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今週の見どころ(7/22~7/24)

2023年7月20日(木)

 今週から始まる第8回開催より、3歳以上の特別競走での基礎重量が、前開催までの、普通競走の規程重量に20キロ増から30キロ増に変更となります。なお普通競走(B級以上)での3歳馬の20キロ減は今開催までとなり、8月からは4歳と同じ条件での戦いが待っています。
 24日(月)のメインとかち桂冠賞は、今季1勝につき別定5キロが課されるという珍しい条件で争われる一戦。普段の賞金別定でのハンデとの比較も大事でしょう。

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※開催日程/時刻についてはこちら

【第8回開催1日目】
 7月22日(土)のメイン第11レースには、ユリウス特別(A2級-1組・20:15発走予定)が行われます。

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 ◎ブルーレジーナは、特別戦に組まれるようになって成績が安定。B1級-1組の特別戦2、3着各1回でA2へ昇級しました。前走の白鳳賞(5歳牝馬オープン)ではオープン馬2頭に差されたとはいえ3着と健闘しています。押して行っても650キロで障害をすんなり切った前走から20キロ増でも心配なし。鈴木恵介騎手が引き続き騎乗するのも魅力といえます。
 ○ピンチハチャンスは、1月下旬から特別戦を含めA2級同士またはB1級混合での戦いでは5戦5勝。その点、前走はA1級混合だったため9着でも参考外といえます。ただ、5勝のときの鈴木恵介騎手が乗れないため対抗評価。
 ▲リュウセイペガサスは、前開催の同条件・文月特別でメンバー最先着の4着。2走前を除けば障害は安定しており、チャンスはあるはず。
 △ピュアリーナナセは、特別戦では結果が出ませんが、◎○▲を除けばどの馬も実績に差はない印象。ならば4歳牝馬の30キロ減が生きるかもしれません。

【第8回開催2日目】
 7月23日(日)のメイン第11レースには、ルビー特別(A1級混合-1組・20:00発走予定)が行われます。

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 前開催は通算収得賞金順の編成。さらには5歳のオープン特別戦、4歳重賞・柏林賞も組まれたため、前走比較が難しくなっています。
 柏林賞4着◎ホクセイウンカイに注目します。年明けのB2級初勝利から年度をまたいでA2までクラスを上げると、三冠重賞初挑戦だった前走は、優勝争いを繰り広げるオープン3頭に食い下がって見せ場を作りました。2開催前のジュノー特別(A2級-1組)は、3開催前の水無月特別でワンツーを決めていたオールラウンダー(現A1級)、ホクショウカップ(今回不在)に次ぐ3着で、5着ダイリンファイターに先着。現在のA2級では実力上位で、勢いもありA1級馬が相手でも互角以上に戦えるはず。
 相手はA1級馬○ギンジ。2走前にこと座特別(A1級-1組)を制している実力馬です。今回から賞金ハンデ5キロを課されますが、前半ためて行って障害ひと腰なら、着実に伸びる末脚を生かせるでしょう。
 ▲シンエイボブは、前開催がオープン混合の特別戦でしたが4着。5着だったこと座特別もそうですが、勝負が決したあとに突っ込んできて、着差ほどの内容を残していません。ただ、展開さえ嚙み合えば突き抜ける可能性を秘めています。
 △ダイリンファイターは、A2級の特別戦でオールラウンダーと激闘を繰り広げてきました。勝ち切れなくなっていますが、押さえておきたいです。

【第8回開催3日目】
 7月24日(月)のメイン第11レースには、とかち桂冠賞(3歳以上選抜・20:05発走予定)が行われます。

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 オープン690キロは今開催の平場戦の基礎重量プラス10キロと軽いものの、今季1勝につき別定5キロずつが課されます。最軽量は今季3勝のA2級・4歳牝馬シンエイアロイで655キロ。トップハンデ700キロは今季2勝のオープン馬コマサンエースとゴールドハンターです。
 ◎アオノブラックは、前走旭川記念で2着。ほぼ同時に障害を降りたメムロボブサップに徐々に離されましたが、出走取消明けだったことを考えれば力は発揮したはず。今回の695キロは、オープン馬のなかではメジロゴーリキの690キロの次に軽く勝機十分です。
 ○メジロゴーリキは、今季未勝利も2着3回、3着1回。旭川記念こそ障害で苦戦し完走したものの最下位でした。しかし前走より100キロも軽く格下馬もいるここは、立て直しに格好の舞台といえます。
 ▲コウテイは、オープンからA1へ降級した今季7戦して1勝のみですが、2着3回、3着1回、4着2回と大崩れがありません。685キロはキャリアを考えれば有利でしょう。
 △ゴールドハンターは、700キロじたいは苦にしませんが、アオノブラックより重い重量なのは心配。ただ直線勝負で展開がハマれば上位を賑わすシーンはあるはず。

7/16旭川記念回顧

2023年7月18日(火)

メムロボブサップが連覇達成

 7月16日(日)には重賞・旭川記念(3歳以上オープン)が行われ、メムロボブサップがアオノブラックとの一騎打ちを制し、断然人気にこたえました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.コマサンエース(790) 65.3
 2.インビクタ(800) 21.1
 3.メジロゴーリキ(790) 8.3
 4.メムロボブサップ(800) 1.3
 5.コマサンブラック(790) 54.3
 6.アオノブラック(790) 4.6
 7.キョウエイリュウ(790) 52.9
 8.アアモンドグンシン(790) 27.3
 9.ミノルシャープ(790) 24.1

 今季5戦4勝で、北斗賞を含む目下3連勝と好調のメムロボブサップが、10キロ増の800キロでも単勝1.3倍の断然人気に支持されました。アオノブラックは、今季は金田利貴騎手とコンビを組んで3戦目で初勝利。前回の北斗賞は出走取消でしたが2番人気に。ばんえい十勝オッズパーク杯、北斗賞でともに2着のメジロゴーリキが3番人気で、4番人気以下は離れたオッズとなりました。

 メムロボブサップが果敢に先行すると、アオノブラック、メジロゴーリキが差なく追走。アアモンドグンシン、コマサンエースも続き、レース前日の降雨の影響もあって、馬場水分2.6%と軽い馬場のなか、先行勢は軽快に歩を進めます。第2障害手前ではメジロゴーリキとメムロボブサップが抜け出し、わずかにメジロゴーリキが先頭で障害下に到達。ここまで50秒と比較的速いペースで進みました。
 第2障害ではメジロゴーリキが最初に仕掛けると、メムロボブサップ、アオノブラック、ミノルシャープも一斉に登坂を開始。そのなかからメムロボブサップとアオノブラックがほとんど同時にひと越で通過。メジロゴーリキとミノルシャープは障害で膝をつき、その隙にコマサンエースが3番手でクリアします。
 障害を降りてからはメムロボブサップ、アオノブラックの一騎打ちとなり、わずかにリードしたメムロボブサップが残り20メートルから徐々にアオノブラックを引き離すと、最後は2馬身ほどの差をつけて旭川記念連覇。コマサンエースが止まりかけながらも歩き切って最低人気ながら3着と健闘。上位は障害通過順での決着となりました。

 勝ったメムロボブサップはこれで4連勝。重賞は通算15勝としました。ファン投票の中間発表で圧倒的1位に支持されているBG2・ばんえいグランプリ(8月13日)には3連覇がかかります。また7月9日に通算2,000勝達成した阿部武臣騎手とのコンビにも引き続き注目です。

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阿部武臣騎手「(トップハンデでも)いつも通りのレースを考えて乗っていました。今日は朝から軽馬場だったのでスピード競馬になるなと思っていましたが、得意の先行力を生かして十分息を入れることができ、上手く障害をクリアしてくれたので良かったです。ライバルのアオノブラックが来たので負けられないなと思って一生懸命に追いました。(馬場が)重くても軽くても強いレースをしてくれる馬なのですごいなと思っています」

旭川記念 予想結果

2023年7月17日(月)

今週は荘司さんが単独的中も...

今年度の予想対決第5Rは旭川記念。第2障害をひと腰先頭で越えた断然人気のメムロボブサップが、差なく越えたアオノブラックを振り切って連覇達成。予想対決は3着に9番人気のコマサンエースが入ったこともあり、馬複を押さえた荘司さんが唯一の的中で、プラス収支とはなりませんでした。

荘司:馬複1000円的中! 収支-4,100円

【集計】投資額 6,000円×5R=30,000円

 斎藤  -17,580円
 荘司  -22,300円
 目黒  -24,000円
 赤見  -24,000円
 矢野  -25,680円
 須田  -30,000円
---------------------------------------
 紅組  -70,300円
 白組  -73,260円

7/16旭川記念予想 須田鷹雄

2023年7月15日(土)

ハンデ差10キロならメムロボブサップが軸

 おなじみのメンバーによる古馬重賞。10キロしかハンデ差がつかないなら◎メムロボブサップを軸にするしかないだろう。あとは買い目をどう整理するかの問題だけだ。

 取消明けになる△メジロゴーリキと△アオノブラックは3着までの扱いにする。アオノブラックは昨年このレースで2着しているが、夏場は苦手なタイプで扱いを下げるならここだ。

 2着候補にまず○アアモンドグンシン。もともと2障害すんなりなら◎を食ってもおかしくない馬。前走で勢いもついているし、そろそろ重賞での連がらみがあってもよい。▲ミノルシャープは北斗賞から20キロ増える790キロが課題だが、良い時の雰囲気が少し戻ってきている。☆インビクタはハンデを与える側というのがしんどいが、やや軽めの馬場になりそうで、前半うまく貯金を作れば好走も可能だ。

◎4 メムロボブサップ
○8 アアモンドグンシン
▲9 ミノルシャープ
☆2 インビクタ
△3 メジロゴーリキ
△6 アオノブラック

3連単
4→2,8,9→2,3,6,8,9 各500円 計6000円

7/16旭川記念予想 赤見千尋

最大10キロ差なら迷わずメムロボブサップ

 ここは迷わずメムロボブサップからいきます。
 今シーズン初の重賞だったばんえい十勝オッズパーク杯こそ崩れたものの、そこからまた3連勝と勢いに乗っています。今回の重量は800キロで、インビクタが同重量、他の馬たちとは10キロ差。
 このくらいの重量差であれば、まったく問題なく勝ち切ってくれると思います。

 難しいのは2着探し。毎回ここを間違って外しているわけです......。
 ミノルシャープはここ2戦3着2着と着実に上位争いに絡んで来て、復活の兆しが見えて来ました。もともと実力のある馬ですから、状態さえ戻れば上位争いしてくれるでしょう。

 メジロゴーリキはなかなか勝ち切れないながらも安定感がありますね。
 出走取消明けというところは不安材料ですが、790キロで出走出来るのもこの馬にとっては好条件です。

 今シーズンはリズムに乗り切れないアオノブラックですが、いつでも好走してくる可能性はありますね。

 ばんえい十勝オッズパーク杯を勝ったインビクタまで。

◎4 メムロボブサップ
○9 ミノルシャープ
▲3 メジロゴーリキ
△6 アオノブラック
△2 インビクタ

3連単
4→9,3→9,3,6,2 各1000円 計6000円

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