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2017年11月 アーカイブ

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今週の見どころ(12/2~12/4)

2017年11月30日(木)

 12月3日(日)のメインには、3歳牝馬ナンバーワン決定戦・ばんえいオークスが組まれています。注目を集めるのは、牡馬相手のばんえい菊花賞を制したコウシュハサマーになりそう。しかし、3歳三冠が現在の体系(実施順)になった2005年以降、牝馬のばんえい菊花賞馬3頭は、06年エメラルドがばんえいオークス2着、08年カネヅル・同5着、12年ニシキウンカイ・同4着といずれも敗退しています。今回はどのような結果になるのでしょうか。

【第17回開催4日目】
 12月2日(土)のメイン第10レースは、暑寒別岳特別(A2級-1組・19:05発走予定)
 ◎ホクショウメジャーは、前開催の摩周湖特別(A2級-1・2組決勝)では1番人気で6着も、決め手比べになったことが敗因。近走では条件を問わず障害ひと腰クリアを続けており、悲観材料はありません。好調馬揃いの決勝戦から解放されての特別戦なら、前進あって後退なしといえます。
 ○プレザントウェーは、9月24日に行われた4歳重賞・銀河賞では復調途上といった印象ながら710キロをひと腰でまとめ5着に好走。その後は一進一退でしたが、近3走はすべてひと腰クリアと立て直されています。現状なら、昇級初戦での相手強化、715キロへの重量増という両方の課題を克服できそうです。
 ▲オメガグレートは、昇級初戦だった1組の平場戦が勝ち馬から5秒9差の6着なら悪くありません。障害に安定感が出ており、クラス慣れも見込めるここは前進がありそう。
 △カツオーカンは、摩周湖特別ではしっかり腰が入り4着に好走。とはいえ、特別戦では障害にムラが出やすいので続けての好走はどうか。
 △ライデンティダは、摩周湖特別では持ち前の決め手を生かし鮮やかな抜け出しを決めました。ただ、こちらも障害次第の面は否めません。

【第17回開催5日目】
 12月3日(日)のメイン第10レースは、第42回ばんえいオークス(3歳牝馬・19:05発走予定)。全馬定量670キロで3歳女王の座を争います。
 今年のばんえい菊花賞は、3頭出走していた牝馬が1、2、5着とすべて掲示板に載り、気を吐きました。有力なのはその3頭ですが、なかでも注目したいのは◎シンエイボブ。ばんえい菊花賞ではいい伸び脚を見せ、勝ち馬コウシュハサマーに2秒2差まで迫っての5着でした。前走のB1級の特別戦(11月18日)では勝ち馬に差し返されたものの、今回より10キロ重い680キロで2着と結果を出しています。昨季最終戦と比べ、前走では100キロ以上も体重が増え馬格が出たのも好材料。ばんえいが帯広単独開催になって以降のオークス馬10頭中6頭は、ばんえい菊花賞2~9着からの巻き返し(残り4頭はばんえい菊花賞不出走)というデータも心強いところです。
 ○コウシュハサマーは、ばんえい菊花賞で680キロを克服し勝利している実力馬。続くA1級の特別戦(11月11日)では息を入れてとはいえ、710キロをひと腰で切っています。ここも当然有力でしょう。
 ▲ナカゼンガキタは、ばんえい菊花賞が10番人気で2着。B1昇級初戦となった前走1組の平場戦(11月12日)では、シンエイボブをしりぞけ勝利と地力強化を感じさせ、ばんえい菊花賞の結果をフロック視できなくなりました。
 △キタノサカエヒメは、2歳シーズン女王決定戦・黒ユリ賞で2着の実績馬。持ち前の決め手を生かせれば連争いに加わってきそうです。

【第17回開催6日目】
 12月4日(月)のメイン第10レースは、ピヤシリ特別(A1級-1・2組決勝混合・19:05発走予定)
 ◎カンシャノココロは、障害巧者ですがテンに遅い面があるので、特別戦に替わるのは歓迎。9月18日のポテト特別では、現オープンのトレジャーハンターらに先着しての2着があります。特別戦出走はそれ以来。A1級-2組予選3着から前進がありそうです。
 ○バウンティハンターは、近走、障害で崩れたのは3走前くらいという巧者で、2組予選はコンマ1秒差の2着惜敗でした。この馬も直近の特別戦出走はポテト特別(4着)。カンシャノココロと同様、特別戦は向くタイプといえます。
 A1級-1組混合予選も僅差での決着で、▲ホンベツイチバンが逃げ切り勝ちを収めました。前開催のトドワラ特別(A1級-1組)で2着というのも評価できますが、前述2頭よりハンデが10キロ重いぶんの3番手です。
 △チヨノタカラは、1組混合予選が勝ちに等しい4着。格下A2級ですが、障害巧者だけに侮れません。

ドリームエイジカップ 予想結果

2017年11月27日(月)

須田:3連単500円的中! 収支+9,650円
山崎:馬複2000円的中! 収支+4,000円
斎藤:3連単200円的中! 収支+260円

【集計】投資額 6,000円×14R=84,000円

斎藤  -6,920円
矢野  -6,940円
須田  -8,180円
山崎  -9,650円
目黒  -23,340円
荘司  -66,100円

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白組  -22,040円
紅組  -99,090円

11/26ドリームエイジカップ回顧

2017年11月26日(日)

センゴクエースが初の古馬重賞制覇!

 26日(日)は重賞・ドリームエイジカップ(4歳以上馬齢選抜)が行われ、単勝1番人気のセンゴクエースが優勝。ポプラ賞以来となる重賞11勝目を挙げるとともに、初の古馬タイトルを手にしました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.ホクショウディープ 163.9
  2.キサラキク 7.0
  3.コウシュハウンカイ 5.9
  4.フウジンライデン 55.5
  5.フジダイビクトリー 4.6
  6.キンメダル 92.6
  7.ハクタイホウ 25.6
  8.センゴクエース 2.6
  9.ニュータカラコマ 4.1
 10.サクラリュウ 27.9

 どれが勝ってもおかしくないような戦前予想。わずかにセンゴクエースが1番人気となり、堅実に走るニュータカラコマ、復調を示すフジダイビクトリー、そして北見記念を制したコウシュハウンカイと、実績馬がずらりと上位人気に名を連ねます。5番人気のキサラキクも含め、力の拮抗した好勝負が期待されました。

 折りからの雪もありましたが、馬場水分は2.2%でスタート。ここ最近の重賞より軽い荷物ということもあって、各馬勢いよく第1障害を突破します。ただ、その後はペースも緩み一進一退。ほぼ横一線のまま、第2障害を迎えました。
 最初に動いたのはサクラリュウで、フジダイビクトリー、ハクタイホウも続きます。その後もコウシュハウンカイ、ニュータカラコマ、キサラキクと、続々と障害を登り始めます。掛かりよく登り切ったのはフジダイビクトリー、サクラリュウ、コウシュハウンカイ、ハクタイホウ、ニュータカラコマ。やや遅れて仕掛けたセンゴクエースも圏内でクリアし、6頭がほぼ横並びで最後の平坦路を迎えました。
 残り30メートル標識でも、6頭が横一線。手に汗を握る攻防が続きましたが、その中からグッと抜け出してきたのがセンゴクエース。ニュータカラコマがこれに食い下がり、フジダイビクトリーも懸命な粘りを見せます。しかし、センゴクエースは確かな脚どりを披露。そのままゴールまで歩き続け、先頭で荷物を運び切りました。以下フジダイビクトリー、ニュータカラコマと入線。コウシュハウンカイが4着でフィニッシュし、上位人気馬による見応えのある一戦が幕を閉じました。

 勝ったセンゴクエースは前述の通り、重賞11勝目。これまでの10勝はすべて世代限定戦で、今回が初めての古馬タイトルとなりました。偉大な父母に恥じない実績を積み上げており、着実な成長は明らか。今後のビッグタイトルも十分に期待できそうです。

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鈴木恵介騎手「馬の手応えがよく、道中も結構前に行きたがっていました。軽い馬場に恵まれましたね。道中はセンゴクエースのペースに合わせて進められました。障害を越えた時点では先頭をギリギリかわせるかなと思っていましたが、先頭と並んだ時点で勝てると感じました」

11/26ドリームエイジカップ予想 山崎エリカ

重量770㎏ならフジダイビクトリー

 4歳から8歳以上まで年齢別に賞金上位2頭から選抜される、世代別対抗戦のドリームエイジC。このレースはさすがに4歳馬が苦戦の傾向。このレースが創設されて今年で8度目となりますが、これまでに4歳馬が連対したことはありません。ハンデが重くても古豪が優勢の傾向。しかし、ハンデが重すぎる馬は、上位に来られても勝ち切れない傾向があるので、ここは手頃なハンデの馬を狙ってみたいです。

 よって、◎には北見記念の2着馬フジダイビクトリーを推します。北見記念で優勝したコウシュウハウンカイは重量790㎏。今夏のばんえいグランプリの優勝馬とはいえ、北見記念で5着のニュータカラコマも重量790㎏に対し、フジダイビクトリーは重量770㎏ですから、ハンデの面で明らかに有利でしょう。前走のオータムCでも障害をひと腰でまとめての完勝でした。

 ○は、前走のオータムCで勝ち馬フジダイビクトリーと小差・2着のセンゴクエース。この馬は古馬と戦うようになって障害のミスが目立ちますが、基礎重量790kgの北斗賞では接戦の3着と好戦していることから、重量770㎏のここなら通用する可能性が高いでしょう。

 ▲は、今シーズン2勝でトップハンデを背負いますが、障害上手でほどんど掲示板を外すことがないコウシュウハウンカイ。しかし、北見記念勝ってひと息入れた後のレースになることと、軽馬場に不安があるため、3番手評価としました。

 △に昨年のこのレースの優勝馬で、前々走の北見記念では3着のキサラキク。今年も昨年と同じ重量740㎏。前走のサロマ湖特別では差し届かずの3着とやや物足りないものがありましたが、重賞好走後で障害に重点を置いた走りだったことを考えれば悪くありません。

 あとは△にばんえいグランプリを含む今シーズンの重賞2勝の実績馬ニュータカラコマ。この馬はここでは一番強い馬ですが、北見記念で復帰してから、まだ体調が戻り切っていないところがあるので一番下の評価にしました。

 
◎ (5)フジダイビクトリー
○ (8)センゴクエース
▲ (3)コウシュハウンカイ
△ (2)キサラキク
△ (9)ニュータカラコマ

馬複
5-8,3 各2000円 計4000円
5-2,9 各1000円 計2000円

11/26ドリームエイジカップ予想 荘司典子

悟りの境地で、キサラキク

 う~ん。流れが悪い...悪すぎる。ばんえい重賞の見事な的中から遠ざかって久しい私。言い訳をすると他の予想は意外と当たってるんですよ(汗)。説得力がありませんが。
 これはもう変に考えすぎるとますますドツボにはまる一方なので「心頭滅却すれば火もまた涼し」そうです、心の持ち方ひとつで苦難や困難を感じなくなる。悟りの境地で、心のままに予想したいと思います。
 今回の私の◎はキサラキク。はい、去年の勝ち馬です。昨年6番人気でドリームエイジカップを制したのち前走まで27戦して【1-6-7-13】。4着以降のレースでも4着4回、5着4回。そうなんです、勝ち鞍こそ1つですが大崩れが少なく実に堅実な成績。ここに来て2走前の重賞・北見記念でも3着に来ていますし。「ここを目標に仕上げてきている」という陣営の言葉を信じて連覇にかけましょう。昨年と同じ740kgというのも好材料です。
 ○は昨年このレースを1番人気で7着に敗れたフジダイビクトリー。前走オータムカップを勝って臨みます。北見記念を制したコウシュハウンカイ。去年2番人気で5着だったセンゴクエース。それから実力馬ニュータカラコマ。さらに穴を出すならハクタイホウまで。キサラキクの相手に買ってみます。

◎2キサラキク
○5フジダイビクトリー
▲3コウシュハウンカイ
△8センゴクエース
△9ニュータカラコマ
△7ハクタイホウ

馬複
2-3,5,7,8,9 各1000円 計5000円
3連複
2-3,5,7,8,9 各100円 計1000円

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