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今週の見どころ(8/5~8/7)

2023年8月 3日(木)

 今週からの第9回開催より、普通競走(B級以上)での3歳馬の20キロ減が10キロ減に変更されます。3歳はB3、B4級など下級に多く、予想の際は頭に入れておきたいところ。なお特別戦(B級以上)については20キロ減のままとなります。
 6日(日)のメインには4歳オープンによる山鳩賞が組まれています。柏林賞を勝ったキングフェスタの登録はなく、巻き返しを期す馬たちの戦いとなります。次開催に行われる3歳との混合重賞・はまなす賞へ向けて見逃せないレースです。

★今週から発走時刻が変更となります(詳しくはこちら)。

※今週のイベントはこちら
※開催日程/時刻についてはこちら

【第9回開催1日目】
 8月5日(土)のメイン第11レースには、第1回とかちえぞまつ特別(A1級・20:00発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 前開催にA1級単独の特別戦は組まれておらず、オープン混合のルビー特別か2組の平場戦を使われた馬が主力です。
 ルビー特別3着◎アアモンドキーマンに期待します。昨年12月からA1級で、オープンへ昇級できないのは勝ちみに遅いからにほかなりません。ただ現在は障害のキレもよく3戦連続3着以内と充実。A1級初戦という馬が3頭、またこのクラスの特別戦に実績が乏しい馬も多いここは勝機があります。
 ○センリョウボスは、昨年同時期にA1級の特別戦で好勝負を続けていました。こちらも善戦止まりまでの近況ですが、障害巧者で、ひと押しきけば連絡みのチャンス。
 ▲マルホンリョウダイは、A1級ではやや経験不足のよう。しかし、メムロボブサップの3着に健闘した6月のスタリオンカップ(3歳以上選抜)と同様、今回は軽めの馬場が見込めます。狙い時かもしれません。
 △ピンチハチャンスは、年明けに6勝と本格化してきた印象があります。前走A2級-1組の特別戦も残り30メートルで先頭に立って突き放す完勝と強さばかり目立ちました。ここがA1級初戦でも軽視できません。

【第9回開催2日目】
 8月6日(日)のメイン第11レースには、山鳩賞(4歳オープン・19:55発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 4歳一冠目の柏林賞を圧勝したキングフェスタが不在。
 ◎ツガルノヒロイモノはA1格付で、柏林賞は2番人気で8着と残念な結果。ただ、前走オープン混合の特別戦で、5歳の二枚看板オーシャンウイナー、サクラヒメに食い下がった走りは見事でした。ヤマカツエース(柏林賞3着)とも大接戦を演じ、今回は賞金ハンデが課されないことを考えれば勝機十分といえます。
 その○ヤマカツエースは、2歳12月のヤングチャンピオンシップを制しています。その後の世代限定戦では善戦止まりですが、キングフェスタが不在なら力量上位でチャンスがありそうです。
 ▲ホクセイウンカイはA2格付で、柏林賞ではA級馬として最先着の4着。ただ3番人気に推されていたことを考えると、手放しには喜べません。2~4着は接戦だっただけに、柏林賞(馬場水分1.7%)以上の軽馬場で切れ味比べになればオープンとの20キロ差が生きるはず。
 △シンエイアロイは、柏林賞不出走とはいえ、6月のライラック賞(4歳オープン)では逃げてキングフェスタの5着に粘っています。当時(馬場水分2.4%)に近い馬場になれば、A2級の牝馬で最軽量670キロだけに押さえておきたいです。

【第9回開催3日目】
 8月7日(月)のメイン第11レースには、葉月特別(A2級-1組・19:55発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 春の主役だったオールラウンダーが昇級し、近3回の同条件の勝ち馬も昇級、または今開催は別のレースに出走予定のため不在。
 となればメンバーで唯一、今季A2級-1組特別戦勝ちがある◎ダイリンファイターが主役。2開催前の文月特別は1、2着が減量ある若馬で、勝ち時計が1分30秒台のスピード勝負でも3着と崩れませんでした。前開催はA1級混合のルビー特別に出走し6着でしたが、障害は先頭で仕掛けており、ここへ繋がる内容。今回は抜けた馬が不在だけにこの馬の経験値が生きるでしょう。
 ○フレイムゴールドは、昨季最終週にA2級-1組の特別戦を勝っており実績ではヒケを取りません。ルビー特別では7着でしたが、反撃が期待できます。
 ▲リュウセイペガサスは、文月特別がダイリンファイターに続く4着で、前開催のユリウス特別も4着。障害巧者だけにここも大きくは崩れないでしょう。
 △ブルーレジーナは、ユリウス特別が初のA2級の特別戦で1番人気・7着。今開催からの基礎重量10キロ増は不安ですが、軽めの馬場に良績があり、クラス慣れも考えれば軽視できません。

7/30ばんえい大賞典回顧

2023年7月31日(月)

マルホンリョウユウが人気に応え重賞初制覇

 7月30日(日)には重賞・ばんえい大賞典(3歳オープン)が行われ、単勝1番人気のマルホンリョウユウが優勝。障害先頭から押し切って3歳一冠目を制しました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.マルホンリョウユウ(690) 2.3
 2.ジェイホース(670) 30.4
 3.ホクセイタイヨウ(670) 4.9
 4.アシュラダイマオー(680) 9.8
 5.キタノミネ(670) 12.0
 6.ホクセイキムタク(670) 32.0
 7.ローランド(670) 91.4
 8.ジェイヒーロー(680) 10.0
 9.キョウエイプラス(700) 53.1
 10.タカラキングダム(700) 4.1

 ばんえい3歳三冠の一冠目で、単勝1番人気に支持されたのはマルホンリョウユウ。2歳シーズンの重賞では2着2回、3着1回と惜しい競馬が続きましたが、近走の安定度からも単勝2.3倍と高い支持を集めました。2歳時にナナカマド賞を制したタカラキングダムは、今季スタートから大敗が続きましたが、前哨戦・とかちダービーで今季初勝利を挙げ、トップハンデながら2番人気に。格下ながら今季6戦4勝、2着1回と力をつけたホクセイタイヨウ、イレネー記念馬アシュラダイマオー、ヤングチャンピオンシップ3着の実績があり、近2戦ともに2着のジェイヒーローが人気で続きました。

 キタノミネとジェイホースが好ダッシュから先頭で第1障害を越えますが、すぐにマルホンリョウユウが先頭に立つと、ホクセイタイヨウやジェイヒーローも先行勢に加わります。砂煙が舞う馬場のなか、砂煙が舞う馬場のなか各馬慎重に歩を進め、中間点を過ぎても前はほとんど横一線。徐々に位置取りを上げたホクセイキムタクがわずかに先頭で第2障害下に到達。レース前半は60秒というペースで進みました。
 第2障害ではジェイホースが最初に仕掛け、止まりかけながらもひと腰で越えようとしたところ、すんなりと駆け上がったマルホンリョウユウが先頭で通過し、ジェイヒーローも差なく障害をクリア。さらにキタノミネ、ホクセイタイヨウと続きます。
 マルホンリョウユウが障害を越えた勢いで抜け出すと、残り10メートル手前あたりから脚色が鈍りましたが、ホクセイタイヨウの追い上げを封じて先頭でゴール。ジェイヒーローがゴール前止まりかけながらも歩き切って3着に入りました。
 勝ったマルホンリョウユウは、イレネー記念2着など重賞ではあと一歩の成績でしたが、3歳一冠目で見事重賞初制覇。デビューは2歳7月と遅れましたが、ここまで26戦して掲示板を外したのは2回だけ。この世代は混戦で、2歳シーズンの重賞勝ち馬3頭は今回いずれも掲示板外に敗れました。安定感あるマルホンリョウユウは今後の三冠路線でも注目の存在となりそうです。

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鈴木恵介騎手「率直に嬉しいです。やんちゃで行き過ぎるところもありますが、そこが良いところかなと思います。道中どういうふうに乗ろうかといろいろ考えましたが、レースは思った通りの展開になったと思います。道中は折り合いも上手くついたので、良い状態で第2障害に着いたと思いました。あとはひと腰で上がったら何とかなると思って騎乗していました。最後は本当に頑張ってくれと祈るばかりでした。これからも重賞がまだまだあるので、なんとか良い成績が残せるように頑張りたいと思います」

ばんえい大賞典 予想結果

今週は2名が的中

今年度の予想対決第6Rはばんえい大賞典。単勝1番人気のマルホンリョウユウが、第2障害を先頭で越えて後続を引き離すと、ゴール前でやや脚色が鈍ったもののそのまま押し切って勝利。障害5番手から伸び脚を見せたホクセイタイヨウが2着。障害2番手から止まらずに歩いたジェイヒーローが3着に入りました。予想対決は矢野さん、斎藤さんの2名が的中となりました。

矢野:ワイド1000円ダブル的中! 収支+2,500円
斎藤:馬複400円&3連単100円的中! 収支+90円

【集計】投資額 6,000円×6R=36,000円

 斎藤  -17,490円
 矢野  -23,180円
 荘司  -28,300円
 目黒  -30,000円
 赤見  -30,000円
 須田  -36,000円
---------------------------------------
 白組  -76,670円
 紅組  -88,300円

7/30ばんえい大賞典予想 赤見千尋

2023年7月30日(日)

安定感を買ってマルホンリョウユウ

 3歳世代3冠の1冠目、ばんえい大賞典。この世代は本当に混戦模様ですねぇ。イレネー記念を勝ったのが5番人気だったアシュラダイマオーでしたが、そこからまだ勝ち星なし。重賞2勝しているキョウエイプラスは今季いまいちな上に最も重い700キロ。ということで、どの馬を軸にするか迷いましたが、安定感でマルホンリョウユウにしました。

 イレネー記念ではキョウエイプラスやタカラキングダムをおさえて2着。今季はとかち皐月賞を勝ち、とかちダービーは2着。馬体も順調に成長して、前走時1056キロと逞しくなりました。
 これまで25戦して馬券圏内を外したのは4回だけ。その時も大きく離されたわけではないですし、今回も堅実に頑張ってくれるのではないかと期待しています。

 対抗はそれでもキョウエイプラス。まだ1000キロに満たない馬体で700キロは厳しいように感じますが、世代戦では常に最も重い重量を曳き、混合戦では相当強いメンバーで戦っていますから、ここも侮れないと思います。

 とかちダービーで復活の勝利を挙げたタカラキングダム、徐々に力を付けて来たジェイホース、ここ2戦2着のジェイヒーロー、今季パワーアップしているキタノミネまで。

◎1 マルホンリョウユウ
○9 キョウエイプラス
▲10 タカラキングダム
△2 ジェイホース
△8 ジェイヒーロー
△5 キタノミネ

3連複1頭軸ながし
1-9,10,2,8,5 各600円 計6000円

7/30ばんえい大賞典予想 荘司典子

2023年7月29日(土)

ジェイヒーローの初重賞制覇に期待

 さっそくですが現3歳世代のここまでの重賞レースの成績を振り返ってみます。ナナカマド賞1着タカラキングダム、2着キョウエイプラス、3着マルホンリョウユウ。ヤングチャンピオンシップ1着キョウエイプラス、2着タカラキングダム、3着ジェイヒーロー。翔雲賞1着キョウエイプラス、2着マルホンリョウユウ、3着タカラキングダム。イレネー記念1着アシュラダイマオー、2着マルホンリョウユウ、3着キョウエイプラス。と、上位を形成する馬は絞られてきているものの、現時点で突出したチャンピオンは不在。ばんえい大賞典は混戦必至の戦いになりそうです。

 これだけ混沌としていると上位人気馬だけであっさり決着する気がしません。ちなみに同じく混戦模様だった昨年は1着4番人気クリスタルコルド、2着6番人気トワイチロ、3着同着で8番人気ピュアリーナナセと2番人気ヘッチャラという波乱の結果になりましたね。

 混戦を断つのは果たしてどの馬か難解な一戦ですが、昨年のクリスタルコルドに似た戦績のジェイヒーローに注目してみました。大外枠だったイレネー記念は7着でしたがそれ以外の重賞ではすべて掲示板確保。5月のとかち皐月賞は2着に健闘。今回は両隣に馬がいる7枠8番なので力を発揮することができそう。人気も4~5番人気ぐらいになりそうでちょうどいいですね。3歳世代のニューヒーローの誕生に期待します。

◎8 ジェイヒーロー
○3 ホクセイタイヨウ
▲1 マルホンリョウユウ
△10 タカラキングダム
△2 ジェイホース
△9 キョウエイプラス

単勝
8 2000円
馬複
8-1,3,10 各1000円
8-2,9   各500円  計6000円

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