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2/28チャンピオンズカップ回顧

5歳馬アオノブラックが古馬重賞2勝目

 28日(日)は重賞・チャンピオンカップ(4歳以上重賞競走優勝馬)が行われ、単勝1番人気のアオノブラックが優勝。圧巻のレースぶりで、4つ目のタイトルを奪取しました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.メムロボブサップ (850) 5.8
 2.メジロゴーリキ(820) 7.1
 3.ミノルシャープ(830) 64.6
 4.アオノブラック(820) 2.3
 5.フェアリースズ(800) 45.5
 6.コウシュハウンカイ(830) 3.9
 7.オレノココロ(850) 4.9
 8.ジェイカトレア(760) 59.8

 今季の重賞勝ち馬から8頭が参戦し、1番人気に推されたのはドリームエイジカップを制した5歳馬アオノブラック。近走は安定して馬券圏内を確保しており、2.3倍と高い支持を集めました。ばんえい十勝オッズパーク杯と岩見沢記念を制し、7年連続の出走となるコウシュハウンカイが3.9倍の2番人気。以下、帯広記念を制したオレノココロ、4歳シーズン三冠を制したメムロボブサップが人気で続きました。

 第1障害を勢いよく越えた内の4頭からメジロゴーリキが抜け出します。中間点を過ぎたあたりからアオノブラック、ミノルシャープ、そしてコウシュハウンカイらも位置取りを上げてきます。第2障害下にはわずかにアオノブラックが先頭で到達。前半は65秒というペースでした。
 第2障害下に全馬揃う前に、最初に仕掛けたのはアオノブラックで、ミノルシャープ、メジロゴーリキも差なく続きます。アオノブラックがスンナリ先頭で越えると、やや離れた2番手で通過したのがコウシュハウンカイ。さらに差が開いて障害3番手での通過はレース前半で最後方だったフェアリースズでした。
 後続に大きなリードを取ったアオノブラックは、その後も脚色が衰えることなく歩き切って先頭でゴール。コウシュハウンカイはアオノブラックとの差を詰めることができず、それでも力強い歩みで後続を寄せ付けずこのレース3度目の2着。6番人気のフェアリースズが3着に入り、障害通過順での決着。オレノココロは5着、障害で転倒したメジロゴーリキは最下位での入線でした。

 勝ったアオノブラックはこれが4つ目の重賞タイトル。世代重賞ではライバル・メムロボブサップに阻まれ、多くを勝つことはできませんでしたが、古馬重賞を2連勝と能力の高さを証明。800キロを超える重量は昨年の北見記念(8着)以来2度目でしたが、圧勝と言える内容だっただけに、今後の活躍が楽しみになりました。
 なお、19年メジロゴーリキ、20年アアモンドグンシンに続き、3年連続で5歳馬の勝利となりました。
 
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藤野俊一騎手「前回(重量の)軽いレースを走っているのでハナの行きっぷりが良くて、2度目の800キロ台で障害の上がりだけ失敗しないように乗りました。第1障害を越えるまでは軽いレースの気で走りました。その後は重量が重量なので加減しながら。今日は馬がすごいやる気で、障害に着いた途端にすぐ行きたがりましたが、1回抑えて様子を見てから掛けました。今日の馬場は重たくないと感じていたので、それなりにレースは(前に)行こうと思っていました。今日はハンデをもらえましたが、今度はハンデを課される側になるのでまた頑張ります」

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