ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
カレンダー
リンク
おすすめコンテンツ

« 2022年5月 | メイン | 2022年7月 »

2022年6月 アーカイブ

<<前へ 123

今週の見どころ(6/11~6/13)

2022年6月 9日(木)

 6月13日(月)のメインにはとかちダービー(3歳オープン)が行われます。6日のライラック賞が4歳重賞・柏林賞の前哨戦なら、こちらは7月31日の3歳一冠目・ばんえい大賞典へとつながる一戦。5月のとかち皐月賞と同様、イレネー記念を制した王者キングフェスタが不在。同馬への挑戦権をかけた戦いともいえそうです。
 なお今週より、月曜に加え日曜も12レース編成(メインは第11レース)となっています。

※今週のイベントはこちら
※開催日程/時刻についてはこちら

【第5回開催1日目】
 6月11日(土)のメイン第10レースには、ジュノー特別(B1級-1組混合・20:10発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 主力になりそうなのは、B1級-1組の旭岳特別、B2級-1組の水無月特別を使われていた馬たち。しかし、中心視したいのは別路線からの4歳牝馬◎アバシリサクラです。前開催は旭岳特別ではなく、4歳オープンのライラック賞を使われて7着でした。B1昇級初戦だった2走前の平場戦はこの馬にしては消極的と思える走りで10着でしたが、障害はひと腰。ライラック賞も障害はひと腰で抜けており、春の目標であろう柏林賞が次開催ということを考えれば、ここは仕掛けていって、ある程度の結果はほしいところではないでしょうか。今回は唯一の『4歳』『牝馬』とハンデ利が生かせる組み合わせだけに変わり身が期待できます。
 ○サクラダイチも、アバシリサクラと同じ2走前がB1昇級初戦で3着、続く旭岳特別2着。とはいえ、A2からの降級馬ということを考えれば、これくらい走れても不思議なし。
 ▲オレノタイショウは、水無月特別の2着馬ですがA2からの降級馬でサクラダイチと力量互角。1クラス下のB2格付で10キロ差あることを考えれば、こちらを上とみてもいいかもしれません。
 △ジェイウェイは、今季2、3、3、1着と好走を続け、旭岳特別9着が唯一の大敗。やや障害に手こずったとはいえ負けすぎの感はあるものの、今回は格下B2級相手なら巻き返す余地はあります。

【第5回開催2日目】
 6月12日(日)のメイン第11レースは、シルバーカップ(A1級混合・20:10発走予定)。オープン馬3頭、A1級馬7頭の10頭立てで争われます。

※出馬表はこちら

 前開催の大雪賞(オープン・A1級混合)は1~3着が1秒5差以内という大接戦。勝ち馬アオノブラックは北斗賞に出走予定のため今回不在で、2、3着馬が出走しています。
 ◎ウンカイタイショウは逃げてコンマ5秒差の2着。ここは前走と同じ条件ですが、オープン馬の顔ぶれは、昇級初戦であるこの馬が実績最右翼と恵まれています。例年の傾向としては、シーズン初戦から5走目あたりまでの成績がもっとも安定。今季4戦して2着3回と勝ち切れていないだけに、条件に恵まれたここで勝っておきたいところです。
 ○ゴールデンフウジンは、2走前のエメラルド特別(A1級混合)でウンカイタイショウと対戦し、2着だった同馬からコンマ4秒差の3着と接戦を演じています。今回は10キロ差つくことで逆転を狙います。
 ▲コマサンエースは、今季4戦中3戦でウンカイタイショウに先着を許していますが、大雪賞では障害3番手から脚を伸ばしてウンカイタイショウに1秒差まで迫っています。こちらもウンカイタイショウ同様、前走から相手関係が楽になることから引き続き上位争いは十分といえます。
 △シンエイボブは、今季初戦の青葉特別(A1級)では上記3頭すべてを破って勝利しているように、8歳牝馬でも侮れない力があります。


【第5回開催3日目】
 6月13日(月)のメイン第11レースには、とかちダービー(3歳オープン・20:10発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 1カ月前の同条件・とかち皐月賞から7頭が出走。当時とのハンデ差の比較が重要でしょう。
 ◎ヘッチャラは、第2障害をほぼ同時に越えた3頭の争いの末2着を確保。残り20メートルで抜け出したツガルノヒロイモノより30キロ重かったことを考えれば悪くない走りでした。今回は3着ヤマカツエースともども20キロ増なのに対し、ツガルノヒロイモノは40キロ増。イレネー記念2着(トワイチロとの同着)の実績上位だけに、勝利を期待します。
 その○ヤマカツエースが相手です。ヤングチャンピオンシップで重賞を制している世代トップホースの1頭。定量690キロのイレネー記念では障害をひと腰で越えたものの終いに動けず。スタミナ面が気になりますが、今回は650キロでとかち皐月賞よりハンデ差の面で楽になっており差は感じません。
 ▲トワイチロもイレネー記念2着(同着)の実力馬。しかし、体重800キロ台の小柄な馬で、軽馬場(馬場水分5.3%)が向いた感はあります。6着だったとかち皐月賞など今季は見せ場に乏しいレース続きでしたが、体重がやっと900キロ台に乗った前走B2級を逃げ切っています。これで勢いが出たのなら、軽馬場濃厚な今回は侮れません。
 △ツガルノヒロイモノは、B4級、とかち皐月賞、B3級と3連勝中。デキの良さはもちろん力をつけています。ただし、とかち皐月賞と比べハンデが微妙。とはいえここも勝ってしまうなら、7月の重賞・ばんえい大賞典が楽しみになります。

今週の見どころ(6/4~6/6)

2022年6月 2日(木)

 6月6日(月)のメインにはライラック賞(4歳オープン)が組まれています。7月3日に行われる4歳シーズン一冠目・柏林賞へとつながる一戦。5月の同条件・すずらん賞には登録がなかった世代ナンバーワン・オーシャンウイナーも出走予定馬に名を連ねていますが、もし同馬が回避の場合、ハンデ差は(牝馬を含め)最大30キロと、一転して混戦模様となります。

※今週のイベントはこちら
※開催日程/時刻についてはこちら

【第4回開催4日目】
 6月4日(土)のメイン第10レースには、水無月特別(B2級-1組・20:10発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 賞金不足で6日のライラック賞(4歳オープン)へ出走できなかった2頭に、前開催のとかち皐月賞(3歳オープン)4着クリスタルコルドなど若馬も参戦。メンバー的には、つつじ特別(B2級-1組)組が5頭と多くなっています。
 ◎キンリンゴウは、昨季2月末から今季初戦まで4連勝をマークしました。続く4歳オープン・すずらん賞3着、つつじ特別7着と連敗中ですが、障害はともにひと腰で越えており、端の10コースに入った影響があったかもしれません。現在4歳の通算収得賞金順で13番手だけに、中枠に入ったここを勝って、重賞・柏林賞出走へつなげたいところです。
 16戦続けてキリンゴウの手綱を取っていた西謙一騎手は今回、こちらもお手馬である○クリスタルコルドに騎乗。2歳だった昨季は、重賞4戦が3~5着でしたが上位とさほど着差がないレースも多く、格付は下でも世代上位の力があります。今回は牝馬がおらず、3歳牡馬20キロ減が生きる条件。実質B2昇級戦でも勝ち負けを期待。
 ▲グンソクは、つつじ特別では3着まで追い上げました。B2昇級初戦で、馬場水分0.4%と重めの馬場ということもあってか7番人気でしたが、結果を出しています。今回はレース前日に降雨がありそうで、この馬にとっておあつらえ向きの馬場となりそうです。
 つつじ特別を制した△ブラックテーオーも、前走が昇級初戦でした。前走と同様にためて行って、展開が向けば再度末脚が弾けるかもしれません。

【第4回開催5日目】
 6月5日(日)のメイン第10レースには、オッズパーク賞スタリオンカップ(3歳以上選抜・20:10発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 昨季のリーディングサイヤー(3歳以上)上位5産駒から通算収得賞金順に2頭ずつ選抜しての争い。2013年の第1回から9回連続で出走していた大種牡馬ウンカイの産駒がついに不在。また、カネサブラック、インフィニティー、ニシキダイジン、カネサテンリュウも死亡しており、ここ数年で勢力図は大きく変わりそうです。
 昨季のベスト5種牡馬のうち唯一、存命なのがナリタボブサップで、シンエイボブ、メムロボブサップ姉弟を送り込んできました。注目は弟◎メムロボブサップ。叩き良化のイメージがあり、昨季は3戦目で初勝利を挙げ、このレースは障害でふた腰かかったぶん届かず2着でした。しかし、今季は初戦でいきなり逃げ切り勝ちを収めると、ばんえい十勝オッズパーク杯は2着とはいえ障害ひと腰と、順調なシーズン序盤を過ごしています。この状態なら前開催のさつき特別(オープン)をスキップしたのもうなづけるところ。ライバルのアオノブラックや、昨季の優勝馬で春が得意なウンカイタイショウらが不在。通常の特別戦であれば、5キロ課される賞金ハンデもないのは有利。負けられない一戦といえます。
 メンバー中、過去のレースで馬券絡みがあるのは、メムロボブサップ以外では、20年1着、19年3着のメジロゴーリキ、18年3着ゴールデンフウジンでともに父はニシキダイジン。
 ○メジロゴーリキが勝った20年のレースは、当時の最強馬オレノココロが回避し非常に相手は楽。しかし、あまり実績がなかった軽い重量のレースで勝ったことは評価できます。今季も初戦から3、7、5着ですが、強敵はメムロボブサップだけといってもいい組み合わせは恵まれています。
 父カネサテンリュウの2頭が続きます。▲キョウエイリュウは、試練の5歳シーズンとはいえ、さつき特別では障害3番手から脚を伸ばし2着に健闘しています。前走(馬場水分1.8%)のようにスピードを生かせる条件なら差はないはず。
 △キタノユウジロウは、昨季のこのレースでは今回の出走馬では、2着メムロボブサップ、4着シンエイボブに次ぐ5着でした。ばんえい記念を競走除外となり、約3カ月ぶりの実戦となったさつき特別を使われての上積みに期待です。

【第4回開催6日目】
 6月6日(月)のメイン第11レースには、ライラック賞(4歳オープン・20:15発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 昨季、ばんえいダービー、ポプラ賞の重賞2勝オーシャンウイナーがトップハンデ680キロで、牝馬を含め最大50キロ差がつきます。
 注目は同じく昨季重賞2勝の◎サクラヒメ。昨年11月から4戦連続で世代限定戦を使われ、ばんえい菊花賞、ばんえいオークスを勝利しています。ただ1月が最終出走だったため、シーズン終盤の時計がかかる馬場を経験しておらず。今季初戦は基準タイム超過で失格とはいえ、重馬場に加え初の古馬A級も堪えたのでしょう。すずらん賞(4歳オープン)が行われた開催には、古馬牝馬重賞・カーネーションカップを使われ5着、そして前走のエメラルド特別(オープンとの混合)で抜け出しを決め今季初勝利を飾っています。実績馬が復活となれば狙わずにはいられません。
 ○オーシャンウイナーは、4歳・5歳混合だった3月のポプラ賞では早め先頭から押し切って最大60キロのハンデ差を克服しています。柏林賞では今回(50キロ)よりもハンデ差はつかないため、ここを勝てれば4歳シーズン一冠目獲得が濃厚といえます。
 上記2頭を除く8頭中6頭が、すずらん賞で対戦しておりアバシリサクラが勝利。しかし、当時は紅一点でハンデに恵まれていました。2着▲リアンドノールに注目します。障害では騎手が持っていかれるように直行での仕掛けとなり、それでもゴールまで止まらずに歩きました。折り合いつがつけばチャンスが広がります。
 △タカナミは、今季初戦8着、すずらん賞6着、前走2着と成績が右肩上がり。障害のデキが上向いており、ばんえいダービー3着の実力を考えても侮れません。

<<前へ 123
Copyright (C) OddsPark Banei Management Corp. All Rights Reserved.