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12/3ばんえいオークス回顧

2017年12月 4日(月)

充実一途のナカゼンガキタが戴冠!

 3日(日)は重賞・ばんえいオークス(3歳牝馬オープン)が行われ、単勝2番人気のナカゼンガキタが優勝。4回目の重賞挑戦で初タイトルをゲットし、3歳女王の座に就きました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.メヂカラ 35.1
  2.マツノビューティ 29.9
  3.コウシュハサマー 2.3
  4.サクラニシキヒメ 35.0
  5.ナカゼンガキタ 2.6
  6.シンエイボブ 4.2
  7.キタノサカエヒメ 19.8
  8.ライデンメルテイ 145.6
  9.フェアリースズ 19.4
 10.サカノイサムヒメ 116.0

 注目は、ばんえい菊花賞で1、2着となったコウシュハサマーとナカゼンガキタ。当時はそれぞれ7、10番人気でしたが、牝馬同士となれば話は別。2頭で人気を分け合い、3番人気にもばんえい菊花賞5着のシンエイボブ。牡馬相手の重賞で健闘を続けている各馬が人気を集めました。

 馬場水分1.4%でゲートオープン。ナカゼンガキタが積極的に先行し、コウシュハサマー、シンエイボブがこれをマークするように追走。後方勢は追走に手間取り、多少ばらけた展開で進みます。それに構うことなく、ナカゼンガキタは強気の競馬を演じ、先頭で第2障害にたどり着きました。
 全馬を待つこともなく、ひと息入れたナカゼンガキタが登坂を開始。続けてシンエイボブ、コウシュハサマーも動きます。ナカゼンガキタとシンエイボブは馬体を併せる形で障害を突破。コウシュハサマーは2頭からやや遅れてクリアしますが、勝負圏内で最後の平坦路に向かいます。少し離れた4番手でキタノサカエヒメが障害を越え、マツノビューティもこの一角で続きました。
 先頭の2頭は早くも残り20メートル。びっしりと併せたまま、ゴールへ向けて歩を進めます。残り10メートルを切っても互いに譲らず、手に汗を握るマッチレースを展開。しかし、残り5メートル付近で、ナカゼンガキタがクビほど先行。そのままゴール線まで押し切り、念願の初重賞を手にしました。3着はしまいに脚を伸ばしたキタノサカエヒメ。コウシュハサマーは伸びを欠き、4着に敗れました。

 ナカゼンガキタはここまでの10戦で【5・2・2・1】と、目覚ましい充実ぶりと成長を見せています。前半から強気に運んで、最後の叩き合いを制したあたり、精神力の強さもうかがえました。ばんえい菊花賞2着の実績からは、牡馬相手でも力は互角以上。ばんえいダービーを含めた今後の重賞戦線での活躍が、おおいに期待できそうです。
 わずかの差で敗れたシンエイボブにとっては悔しい一戦。ただ、今回ばかりは勝ち馬が充実ぶりを見せつけて完璧なレースをした印象で、この馬自身のレースぶりは非常に良かったと言えます。これだけのレースができれば、いくらでもチャンスは巡ってくるでしょう。
 3着のキタノサカエヒメは黒ユリ賞2着以来の重賞挑戦でしたが、やはり同世代の牝馬では力上位。さらなる成長次第で、タイトルも見えてくるはずです。

成績はこちら
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西将太騎手「1年ぶりに重賞を勝てて嬉しいです。道中はこの馬のペース通りにいけたと思います。第2障害を越えてからどこまで脚がもつかと思いましたが、厩舎関係者がしっかり仕上げてくれたおかげで、最後まで進むことができました。ゴールする瞬間に少し抜き出ているかな、と感じました」

ばんえいオークス 予想結果

2017年12月 3日(日)

矢野:3連単200円的中! 収支+2,320円
目黒:3連単300円的中! 収支+6,480円
山崎:馬複1000円的中! 収支-1,100円
須田:3連単100円的中! 収支-1,840円
荘司:3連単100円的中! 収支-1,840円

【集計】投資額 6,000円×15R=90,000円

矢野  -4,620円
須田  -10,020円
山崎  -10,750円
斎藤  -12,920円
目黒  -16,860円
荘司  -67,940円

---------------------------------------
白組  -27,560円
紅組  -95,550円

12/3ばんえいオークス予想 山崎エリカ

障害上手のナカゼンガキタに期待

 今年のばんえい菊花賞は、1着~6着までの着差が2.3秒差の大接戦でした。結果はみなさんもご存知のように牝馬のワン、ツー。軽馬場ゆえにセックスアローワンスが大きく生かされたとはいえ、優勝したコウシュハサマーや2着ナカゼンガキタ、そして5着のシンエイボブは十分褒められるでしょう。

 しかし、コウシュハサマーとナカゼンガキタのどっちが強かったのかというと、私のジャッジはナカゼンガキタ。競馬ではしばしば強い馬が隣の枠の馬を連れてくることがありますが、今年のばんえい菊花賞はまさにそれ。2枠のナカゼンガキタを1枠のコウシュハサマーが目標に動いて行けたのが勝因でしょう。

 もちろん、ナカゼンガキタについて行けたコウシュハサマーも強いことに違いがないですが、ナカゼンガキタが仕掛けたタイミングで動いていかなければ、外枠のミノルシャープにやられていた可能性もあったと見ています。

 よって、今回の◎は、ナカゼンガキタ。この馬は重賞実績がなかったことで、ばんえい菊花賞では10番人気という超々人気薄でした。しかし、近走を見る限り、本当に障害が上手。また、ロードヒーティング効果で、今回はばんえい菊花賞時よりは馬場が重いはずなので、そうなればこの馬の障害の上手さがより生かされるでしょう。前走ではシンエイボブを相手に圧巻の強さを見せている点も好ましいです。

 ○は、黒ユリ賞の2着馬キタノサカエヒメ。もちろん、3歳時の重賞の実績など、ばんえいオークスではほどんどあてになりません。実際にばんえい菊花賞の勝ち馬は黒ユリ賞の6着馬、2着馬は黒ユリ賞の4着馬、5着馬シンエイボブに至っては、障害が上がらずに競走を中止しています。しかし、先週のクインCの上位2頭が黒ユリ賞にエントリーしていた馬だったように、後々の重賞でも活躍している馬というのは、3歳時からそれなりの活躍をしている馬が多いもの。

 そういう視点で見ていくと、真っ先にぶち当たる穴目の馬はキタノサカエヒメということになります。この馬は、障害が苦手なところがあり、長らく自己条件でくすぶっていたようなところがありました。しかし、最近は障害で崩れなくなってきているので、菊花賞上位の馬の一角を崩しをこの馬に託します。

 ▲は、ばんえい菊花賞の優勝馬コウシュハサマー。また、この馬は、ばんえい大賞典3着、はまなす賞2着の実績もあるので軽視禁物。しかし、障害があまり上手ではなく、前半で息を入れていくことがポイントになるので、あっさりと負けても頷けます。

 あとは△にばんえい菊花賞の5着馬シンエイボブ。菊花賞は出足が悪く、後方からのレースになりながら上位争いに加われていたことは褒められます。しかし、前々走でナカゼンガキタに完敗。それでいて前走の釧路湿原特別では、ばんえい大賞典の2着馬でばんえい菊花賞では1番人気に支持されたメジロゴーリキと接戦の形となったために無理をさせているので、そのぶんを割引きました。メジロゴーリキが次走で人気を裏切っているように、この馬も無理をさせた影響がありそうです。


◎ (5)ナカゼンガキタ
○ (7)キタノサカエヒメ
▲ (3)コウシュハサマー
△ (6)シンエイボブ

馬複
5-7 3000円
3-5 2000円
5-6 1000円

12/3ばんえいオークス予想 荘司典子

ナカゼンガキタの逃げ残りに期待

 みなさんが少しずつ取り返していく中、ひたすら負け続けている身。前回も書きましたが、ここまで来たら変に穴を狙ったり自信が無いのに点数を絞ったりするのはやめて「あれ?私ってマイナスだったっけ?」というぐらいの無の境地で淡々と予想することにします。流れが変わるのをじっと待ちながら...。
 このレース昨年は1番人気のラッセルクインが6着に敗れ、9番人気2番人気7番人気で決まって3連単61万馬券の大波乱。一昨年は1番人気シリウスが4着で、4番人気、5番人気、2番人気で決まって3連単3万円。3年前にさかのぼってやっと1番人気のキサラキクが人気に応えたものの2着4番人気、3着7番人気で3連単は2万円。じゃあそろそろ今年はカタい決着になりそうかというと...ここまでの3歳牝馬の戦いも波乱の連続。とにかく一筋縄ではいかない難解な重賞です。
 で、今回はナカゼンガキタが本命。ばんえい菊花賞で680kgに対応できたのは好材料。西将太騎手の「馬の力は十分あるので、あとはレースの流れ次第。逃げ切れる展開になれば勝てるんじゃないかと思います」という心強い言葉を信じて、逃げ残りに期待します。3連単のマルチで点数は多くなりますが、人気薄も絡めて狙います。
 
◎ナカゼンガキタ
○コウシュハサマー
▲キタノサカエヒメ
△シンエイボブ
△サクラニシキヒメ
△メヂカラ

3連単1頭軸マルチ
5→1,3,4,6,7 各100円 計6000円

12/3ばんえいオークス予想 目黒貴子

2017年12月 2日(土)

コウシュハサマーが菊花賞馬のプライド見せる

 個人的にとーっても応援しているセンゴクエースが勝ったのに、評価を下げてしまってセンゴクエースさん、ごめんなさい。とはいえ世代の重賞だけでなく、古馬との戦いに勝ったことは大きいですね。これから楽しみになりました。素直に応援していこうと思ったドリームエイジでした。反省。
 さて今週はオークスです。菊花賞の1、2着馬も参戦して楽しみな一戦となりました。
 その菊花賞を勝ったコウシュハサマーはその後Aクラスで5着、8着と奮わず。しかし、この2走は710K、690Kと今回の670Kより重い斤量を課せられていて、さらに相手も強いという中でのレース。今回は比較的楽に進められるのでは?実績も充分でここは◎。菊花賞馬のプライドを見せてもらいましょう。
 その菊花賞でたった0秒2差で2着に甘んじた◯ナカゼンガキタ。ほぼ勝ちに等しい結果の後の前走はしっかりと勝ちきっています。またここ数戦は着実に一歩ずつ力をつけている印象もあり、充実度ではこの馬がNo. 1かもしれません。印の差はあっても、どちらが勝ってもおかしくない、そんなレースになりそうです。
 ▲にはキタノサカエヒメ。少々ムラがある点は否めませんが、黒ユリ賞2着や勝毎杯福寿草特別3着などオープン特別や重賞での実績があります。前走も4着とはいえ内容よく、重賞のここであっと言わせる存在になる可能性も。
 △にはシンエイホブ。菊花賞5着も勝ち馬との差は2秒2とわずかで、その後の2戦も2着と安定しています。勝ちきれない印象もありますが、こちらも充実の近走で楽しみな一頭。△フェアリースズはここ2戦端枠で今回改めてみてみたいですね。

◎3 コウシュハサマー
○5 ナカゼンガキタ
▲7 キタノサカエヒメ
△6 シンエイボブ
△9 フェアリースズ

3連単
3,5→3,5,6,7→3,5,6,7,9 各300円 計5400円
3連複
3-5-7 600円

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