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2022年6月 アーカイブ

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今週の見どころ(6/25~6/27)

2022年6月23日(木)

 今開催後半の7月3日(日)には4歳重賞・柏林賞が組まれています。出走予定馬の格付はオープンからB1級。そのため、例えば6月27日(月)メインのB1級-1組・こと座特別は、イワキダイヤ(今開催のB1級内での今季収得賞金順1位)、マサタカラ(同5位)らが不在で5歳以上のみのメンバー構成となっています。減量ある若馬がいないことで予想が難しくなりそうです。
 なお今週より、日曜、月曜に加え土曜も12レース編成(メインは第11レース)となっています。

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【第6回開催1日目】
 6月25日(土)のメイン第11レースには、スキカメ岡本出版記念(B2級-1組・20:10発走予定)が行われます。
 ばんえい十勝【公式】YouTubeチャンネル内『ばんば塾』にて、メインレース予想を行っているスキンヘッドカメラ(札幌よしもと興業)岡本雄矢さんの『全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバン見てる役割』出版を記念したレースです。

※出馬表はこちら

 B2級-1組の特別戦は、2開催前の水無月特別以来。なお、勝ち馬と2着馬はすでB1へ昇級しています。メンバー最先着は3着△ブラックテーオーですが、差しタイプのため展開次第の面はありそう。
 前走1組の平場戦を逃げ切った◎ロングビユウテイに注目します。B2昇級初戦の2開催前が、格上相手でも先行して2位入線寸前で一杯になっての4着と中身の濃いもの。B2級同士の前走勝ちは当然ともいえます。今回は特別戦ですが、前走が自身の最高体重だったようにパワーアップしているのは間違いないところ。
 ○ツガルタイショウは、水無月特別が昇級初戦で5着。ブラックテーオーに差されたとはいえしっかり歩いて、いきなりクラス通用のメドを立てました。前走のジュノー特別(B1、B2級の混合)は障害で手間取ったのもありますが、強力メンバー相手の特別戦。結果は度外視できます。
 ▲ドラゴンボーイも水無月特別が昇級初戦4着で、ジュノー特別3着。特別戦に良績がなかった馬が続けて結果を残しているということは、よほど充実しているのでしょう。
 △ツガルノヒロイモノは、今季2走目から4連勝中の3歳馬。自己条件は2走前のB3級勝ちが最高ですが、伸びしろある若馬だけに、初のB2級でも要警戒です。

【第6回開催2日目】
 6月26日(日)のメイン第11レースには、ミントスポット杯(オープン・20:10発走予定)が行われます。

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 前開催の重賞・北斗賞から8頭、シルバーカップ(A1級混合)から2頭の10頭立てですが、北斗賞組上位の見立てが妥当でしょう。
 なかでも◎メムロボブサップに注目。北斗賞は障害を先頭で越えたものの、同世代のライバル・アオノブラックに差し切られコンマ9秒差の2着。しかし、開幕からの連続連対は4に伸ばしています。2勝とも特別戦ということを考えると、ここは当然巻き返しに期待がかかります。アオノブラックと5キロ差つくのも有利で、次開催に控える重賞・旭川記念に向けても勝って弾みをつけたいところ。
 ○アアモンドグンシンは、北斗賞3着。障害で真っ先に仕掛けるスタイルは重賞でも変わらず。しかし、手間取ったぶん優勝争いには絡めませんでした。2走前の大雪賞(オープン・A1級混合)では今回と同じ695キロ、格下A1級相手でも7着に敗れているように、障害が切れるかがすべて。続けての騎乗となる松田道明騎手がどう立て直すか。
 ▲アオノブラックは、昨季の北斗賞は障害をふた腰でまとめたものの伸びを欠き5着敗退。旭川記念へはぶっつけで臨んでいたことを考えれば、間に1戦挟んできた今季は順調といえそう。今季5戦3勝ですが、重賞は2戦2勝、2度の着外は特別戦という成績はメムロボブサップと対照的です。大雪賞が辛勝で、当時から相手強化や10キロ増の賞金ハンデ克服がカギでしょう。
 △カイセドクターは、5歳の今季5戦すべて掲示板内。大雪賞、北斗賞とも障害をスムーズにまとめ5着でした。有力馬の一角が崩れれば、割って入る余地はあります。

【第6回開催3日目】
 6月27日(月)のメイン第11レースには、こと座特別(B1級-1組・20:15発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 前開催のジュノー特別はB2級との混合で、当時B2級のオレノタイショウが障害3番手から突き抜けて勝利。しかし、今回がB1昇級初戦となります。
 注目は別路線組で、◎フナノダイヤモンド。3走前の昇級初戦・旭岳特別(1組)、続く2組とも4着でしたが、前走のB1級-1・2組決勝混合では一転の積極策から、コンマ3秒という着差以上に余裕ある逃げ切りでした。この走りが特別戦でもできれば主役の資格十分です。
 前述の○オレノタイショウが相手です。昇級のためジュノー特別から重量が10キロ増えますが、2着サクラダイチを7秒2もちぎった走りは強いの一語。好勝負必至といえます。
 ▲ピンチハチャンスは、前走のゴールドトロフィー(3歳以上選抜)では3番人気で10着。しかし、勝ったオープン馬サクラヒメをはじめ相手が揃いすぎて、流れに乗れなかったのは仕方ありません。相性がいい鈴木恵介騎手が引き続き騎乗しての自己条件なら変わっても不思議ありません。
 △サクラダイチは、旭岳特別、ジュノー特別とも2着という現級の安定勢力。競走除外明けでも侮れません。

6/19北斗賞回顧

2022年6月20日(月)

アオノブラックが今季重賞2勝目

 6月19日(日)には重賞・北斗賞(3歳以上オープン)が行われ、単勝3番人気のアオノブラックが優勝。ライバル・メムロボブサップとの接戦を制し、ばんえい十勝オッズパーク杯に続いて重賞連勝となりました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.メジロゴーリキ(770) 17.7
 2.メムロボブサップ(780) 1.6
 3.アアモンドグンシン(770) 4.2
 4.カイセドクター(770) 20.3
 5.キョウエイリュウ(770) 25.8
 6.マツカゼウンカイ(770) 25.0
 7.アオノブラック(780) 6.2
 8.キタノユウジロウ(770) 26.1
 9.ゴールドハンター(770) 48.0

 単勝1番人気に推されたのはメムロボブサップ。5月のばんえい十勝オッズパーク杯は2着惜敗でしたが、シーズンを跨いで7戦連続で連対中という充実度からも単勝1.6倍と圧倒的な支持を集めました。オッズパーク杯は3着でしたが、先着を許した2頭とは10キロ有利になるアアモンドグンシンが2番人気。そしてオッズパーク杯の勝ち馬アオノブラックが3番人気。以下は単勝ふた桁台でこの3頭に人気が集まりました。

 第1障害を最初に越えたのはメムロボブサップで、アアモンドグンシン、メジロゴーリキと内の3頭が先行。その後は少し離れてアオノブラック、カイセドクターと続きます。夕方の雨で馬場水分は1.5%とやや湿った馬場で、メムロボブサップとアアモンドグンシンが軽快に歩を進め、2頭がほとんど同時に第2障害へ最初に到達。レース前半は46秒というペースでした。
 第2障害ではひと息入れてアアモンドグンシンが最初に仕掛けますが、登坂途中で膝をついてしまいます。連れて仕掛けたメムロボブサップがひと腰先頭でクリアすると、アオノブラックが2番手で通過。少し離れてメジロゴーリキが続き、アアモンドグンシンは立て直して4番手から追いかける展開となります。
 前は粘るメムロボブサップに迫るアオノブラックと、ばんえい十勝オッズパーク杯の再現かのような6歳2強の一騎打ちに。互いに譲らず、しかし最後はアオノブラックがわずかに先着。メムロボブサップはコンマ9秒差で2着。追い上げたアアモンドグンシンが3着と、ばんえい十勝オッズパーク杯と同じ決着となりました。

 勝ったアオノブラックは、昨年このレースでは20キロの賞金ハンデが課されて5着に敗れていましたが、ハンデ10キロ増だった今年は同世代のライバル・メムロボブサップとの接戦を制して重賞通算9勝目としました。今後はハンデがさらに課される立場となりますが、メムロボブサップとともに古馬戦線の中心的存在であることは間違いなさそうです。なお管理する金田勇調教師は、この勝利が通算1300勝目となりました。

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藤野俊一騎手「メムロボブサップとアアモンドグンシンが先行して少し辛い展開でした。障害を降りた時点でメムロボブサップが良い脚使って行ってしまうのかなと思いましたが、それほどでもない状態だったので、こちらが頑張れば勝てそうかな、と思って乗っていました。(勝利を確信したのは)ゴールに入ってからですね。向こう(メムロボブサップ)も頑張っていたので、こっちも負けないくらい頑張って追っていました。これからも活躍していく馬だと思いますが、夏場は少し弱いのでまた秋口から頑張ります」

北斗賞 予想結果

今週は4名が的中!

今年度の予想対決第3Rは北斗賞。障害を2番手で越えた単勝3番人気のアオノブラックが、逃げ粘るメムロボブサップをゴール前で差し切って勝利。3着に3番人気のアアモンドグンシンが入ったことで予想対決は4名が的中。特にアオノブラックを本命に挙げた荘司さんが単勝、3連複のダブル的中で大幅なプラス収支となりました。

荘司:単勝2000円&3連複2000円的中! 収支+14,200円
目黒:3連単400円的中! 収支+3,760円
矢野:ワイド2500円&1700円的中! 収支+2,930円
斎藤:馬複400円&3連単200円的中! 収支+80円

【集計】投資額 6,000円×3R=18,000円

 荘司  +48,400円
 矢野  +8,340円
 目黒  -4,820円
 斎藤  -11,920円
 須田  -18,000円
 赤見  -18,000円
---------------------------------------
 紅組  +25,580円
 白組  -21,580円

6/19北斗賞予想 須田鷹雄

2022年6月18日(土)

重量面で有利なアアモンドグンシン

 6歳の人気2頭にアアモンドグンシンがどこまで迫れるかという一戦。もう少し馬場が軽くなってほしかったが、ここは◎アアモンドグンシンが○メムロボブサップ、▲アオノブラックに割り込む前提の3連単でいく。

 今回はオッズパーク杯当時にくらべて重量面で10キロ有利になるし、もともとこの馬は障害次第、来るとき来ないときがはっきりしたタイプでもある。○▲で1、2着したあとの3着にすんなりはまる形は狙いづらく、しかもその組み合わせが配当的に安いとなってはなおさらだ。ここは障害をひと腰で上げて6歳2頭を慌てさせる競馬をしてほしい。

 問題は3着をどうとるか。9頭中3頭が5歳馬、しかも重量差が最大10キロとなるとこれらは狙いにくい。△を回すとしたらメジロゴーリキかマツカゼウンカイ。ゴーリキはもう少しシーズンが進んでから出番かと思うので、△マツカゼウンカイのほうにする。

◎3 アアモンドグンシン
○2 メムロボブサップ
▲7 アオノブラック
△6 マツカゼウンカイ

3連単
3→2,7→2,7 各1000円
2,7→3→2,7 各1000円
3→2,7→6 各500円
2,7→3→6 各500円  計6000円

6/19北斗賞予想 矢野吉彦

オッズパーク杯3着のアアモンドグンシンが軸

 もうみなさん忘れちゃったとは思いますが、カーネーションカップを単独的中させた私。2戦目にして黒字転換することができました。まだ先は長いですが、この調子で行きたいものです。

 北斗賞のワイド総流し作戦ではアアモンドグンシンを軸にしてみました。ばんえい十勝オッズパーク杯の1、2着馬が強そうですが、そっちからワイドを買ったんじゃおもしろくないので、"ひとひねり"した次第です。

 資金配分は、メムロボブサップに2500円、アオノブラックに1700円、あとの6頭に300円ずつとします。マツカゼウンカイ、カイセドクターあたりが激走してくれるとありがたいのですが・・・。

 まぁここは堅く収まってもおかしくないでしょう。それでも、アアモンドグンシンが3着以内に来てくれることを祈っています。では、今回はこのへんで。

◎3 アアモンドグンシン
○2 メムロボブサップ
▲7 アオノブラック
△1 メジロゴーリキ
△4 カイセドクター
△6 マツカゼウンカイ

ワイド
2-3 2500円
3-7 1700円
3-1,4,5,6,8,9 各300円

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