2月12日(日)のメインには、3歳牝馬による重賞・黒ユリ賞が組まれています。前週に行われた牡馬による翔雲賞と同様に非三冠重賞ですが、こちらは定量戦。3月のイレネー記念では、帯広1場開催となってから牝馬の勝利はなく、出走馬は大きなチャンスを生かしたいところでしょう。
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【第23回開催1日目】
2月11日(祝・土)のメイン第11レースには、如月特別(A1級-1組・18:30発走予定)が行われます。
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前開催で4歳の白雪賞、5歳のダイヤモンドダスト賞、4歳以上牝馬による重賞・ヒロインズカップを使われていた馬が加わり、前回のミツウマオーセンティック杯から半数以上のメンバーが入れ替わっています。
しかし注目はミツウマオーセンティック杯(A1級)組で、なかでも3着◎オールラウンダー。今季の収得賞金が少ないため近走は平場戦を使われることが多かったものの、前走では障害2番手クリアから3頭横一線の優勝争いを演じており、やはり特別戦が合うようです。6日の競馬のあと第2障害の砂をほぐす工事が行われたことで、今回は障害力のある馬が有利になりそう。逃げ切りに期待します。
○ニセコヒカルは、A1へ昇級後2度の馬券絡みはともに牝馬限定戦。前走ヒロインズカップでは重量780キロを障害ひと腰でまとめ2着に逃げ粘っており、こちらも登坂力勝負は望むところ。牡馬相手にどこまでやれるでしょうか。
ミツウマオーセンティック杯がオールラウンダーと大接戦の2、1着▲アアモンドキーマン、△ジェイエースも当然有力。ただし前回不在だった牝馬や減量ある4、5歳馬が加わることで流れに戸惑うようだと、障害でモロさが出る懸念もあります。
【第23回開催2日目】
2月12日(日)のメイン第11レースには、第48回黒ユリ賞(3歳牝馬・18:25発走予定)が行われます。
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定量640キロで2歳シーズンの女王を争います。
◎スーパーチヨコが人気の中心。6月の新馬戦から3連勝し、8月の牝馬オープン特別・白菊賞で2着がある実績馬。しかしその後順調さを欠き、ナナカマド賞、十勝産駒特別がある時期を休養に充てたことが奏功し、復帰後すべてA級-1組を使われながらも【1-3-1-1】と立ち直っています。メンバーが揃ってくる秋以降の1組で、牝馬にしてこの安定感は女王にふさわしい戦歴といえます。
○ココロホマレは、今季最初の新馬戦でデビューし、若さが目立つレースもありましたが、年末のB級-3組勝ちあたりから走りが安定。前走のB級-1組が2着に19秒2もの差をつけての逃げきり勝ちで、勢いが出てきました。相手は強いですが、父が重賞21勝のカネサブラック、母が黒ユリ賞2着、ばんえいオークス3着のマゴコロという血統背景に注目してみる手はあるでしょう。
▲タカラヴェルベーヌは、9月の牝馬オープン特別・いちい賞でキレ味を見せて勝利すると、十勝産駒特別も牝馬最先着の6着と実績上位。秋以降は掲示板に載るのも厳しい状況ですが、A級-1組や2組で揉まれてきたキャリアは侮れません。
△ルイズは、近5走のうち3走でタカラヴェルベーヌと対戦しすべて先着。連争い候補の1頭です。
【第23回開催3日目】
2月13日(月)のメイン第11レースには、準重賞・ウィナーズカップ(4歳以上選抜・18:30発走予定)が行われます。
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定量500キロ戦を除く今季の特別戦勝ち馬(次週のチャンピオンカップ編成馬除く)から、通算収得賞金順の編成。前走がオープン-1組の六花特別、オープン-2組の平場戦だった馬の争いです。
◎カイセドクターに注目。柏林馬事公苑特別5着、六花特別4着と勝ちきれませんが、同じように差し届かずのレース続きだったマルミゴウカイが11日のメインを勝利。差し馬にもチャンスが見込める馬場状態になっているとしたら狙ってみたい1頭です。
○コマサンブラックは、柏林馬事公苑特別、六花特別と1組の特別戦を連勝中。3走前の重賞・帯広記念は3着で充実しています。先行して障害力を生かすタイプで、ここも前残りがあります。
▲マツカゼウンカイは、昨年の当レースで2着。近2走は2組を使われていますが、1組の特別戦でも通用する力があり、前述2頭より10キロ軽ければ差はないはず。
△ミノルシャープは、六花特別が7着。ひと押し足りない面は否定できませんが、700キロ台後半の重量では安定しています。