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今週の見どころ(2/6~2/8)

2021年2月 4日(木)

 今週、来週の日曜はともに牝馬重賞がメインレース。2月14日(日)は明け3歳の黒ユリ賞で、今週7日(日)に行われるのが、4歳以上によるヒロインズカップです。そう遠くない未来に繁殖生活が待っている牝馬たちにとって、自らの価値を高めるためにもこのBG1タイトルは喉から手が出るほどほしいはず。ちなみに今年の出走予定馬では、アフロディーテが20年にすでに勝利しています。なおイズミクィーンの母フクイズミは07、11年と2回勝利。また母ハタノダイヤの産駒は、13年3着だったタケノビジンから昨年3着フェアリースズ(今年も出走予定)まで、8年連続でのヒロインズカップ参戦を果たしています。

※今週のイベントはこちら
※開催日程/時刻についてはこちら

【第23回開催1日目】
 2月6日(土)のメイン第10レースには、如月特別(A1級-1組・18:30発走予定)が行われます。
 年明けのA1級の特別戦は、正月開催が1組のニューイヤーカップ、2開催前は1組のプロキオン特別で、前開催がA2級と混合の六花特別でした。
 ◎ココロノタカラはメンバー中で唯一、3レースすべてに出走し2、4、9着。2走前のプロキオン特別は減量がある5歳が5頭おり、しかも軽馬場(馬場水分2.7%)でもスピード負けせず、6歳以上の馬として最先着。続く六花特別は引き続き軽めの馬場(同2.0%)で逃げて9着でしたが、この馬は他馬を目標にする位置で直線を迎えたほうが好走している印象があります。今回はプロキオン特別と同様、若馬が多いものの雪予報はなく、2着だったニューイヤーカップ(馬場水分1.0%)に近い馬場になりそう。前走の敗戦で人気が下がれば、配当的にも狙ってみる価値があります。
 ○コマサンエースは5歳馬で、プロキオン特別ではメンバー最先着の3着。同レース1、2着の5歳馬はすでにオープンへ昇級しており、1秒2差の4着だったココロノタカラを再び振り切る場面もあるでしょう。
 ▲ブラックサファイアは、前走の4歳オープン・白雪賞で、格上カイセドクターと1着同着に持ち込んでいます。今回がA1昇級初戦ですが、10月にはB1級の特別戦でコマサンエースに先着している実績もあり、いきなり通用しそう。
 △カイセドクターは、ニューイヤーカップで3着。ただ当時は減量ある4、5歳がこの馬だけだったのに対し、今回は5頭もおり、ハンデ面での旨みが減っています。賞金ハンデ20キロも懸念材料です。

【第23回開催2日目】
 2月7日(日)のメイン第10レースは、BG1・第31回ヒロインズカップ(4歳以上牝馬・18:25発走予定)。オープン790キロから1重量格ごとに10キロ加減となる別定重量戦(5歳は10キロ減)。オープン馬は今季の収得賞金150万円につきさらに10キロ加増されるため、ミスタカシマとシンエイボブがトップハンデの800キロで、最大で50キロの重量差がある一戦です。
 ◎ミスタカシマは、昨年のこのレースでは、1番人気に推されたものの初の800キロで力を出し切れず7着でした。しかし、昨年9月の岩見沢記念ではさらに重い810キロで、障害で止まりかけながらもひと腰2番手で越えると逃げたコウシュハウンカイに2秒差に迫って2着と好走しています。前哨戦ともいえるレディースカップは3着でしたが、牝馬同士ならオープン馬として格の違いを示してくれそう。力通りなら昨年の雪辱を期します。
 相手は連覇を狙う○アフロディーテ。レディースカップでは4着でしたが、勝ち馬シンエイボブとは4秒6差で、3着ミスタカシマとはコンマ7秒差と接戦でした。昨年より20キロ重い780キロですが、レディースカップの上位3頭が当時から70キロ~80キロ増に対し、この馬は60キロ増と重量面で有利になるだけにチャンスは十分にあります。
 ▲サンシルクラポピーは、レディースカップを2着。その後も善戦傾向を示しており、前走の六花特別(A1級-1組混合)では、A1昇級後初の特別戦で5秒2差の4着にまとめています。安定したレース続きの近況から重賞の舞台になっても大崩れはなさそうです。
 △シンエイボブは、レディースカップを快勝し、オープンへ昇級しました。今回は同レースの2~4着馬より重量面で不利になっていますが、底力発揮に期待です。

【第23回開催3日目】
 2月8日(月)のメイン第11レースは、アメジスト特別(A2級-1組・18:25発走予定)
 ◎ヤマトタイコーを中心視します。今季はC1級からスタートし、2走前のB1級-1組が古馬相手で初の特別戦でも、あっさり逃げ切っています。世代限定戦では、12月のばんえいダービーで負担重量720キロでも障害ひと腰から2着に逃げ粘っており、障害には自信を持っているようです。4歳オープンの前走からA2へ昇級。今回は初の735キロが課題ですが、メンバー中で最多の今季10勝を挙げている、若い4歳馬の勢いで突破を狙います。
 前開催のA2級特別戦はA1級混合の六花特別で、今回のメンバーではバウンティハンター(8着)しか出走していません。6頭が使われていた2開催前の吹雪特別(A2級-1組)で3着だった○ヤマトジャパンが相手筆頭でしょう。今季A2級の特別(混合戦含む)では3戦とも障害をスムーズに越えて3、4、3着と安定。先行しての粘り込みに期待できます。
 ▲ホクトシンバは、吹雪特別がメンバー最先着の2着。鈴木恵介騎手への手替わり効果か、馬場水分3.0%の軽馬場が向いたのか、8番人気ながら鋭い末脚を発揮しています。当時と馬場状態は変わりそうですが、引き続き鈴木騎手だけに期待できます。
 △オホーツクノタカラは、吹雪特別では10番人気で5着。障害は2番手で降りての4秒7差なら悪くありません。重めの馬場だった3走前の新雪特別は3着でヤマトジャパン(4着)、ホクトシンバ(9着)に先着を果たしています。

1/31翔雲賞回顧

2021年2月 1日(月)

初代王者はタカナミ

 1月31日(日)は新設重賞・翔雲賞(3歳牡馬オープン)が行われ、単勝4番人気のタカナミが優勝。記念すべき第1回の勝ち馬になりました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.タカナミ(640) 7.7
 2.イワキダイヤ(640) 44.0
 3.カイセキングオー(640) 8.6
 4.ネオキングダム(645) 2.6
 5.ジェイスター(640) 34.3
 6.ホクセイジョーカー(640) 82.5
 7.マサタカラ(640) 12.4
 8.アルジャンノオー(645) 5.1
 9.ショウリノホシ(640) 30.9
 10.シュトラール(645) 3.9

 ナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップの二冠をともに2着のネオキングダムが単勝2.6倍で1番人気。同馬を含め6頭が対戦した1月17日の3歳A級-1組を制したシュトラールが3.9倍、ヤングチャンピオンシップ勝ち馬アルジャンノオーが5.1倍。1月17日の3歳A級-1組で3着のタカナミ、ヤングチャンピオンシップ3着のカイセキングオーまでが単勝ひと桁台の人気と、上位拮抗の様相になりました。

 ネオキングダムとタカナミが先頭で第1障害を越えますが、全馬ほとんど横並びという展開。各馬刻みながら歩を進めますが、その差は広がることなくわずかにネオキングダムが最初に第2障害下に到達。ここまで53秒というペースでした。
 ネオキングダムはひと息入れると障害を最初に仕掛けてすんなりとひと腰でクリア。続いてアルジャンノオー、カイセキングオー、タカナミがほぼ同時に障害を越えます。
 障害を降りてすぐにタカナミが持ち前の瞬発力で一気に先頭に立つと、ネオキングダム以下を突き放します。タカナミは最後に苦しくなって止まりましたが、ギリギリゴールに入線していました。障害6番手から止まらず追い上げてきたマサタカラが3秒0差で2着。ネオキングダムがゴール線上で一杯になったところ、カイセキングオーが交わして3着に入りました。

 勝ったタカナミは、十勝産駒特別は9着でしたが、その後はここまで5戦して3勝、2、3着各1回と地力をつけての重賞初挑戦を勝利で飾りました。また、船山蔵人騎手は2012年にエンジュオウカンで制したヒロインズカップ以来となる重賞2勝目となりました。

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船山蔵人騎手「(ゴールで止まった時は)入っていないと思っていたので慌てました。入っててよかったです。(この馬は)自分でゴールした気になるので、攻め馬でゴールを先に先にと伸ばして、まだまだゴールじゃないと思わせるようにしました。初めて積む荷物で、重賞も初めてだったので流れに上手く乗れて行ければな、と思いました。わりと先手はとれるのですが、ゴール前に少し不安があったので、他の馬よりも余分に息を入れられればいいなと思っていました。第2障害下で焦ってしまいましたが、降りてからはいい脚を使ってくれたのでいい感じでした。馬格もいいし、ハナも障害を降りた後の脚もいいので将来期待できる馬になると思います」

翔雲賞 予想結果

今週は的中者なし

今年度の予想対決第21Rは新設重賞・翔雲賞。単勝4番人気のタカナミが障害4番手通過からすぐに先頭に立つと、後続を突き放して勝利。須田さんが同馬を本命にするも、2着に6番人気のマサタカラが入ったことにより的中者はなしという結果になりました。

【集計】投資額 6,000円×21R=126,000円

 荘司  +123,360円
 須田  +25,960円
 斎藤  -26,200円
 矢野  -56,850円
 赤見  -83,470円
 目黒  -90,600円
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 紅組  -50,710円
 白組  -57,090円

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