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3/20ばんえい記念回顧

2022年3月22日(火)

メジロゴーリキが逃げ切って頂点へ

 3月20日(日)には重賞・ばんえい記念(4歳以上オープン)が行われ、単勝4番人気のメジロゴーリキが優勝。2度目のばんえい記念挑戦で初制覇となりました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.キタノユウジロウ(1000) 競走除外
 2.マルミゴウカイ(1000) 29.5
 3.シンザンボーイ(1000) 37.9
 4.アアモンドグンシン(1000) 2.5
 5.メムロボブサップ(1000) 2.6
 6.アオノブラック(1000) 5.2
 7.キンツルモリウチ(1000) 71.0
 8.メジロゴーリキ(1000) 5.4
 9.ゴールデンフウジン(1000) 35.1

 昨年の2着馬キタノユウジロウが競走除外となり、8頭立てとなった年度末の最強馬決定戦。ばんえい記念優勝馬が1頭もいないなか、単勝1番人気となったのはアアモンドグンシン。初挑戦となった20年は競走中止となりましたが、今年に入って5戦4勝で、唯一敗れた帯広記念も3着と好走し、2.5倍と高い支持を集めました。2月のチャンピオンカップで重賞10勝目となった6歳馬メムロボブサップが、初挑戦ながら2.6倍で差のない2番人気。メムロボブサップと同世代のライバルで、同じく初挑戦のアオノブラックが3番人気。初挑戦となった昨年は6着も、今年の帯広記念で僅差2着のメジロゴーリキが4番人気でここまでが単勝ひと桁台の人気。以下は離れて、この4頭に人気が集まりました。

 レース前日の降雪により馬場水分4.8%となった今年のばんえい記念。第1障害を先頭で越えたのはメムロボブサップで、アオノブラックが差なく追走。アアモンドグンシンが先頭に替わると、マルミゴウカイとメジロゴーリキも位置取りを上げてきます。各馬何度も刻みながら1トンのソリを曳き、第2障害下にはアオノブラックが最初に到達。前半は97秒とゆったりとしたペースで流れました。
 アオノブラックは、じっくり息を入れて最初に第2障害へ挑戦しましたが、坂の中腹でひと息。少し遅れてアアモンドグンシン、さらに続いたメジロゴーリキが障害をひと腰先頭でクリアすると、メムロボブサップがふた腰2番手。その後ろは離れてアオノブラックが3番手で障害を通過しました。
 前2頭のマッチレースは、残り10メートルでメムロボブサップが詰まったところ、メジロゴーリキは一度も止まることなく歩き切って先頭でゴール。すぐに立て直したメムロボブサップが2着、差を詰めてきたアオノブラックが3着に入りました。

 メジロゴーリキは、ばんえい記念初挑戦となった昨年は6着でしたが、今シーズンは岩見沢記念1着、北見記念、帯広記念でともに2着と高重量戦で結果を残し、2度目の挑戦で見事頂点に立ちました。また、メジロゴーリキの父であるニシキダイジンもばんえい記念を2勝、手綱を取った西謙一騎手の父である西弘美調教師も騎手時代にばんえい記念を5勝しており、人馬ともに親子での制覇となりました。
 2着メムロボブサップ、3着アオノブラックにとっては初の1トンでしたが、この6歳馬2頭もまた来シーズンのばんえい競馬を牽引していく存在であることは間違いないでしょう。

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西謙一騎手「普段通りに乗ろうということだけを考えていました。(馬の状態は)ずっと良い調子で調教師が仕上げてくれました。昨年よりも(道中は)楽に追走できていたので、あとは障害だけかなと思っていました。障害は最後の天板だけ気を付けるようにしていました。(馬場が)軽い分辛抱して歩いてくれました。これだけ時計がかかるようであれば出番がある馬ですね。(来シーズンは)馬の状態を見ながらまた頑張りたいと思います」

松井浩文調教師「(調整は)普段と変わりなく、岩見沢記念のような重馬場だったら上位に行けると思っていました。(北見記念と帯広記念の2着について)そこはハンデなどいろいろな部分がありますし、全部のレースを勝てるわけではないので我慢しました。昨年は初のばんえい記念で、重い重量には耐えられると思っていましたが、馬場が軽すぎたために持ち味が出せませんでした。今回も前日降雪で軽馬場となりハラハラしていましたが、なんとか勝ってくれて良かったです。メムロボブサップと争っている時は良かったのですが、相手が止まった時には、今度はメジロゴーリキも止まらないようにと応援していました。(来シーズンは)馬体重に気を付けて普段通りにやりたいと思います」

3/19イレネー記念回顧

2022年3月21日(月)

キングフェスタが世代最強を示す

 3月19日(土)には重賞・イレネー記念(3歳オープン)が行われ、断然人気のキングフェスタが優勝。障害5番手の一線から一気の脚で抜け出し、世代の頂点に立ちました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.ヘッチャラ(690) 7.7
 2.トワイチロ(680) 23.2
 3.キングフェスタ(690) 1.4
 4.ヤマカツエース(690) 11.3
 5.サツキヤッテマレ(670) 86.5
 6.ホクセイサクランボ(670) 47.4
 7.ニシキマリン(670) 97.5
 8.ダイヤカツヒメ(670) 63.5
 9.ツガルノヒロイモノ(690) 12.4
 10.クリスタルコルド(690) 6.6

 2歳シーズン(明け3歳)の頂点を決める一戦。一冠目のナナカマド賞、牡馬限定の翔雲賞を制したキングフェスタが定量で臨める今回は単勝1.4倍と断然の人気に。翔雲賞3着などデビューから18戦すべてで掲示板を確保しているクリスタルコルドが2番人気。ここまでの重賞3戦ですべて3着以内のヘッチャラが3番人気で、ここまでが単勝ひと桁台。キングフェスタ一強という構図になりました。

 第1障害を先頭で越えたのはトワイチロで、ツガルノヒロイモノ、ヘッチャラも先行します。キングフェスタ、ヤマカツエースも続き、中間点を過ぎたあたりからサツキヤッテマレを除く9頭がほとんど横並びの展開。第2障害下にはヘッチャラ、ニシキマリン、ツガルノヒロイモノがほとんど同時に先頭で到達。レース当日の降雪の影響により馬場水分5.3%という軽い馬場のなか、レース前半は46秒で進みました。
 第2障害ではツガルノヒロイモノが最初に仕掛けますが、登坂途中でひと息。差なく仕掛けた中から、わずかにヘッチャラが先頭で障害をクリアし、ヤマカツエース、ニシキマリン、トワイチロと続々とひと腰で続きます。
 障害を降りた勢いでヤマカツエースが先頭に立ちますが、障害5番手の一線から一気に伸びてきたキングフェスタがキングフェスタが交わすと、みるみるうちに後続を引き離して先頭でゴール。ヤマカツエースは残り20メートルから脚色が鈍くなり、盛り返したヘッチャラにトワイチロが迫ると、2頭が並んだところがゴールで、2着は同着となりました。

 キングフェスタは、断然人気に応える勝利で重賞3勝目。昨年12月のヤングチャンピオンシップは4着でしたが、2歳シーズン二冠制覇となりました。現時点では同世代の中で頭ひとつ抜けており、この世代を牽引していく存在になるでしょう。

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鈴木恵介騎手「今日雪が降るのが分かっていたので、どこまで(馬場が)軽くなるのかなと考えていました。荷物が荷物なので同重量ということもあり、そこまで負ける気はしませんでした。今のところは馬の気性もよく、障害力、降りてからの末脚も抜群なので、それを壊さないで良い馬に育てていきたいと思います。今日は120点です。課題はとりあえず身体が増えているわけではないので、もう少し身体ができてくれば面白いかなと思っています」

ばんえい記念 予想結果

今年度は白組の勝利!

今年度の予想対決第27Rはばんえい記念。勝利したのは単勝4番人気のメジロゴーリキで、ばんえい記念初制覇。2着に2番人気のメムロボブサップ、3着に3番人気のアオノブラックが入り、1番人気のアアモンドグンシンは5着。その結果、予想対決最終戦は赤見さんの単独的中となりました。なお、キタノユウジロウが競走除外になったことで全員に返還金が入りました。そして2021年度の予想対決は白組の勝利となりました。

赤見:3連単300円的中!(返還4,800円) 収支+16,950円
目黒:返還4,000円 収支-2,000円
須田:返還3,600円 収支-2,400円
斎藤:返還2,200円 収支-3,800円
矢野:返還2,000円 収支-4,000円
荘司:返還600円 収支-5,400円

【集計】投資額 6,000円×27R=162,000円

 須田  +46,190円
 荘司  +11,000円
 斎藤  -290円
 目黒  -52,740円
 赤見  -57,590円
 矢野  -57,690円
---------------------------------------
 白組  -11,790円
 紅組  -99,330円

2021年度、お疲れさまでした。

イレネー記念 予想結果

2022年3月19日(土)

須田さん、荘司さんが3連単をW的中!

今年度の予想対決第26Rはイレネー記念。障害7番手で越えたキングフェスタが一気の脚で抜け出し、断然人気に応える勝利。障害を先頭で越えていたヘッチャラに、4番手からトワイチロが徐々に迫ると、並んだところがゴールで、2頭が2着同着となりました。予想対決は須田さん、荘司さんが3連単をダブル的中し、それぞれプラス収支となりました。

須田:3連単800円&700円的中! 収支+28,570円
荘司:3連単300円ダブル的中! 収支+8,040円

【集計】投資額 6,000円×26R=156,000円

 須田  +48,590円
 荘司  +16,400円
 斎藤  +3,510円
 目黒  -50,740円
 矢野  -53,690円
 赤見  -74,540円
---------------------------------------
 白組  -1,590円
 紅組  -108,880円

3/20ばんえい記念予想 目黒貴子

勢いに乗るアアモンドグンシン戴冠なるか

 いよいよこの日がやってきました!この1年、ばんえい重賞の予想をやらせていただきながら思うことは、それぞれの予想がこのばんえい記念に繋がるということです。そしてこれまでのばんえい記念が次の年の予想に大きく影響していたのですが、今年は新たなスターを誕生さすべく、メンバーが大きく変わって行われます。このレースの勝ち馬が来季以降ばんえい界を引っ張っていく存在になるはずです。

 そんな大きな使命を担うにふさわしいのは◎アアモンドグンシン。そうです。2年前に初挑戦し、直線でいっぱいになってしまって競走中止となった馬です。しかしそれから2年。力をつけてばんえいでは充実期とも言える7歳になっての再挑戦。今度はあの時のようなことはないと考えます。というのも、今年に入ってからは帯広記念を3着した以外は全て1着。勢いに乗っていよいよ戴冠を期待します。

 今回は強力な6歳の2頭の参戦がさらにこのレースを面白くしたと言えるでしょう。ここでは○をメムロボブサップとします。帯広記念は9着に敗れてしまいましたが2走前のチャンピオンカップの勝利が際立ちますね。格としては今のばんえいトップの一頭。出るからにはその強さを見せてほしいところです。

 昨年2着のキタノユウジロウを▲に。帯広記念も勝利し、やはり重量レースは強いと再認識しました。そして強力6歳のもう一頭△アオノブラック、△メジロゴーリキまでとします。

 あー、ドキドキしますね。最後にどうぞ全馬無事にゴールしてください!

◎4 アアモンドグンシン
○5 メムロボブサップ
▲1 キタノユウジロウ
△6 アオノブラック
△8 メジロゴーリキ

3連単
4→1,5→1,5,6,8 各1000円 計6000円

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