6月17日(日)のメインには、今季の古馬重賞第2弾・旭川記念が組まれています。近3年では15、16年コウシュハウンカイ、17年オレノココロとばんえい十勝オッズパーク杯2着馬が巻き返して勝利しています。今年の同レース2着馬はオレノココロ。連覇なるか注目されるところです。
※今週のイベントはこちら
【第5回開催4日目】
6月16日(土)のメイン第10レースは、層雲峡特別(A2級・20:05発走予定)。
ここは前走旭岳特別組に注目したいと思います。中でも2着馬◎カネゾウは前々走、前走とスタート直後に躓く不利がありましたが、終いの脚は確かなものがあり3着、2着と上位に食い込んでいます。ここ5戦連続1番人気とファンも実力を認めているように、能力はここでも上位です。力通りに走ればここで惜敗続きにピリオドを打てるでしょう。
旭岳特別勝ち馬○ハクタイホウは課題の障害を近走はスンナリ越えられるようになり好調さをうかがわせます。前走は障害を先頭で通過してから後続を寄せ付けず2着に9秒6差という強い競馬でした。今回は好相性の鈴木恵介騎手を迎えての一戦。障害をスンナリ越えられれば連勝も十分あり得ます。
旭岳特別3着馬▲ホクショウメジャーは、障害力先行力があるので近走安定した成績を残しています。欲を言えば障害を越えた後の脚が甘くなりがちですが、今回のメンバーなら前に行ける馬に展開が向くでしょう。他馬が障害に苦戦するようなら逆転必至です。
△スーパータイトルは旭岳特別では6着に終わってしまいましたが、これは息入れずに先頭で仕掛け登坂途中で止まってしまったというもの。また、前走はプラス30キロの負担重量も影響しましたが、今回は前回と同重量ということで慣れが見込めてもおかしくないでしょう。
【第5回開催5日目】
6月17日(日)のメイン第10レースは、BG3・第49回旭川記念(20:10発走予定)。牡馬770キロ(牝馬750キロ)から今季の収得賞金80万円につき10キロ増となる別定重量戦。ばんえい十勝オッズパーク杯を制したコウシュハウンカイが唯一10キロを課され780キロでの出走です。
ここは◎オレノココロの連覇に期待。昨年の旭川記念は障害で膝を折りもたつく場面があったものの、先に通過したコウシュハウンカイ、ニュータカラコマを絶望的な位置から豪快に差し切るという強い競馬。また、前走のスタリオンカップは、他馬をこども扱いにする横綱競馬で勝ち、ここに向けて仕上がっています。昨年同様先行するコウシュハウンカイにハンデが課されているので差し切り濃厚か。
○コウシュハウンカイが相手筆頭です。ばんえい十勝オッズパーク杯は影をも踏ませない圧巻の逃げ切り。シーズン前半戦はこの馬を上位に評価することは必要不可欠です。今回は更なるハンデ加算を嫌い、ばんえい十勝オッズパーク杯からの直行ともあって評価を下げましたが、蓋を開けてみれば楽に逃げ切りも。
▲センゴクエースは前走の大雪賞では格の違いを見せつけました。ただ今季はオレノココロとコウシュハウンカイが出走したレースで勝ち星を挙げられていません。2頭に勝つにはもう一押し必要だと思われますが、引き続き上位必至です。
上記3頭が抜けていますが、割って入れるとしたら"先行力のある障害巧者"△トレジャーハンターです。どうしても終いが甘くなるという弱点がありますが、3頭より前で競馬ができそうなので展開次第で粘りこみが期待できそうです。
【第5回開催6日目】
6月18日(月)のメイン第10レースは、ゴールドトロフィー(3歳以上選抜・20:10発走予定)。昨季の勝利数が多い馬による選抜戦です。
ここは◎ミノルシャープに注目。前走のライラック賞では障害5番手で通過後、もの凄い脚で一旦は先頭に立ったものの、残り20メートル過ぎから勢いが無くなり4着でした。このように障害通過後の脚色は目を見張るものがありますが、直線半ばで脚色が悪くなってしまうのがこの馬の特徴。しかし、前々走のつつじ特別では、脚色に陰りが見えることなくそのままゴールをするという強い競馬ができただけにその再現に期待です。
前走・ライラック賞から巻き返しを図る○マツカゼウンカイ。負担重量が10キロ軽かった勝ち馬ウンカイタイショウを捕まえることはできませんでしたが、今回は負担重量が同じになるので前回同様にはいかないでしょう。逆転に期待です。
▲ウンカイタイショウは前走ライラック賞では、直線半ばから二の脚を使う強い競馬で勝利。しかし、前述したように今回は昇級によりクラスハンデが10キロ増えるので前回同様の競馬ができるかどうか。近走充実しているので3連勝も十分あり得ます。
△シンエイボブは前々走のカーネーションカップでキサラキク、セイコークインといった強豪馬を相手にスタートから果敢に先行し、前半44秒の速い流れの中で障害をひと腰で越えました。結果は4着に敗れましたが、2~4着は僅差で大きくは負けてはいません。また、前走の極ウマくん賞では残り10メートルで止まり惜しくも2着に敗れましたが、相変わらず障害は得意としています。惜しい競馬が続いているだけに、激走も十分あり得ます。