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2021年9月 アーカイブ

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9/19岩見沢記念予想 赤見千尋

好調うかがえるセンゴクエース

 本命にしたのはセンゴクエースです。
 岩見沢記念では2年連続惨敗が続いているのですが、一昨年のばんえい記念を勝った後はなかなか好調の波に乗れずにいました。しかし今年のばんえい記念後にじっくりと休養を取り、6月に復帰。休み明け3戦目からは3連勝と勢いに乗り、旭川記念では久しぶりの重賞制覇も果たしました。
 ばんえいグランプリでも2着に入り、引き続き好調をアピール。今回は最も重い840キロを曳きますが、このくらいの重量差であれば勝ち切ってくれるのではないかと期待しています。

 対抗は復調気配のミノルシャープにしました。
 昨年は北斗賞、旭川記念、ばんえいグランプリと一気に重賞勝ちを重ねて本格化しました。しかし岩見沢記念の競走除外からリズムが狂い、なかなか本調子に戻らなかった印象です。
 力のある馬ですから、いつ頃復調して来るかなと期待していましたが、7月に約1年ぶりに勝利を挙げ、兆しが見えて来ました。今回のメンバーであれば、好勝負をしてくれると思います。

 2走前に9番人気で勝って大穴を開けたシンザンボーイ、安定感のあるメジロゴーリキまで。

◎3 センゴクエース
○4 ミノルシャープ
▲1 シンザンボーイ
△9 メジロゴーリキ

馬単
3→4 3000円
3→1,9 各1500円 計6000円

9/19岩見沢記念予想 須田鷹雄

2021年9月17日(金)

軽馬場ならアアモンドグンシン

 ◎アアモンドグンシンを狙う。良いときとそうでないときのギャップはあるが、今回は土曜にそれなりの雨が降りそうで、路面としてはこの馬の得意の形でやれそう。道中が楽になるぶん障害に集中できる効果を期待する。

 ○センゴクエースはハンデを与える身だが、10~20キロなら問題ないだろう。障害で失敗しなければ馬券圏内には絡んでくる。

 ▲キタノユウジロウも馬場が軽くなるのは歓迎のクチだろう。荷物はやや重いが、前半追走できるペースで進めば勝ち負けに絡むことができる。

◎5 アアモンドグンシン
○3 センゴクエース
▲8 キタノユウジロウ
☆1 シンザンボーイ
△9 メジロゴーリキ

3連複
5-3,8-3,8,1,9 各1200円 計6000円

9/19岩見沢記念予想 斎藤修

シーズン後半にメジロゴーリキ

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎9メジロゴーリキ
 ○7アオノブラック
 ▲5アアモンドグンシン
 △3センゴクエース
 △8キタノユウジロウ

 3連単1頭軸マルチ
 9→3,5,7,8 100円 計3600円
 馬複
 9-5,7 1200円 計2400円

今週の見どころ(9/18~9/20)

2021年9月16日(木)

新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言に伴うばんえい十勝の対応
※9月27日(月)まで無観客開催(ばんえい競馬は開催いたしますが、お客様は競馬場へ入場できません)

 9月19日(日)は、メイン第11レースには重賞の岩見沢記念が組まれており、1つ前の第10レースが2歳牝馬の特別戦・いちい賞です。白菊賞に続く牝馬の特別戦第2弾。2歳牝馬にとっての今季の目標は年明けの重賞・黒ユリ賞になります。賞金額の増加に伴い1着とそれ以下との金額差が広がっており、今回名前がないキャリアの浅い馬でも、連勝を重ねていけば挽回のチャンスは残されています。

※今週のイベントはこちら
※開催日程/時刻についてはこちら

【第12回開催1日目】
 9月18日(土)のメイン第10レースには、玉泉館特別(B2級-1組混合・20:05発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 今開催は通算収得賞金が多い順に、1組→2組...というクラス分け。B1級で賞金が少ない馬は、B2級で賞金が多い馬との戦い。わずかな賞金差でクラスハンデ10キロの差は大きく、B2級馬に魅力を感じます。
 ◎シマノシンザンは今季未勝利。10歳になりスピード面の衰えはあるようですが、昨季最終戦で減らした馬体をさらに減らしており、馬券にも絡めませんでした。しかし昨季最終戦を上回る1060キロ台に乗ってからは2、2、4、2着と動きが変わっています。年齢を考えても平場戦より特別戦のほうが持ち味が生きそうです。
 ○アーティウィングは4歳馬。近4走で2勝を挙げ、2、4着各1回と好調ですが、2万4千円足らずでB2格付と条件に恵まれています。3走前の葉月特別(B2級-1組)が古馬相手では初の特別戦で、慎重な運びに映りましたが、障害をひと腰でまとめて4着ならメドは立ったはず。2年連続のリーディングを目指す阿部武臣騎手に手綱が戻るのも歓迎でしょう。
 ▲ジェイウェイも4歳で葉月特別が初の特別戦ながら1着。続くアルタイル特別も勝ち馬とタイム差なしの2着と、B2級での実績上位です。こちらも昇級は秒読みですが、アーティウィングとの違いは賞金ハンデ5キロを課されていることです。
 △ネオキングダムは、3歳の平場戦での減量が10キロに減らされるタイミングでB1へ昇級。自己条件では流れに乗れていませんが、今回は20キロ減がある古馬相手の特別戦。ばんえい菊花賞までは時間があるため、割り引く必要はなさそうです。

【第12回開催2日目】
 9月19日(日)のメイン第11レースは、BG2・第57回岩見沢記念(20:15発走予定)

※出馬表はこちら

 前回の古馬重賞ばんえいグランプリは、オープン馬同士で重量差がつかず800キロ。1番人気で逃げ切ったのはメムロボブサップで、好位で障害を越えた2頭、センゴクエースは6秒6差の2着、メジロゴーリキはさらに1秒6差の3着でした。しかし今回メムロボブサップの出走はありません。
 ◎センゴクエースの中心視が妥当でしょう。今回は賞金ハンデ20キロを課されトップハンデの840キロ。メジロゴーリキと20キロ差がつきます。近2走は10キロ差で1勝1敗でしたが、直近のオープン・マロニエ賞では障害ふた腰と立て直され、逃げ粘るキタノユウジロウをとらえて1着。メジロゴーリキに10秒1差つけた内容から、態勢は整ったと判断。7月の旭川記念以来、今季重賞2勝目に期待します。
 ○メジロゴーリキは近2戦では、涼風特別(オープン)はシンザンボーイの3着で、マロニエ賞が5着とひと息。しかし19年の岩見沢記念2着、北見記念が19年3着、20年1着、21年帯広記念2着という実績を考えれば重量が増えるのは歓迎のはず。800キロ台でセンゴクエースと20キロ差あれば、ばんえいグランプリでの1秒6差は逆転可能でしょう。
 ▲シンザンボーイは、涼風特別が今季2戦目であっさり逃げ切って勝利しています。9番人気でしたが、19年の岩見沢記念3着、北見記念1着など実績上位の存在。年々、勝ちみに遅くなっていますが、よほど調子が良いのでしょう。800~850キロでは8戦1勝、3着4回ですべて5着以内とパフォーマンスを上げてきます。
 △キタノユウジロウは、6月の北斗賞で古馬重賞初制覇。ばんえいグランプリの6着は障害で苦戦したもので、続く涼風特別を慎重に乗られ、前走マロニエ賞では攻めていって2着。センゴクエースと同じようにここへ向けしっかり調整された印象です。

【第12回開催3日目】
 9月20日(祝・月)のメイン第11レースは、十勝毎日新聞社杯(A1級混合・20:15発走予定)。インビクタとコウシュハレガシーがオープン馬で、それ以外の8頭がA1級馬で10頭立てとなります。

※出馬表はこちら

 前開催の菊月特別(A1級-2組混合)、ポテト特別(A1級-1組)から各4頭が参戦しています。
 ポテト特別(馬場水分3.0%)でA1昇級後の初勝利を挙げた◎シンエイボブに注目します。6走前にA1へ昇級してからオープン馬との対戦が続きましたが、2走前の不知火特別(A1級混合)は格下A2級相手で2着と前進。A1級同士だった前走は障害を3番手で越えると、一気の脚で追い上げ、前にいたノエルブラン、コマサンエースを差し切っています。4走前も同じような展開になったものの息切れして3着でしたが、1着センゴクエース、2着メムロボブサップでは相手が悪すぎました。今回はオープン混合とはいえA1級主体のメンバー。引き続き軽めの馬場が予想され、切れ味を生かして連勝が期待できます。
 ○コマサンエースは、今季A1級スタートで平場戦での1勝のみ。障害を早めにまとめるもひと押し足りないレースが続きます。前走はシンエイボブの3着でしたが、同馬とのハンデ差が20キロから15キロに縮まります。3走前には同じ15キロ差でこちらが1秒7先着。しかし軽めの馬場では瞬発力の差が出そうです。
 ▲ノエルブランは、不知火特別がA1昇級初戦で7着でしたが、障害をひと腰で越えたものの残り10メートルで急激に脚勢が鈍りました。といえオープンからの降級馬だけにクラス慣れも早く、ポテト特別では2着。こちらもシンエイボブとの重量差が縮まるのは有利ですが、前走と同じく逃げてどこまで粘れるかでしょう。
 △インビクタは、3走前のA1級混合の特別戦を逃げ切って、コマサンエースを2着、シンエイボブを4着にしりぞけています。ただその後オープンに昇級したため、ハンデの面では不利。とはいえA1級時代には軽めの馬場でオープン馬たちを苦しめており、軽視できません。

今週の見どころ(9/11~9/13)

2021年9月 9日(木)

新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言に伴うばんえい十勝の対応
※9月27日(月)まで無観客開催(ばんえい競馬は開催いたしますが、お客様は競馬場へ入場できません)

 次開催には、古馬の岩見沢記念に加え、4歳シーズン二冠目の銀河賞も組まれています。一冠目の柏林賞を制したゴールドハンターは今開催に登録がありませんが、前哨戦の山鳩賞を勝ったキョウエイリュウは12日(日)の菊月特別に出走予定。銀河賞はオープン馬には今季の収得賞金額に応じたハンデが課されるため、キョウエイリュウが今週使ってくるかは微妙ですが、13日(月)のポテト特別のトワトラナノココロ(山鳩賞2着)など4歳の上級馬が多く出走を予定しており注目です。

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【第11回開催4日目】
 9月11日(土)のメイン第10レースは、フォーマルハウト特別(B1級-2組・20:10発走予定)

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 今開催は、今季はじめてB1級単独で2鞍の特別戦が組まれました。1組では足りなくても、2組なら勝機ありという馬に注目です。
 ◎バウンティハンターは、今季B1級-1組の特別戦(混合戦含む)で4戦して、6、6、6、4着ですが、勝ち馬から5秒から10秒程度の差にまとめています。2走前のベガ特別(B1級-1組混合)が着順ではもっともよく4着。4歳が1~3着を独占し、離れた障害5番手から追い上げたものの、勝ったエンゼルフクヒメから7秒5差までが精一杯でした。しかし同レースの1、2着馬は前週の1組・長月特別に出走したことで戦いやすいメンバー構成。ようやく特別戦を勝つチャンスがめぐってきた印象です。
 ○ヤマトジャパンは、6月19日のムーンストーン特別(B1級-1組)で10番人気で3着に好走。しかしその他の特別戦では掲示板外で、対バウンティハンターでも2戦2敗です。しかし先着された2度とも障害はひと腰で越え、バウンティハンターとの差は1秒3と、3秒7なら挽回は可能なはず。4歳が3頭いますが、それほど流れが速くならなければ、終いの踏ん張り次第で際どい勝負に持ち込めそうです。
 ▲マオノダイマオーは、3走前のしし座特別(B1級-1組)で2着。バウンティハンター(6着)が障害に手こずったとはいえ7秒3差をつけています。ベガ特別が障害で苦戦し8着だったのは気になりますが、前走の平場戦は9着とはいえひと腰で越えていたのは好感触。前走がテン乗りだった松田道明騎手が続けて乗るここは、変わり身があるかもしれません。
 △コマサンカイリキは4歳馬。3走前の昇級初戦では10着と経験不足を感じさせましたが、その後は5、5着。すべて重量は640キロとはいえ、クラス慣れはあったかもれません。今回の680キロ自体は問題ありませんが、特別戦替わりと基礎重量増により前走から一気に40キロも増えるのが懸念されます。古馬相手で初の特別戦で、もし好結果を残せれば、相手が上がっても活躍できるでしょう。

【第11回開催5日目】
 9月12日(日)のメイン第11レースには、菊月特別(A1級-2組混合・20:10発走予定)が行われます。

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 オープン5頭とA1級4頭による争いですが、オープンでも今季の収得賞金が多い馬は前週のマロニエ賞(オープン)へ出走しています。
 ◎コマサンブラックに注目します。4歳シーズンにはオープン特別戦で連対していた実力馬。しかし今季は負担重量の恩恵がなくなる5歳シーズンということもあってか、A1格付ながら未勝利です。とはいえ近3開催の世代限定戦以外の2走ではともに3着。8月1日のA2級-2組混合戦、2走前のとかちえぞまつ特別(オープン・A1級混合)のいずれも勝ち馬は同じ5歳で、2走前は2着も5歳馬。目の上のたんこぶは歴戦の古馬ではなく、しのぎを削っている同世代といえそう。しかし今回、5歳はこの馬だけ。強敵となりそうなシンザンボーイは2走前に先着しています。若い4歳が2頭いますが、次開催には重賞があり目一杯のレースはしないはず。今季初勝利に期待です。
 相手は10歳の2頭。○シンザンボーイは、8月7日のとかちえぞまつ特別が今季初戦で5着。優勝争いの末3着だったコマサンブラックに1秒1差まで迫っています。
 ▲カンシャノココロも今季初戦が6月下旬と遅め。コマサンブラックが3着だった8月1日のA2級-2組混合戦では5着でした。この馬も伸びてはいますが、馬場水分3.4%の軽馬場でのスピード勝負は10歳馬にとってキツかったようです。
 両馬ともコマサンブラックと戦った次走で今季初勝利をマークしています。もともと夏以降に成績を上げてくるタイプで、体重が戻りつつあるのも共通点。前回の対戦時より気配が上向いている今回は、逆転を狙います。
 4歳△キョウエイリュウは、前述3頭と今季初対戦。しかし7月31日のサマーカップ(オープン・A1級混合)では、オープンの強豪ミノルシャープ(マロニエ賞3着)の5着。今回と同じく目標となる世代限定戦の前でも崩れていません。出走してきたからには、押さえておきたいところです。

【第11回開催6日目】
 9月13日(月)のメイン第11レースは、ポテト特別(A1級-1組・20:10発走予定)

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 前開催の不知火特別(A1級混合)から4頭、準重賞・朱雀賞(5歳オープン)から2頭の6頭立てとなります。そのうちノエルブランと5歳のアオノゴッド以外の4頭は、2走前にとかちえぞまつ特別(オープン・A1級混合)で対戦しており、5歳のコマサンエースが最先着の2着でした。
 ◎コマサンエースは、とかちえぞまつ特別、朱雀賞とも2着と安定。ともに逃げた馬をとらえきれずの結果でしたが、勝ったのはインビクタ、メムロボブサップと現オープンの実力馬。世代限定戦の前走は40キロのハンデ差はあったものの、王者メムロボブサップとほぼ同時に障害を降り、残り20メートルまで食い下がった内容は評価できます。積極的な騎乗が持ち味の金田利貴騎手との相性がよさそう。昨年12月デビューの同騎手に初の特別戦勝ちをプレゼントしたのもこの馬でした。A1級-1組でも回避馬が相次ぎ、戦いやすい相手関係だけに勝機は十分です。
 ○シンエイボブは、とかちえぞまつ特別では4着も、2着コマサンエースとは1秒7の僅差。同レースの上位3頭が不在だった不知火特別では2着と着順を上げています。格下A2級との混合でしたが、勝ったのは昨季オープンのナカゼンガキタで、障害5番手から2秒7差まで迫って見どころがありました。今回と同条件のとかちえぞまつ特別では、ゴール前で脚が上がりましたが、コマサンエースとのハンデ差が5キロ広がることで逆転も一考できます。
 ▲ハクタイホウは、とかちえぞまつ特別9着も、不知火特別は9番人気で3着。3走続けての705キロだった前走でようやく障害をひと腰で切っています。今回は基礎重量が増えたぶん715キロ。過去には勝っている重量ですが、この10キロ増が影響するかもしれません。
 △ノエルブランは、不知火特別が7着。昇級と賞金ハンデで15キロ増でも攻めていく姿勢を貫き、障害はひと腰3番手でクリアしています。今回はA1級同士で相手強化ですが、他馬が障害で苦戦すれば前残りに警戒したいところ。

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