ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
カレンダー
リンク
おすすめコンテンツ

« 2016年 | メイン | 2018年 »

2017年 アーカイブ

<<前へ 23456789101112

11/26ドリームエイジカップ回顧

2017年11月26日(日)

センゴクエースが初の古馬重賞制覇!

 26日(日)は重賞・ドリームエイジカップ(4歳以上馬齢選抜)が行われ、単勝1番人気のセンゴクエースが優勝。ポプラ賞以来となる重賞11勝目を挙げるとともに、初の古馬タイトルを手にしました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.ホクショウディープ 163.9
  2.キサラキク 7.0
  3.コウシュハウンカイ 5.9
  4.フウジンライデン 55.5
  5.フジダイビクトリー 4.6
  6.キンメダル 92.6
  7.ハクタイホウ 25.6
  8.センゴクエース 2.6
  9.ニュータカラコマ 4.1
 10.サクラリュウ 27.9

 どれが勝ってもおかしくないような戦前予想。わずかにセンゴクエースが1番人気となり、堅実に走るニュータカラコマ、復調を示すフジダイビクトリー、そして北見記念を制したコウシュハウンカイと、実績馬がずらりと上位人気に名を連ねます。5番人気のキサラキクも含め、力の拮抗した好勝負が期待されました。

 折りからの雪もありましたが、馬場水分は2.2%でスタート。ここ最近の重賞より軽い荷物ということもあって、各馬勢いよく第1障害を突破します。ただ、その後はペースも緩み一進一退。ほぼ横一線のまま、第2障害を迎えました。
 最初に動いたのはサクラリュウで、フジダイビクトリー、ハクタイホウも続きます。その後もコウシュハウンカイ、ニュータカラコマ、キサラキクと、続々と障害を登り始めます。掛かりよく登り切ったのはフジダイビクトリー、サクラリュウ、コウシュハウンカイ、ハクタイホウ、ニュータカラコマ。やや遅れて仕掛けたセンゴクエースも圏内でクリアし、6頭がほぼ横並びで最後の平坦路を迎えました。
 残り30メートル標識でも、6頭が横一線。手に汗を握る攻防が続きましたが、その中からグッと抜け出してきたのがセンゴクエース。ニュータカラコマがこれに食い下がり、フジダイビクトリーも懸命な粘りを見せます。しかし、センゴクエースは確かな脚どりを披露。そのままゴールまで歩き続け、先頭で荷物を運び切りました。以下フジダイビクトリー、ニュータカラコマと入線。コウシュハウンカイが4着でフィニッシュし、上位人気馬による見応えのある一戦が幕を閉じました。

 勝ったセンゴクエースは前述の通り、重賞11勝目。これまでの10勝はすべて世代限定戦で、今回が初めての古馬タイトルとなりました。偉大な父母に恥じない実績を積み上げており、着実な成長は明らか。今後のビッグタイトルも十分に期待できそうです。

成績はこちら
映像はこちら

鈴木恵介騎手「馬の手応えがよく、道中も結構前に行きたがっていました。軽い馬場に恵まれましたね。道中はセンゴクエースのペースに合わせて進められました。障害を越えた時点では先頭をギリギリかわせるかなと思っていましたが、先頭と並んだ時点で勝てると感じました」

11/26ドリームエイジカップ予想 山崎エリカ

重量770㎏ならフジダイビクトリー

 4歳から8歳以上まで年齢別に賞金上位2頭から選抜される、世代別対抗戦のドリームエイジC。このレースはさすがに4歳馬が苦戦の傾向。このレースが創設されて今年で8度目となりますが、これまでに4歳馬が連対したことはありません。ハンデが重くても古豪が優勢の傾向。しかし、ハンデが重すぎる馬は、上位に来られても勝ち切れない傾向があるので、ここは手頃なハンデの馬を狙ってみたいです。

 よって、◎には北見記念の2着馬フジダイビクトリーを推します。北見記念で優勝したコウシュウハウンカイは重量790㎏。今夏のばんえいグランプリの優勝馬とはいえ、北見記念で5着のニュータカラコマも重量790㎏に対し、フジダイビクトリーは重量770㎏ですから、ハンデの面で明らかに有利でしょう。前走のオータムCでも障害をひと腰でまとめての完勝でした。

 ○は、前走のオータムCで勝ち馬フジダイビクトリーと小差・2着のセンゴクエース。この馬は古馬と戦うようになって障害のミスが目立ちますが、基礎重量790kgの北斗賞では接戦の3着と好戦していることから、重量770㎏のここなら通用する可能性が高いでしょう。

 ▲は、今シーズン2勝でトップハンデを背負いますが、障害上手でほどんど掲示板を外すことがないコウシュウハウンカイ。しかし、北見記念勝ってひと息入れた後のレースになることと、軽馬場に不安があるため、3番手評価としました。

 △に昨年のこのレースの優勝馬で、前々走の北見記念では3着のキサラキク。今年も昨年と同じ重量740㎏。前走のサロマ湖特別では差し届かずの3着とやや物足りないものがありましたが、重賞好走後で障害に重点を置いた走りだったことを考えれば悪くありません。

 あとは△にばんえいグランプリを含む今シーズンの重賞2勝の実績馬ニュータカラコマ。この馬はここでは一番強い馬ですが、北見記念で復帰してから、まだ体調が戻り切っていないところがあるので一番下の評価にしました。

 
◎ (5)フジダイビクトリー
○ (8)センゴクエース
▲ (3)コウシュハウンカイ
△ (2)キサラキク
△ (9)ニュータカラコマ

馬複
5-8,3 各2000円 計4000円
5-2,9 各1000円 計2000円

11/26ドリームエイジカップ予想 荘司典子

悟りの境地で、キサラキク

 う~ん。流れが悪い...悪すぎる。ばんえい重賞の見事な的中から遠ざかって久しい私。言い訳をすると他の予想は意外と当たってるんですよ(汗)。説得力がありませんが。
 これはもう変に考えすぎるとますますドツボにはまる一方なので「心頭滅却すれば火もまた涼し」そうです、心の持ち方ひとつで苦難や困難を感じなくなる。悟りの境地で、心のままに予想したいと思います。
 今回の私の◎はキサラキク。はい、去年の勝ち馬です。昨年6番人気でドリームエイジカップを制したのち前走まで27戦して【1-6-7-13】。4着以降のレースでも4着4回、5着4回。そうなんです、勝ち鞍こそ1つですが大崩れが少なく実に堅実な成績。ここに来て2走前の重賞・北見記念でも3着に来ていますし。「ここを目標に仕上げてきている」という陣営の言葉を信じて連覇にかけましょう。昨年と同じ740kgというのも好材料です。
 ○は昨年このレースを1番人気で7着に敗れたフジダイビクトリー。前走オータムカップを勝って臨みます。北見記念を制したコウシュハウンカイ。去年2番人気で5着だったセンゴクエース。それから実力馬ニュータカラコマ。さらに穴を出すならハクタイホウまで。キサラキクの相手に買ってみます。

◎2キサラキク
○5フジダイビクトリー
▲3コウシュハウンカイ
△8センゴクエース
△9ニュータカラコマ
△7ハクタイホウ

馬複
2-3,5,7,8,9 各1000円 計5000円
3連複
2-3,5,7,8,9 各100円 計1000円

11/26ドリームエイジカップ予想 須田鷹雄

斤量有利の2頭から3連単

 おなじみのメンバーなのだが、絞ろうとすると意外に難しい。
 オータムカップは重量差が機能した印象で、加量がキツかったニュータカラコマが3着、オレノココロ(今回不出走)が5着と敗れた。重量帯は上がるが、同じ理屈で言うとフジダイビクトリーが引き続き有利、センゴクエースも有利ということになる。フジダイとの差が10キロ狭まるとはいえ790キロのニュータカラコマと、北見記念以来のコウシュハウンカイは不利な立場だ。
 ◎フジダイビクトリーと○センゴクエースについてどちらかに絞った買い目にしようかと考えたが、ここは深く考えずに平等の扱いでいく。年齢の違い以上に競走馬としてのタイプも違う2頭だし、パワー寄りの決着になったら◎、スピードが必要になれば○というイメージでいいだろう。
 ▲コウシュハウンカイと△ニュータカラコマは荷物のぶんだけ2着止まりという想定の3連単にし、この4頭で1~3着が埋まるという前提にする。キサラキクとサクラリュウがちょっと気になってもいるのだが、言い出したら買い目は増えるばかり。ここでの買い目はシンプルにして、両馬絡みはオッズが許すならプライベートで買う。

◎フジダイビクトリー
○センゴクエース
▲コウシュハウンカイ
△ニュータカラコマ

3連単
5,8→3,5,8,9→3,5,8,9 各500円 計6000円

11/26ドリームエイジカップ予想 目黒貴子

2017年11月25日(土)

調子を上げてきたフジダイビクトリー

 やりました!クインカップはブルーオーシャンの勝利!というか、馬券的には2着ヒカルナナヒメ、3着ビュウティハートの方が馬券には貢献してくれたんですが、久々に会心の当たりです。きっとこんな高配当は今後も奇跡的にしかとれないと思うので、あまり期待せずにいい意味で参考にしてください。それにしてもよかったです。嬉しいというよりはホッとしたが本音です。
 さてドリームエイジカップ。浮かれずに予想していきましょう。各世代毎の代表戦のようなこの重賞。世代間の力の差はもちろんですが、700K台の軽い斤量なのも予想のポイントとなりそうです。ここのところ少しずつ調子を上げてきた印象のフジダイビクトリーに◎とします。今季まだ重賞勝ちはないものの、2走前の北見記念を2着、前走のオータムカップを1着と今度こそと思わせてくれる臨戦内容です。最重量の馬からは20Kの差がある恩恵をぜひ生かしたいところ。10月以降は常に3着以内を確保、安定感もあります。
 ◯はニュータカラコマ。6月から8月のばんえいグランプリまで6戦5勝という強さ。その後休養をはさんで2ヶ月半ぶりの北見記念こそ5着だったものの、叩いて2戦目の前走オータムカップは勝ったフジダイビクトリーから4秒1差の3着。こちらも徐々に本来の力を発揮できる態勢になってきたようです。ただ斤量は最重量の790K、そこが気がかりです。
 ▲は昨年の覇者キサラキク。近走も前走を3着、その前の北見記念も3着と馬券に絡んでいます。なかなか勝つことは出来ないのですが、今回は740Kの軽量で出走できるのは大きなポイント。ここでも当然馬券圏内とみて▲。
 △は個人的に期待のセンゴクエース。重い斤量の時は強気になれず、今回は全体的に軽い中でこの馬は他と比較して軽い印象はなく△。ただ鈴木恵介騎手とのコンビは心強いですね。北見記念1着のコウシュハウンカイは今回約1ヶ月ぶりの実戦でさらに最重量ということで△、久々の重賞挑戦となるハクタイホウも今季の成績がよく△とします。


◎5 フジダイビクトリー
◯9 ニュータカラコマ
▲2 キサラキク
△3 コウシュハウンカイ
△8 センゴクエース
△7 ハクタイホウ

3連単
5,9→2,5,9→2,3,7,8,9 各400円 計6000円

<<前へ 23456789101112
Copyright (C) OddsPark Banei Management Corp. All Rights Reserved.