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今週の見どころ(9/18~9/20)

新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言に伴うばんえい十勝の対応
※9月27日(月)まで無観客開催(ばんえい競馬は開催いたしますが、お客様は競馬場へ入場できません)

 9月19日(日)は、メイン第11レースには重賞の岩見沢記念が組まれており、1つ前の第10レースが2歳牝馬の特別戦・いちい賞です。白菊賞に続く牝馬の特別戦第2弾。2歳牝馬にとっての今季の目標は年明けの重賞・黒ユリ賞になります。賞金額の増加に伴い1着とそれ以下との金額差が広がっており、今回名前がないキャリアの浅い馬でも、連勝を重ねていけば挽回のチャンスは残されています。

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【第12回開催1日目】
 9月18日(土)のメイン第10レースには、玉泉館特別(B2級-1組混合・20:05発走予定)が行われます。

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 今開催は通算収得賞金が多い順に、1組→2組...というクラス分け。B1級で賞金が少ない馬は、B2級で賞金が多い馬との戦い。わずかな賞金差でクラスハンデ10キロの差は大きく、B2級馬に魅力を感じます。
 ◎シマノシンザンは今季未勝利。10歳になりスピード面の衰えはあるようですが、昨季最終戦で減らした馬体をさらに減らしており、馬券にも絡めませんでした。しかし昨季最終戦を上回る1060キロ台に乗ってからは2、2、4、2着と動きが変わっています。年齢を考えても平場戦より特別戦のほうが持ち味が生きそうです。
 ○アーティウィングは4歳馬。近4走で2勝を挙げ、2、4着各1回と好調ですが、2万4千円足らずでB2格付と条件に恵まれています。3走前の葉月特別(B2級-1組)が古馬相手では初の特別戦で、慎重な運びに映りましたが、障害をひと腰でまとめて4着ならメドは立ったはず。2年連続のリーディングを目指す阿部武臣騎手に手綱が戻るのも歓迎でしょう。
 ▲ジェイウェイも4歳で葉月特別が初の特別戦ながら1着。続くアルタイル特別も勝ち馬とタイム差なしの2着と、B2級での実績上位です。こちらも昇級は秒読みですが、アーティウィングとの違いは賞金ハンデ5キロを課されていることです。
 △ネオキングダムは、3歳の平場戦での減量が10キロに減らされるタイミングでB1へ昇級。自己条件では流れに乗れていませんが、今回は20キロ減がある古馬相手の特別戦。ばんえい菊花賞までは時間があるため、割り引く必要はなさそうです。

【第12回開催2日目】
 9月19日(日)のメイン第11レースは、BG2・第57回岩見沢記念(20:15発走予定)

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 前回の古馬重賞ばんえいグランプリは、オープン馬同士で重量差がつかず800キロ。1番人気で逃げ切ったのはメムロボブサップで、好位で障害を越えた2頭、センゴクエースは6秒6差の2着、メジロゴーリキはさらに1秒6差の3着でした。しかし今回メムロボブサップの出走はありません。
 ◎センゴクエースの中心視が妥当でしょう。今回は賞金ハンデ20キロを課されトップハンデの840キロ。メジロゴーリキと20キロ差がつきます。近2走は10キロ差で1勝1敗でしたが、直近のオープン・マロニエ賞では障害ふた腰と立て直され、逃げ粘るキタノユウジロウをとらえて1着。メジロゴーリキに10秒1差つけた内容から、態勢は整ったと判断。7月の旭川記念以来、今季重賞2勝目に期待します。
 ○メジロゴーリキは近2戦では、涼風特別(オープン)はシンザンボーイの3着で、マロニエ賞が5着とひと息。しかし19年の岩見沢記念2着、北見記念が19年3着、20年1着、21年帯広記念2着という実績を考えれば重量が増えるのは歓迎のはず。800キロ台でセンゴクエースと20キロ差あれば、ばんえいグランプリでの1秒6差は逆転可能でしょう。
 ▲シンザンボーイは、涼風特別が今季2戦目であっさり逃げ切って勝利しています。9番人気でしたが、19年の岩見沢記念3着、北見記念1着など実績上位の存在。年々、勝ちみに遅くなっていますが、よほど調子が良いのでしょう。800~850キロでは8戦1勝、3着4回ですべて5着以内とパフォーマンスを上げてきます。
 △キタノユウジロウは、6月の北斗賞で古馬重賞初制覇。ばんえいグランプリの6着は障害で苦戦したもので、続く涼風特別を慎重に乗られ、前走マロニエ賞では攻めていって2着。センゴクエースと同じようにここへ向けしっかり調整された印象です。

【第12回開催3日目】
 9月20日(祝・月)のメイン第11レースは、十勝毎日新聞社杯(A1級混合・20:15発走予定)。インビクタとコウシュハレガシーがオープン馬で、それ以外の8頭がA1級馬で10頭立てとなります。

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 前開催の菊月特別(A1級-2組混合)、ポテト特別(A1級-1組)から各4頭が参戦しています。
 ポテト特別(馬場水分3.0%)でA1昇級後の初勝利を挙げた◎シンエイボブに注目します。6走前にA1へ昇級してからオープン馬との対戦が続きましたが、2走前の不知火特別(A1級混合)は格下A2級相手で2着と前進。A1級同士だった前走は障害を3番手で越えると、一気の脚で追い上げ、前にいたノエルブラン、コマサンエースを差し切っています。4走前も同じような展開になったものの息切れして3着でしたが、1着センゴクエース、2着メムロボブサップでは相手が悪すぎました。今回はオープン混合とはいえA1級主体のメンバー。引き続き軽めの馬場が予想され、切れ味を生かして連勝が期待できます。
 ○コマサンエースは、今季A1級スタートで平場戦での1勝のみ。障害を早めにまとめるもひと押し足りないレースが続きます。前走はシンエイボブの3着でしたが、同馬とのハンデ差が20キロから15キロに縮まります。3走前には同じ15キロ差でこちらが1秒7先着。しかし軽めの馬場では瞬発力の差が出そうです。
 ▲ノエルブランは、不知火特別がA1昇級初戦で7着でしたが、障害をひと腰で越えたものの残り10メートルで急激に脚勢が鈍りました。といえオープンからの降級馬だけにクラス慣れも早く、ポテト特別では2着。こちらもシンエイボブとの重量差が縮まるのは有利ですが、前走と同じく逃げてどこまで粘れるかでしょう。
 △インビクタは、3走前のA1級混合の特別戦を逃げ切って、コマサンエースを2着、シンエイボブを4着にしりぞけています。ただその後オープンに昇級したため、ハンデの面では不利。とはいえA1級時代には軽めの馬場でオープン馬たちを苦しめており、軽視できません。

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