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2018年8月 アーカイブ

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今週の見どころ(8/18~8/20)

2018年8月16日(木)

 8月20日(月)は、帯広競馬場にて、JRAジョッキーDAY2018が開催されます。夏の終わりの恒例イベント。JRA所属騎手8名が来場し、エキシビションレースへの騎乗や、レース協賛、トークショーなどで盛り上げます。

【第10回開催1日目】
 8月18日(土)のメイン第10レースは、鹿追町・鹿追町観光協会杯(B1級-1組・20:05発走予定)
 ◎ムサシブラザーは、出走取消明けだった2走前の同条件B1級-1組特別・中日スポーツ賞では4着でしたが、馬場水分0.5%の馬場はこの馬にとって重すぎました。続く前走B1級-1・2組決勝戦では2着。2走前ほど極端に重い馬場にはならず、叩き3走目の今回はさらに前進がありそうです。
 ○ホクショウマックスは、昨季最終出走となった3月17日のA2級-1組特別で2着があり、このメンバーに入れば格上的存在。実際、前走B1級-1・2組決勝戦ではムサシブラザーを2着にしりぞけています。高い確率で上位争いに加わりそう。
 ▲シンエイパワーは、ムサシブラザーと同じ近2走を使われ、ともに僅差の5、3着。障害巧者で特別戦は向く印象。ここも接戦に持ち込むでしょう。
 △シンエイボブ△ノエルブランは、雨の影響が残る馬場状態なら食い込みに警戒したいところ。

【第10回開催2日目】
 8月19日(日)のメイン第10レースは、ベガ特別(A1級混合・20:10発走予定)
 ◎キンメダルは、今回と同じ条件・A1級混合の前走とかちえぞまつ特別では、障害をなんとかひと腰で越えたものの、早めに失速して6着。もともと詰めに甘さがあるところ、重めの馬場(馬場水分0.5%)が脚勢を削いだかたちでした。今回は、降雨の影響が多少なりとも残りそうなので、末の粘りも増すでしょう。
 同じ前走1着○カイシンゲキ、同3着▲カゲホウトウは、息を入れ流れに乗って、うまく障害をこなせました。どちらも馬体が減少傾向なのは気になりますが、好調さを生かしたいところ。
 オープン馬△トレジャーハンターは、イマイチの近況ですが、10頭中8頭がA1級馬という今回は見直せそう。△カネゾウは、前走で上り馬アアモンドグンシンの8連勝を阻止して勝利。今回はA1昇級初戦ですが、前走がA1級との混合だったためそれほど相手強化にはならないはずです。

【第10回開催3日目】
 8月20日(月)のメイン第10レースは、JRAジョッキーDAY特別(オープン・20:10発走予定)。5頭立てと少頭数での争いになりました。
 ◎マルミゴウカイは、近2走の北斗賞、オッズパーク賞サマーカップ(オープン混合)ともコウシュハウンカイの2着に入り地力強化をアピールしています。今回強敵になりそうなセンゴクエースよりは前で運べそうで、ゴール前で詰め寄られても5キロのハンデ差をいかせば振り切るシーンがありそうです。
 ○センゴクエースは、北斗賞4着、ビッグウエイトカップ(3歳以上選抜)4着、ばんえいグランプリ2着と勝ち切れないレース続き。ここなら力上位なので、障害をひと腰でまとめて、決め脚勝負に持ち込めれば勝機もあります。
 ▲キサラキクは、2走前のビッグウエイトカップでは障害ひと腰クリアから逃げ切って快勝しています。前走のばんえいグランプリは重量が重く、相手も強かったので6着も仕方なし。巻き返しなるでしょうか。

8/12ばんえいグランプリ回顧

2018年8月13日(月)

オレノココロが2度目のグランプリ制覇!

 12日(日)は重賞・ばんえいグランプリ(3歳以上ファン選抜)が行われ、単勝2番人気のオレノココロが優勝。ファン投票1位に応えるとともに、現役最強の力を見せつけました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
 1.オレノココロ 3.7
 2.キサラキク 38.8
 3.トレジャーハンター 103.7
 4.カンシャノココロ 105.6
 5.コウシュハウンカイ 1.4
 6.センゴクエース 9.3
 7.ソウクンボーイ 111.8
 8.シンザンボーイ 12.1
 9.フジダイビクトリー 14.2

 ファン投票では5位に甘んじたコウシュハウンカイでしたが、近況の充実ぶりを買われ、単勝1.4倍の圧倒的な1番人気に。3.7倍で続いたのはオレノココロで、オッズ上では2頭の一騎打ちムードとなりました。これに良血センゴクエース、上昇気配のシンザンボーイ、古豪フジダイビクトリーがどこまで迫れるか。今後のオープン戦線を占う意味でも、見逃せない一戦となりました。

 馬場水分は1.4%でスタート。800キロ前後の重量ということもあり、各馬とも慎重に進みます。ただ、中間点を過ぎたあたりでキサラキク、トレジャーハンター、フジダイビクトリー、コウシュハウンカイなどが積極的に先行。第2障害の手前ではバラけた展開となりました。
 ひと呼吸入れて、最初に仕掛けたのはコウシュハウンカイ。持ち前の登坂力を生かし、他馬に揺さぶりを掛けます。フジダイビクトリー、キサラキクあたりも仕掛けますが決定打に欠け、その間にコウシュハウンカイは多少苦しみながらも難関を突破します。その瞬間、目をみはる登坂を見せたのがオレノココロ。手間取ることなくひと腰で登り切り、2馬身ほどの差で追撃態勢に入りました。やや遅れてシンザンボーイが3番手、センゴクエース、カンシャノココロと続きます。
 ただ、末脚確かなオレノココロが2番手で下りたのなら、この馬の展開と言えるでしょう。軽快な脚どりを見せると、残り30メートル付近でコウシュハウンカイに並び掛け、あっという間に先頭へ。残り20メートルでは脚いろの差は歴然で、独走態勢を築きます。最後は鈴木恵介騎手も手綱を持ったまま。2着に8秒7差をつけ、先頭で荷物を運び切りました。懸命に2番手を追走したコウシュハウンカイでしたが、残り10メートルで失速。その間にセンゴクエースとシンザンボーイが抜き去り、それぞれ2、3着で入線しました。

 ばんえい最強の実力を示し、2016年以来となるばんえいグランプリ2勝目、重賞19勝目を挙げたオレノココロ。障害でヒザを折るような場面も時として見受けられますが、今回はリズムを崩さず、しっかりと登り切りました。下りてからの脚には定評があるだけに、こうなればこの馬の勝ちパターン。丁寧にレースを運んだ鈴木騎手の手綱さばきが光った一戦でした。
 6歳馬のセンゴクエースは、まだまだ成長途上。それでこのメンバーと互角の立ち回りを見せて2着に食い込んだのは、素質と実力の証明と言えるでしょう。その血統背景からも注目され、さらなる活躍を期待される立場ですが、この大一番で結果を出せたことは今後につながるはず。引き続き目が離せない1頭です。
 シンザンボーイは一度波に乗ると、好調が長く続くタイプ。目下の充実ぶりが、そのまま結果に反映されたと言えます。今後も状態次第で、好勝負を演じることができるでしょう。

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鈴木恵介騎手「2年ぶりにグランプリを勝つことができて嬉しいです。今日は天気が良く、馬場が乾いたのでこの馬に合った馬場だと思って臨みました。スタートも良く走ってくれて、いい位置取りで第2障害まで着いたと思います。ライバルはコウシュハウンカイだと思っていて、相手が仕掛けてから掛けようと思っていました。障害もうまく上がれたので良かったです。この馬はばんえい競馬を代表する馬だと思っているので、これからも活躍してくれることを期待しています」

ばんえいグランプリ 予想結果

2018年8月12日(日)

オレノココロ、グランプリ制覇!

2番人気のオレノココロが障害2番手通過から差し切り、2度目のばんえいグランプリ制覇。
ほとんどの方が軸に指名した断然人気のコウシュハウンカイが4着に沈み予想が外れる中、2着に入ったセンゴクエースを軸に指名した山崎さんが馬複を的中。これによって総合収支もプラスになりました。

山崎:馬複2800円的中! 収支+28,720円

【集計】投資額 6,000円×6R=36,000円

山崎  +10,570円
目黒  -9,000円
荘司  -23,050円
矢野  -23,910円
斎藤  -34,000円
須田  -36,000円
---------------------------------------
紅組  -21,480円
白組  -93,910円

8/12ばんえいグランプリ予想 山崎エリカ

センゴクエースの一角崩しに期待

 いよいよ真夏の頂上決戦、ばんえいグランプリが行われます。ばんえいグランプリはファン投票上位7頭と賞金上位3頭に出走権のあるレース。しかし、ばんえいグランプリがBG1に格上げされた2010年度以降、ファン投票1位に支持された馬の優勝は、なんとゼロ!

 唯一の連対馬も2012年のカネサブラックのみ。昨年のオレノココロも3着には来たものの、他は4着以下の馬券圏外に敗れています。また、一昨年にファン投票1位のセンゴクエースがここを回避して、同世代対決のオープン・山鳩賞に出走し、賞金加算を狙ったもののまさかの障害転倒。単勝オッズ1.1倍の断然1番人気を裏切る形で10着に敗れました。

 ここまでくると、ファン投票1位=デスノートに記入されたも同然か!?都市伝説のようで、何だか不気味でもあります。今年の呪われた1頭はというと...、名を上げるのがかわいそうなので、ご自身でご確認くださいm(__)m。俺の心に聞いてみても、いいかなあ?

 しかしながら、さすがにBG1だけあって上がり馬タイプは通用せず、勝ち馬はヒロインズカップとドリームエイジカップを除く、過去1年以内に古馬重賞で連対実績のある馬ばかり。この時点でターゲットは、オレノココロ、コウシュハウンカイ、センゴクエース、フジダイビクトリーに絞られます。

 普通に考えれば、ばんえいグランプリの上位常連で、今シーズンの重賞でも勝利しているコウシュハウンカイとオレノココロの一騎打ちムードですが、順当に決まることもそれほど多くないのが競馬。ここはばんえい十勝オッズパーク杯・2着、旭川記念・3着と古馬が相手でも通用するようになったセンゴクエースの一角崩しに期待して、本命◎に推します。

 センゴクエースは、ここへ来て障害で手間取る場面が見られるようになってはいるのですが、ビッグウエイトカップを勝って山鳩賞で転倒したり、ばんえいグランプリでは障害で苦戦し大敗してしまっているのが、過去2年のパターン。しかし、今年はビッグウエイトカップで断然の人気を裏切っているのが逆に、今回ピークを迎えていると考えるのがいいのではないかと?この馬の過去の傾向からいうと、しばしば大敗から一気に巻き返すケースが見られます。

 ○は、今シーズン6戦5勝、2着1回のコウシュハウンカイ。この馬はかつての詰めの甘さがなくなり、本当に強くなりました。今が充実期なのは間違いないでしょう。しかし、BG1は今年の帯広記念の1勝のみで、善戦止まりも多く、対抗評価に止めました。

 ▲は、重賞18勝で、2016年のばんえいグランプリを制覇しているオレノココロ。毎度のように北斗賞は叩き台と考えれば、5着凡退でも悪くはないのですが、何しろライバルのコウシュハウンカイが地力をつけているだけに、3番手評価としました。

 あとは△にあわよくば高配当を狙って、ソウクンボーイとキサラキク。ソウクンボーイは、今年のばんえい記念の5着馬。若かりし頃は、スピードタイプで障害が苦手でしたが、適性が変化しているように感じるので、今回は一発を警戒しました。

 キサラキクは、昨年の北見記念で接戦の3着。前走のビッグウエイトカップでは、選抜条件でセンゴクエースが不発すれば十分勝てる相手だったとはいえ、砂煙が舞う馬場で障害をひと腰で上げたのには驚きました。前走を見る限りでは、高重量戦にも対応できそうなので、印を回しました。


◎6 センゴクエース
○5 コウシュハウンカイ
▲1 オレノココロ
△7 ソウクンボーイ
△2 キサラキク

馬複
6-1,5 2800円
6-2,7 200円 計6000円

8/12ばんえいグランプリ予想 荘司典子

2018年8月11日(土)

コウシュハウンカイ、オレノココロ、センゴクエース、今度こそ3頭で決着を!

 前回のばんえい大賞典は私だけが的中!という嬉しい奇跡が起きたと思ったのもつかの間...収支は大幅にマイナスという実に私らしい結果に終わりました。本当に情けない(涙)。なかなか起死回生の一発という当たりはありませんね。今回も人気を集める力上位馬がきちんと結果を出せばカタい決着になりそうで、着実に狙っていくしかありません。

 ◎はコウシュハウンカイ。【5・1・0・0】と今季の充実ぶりは素晴らしい!好調を維持して迎える今回も当然上位。ばんえいグランプリにはこれまで3回出走して2着、3着、2着。今年こそ1着を!

 〇オレノココロもコウシュハウンカイと同じく今回が4回目。一昨年制しているものの昨年は3着。ファン投票1位の名誉にかけてもここはキッチリ結果を出したいところ。

 ▲センゴクエースは前走、断然の1番人気を裏切る形での敗退。北斗賞でも3着を確保できずに4着。力があることは周知の事実とはいえ安定味に欠ける成績ですが、第二障害でのムラを克服できればあっさりがあってもおかしくない馬。

 というわけで、北斗賞の際にも"三つ巴"として推した3頭にここで再び期待。なかなか3強で決まるものではないと知りつつも3頭にあえて絞りました。今度こそワンツースリーの場面を見たいという願いを込めて馬券を買います。

◎5 コウシュハウンカイ
○1 オレノココロ
▲6 センゴクエース

3連単ボックス
1,5,6 1000円 計6000円

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