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12/3ばんえいオークス予想 山崎エリカ

障害上手のナカゼンガキタに期待

 今年のばんえい菊花賞は、1着~6着までの着差が2.3秒差の大接戦でした。結果はみなさんもご存知のように牝馬のワン、ツー。軽馬場ゆえにセックスアローワンスが大きく生かされたとはいえ、優勝したコウシュハサマーや2着ナカゼンガキタ、そして5着のシンエイボブは十分褒められるでしょう。

 しかし、コウシュハサマーとナカゼンガキタのどっちが強かったのかというと、私のジャッジはナカゼンガキタ。競馬ではしばしば強い馬が隣の枠の馬を連れてくることがありますが、今年のばんえい菊花賞はまさにそれ。2枠のナカゼンガキタを1枠のコウシュハサマーが目標に動いて行けたのが勝因でしょう。

 もちろん、ナカゼンガキタについて行けたコウシュハサマーも強いことに違いがないですが、ナカゼンガキタが仕掛けたタイミングで動いていかなければ、外枠のミノルシャープにやられていた可能性もあったと見ています。

 よって、今回の◎は、ナカゼンガキタ。この馬は重賞実績がなかったことで、ばんえい菊花賞では10番人気という超々人気薄でした。しかし、近走を見る限り、本当に障害が上手。また、ロードヒーティング効果で、今回はばんえい菊花賞時よりは馬場が重いはずなので、そうなればこの馬の障害の上手さがより生かされるでしょう。前走ではシンエイボブを相手に圧巻の強さを見せている点も好ましいです。

 ○は、黒ユリ賞の2着馬キタノサカエヒメ。もちろん、3歳時の重賞の実績など、ばんえいオークスではほどんどあてになりません。実際にばんえい菊花賞の勝ち馬は黒ユリ賞の6着馬、2着馬は黒ユリ賞の4着馬、5着馬シンエイボブに至っては、障害が上がらずに競走を中止しています。しかし、先週のクインCの上位2頭が黒ユリ賞にエントリーしていた馬だったように、後々の重賞でも活躍している馬というのは、3歳時からそれなりの活躍をしている馬が多いもの。

 そういう視点で見ていくと、真っ先にぶち当たる穴目の馬はキタノサカエヒメということになります。この馬は、障害が苦手なところがあり、長らく自己条件でくすぶっていたようなところがありました。しかし、最近は障害で崩れなくなってきているので、菊花賞上位の馬の一角を崩しをこの馬に託します。

 ▲は、ばんえい菊花賞の優勝馬コウシュハサマー。また、この馬は、ばんえい大賞典3着、はまなす賞2着の実績もあるので軽視禁物。しかし、障害があまり上手ではなく、前半で息を入れていくことがポイントになるので、あっさりと負けても頷けます。

 あとは△にばんえい菊花賞の5着馬シンエイボブ。菊花賞は出足が悪く、後方からのレースになりながら上位争いに加われていたことは褒められます。しかし、前々走でナカゼンガキタに完敗。それでいて前走の釧路湿原特別では、ばんえい大賞典の2着馬でばんえい菊花賞では1番人気に支持されたメジロゴーリキと接戦の形となったために無理をさせているので、そのぶんを割引きました。メジロゴーリキが次走で人気を裏切っているように、この馬も無理をさせた影響がありそうです。


◎ (5)ナカゼンガキタ
○ (7)キタノサカエヒメ
▲ (3)コウシュハサマー
△ (6)シンエイボブ

馬複
5-7 3000円
3-5 2000円
5-6 1000円

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