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2/5翔雲賞回顧

キョウエイプラスが実力を示す

 2月5日(日)には重賞・翔雲賞(3歳牡馬オープン)が行われ、単勝2番人気のキョウエイプラスが勝利。障害先頭から押し切り、重賞2勝目を飾りました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.イワキクロヒョウ(640) 38.2
 2.ジェイヒーロー(650) 8.9
 3.ホクセイタイヨウ(640) 44.8
 4.マルホンリョウユウ(650) 5.4
 5.キョウエイプラス(670) 3.3
 6.コーワホープ(650) 55.4
 7.タカラキングダム(660) 1.7
 8.コウシュハメジャー(650) 108.3
 9.アカネリュウ(640) 65.8

 今年の3歳世代はナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップともにタカラキングダムとキョウエイプラスが着順を入れ替えてのワンツーで、二強の構図。特にタカラキングダムは出走9頭中6頭が出走した前走の3歳A級-1組を快勝したこともあって単勝1.7倍と高い支持を集めました。キョウエイプラスはその3歳A級-1組では5着とデビュー以来初めて連対を外しましたが、世代最多10勝の実績からトップハンデながら2番人気。以下、ナナカマド賞3着のマルホンリョウユウ、ヤングチャンピオンシップ3着のジェイヒーローと人気で続きました。

 出走全馬が勢いよくスタートを切って第1障害を越え、各馬ほぼ横並びの展開。中間点を過ぎたあたりでコーワホープがやや遅れたものの、全馬1度も息を入れることなく第2障害に向かいます。
 障害下にはわずかにイワキクロヒョウが先頭で到達。前半29秒と速いペースのなか、タカラキングダムが少し持っていかれるようなかたちで息を入れることなく仕掛けると、続いたキョウエイプラスが勢いよく先頭でクリア。タカラキングダムが2番手で、ジェイヒーロー、マルホンリョウユウと続き、以下は離れます。
 抜け出したキョウエイプラスは力強く歩を進め、2番手のタカラキングダムが追いすがるものの、脚色衰えることなく押し切って勝利。タカラキングダムはゴール線上で一杯になり、マルホンリョウユウがこれを交わして2着。立て直したタカラキングダムが3着に入り、人気3頭での決着となりました。

 勝ったキョウエイプラスは、ヤングチャンピオンシップに続いて重賞2勝目。今回は最大30キロ差があるトップハンデを克服しての快勝でした。三冠最終戦・イレネー記念は定量で行われるだけに、当然最有力となるでしょう。

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菊池一樹騎手「10キロ(のハンデが)相手(タカラキングダム)とあったので不利かなと思っていましたが、レースに出てからは関係なく行ってくれました。前回は1分切るようなレースだったのであまり気にせず、(今回は)一度障害の下でちゃんと刻むようなレースを心掛けました。思った以上に(展開が)速かったですね。ハンデを背負っていたのでわからなかったですが、手応えはばっちりだったので頑張ってくれました。(イレネー記念は)獲りたい重賞で、目標にしているレースなので頑張りたいです」

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