えればB1は間違いなくフリーパス。今回は非常に重要な一戦となった。


 ヴァンエボンは中央0勝2着2回、南関東0勝2着2回。上位で健闘したが、どうしても白星に手が届かなかった。しかし岩手転入戦で待望の初勝利を飾り、その後も2勝。当地の水が合ったと解釈していいだろう。


 勝ち切れなかったのは折り合いが難しかったのも大きかった。それで鞍上・阿部騎手は内で砂を被らせてなだめたのが好走につながった。中盤以降は夏負けなどの影響で精彩を欠いたが、冬休みでリフレッシュできれば反撃に転じて不思議はない。


 ウイントゥヘヴンはデビューから今まで着外に沈んだのは、わずか一度のみ。安定した取り口が最大のセールスポイント。岩手でも最悪でも4着以上と堅実無比。1800mは若干長い印象だが、仕上がりの良さでカバー。巧みなレース運びで上位を狙う。


 あとは昇級戦だが、水沢7戦6勝ナンヨーガンバロー、骨折明けでも馬が良くなったリアルサンボーイも押さえたいところだ。


◎(1)サーストンサブリナ
○(9)ラッキーサンライズ
▲(8)ヴァンエボン
△(4)ウイントゥヘヴン
△(3)ナンヨーガンバロー
△(7)リアルサンボーイ


<お奨めの1頭>
3R アルーリングムーン

昨年A級から一気に降格してC2編入。しかも距離が1400mへ短縮なら全能力を発揮。これまでの分もまとめて

2013/03/23
レース展望
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2ヶ月半ぶりに岩手競馬がスタート。勢い重視ヤマニンノワゼットに注目!

 ようやく岩手にも春が到来。2ヶ月あまりの冬休みが終わり、3月23日(土)から岩手競馬がスタートする。新年度は4月6日が開幕日だが、厩舎サイド、我々もこの23日が始まり―が共通認識。本年度も岩手競馬をよろしくお願いします。
 

 実は特別開催が行われるのは3年ぶりのこと。3.11東日本大震災以降、ずっと見送られてきたが、遅ればせながらレギュラーシーズンに戻った感が強い。まだ岩手は雪景色がいたるところで見かけるが、蹄音が一気に冬を吹き飛ばしてくれるに違いない。


 メイン10レースはB1級三組による水沢1600m戦「奥州商工会議所杯」、9頭立て。毎年、冬休み明けにクラスの再編成を実施するため、大幅な格付け変動がある。転入馬は前20走、在籍馬は前15走の獲得賞金によってクラスが決まる。


 ただ、単純な獲得額ではない。賞金格差の大きいJRA、南関東からの移籍馬は賞金免除(カット)がある。詳しいことは割愛するが、たとえ重賞を勝っていても、たとえ昨年までA級馬でも格付け賞金が"0円"だった場合、一気にC2の最下級へ編入される。この仕組みが岩手競馬の特徴だ。


 必然的にこの10レースも昇級馬、降格馬が入り混じっている。昨年の最終格付けがA級だったのがマツリダガッツ。B1級据え置きがカーリーネイト。B2から格上げされた馬が多くセンリライズ、アドマイヤサムライ、ソヴリン、サンデーレクサス、ベルモントディーバ。そしてC1から2ランク上がったのがヤマニンノワゼット。以上のようなメンバー構成となった。


 本命にヤマニンノワゼットを指名する。岩手での距離経験が1400mまで。しかもC1からいきなりB1編入で一気にメンバー強化され、不安要素は確かに多い。それでも強気に狙ってみたいのは一連の走破タイムが破格な点。間違いなくB級以上と見て間違いない。


 岩手転入後、マイル戦は初めてだが、中央未勝利時代に1800m、2000mを使われており、おそらく大丈夫。何より魅力なのは同型が不在でマイペースの逃げ必至。展開有利は誰の目にも明白だ。自身の連勝を4に伸ばす。


 アドマイヤサムライは昨年3勝。B1昇格だが、元々がA級でも勝ち負けの実績を誇り、格負けはまったくない。問題は成績が安定しない点で弱いメンバーでも取りこぼしが多い。理由は折り合いの難しい馬だからだが、それゆえ久々の方がレースに集中できるはず。実際、昨年4月、休み明け初戦を快勝している。水沢マイルもベストの条件。


 マツリダガッツは中央3勝1000万下から転入。当初は力のいるダートに戸惑いっぱなしだったが、芝オープン・桂樹杯タイム差なし2着から徐々に岩手の水に慣れ始め、水沢マイル重賞・白嶺賞でも4着を確保した。


 それを考えれば主力扱いもできるが、ダート好走は冬場特有の極端な不良馬場だったとも解釈でき、今の水沢が合うかどうか。もう一つ、追い込み一辺倒の脚質にも全幅の信頼を置けないところがある。


 カーリーネイトは南関東C1から転入し、4戦目に初勝利を飾った。その後も2着1回3着2回にまとめ、軌道に乗ったかと思った矢先、脚部不安が発生して無念のリタイア。4ヵ月半ぶりの実戦がどうかだが、仕上げに手間取らない牝馬。アッサリあっても不思議はない。


 ベルモントディーバは昨年終盤、精彩を欠いたが、歴戦の疲れが貯まっていたか。冬休みでリフレッシュできれば元々が直線で確実に台頭するタイプ。やはりノーマークにはできない。


◎(5)ヤマニンノワゼット
○(6)アドマイヤサムライ
▲(2)マツリダガッツ
△(7)カーリーネイト
△(1)ベルモントディーバ


<お奨めの1頭>
1R セラミックガール

春スタート最初のレースにふさわしい活きのいい3歳馬が出走。中でも注目は昨年、北海道代表で芝重賞・テシオ杯ジュニアグランプリを優勝したセラミックガール。大井では苦戦を強いられたが、岩手で反撃を図る


 

2013/03/21
レース展望
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