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松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。

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9日メインはオープン重賞・トウケイニセイ記念。ヒロシクンが重賞3勝目へまい進する

 9日メインはオープン重賞「第23回トウケイニセイ記念」(水沢1600m)。2020年まで年明けの最終週に行われていたが、2021年から12月上旬に移行。かつては桐花賞馬はトウケイニセイ記念をスキップするケースが多かったが、現在はトウケイニセイ記念→桐花賞が岩手競馬、終盤の王道となった。


 ヒロシクンは中央1勝クラスから岩手B1級へ編入。あっさり3連勝をマークして重賞・一條記念みちのく大賞典へ挑戦し、見事な逃げ切りを決めて快勝。続くマーキュリーカップ13着後、2ヵ月休養。復帰戦に青藍賞を決めて2着に0秒8差をつけて圧勝し、マイルチャンピオンシップ南部杯15着。その後は適レースがなかったためA級戦を叩いてトウケイニセイ記念へ臨み、重賞3勝目に王手をかけた。

 ミニアチュールは昨年、牡牝馬クラシック四冠を獲得後、ロジータ記念遠征を境にスランプに陥った。しかし今季3戦目のスプリント特別完勝をきっかけに復活。牝馬全国交流・ビューチフルドリーマーカップを含めて目下5連勝中と破竹の進撃中。前走は牡馬相手に重賞・すずらん賞も完勝し、上昇一途。

 ノーブルサターンは中央ダート4勝、南関東A1級から一昨年に岩手入り。いきなりトウケイニセイ記念、桐花賞と重賞2連勝を飾ってシーズンを終了。昨年はシアンモア記念を優勝。秋には北上川大賞典、トウケイニセイ記念、桐花賞と重賞3連勝を飾り、年度代表馬に選出された。今シーズンは4ヵ月半の休養をはさんで5戦0勝だが、北上川大賞典2着で復活の手応えをつかんだ。

ソリストサンダーは2021年、武蔵野ステークス(GIII)を制し、JpnI・かしわ記念2年連続2着。昨年9月、南関東へトレードされて2戦目・南部杯10着。続くマイルグランプリ(大井)4着から休養に入り、金沢、園田の交流2戦を使って転入。2ヵ月半ぶりの実戦だが、地力一目。
  
 グランコージーは水沢転厩でリフレッシュ。春から快調に飛ばし、圧巻の3連勝。赤松杯、シアンモア記念を制し、春のマイル王に君臨した。以降は入着一杯のレースを繰り返し、勢いが薄れた印象があるが、水沢マイルが自信の条件。大外でも強気に攻め、逃げ切りをもくろむ。

 ウラヤは中央ダート3勝から転入。あっさり2連勝をマークして重賞・青藍賞へ駒を進めたが、伸びを欠いて6着。しかし南部杯13着から絆カップを快勝。出遅れながらも鮮やかなまくりを決めた。今なら小回り水沢も克服できそう。

◎①ヒロシクン
〇②ミニアチュール
▲⑩ノーブルサターン
△⑦ソリストサンダー
△⑪グランコージー
△⑨ウラヤ


<お奨めの1頭>
2R プリドラ

金沢から転入2戦目を1秒差で逃げ切って圧勝。これで弾みがついたのは確実。もう一丁いける


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2024/12/08
レース展望
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イーストスタッド特別/岩手2戦目アンナプルナの前進に期待する

 12月2日に行われた『オッズパーク杯 ゴールデンジョッキーズシリーズ』。リーディング上位の12騎手が2戦を戦い(※山本政聡騎手は疾病のため欠場)、村上忍騎手が総合優勝を果たしました。

241202-640.jpg

 ダート1400mで行われた第1戦は1番人気に推されたソルエストレーラ・鈴木祐騎手が逃げ切り勝ち。1600mに舞台を変えた第2戦はゴール前の接戦を4番人気サンエイブレーヴ・阿部英俊騎手が競り合いを制して優勝しました。この2騎手が獲得したのはそれぞれ38ポイントでしたがこれを上回ったのが村上忍騎手。第1戦2着、第2戦も2着の計40ポイントを獲得して先の2騎手を上回り、見事総合優勝、今年の王座に。
 「優勝がなく総合優勝するのはちょっと微妙な気持ち」と振り返った村上忍騎手でしたが、先日の岩手競馬所属騎手の歴代最多勝記録達成、さらには楠賞での遠征重賞勝ちなど今の勢いを遺憾なく発揮した総合優勝だったと言えるでしょう。



 12月4日のメインレースは12Rに行われる『イーストスタッド特別』、B2級一組ダート1600mの一戦。本命は(1)アンナプルナを採りました。
 前走が転入初戦だった同馬は9番人気3着の結果。B1・B2混合という組み合わせのレースでしたが先行してのしぶとさを発揮しつつB1でも通用している馬たちと互角に渡り合えた所は評価して良いものですしフロック視する必要もないでしょう。加えて南関での好走経験が1500m、笠松でのそれが1600m。JRA時代は短距離中心の戦績にみえましたがこれならむしろマイルもいいと見ていいのでは。前走のように流れに乗れればここでも。

 (5)テーオーアマゾンが対抗。直近の勝ち星は盛岡マイルですが水沢マイルの経験は豊富、むしろ水沢の方が安定感がある印象もあります。差し馬ですが直線一気の形よりはある程度の好位置から押し込むのが勝ちパターン。今の馬場傾向は敵では無いはず。

 (11)ホーリーバジルを3番手にピックアップ。盛岡に良績が多いのはあまりタフな馬場はイマイチな影響で、水沢でも稍重や重なら好走しています。この馬にとってもこれまでより軽くなっている馬場が味方になる可能性は十分にあるとみました。

 以下、近走苦戦気味も春先くらい走れれば大きな差は無い(6)エイシンヌチマシヌ、ダートマイルにも手応え増しつつある(3)フェブサンカラを。(横川典視)

●12Rの買い目
馬単(1)=(5)、(1)=(11)、(5)=(11)、(1)=(6)、(1)→(3)

岩手競馬の全レース予想を公開中!「岩手競馬・勝ちそーチャンネル」へ


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2024/12/04
レース展望
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3日メインは「夢・希望 未来へ前進」。3戦連続2着アスノヒロインが首位を奪取する

 12月31日(火)は年末大みそか恒例の岩手競馬グランプリ・重賞『第48回桐花賞』。12月2日(月)からファン投票が始まった。投票いただいた方の中から抽選で"いわて牛サーロインステーキ600g"が100名にプレゼントされる。皆さんも振るってご応募ください。

現時点での有力馬の動向を報告してみたい。ヒロシクンは中央1勝クラスから転入。岩手伝統の一條記念みちのく大賞典を制し、休み明けの青藍賞も完勝。マイルチャンピオンシップ南部杯後、11月11日、A級戦(1着)を叩いてトウケイニセイ記念、桐花賞へと向かう。

昨年、牡牝馬クラシック4タイトルを獲得したミニアチュールはひと頃、精彩を欠いた時期もあったが、目下5連勝中。牝馬交流・ビューチフルドリーマーカップ、牡馬相手に重賞・すずらん賞も完勝。4歳を迎えてさらに飛躍を遂げた。最大目標は桐花賞だが、一つ先輩のゴールデンヒーラーの動向次第でトウケイニセイ記念を使って桐花賞へ臨むかもしれない。

岩手競馬の最長距離重賞・北上川大賞典で3歳馬で初制覇を果たしたサクラトップキッドは典型的なステイヤー。古馬タイトルを獲得して充実一途。現在は遠野馬の里へ移動して英気を養い、桐花賞へ直行する可能性が高い。

昨年度の年度代表馬ノーブルサターンは連覇を狙った北上川大賞典2着。今季未勝利だが、トウケイニセイ記念、桐花賞3連覇の偉業達成を目指す。復活を期待したいところ。

3日メインは岩手県調騎会騎手部会協賛「夢・希望 未来へ前進」。今回はB1級・水沢1400mの条件で行われる。3歳馬2頭がエントリーし、古馬との力量比較がカギを握る。

アスノヒロインは中央3戦未勝利から転入。初勝利まで13戦を要したように奥手タイプ。これまで3勝のみだが、年齢を重ねるごとに力をつけている。その裏付けの一つが目下5戦連続で3着以上にまとめ、3戦連続で連対を確保。抜群の安定感を誇っている。付きまとうのは勝ち味の遅さだが、今回はメンバー比較から絶好の勝機を迎えた。

トキノワンカラットは今年6歳だが、息が長く活躍。今季も2勝2着3回3着2回。前々走は7着だったが、1着とのタイム差は0秒4。そのお返しとばかり前回快勝。水沢1400m3勝目をマークした。レース日は違うが前走タイムが優秀。逆転2連勝を狙う。

メイザーキックは中央芝2着3回、東京ダート1400m2着1回から転入。2戦目の牝馬クラシック三冠目・OROオータムティアラは1900mが長すぎて11着に大敗したが、それ以外はすべて入着を果たしている。勝ち切れないのはなかなか自分の競馬に持ち込めないから。1400mなら逃げの手が打て、あっさりまで十分。

サトノマッスルは南関東C1から転入後、あっさり3連勝。オープン入り疑いなしと言われた時期もあったが、その後は好、凡走の繰り返し。今季も2着2回にとどまり、6月から4ヶ月休養。復帰2戦は5、6着だったが、前走2着。本来のシャープさを取り戻した。反応も水沢の方が鋭く、ペース次第で一気突き抜ける。

ユイノコドウは中央ダート2着1回3着1回から転入。3走前9着、前々走10着に沈んだが、前回3着。軌道修正に成功した。好走要因の一つはコース替わり。盛岡もソコソコこなすが、水沢の方が動きがいい。

ウェルメイドはシャープな切れを武器とし、毎回上位を確保。ここでもマークが欠かせない。

◎⑨アスノヒロイン
〇③トキノワンカラット
▲⑥メイザーキック
△⑦サトノマッスル
△①ユイノコドウ
△④ウェルメイド


<お奨めの1頭>
1R ポルカドットタイ

初の850m戦を圧勝し、適性を証明。メンバーは骨っぽくなったが、もう一丁いけそう


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2024/12/02
レース展望
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12月2日はオッズパーク杯「ゴールデンジョッキーズシリーズ(2戦)」レース展望

 12月2日(月)はオッズパーク杯「ゴールデンジョッキーズシリーズ(2戦)」。当初、出場予定だった山本政聡騎手(11月26日終了時点リーディングジョッキー第5位)は疾病のため、繰り上がりで関本玲花騎手(リーディング15位)が出場する。記憶に間違いがなければ女性騎手がゴールデンジョッキーズシリーズへ出場するのは史上初めて。同騎手は2019年10月デビューで先週終了時点で地方競馬通算164勝をあげ、今年37勝をマークしている。

第1戦はB2級・水沢1400m条件で行われる。
 ◎キタノコンドル(村上忍)は中央未勝利から今年転入。3勝2着2回3着4回の成績を収めている。古馬B2編入後は2着1回が最高だが、前走5着は先行馬が総崩れの展開。それでも1着馬から0秒4差に粘り、見せ場も作った。1400m短縮は望むところ。
 〇ソルエストレーラ(鈴木祐)は前回快勝。マイペースの逃げに持ち込んでフェルサイトの追撃をハナ差で封じた。3着ソロフレーズは5馬身も離されており、走破タイム1分28秒5も優秀。奇しくも前走と同じ3番枠を引き当て、逃げ切り2連勝を狙う。
▲ハシュマル(高松亮)はB2特別・ノベンバーカップを快勝。先手を主張アルティマボス、外ハリケーンメファの間に入り苦しい展開だったが、勝負根性を発揮した。好調キープ。
△ピヤージュ(阿部英俊)はノベンバーC6着だったが、先行有利の流れにも泣いた。騎手戦はペースが速くなる傾向があり、決め手を生かす。
△アルティマボス(佐々木志音)は前走5着だったが、最内に入り逃げたのが裏目。揉まれない外枠で巻き返し必至。
△シャンブレー(塚本涼人)は2戦連続で連対確保。

◎②キタノコンドル
〇③ソルエストレーラ
▲⑩ハシュマル
△④ピヤージュ
△⑨アルティマボス
△⑪シャンブレー


「ゴールデンジョッキーズシリーズ第2戦」はB1級・水沢1600m条件で行われる。

 ◎シゲルヒカルダイヤ(山本聡哉)は中央ダート2勝、園田B2級から転入。時に凡走するケースがあり前々走9着に終わったが、前回完勝で軌道修正に成功した。いい脚を長く使えるのが最大の武器。今回も好位キープから抜け出しを決める。
 〇タイセイメガロス(高橋悠里)は前走4着だったが、1番人気カミノカガヤキが3コーナーで外まくりに出たたため、早めに動かなければならなかったのが痛かった。今度は自分の競馬に徹することができる大外枠。巻き返しに転じる。
▲ライルアケカイ(村上忍)は中央5戦0勝から門別へ移籍して4勝2着4回。1200m戦で3着着外から1600m~1800mへ戻って反撃。2戦2着から前回快勝。好ムードで転入したのが心強い。
△ファルコンビーク(岩本怜)は転入戦のA級2着、準重賞・かきつばた賞4着からC2級へ降格。圧巻の4連勝を飾った。気になるのは特別・ひいらぎ賞7着だが、前走2着。川崎重賞ウイナーの意地を見せた。
△メイショウメイスイ(坂口裕一)は3走前8着をはさんで2勝2着1回。水沢の方が動きがするどく、特に1600mは5勝2着2回3着4回と適性一目。
△ラブショック(菅原辰徳)はダート変更の3歳準重賞・はまなす賞2着。その後は休養に入り、復帰2戦目の前回快勝。これで本調子を取り戻した。


◎⑥シゲルヒカルダイヤ
〇⑫タイセイメガロス
▲⑪ライルアケカイ
△③ファルコンビーク
△⑤メイショウメイスイ
△⑨ラブショック

<お奨めの1頭>
1R ウーバークイーン

転入初戦は3月以来の実戦だったが、2着を確保して上々の滑り出し。条件2度目、久々を叩かれて首位を奪取する。


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2024/12/01
レース展望
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初冬特別/陶文峰騎手ラストラン!ゼットセントラルで有終の美を

 11月24日の水沢競馬場で行われたダート2500m、岩手競馬最長距離での重賞『北上川大賞典』は3番人気の3歳馬サクラトップキッドが優勝。鞍上の陶文峰騎手は引退前の最後の重賞騎乗を見事な勝利で飾りました。


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 サクラトップキッド主戦・高橋悠里騎手が負傷のために急遽騎乗依頼が巡ってきた陶文峰騎手。しかし高橋悠里騎手や陣営のアドバイスをうけてのレースは意表を突きつつ完璧なものでした。
 意表を突いたのは2周目に入る4コーナーで一気に仕掛けたこと。コースを2周、コーナーを都合8度まわる北上川大賞典としては最初の4コーナーはまだ折り返し点前でしたが、「"早めに仕掛けた方が良い"と聞いていたので行くならここしかないと(陶文峰騎手)」と、先行勢を一気に捲って先頭へ。
 そして完璧だったのはそこからのレース運び。2周目の向こう正面では後続に6~7馬身ほどの差を付ける"大逃げ"の形でしたがそれもサクラトップキッドの豊富なスタミナを信頼しての事。後続、特にノーブルサターンがやはり追い上げてきましたが最後まで馬体を合わせる所まで近づけさせることなくゴール。思い切った仕掛けをしっかり結果につなげて見せました。
 陶文峰騎手はすでに調教師試験に合格しており騎手として騎乗するのは今週の水沢開催の間がラスト。自身の最後の重賞騎乗の機会で、10年ぶりのタイトルを手にするドラマチックな幕切れを演出。そしてサクラトップキッドはレース史上初の3歳馬による制覇ともなりました。
 1番人気ノーブルサターンは最後まで食い下がったものの及ばず2着。3着には勝ち馬の同厩ゴールドギアが食い込んでいます。



 11月26日のメインレースは12Rに行われる『初冬特別』A級ダート1600mの12頭立て。本命は(6)ゼットセントラルです。
 8歳になった今季は昨年ほど勝ち星を積み重ねる事ができずにいてここまで1勝のみ。しかしその1勝が東京カップけやき賞、JRAとの条件交流戦での久々の岩手勢の勝ち星という貴重なものでした。その時の勝ち方がハイペースに乗った差し切り勝ち、やはり末脚勝負のこの馬だけに今の水沢の馬場傾向は味方とはいえませんが、水沢が苦手というわけではなくあくまでも流れひとつな点は念頭に置いておきたいところ。
 そして鞍上は陶文峰騎手。冒頭でも触れたように騎手としての騎乗はこのレースが最後になります。ゼットセントラルの主戦として同馬に7勝をプレゼントしてきた陶騎手のラストラン、ここでもう1勝追加できたなら、これもまたドラマになるのかなと思いつつの本命視。

 対抗は(10)ウェイキーを。8着に敗れた転入初戦から4着、3着と着実に上昇。前走も最後まで勝ち負けを争いながらの3着で、動けなかった転入初戦のイメージは完全に払拭できました。岩手の水に慣れてきたところで戦い慣れた右回り。もう一歩前進があって不思議なし・・・の評価になるのは自然でしょう。

 三番手に(9)グラシアス。転入後2戦とも勝ち負けを争ってきていますし戦いぶり、機動力も十分なものだと思えます。JRA時代は左回りの方が安定しているように感じる戦績でしたが挙げた2勝はいずれも右回り。コース替わりを苦にするとは思えず、その立ち回りの安定感からも白星は遠くないと判断可能。

 (2)ロワマージュはA級に入ったシーズン前半は苦戦気味だったものの秋以降はいよいよ勝ち星を挙げるまでになりました。昨年も秋から冬の間の活躍が目立ちましたし、この時期に走るタイプという見立ても可能なのでは。もう一頭、(8)サルサレイアはここに来て徐々に状態が良くなっている印象。A級特別なら、そして右回りでならもっと上に食い込めそうな手応えが出てきた点に注目を。(横川典視)

●12Rの買い目
馬単(6)=(10)、(6)=(9)、(10)=(9)、(6)→(2)、(6)→(8)

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2024/11/26
レース展望
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