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2021年3月 アーカイブ

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3/13ポプラ賞予想 斎藤修

重量に恵まれたインビクタ

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎8インビクタ
 ○9コマサンブラック
 ▲6ゴールドハンター
 △7アオノブラック
 △2カイセドクター
 △3ジェイカトレア

 3連単
 6,8,9→2,3,6,7,8,9→2,3,6,7,8,9 100円 計6000円

3/13ポプラ賞予想 赤見千尋

2021年3月11日(木)

コマサンブラックの重賞初制覇なるか

 4歳・5歳の重賞ポプラ賞。年齢差での重量差はなく、昨年は4歳だったアオノブラックが勝ち、その前は3年連続5歳馬が勝利。毎年のことですが、なかなかに難しいメンバー構成です。

 5歳世代筆頭といえるメムロボブサップは830キロと、一番軽いアバシリルビーとは100キロもの重量差があり、他の馬たちとの比較でもちょっと重いかなと...。

 そこで本命にしたのはコマサンブラック。
 重賞は銀河賞の4着が最高ですが、今年に入ってA1-1組を勝ち、前走のウインターカップでは2着とここに来て力を付けて来ました。
 馬格のある馬なので、初めての790キロも気になりません。
 同世代のメムロボブサップやアオノブラックとは重量差がありますから、初めての重賞制覇を期待しています。

 対抗は休み明けになるコマサンダイヤ。
 5歳馬たちとの力の比較は難しいところですが、同世代の中ではトップクラスであり、今回の重量であれば十分戦えると思います。

 4歳世代をけん引するキョウエイリュウ、安定感のあるカイセドクター、820キロでもアオノブラックまで。

◎9 コマサンブラック
○10 コマサンダイヤ
▲5 キョウエイリュウ
△2 カイセドクター
△7 アオノブラック

3連単1頭軸マルチ
9→10,5,2,7 各100円
馬複
9-10,5,2,7 各600円 計6000円

今週の見どころ(3/12~3/14)

2021年3月10日(水)

 今週は金曜、土曜、日曜の3日間で、12日(金)が12レース編成となっています。
 13日(土)のメインには、4歳と5歳の混合重賞・ポプラ賞が行われます。過去5回の勝ち馬の負担重量は780~800キロ。17年センゴクエース、18年マルミゴウカイ(ともに5歳)はトップハンデ800キロで、最大60キロの重量差を跳ね除けています。今年はメムロボブサップ(5歳)が、出てくれば830キロを課され最大100キロ差という厳しいハンデでの戦い。なお03年にはヨコハマボーイ(5歳)が820キロで2着(4歳時の02年は830キロで8着)に入ったことがあります。2~4歳シーズンの八冠馬メムロボブサップは、はたして?

※今週のイベントはこちら
※開催日程/時刻についてはこちら

【第25回開催4日目】
 3月12日(金)のメイン第11レースは、花月特別(B1級-1・2組決勝混合・19:30発走予定)
 直近の1組特別戦・うお座特別の1~3着馬が不在。注目は7着だった◎ムサシブラザーです。うお座特別がB1昇級後初の特別挑戦ということもあってか、先手にこだわらない、様子見といった運び。障害はひと腰で越えこの馬なりに歩いて、勝ち馬から7秒差なら、メドは立ったといえます。続く1組予選は、先手を主張するこの馬のレースをして5着。上積みが見込めるだろう昇級後2度目の特別戦は相手が楽になり、引き続き積極策に出れば逃げ切りも十分です。
 ○エンゼルフクヒメは、2組予選で久々に末脚を発揮しており5着でも評価可能。昨年12月の1組・射手座特別で3着があり、通用する力はあります。前走がきっかけになれば軽視できません。
 ▲サカノイサムヒメは、2組予選を逃げ切って勝利。2着との差はコンマ3秒でも、余裕を感じさせる勝ちっぷりでした。特別実績はなく、賞金ハンデ5キロを課されますが、好調な金田利貴騎手が引き続き騎乗するのが魅力といえます。
 △スタミナノスケは、射手座特別の4着馬。同型のエンゼルフクヒメ(3着)を上回る上りの時計で追い込んでいます。射手座特別、2着だった2組予選に続き今回も船山蔵人騎手とのコンビとなります。

【第25回開催5日目】
 3月13日(土)のメイン第10レースは、重賞・第42回ポプラ賞(4歳・5歳混合・19:30発走予定)
 オープン馬は今季の収得賞金150万円につき10キロを課され、4歳シーズン三冠を達成したメムロボブサップが基礎重量770キロから60キロ増の830キロ。重量格別定のA2級・20キロ減に牝馬20キロ減もある730キロのアバシリルビーと最大100キロのハンデ差がつきます。
 4歳◎カイセドクターは、世代限定重賞で6戦して、2着2回、3着3回で、昨年8月のはまなす賞(3歳・4歳混合)が4着。定量戦のばんえいダービーで障害差のない2番手クリアから僅差3着に踏ん張ったのは価値があります。これだけの実績がありながらA1格付のため賞金ハンデなしで10キロ減の760キロは有利。この重量では馬券に絡んだこともあり、重賞初制覇のチャンスといえます。
 4歳○コマサンダイヤは、ばんえいダービー4着以来の実戦。今季ばんえい大賞典勝ちがありながら、10キロ増の780キロは恵まれた印象です。5頭出しの金田勇厩舎勢で、この馬には鈴木恵介騎手が初騎乗となり、新味発揮に期待です。
 5歳▲インビクタは、昨年のポプラ賞で2着。それまでの重賞では苦戦続きでしたが、柏林賞2着、銀河賞3着など成長を感じさせた4歳シーズンでした。この時期は4歳、5歳に年齢のハンデ差がつかないため、年長馬が経験の差を示す場面も一考できます。
 4歳△ゴールドハンターは、昨夏のはまなす賞で重賞初制覇。ハンデに恵まれた面は否めませんが、アオノブラック、メムロボブサップをとらえての勝利は見事でした。今回は金田利貴騎手で10キロ減が生きそうです。

 3月14日(日)のメイン第10レースは、白樺賞(A1級-1組混合・19:30発走予定)
 A1級の6頭すべてが前走で雪月花特別(A1級-1組)を使われていました。逃げたのはダイリンファイターでしたが、軽馬場(馬場水分2.3%)もあってか、すんなり障害を越えたココロノタカラが早めにとらえ押し切って勝利。同じく近走障害で苦戦ぎみだったブチオが3着でした。
 一転して馬場が重くなりそうな今回は◎ダイリンファイターの巻き返しに期待します。A2級時代の4走前に馬場水分3.0%で逃げ切っているように、軽馬場はむしろ得意。初の1組特別戦だった2走前を除けば障害は安定しており、今開催から基礎重量が10キロ増えていることを考えれば、ムラがある1、3着馬よりは狙いやすいです。
 ○アアモンドヒューマは、雪月花特別4着など、A1級の特別戦(混合戦含む)で6戦中5戦が2~5着で、着外は軽馬場で追走が苦しくなり障害で転倒した1度のみ。今回の馬場なら見直せます。
 障害次第という馬が多く、それなら格下▲センショウニシキを狙う手も。A2昇級後の成績は芳しくありませんが、いずれも障害はスムーズに越えています。久々に藤本匠騎手が騎乗するのも買い材料といえます。
 △ココロノタカラは前走の勝ちを、きっけにしたいところです。

今週の見どころ(3/6~3/8)

2021年3月 5日(金)

 今週から準ナイター開催となり、先週までより1時間ほど時間を繰り下げての実施となります(※詳しくはこちら)。
 さて、今季の開催も今週を含め残り3週となります。昨季までこの週の日曜日(第25回開催2日目)に行われていたのが明け3歳の王者決定戦・イレネー記念ですが、今季は最終日前日の20日(祝・土)に実施。21日(日)の4歳以上による王者決定戦・ばんえい記念と2日続けての"世代王者決定戦"にご注目ください。

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【第25回開催1日目】
 3月6日(土)のメイン第10レースは、第2回とかちえぞまつ特別(オープン-1組・19:30発走予定)。オレノココロ、センゴクエース、フェアリースズの3頭が出走を回避。7頭立てで争われます。
 ◎ホクショウマサルは、2走前の然別賞(オープン-1組)で逃げ切りを飾ると、続く前走の準重賞・ウィナーズカップ(4歳以上特別競走優勝馬)では障害に三腰を要しながらも、3番手から差し切って連勝。自己条件の今回は賞金ハンデが5キロ増え前走より負担重量は5キロ重くなります。しかし、然別賞では20キロ差でコウシュハウンカイ(4着)に7秒6差つけており、15キロ差に縮まってもさほど影響はないでしょう。3連勝が有望といえます。
 その○コウシュハウンカイは、昨季は重賞・チャンピオンカップ(4歳以上重賞競走優勝馬)からばんえい記念へ直行でしたが、今季は一度使ってきました。今年のチャンピオンカップでは830キロとハンデに恵まれながら、障害をひと腰で降りた順のまま2着。今回は最大45キロ差のトップハンデですが、勝ちにこだわるレースをすれば、首位争いになるでしょう。
 ▲ミスタカシマは、準重賞・ウィナーズカップでは5着。今回もホクショウマサルとの30キロ差は変わりませんが、今季の対戦では4勝3敗と勝ち越しています。
 △キタノユウジロウは、昨秋にはホクショウマサルと5キロ差で5秒差程度の接戦を演じていました。今回は年末以来の対戦で、ハンデ差は10キロに広がります。こちらも2連勝中と好調なだけに逆転もありえます。

【第25回開催2日目】
 3月7日(日)のメイン第10レースには、弥生特別(A2級-1組混合・19:30発走予定)が行われます。
 B1級の3頭はいずれも4、5歳。若馬10キロ減とクラスハンデがあることで、A2級馬より負担重量面で有利。互角以上に戦えそうです。
 ◎キタノボブサップは、B1昇級初戦の白雪賞(4歳オープン)で5着のあと、1組平場戦4着から、前走のうお座特別(B1級-1組)では2着。賞金ハンデ10キロを課されながら、逃げて勝ち馬と同タイムの2着と、1番人気に恥じない走りを披露しました。今回格上のA2級馬はすべて賞金ハンデ5キロということから抜けた存在はおらず、チャンスが見込めます。
 ○オホーツクノタカラは11歳のベテラン。1月5日の新雪特別、2月8日のアメジスト特別とも3着など、A2級-1組の特別戦での実績上位です。新雪特別は、差し切り勝ちを収めた4歳ブラックサファイアから10秒6離されましたが、同馬は白雪賞も勝ち、5着キタノボブサップに6秒1差をつけています。ブラックサファイアを物差しにすれば、キタノボブサップと大きな差はないはずです。
 ▲マオノクイーンはうお座特別で5着。好位で障害を越えたものの、ゴール前の手ごたえでわずかに劣りました。今回は10キロ増の720キロですが、3走前の重賞・ヒロインズカップ(4歳以上牝馬)で750キロをひと腰で越えています。キタノボブサップは今回が初の740キロということを考えれば、重量経験のアドバンテージが生きそうです。
 △サクラドリーマーはA2級では唯一の若馬。アメジスト特別、平場戦の前走とも障害で苦戦していますが、格下の若馬が有力なここなら、貫禄を示すシーンがあるかもしれません。

【第25回開催3日目】
 3月8日(月)のメイン第11レースは、アクアマリン特別(オープン-2組混合・19:30発走予定)
 出走9頭中7頭はオープン馬。うち6頭は前走の準重賞・ウィナーズカップ(4歳以上特別競走優勝馬)で対戦しており、最先着の3着だった◎カンシャノココロに注目です。障害ひと腰4番手からしぶとく脚を伸ばすと、勝ち馬ホクショウマサルと4秒1差で、センゴクエースに先着しています。9月にオープンへ昇級してから馬券に絡めていませんでしたが、年末に鈴木邦哉厩舎へ転厩。年明けの近5走では3、1、1、3、3着と環境の変化がよい影響を与えているようです。3走前に中日スポーツ杯(オープン-2組)を制したことで参戦叶ったウィナーズカップが好内容。引き続き780キロで臨めることで、勝機は十分です。
 ○ジェイエースは、2走前にオープンへ昇級。前走のウインターカップ(オープン)では障害を越えた順番のまま5着でしたが、前の馬が止まらない展開で、メドの立つ内容でした。カンシャノココロとは2走前の2組平場戦で対戦しており1秒先着。特別戦の今回は若馬の減量のぶん10キロ差がつくことでハンデ面で有利になります。前走から10キロ増の770キロを克服できるかでしょう。
 ▲アフロディーテは、ウィナーズカップがオープン昇級初戦で6着。若手の金田利貴騎手で最軽量750キロでも障害で転倒してしまい、厳しい結果でした。乗替わりとなる今回は、賞金ハンデ込みで前走から15キロ増。しかし、2走前の牝馬重賞・ヒロインズカップで、780キロをひと腰で上げ2着に導いた主戦の西謙一騎手なら反撃に期待できます。
 △マツカゼウンカイは、ウィナーズカップでは10着。オープン-1組での戦いとなってからは、なかなか結果が出ていません。しかし、2組程度の相手関係では昨秋に特別戦で4連勝しています。前走から5キロ増の785キロは楽ではありませんが、変わる可能性は秘めています。

2/28チャンピオンズカップ回顧

2021年3月 1日(月)

5歳馬アオノブラックが古馬重賞2勝目

 28日(日)は重賞・チャンピオンカップ(4歳以上重賞競走優勝馬)が行われ、単勝1番人気のアオノブラックが優勝。圧巻のレースぶりで、4つ目のタイトルを奪取しました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.メムロボブサップ (850) 5.8
 2.メジロゴーリキ(820) 7.1
 3.ミノルシャープ(830) 64.6
 4.アオノブラック(820) 2.3
 5.フェアリースズ(800) 45.5
 6.コウシュハウンカイ(830) 3.9
 7.オレノココロ(850) 4.9
 8.ジェイカトレア(760) 59.8

 今季の重賞勝ち馬から8頭が参戦し、1番人気に推されたのはドリームエイジカップを制した5歳馬アオノブラック。近走は安定して馬券圏内を確保しており、2.3倍と高い支持を集めました。ばんえい十勝オッズパーク杯と岩見沢記念を制し、7年連続の出走となるコウシュハウンカイが3.9倍の2番人気。以下、帯広記念を制したオレノココロ、4歳シーズン三冠を制したメムロボブサップが人気で続きました。

 第1障害を勢いよく越えた内の4頭からメジロゴーリキが抜け出します。中間点を過ぎたあたりからアオノブラック、ミノルシャープ、そしてコウシュハウンカイらも位置取りを上げてきます。第2障害下にはわずかにアオノブラックが先頭で到達。前半は65秒というペースでした。
 第2障害下に全馬揃う前に、最初に仕掛けたのはアオノブラックで、ミノルシャープ、メジロゴーリキも差なく続きます。アオノブラックがスンナリ先頭で越えると、やや離れた2番手で通過したのがコウシュハウンカイ。さらに差が開いて障害3番手での通過はレース前半で最後方だったフェアリースズでした。
 後続に大きなリードを取ったアオノブラックは、その後も脚色が衰えることなく歩き切って先頭でゴール。コウシュハウンカイはアオノブラックとの差を詰めることができず、それでも力強い歩みで後続を寄せ付けずこのレース3度目の2着。6番人気のフェアリースズが3着に入り、障害通過順での決着。オレノココロは5着、障害で転倒したメジロゴーリキは最下位での入線でした。

 勝ったアオノブラックはこれが4つ目の重賞タイトル。世代重賞ではライバル・メムロボブサップに阻まれ、多くを勝つことはできませんでしたが、古馬重賞を2連勝と能力の高さを証明。800キロを超える重量は昨年の北見記念(8着)以来2度目でしたが、圧勝と言える内容だっただけに、今後の活躍が楽しみになりました。
 なお、19年メジロゴーリキ、20年アアモンドグンシンに続き、3年連続で5歳馬の勝利となりました。
 
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藤野俊一騎手「前回(重量の)軽いレースを走っているのでハナの行きっぷりが良くて、2度目の800キロ台で障害の上がりだけ失敗しないように乗りました。第1障害を越えるまでは軽いレースの気で走りました。その後は重量が重量なので加減しながら。今日は馬がすごいやる気で、障害に着いた途端にすぐ行きたがりましたが、1回抑えて様子を見てから掛けました。今日の馬場は重たくないと感じていたので、それなりにレースは(前に)行こうと思っていました。今日はハンデをもらえましたが、今度はハンデを課される側になるのでまた頑張ります」

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