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2017年11月 アーカイブ

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今週の見どころ(11/18~11/20)

2017年11月16日(木)

 11月12日(日)に行われた重賞・クインカップは、1番人気のブルーオーシャンが逃げ切り勝ちを収め、4歳牝馬ナンバーワンの称号を手にしました。このあとは、12月のレディースカップ、年明け1月の重賞・ヒロインズカップで年長牝馬との戦いが待っています。

【第16回開催4日目】
 11月18日(土)のメイン第10レースは、釧路湿原特別(B1級-1・2組決勝・20:10発走予定)
 ◎サクラダイチは、B1級-2組予選では3着。障害巧者だが終いに踏ん張れずというこの馬らしいレースでした。B1級の特別戦では、今年8月のベガ特別(1組)で1走して2着というのが唯一ですが、特別戦替わりはタイプ的にプラスのはず。勝ち身に遅い近況を打破する逃げ切りを期待します。
 B1級-1組予選は、5頭出走していた3歳馬のうち4頭で1~4着を独占し、若さを見せつけています。○マツノテンリュウは、同レースで9着でしたが、さすがに展開が向かなかった様子。10月にはB1級の特別戦で1着があり、巻き返しがありそうです。
 1組予選4着の3歳馬▲メジロゴーリキもすでにB1級の特別戦で勝利実績があり、ここに入ってもまったく見劣りしません。
 △シンエイボブは、3歳重賞・ばんえい菊花賞で僅差5着、昇級初戦の1組予選2着など近走充実。体重が1000キロを超えた夏以降、障害の安定感が増したのが好調の要因でしょう。

【第16回開催5日目】
 11月19日(日)のメイン第10レースは、オータムカップ(オープン-1組・20:10発走予定)
 ◎サクラリュウは、2開催前の狩勝賞(オープン)で2着に好走。積極策から障害も先頭ひと腰でクリアすると、シンザンボーイにこそ差されたものの最後まで歩き切りました。前開催の重賞・北見記念は登録のみで回避。今回も出走している狩勝賞の上位3頭のうち、当時から賞金ハンデの加増が増えていないのは、この馬だけということを考えると勝機は十分といえます。
 ○フジダイビクトリーは、狩勝賞3着で、雨馬場だった北見記念2着と、9歳にしてスピードが増している感さえ受ける充実の近況です。北見記念を使われた馬のなかではハンデが有利なので、引き続き期待できそうです。
 ▲シンザンボーイは、狩勝賞がオープン昇級初戦でしたが、障害2番手から抜け出して快勝しています。ただ、同レースは北見記念の前哨戦で、重いハンデの実力馬たちが攻めていかなかった面もあり、ここが試金石でしょう。
 △オレノココロは、北見記念(4着)くらい前半詰めていければ、5着だった狩勝賞以上の成績が見込めそう。どこまで勝ちにこだわるかです。

 11月20日(月)の見どころは枠順確定後に掲載します。

【第16回開催6日目】
 11月20日(月)のメイン第10レースは、摩周湖特別(A2級-1・2組決勝・20:10発走予定)
 ◎ホクショウメジャーの障害での安定感を買います。今季は2勝のみですが、A2級の特別戦(混合戦含む)では8戦して2着2回、3着1回、4、5着各2回とほぼ崩れのない成績。1着が少ないぶん収得賞金も少ないため、今回も賞金ハンデなしで走れるのは有利。あとひと押しきけば勝利をつかみそうです。
 ○フクトクは、2走前の十勝岳特別(A2級-1・2組決勝、2着はホクショウメジャー)4着で、続くA2級-1組予選でも4着でしたが、障害のキレが良くなり、持ち前の決め手が生かせるようになっています。現状なら特別戦でも軽視できず、障害を早めに越えられれば、あっさり差し切る場面も十分です。
 ▲チヨノタカラは、1組予選では逃げて、カツオーカン(2着)、ホクショウメジャー(3着)の追撃を振り切って勝利。今季6勝のうち3勝を特別戦で挙げている障害巧者で、連勝の可能性もあるでしょう。
 △ワールドピサは、1組予選が昇級初戦で僅差の5着。昨季はA2級の特別戦で勝利がある実績を考えれば、妥当な結果といえ、引き続き警戒が必要でしょう。
 2組予選は、3連単が21万円という波乱決着。上位人気馬のうち唯一、馬券に絡んだ△ヤマノウンカイを押さえます。


クインカップ 予想結果

2017年11月13日(月)

矢野:3連複100円、3連単100円的中! 収支+4,670円
目黒:3連単500円的中! 収支+34,300円
山崎:馬複1,000円的中! 収支+2,900円

【集計】投資額 6,000円×13R=78,000円

矢野  -940円
斎藤  -7,180円
山崎  -13,650円
目黒  -17,340円
須田  -17,830円
荘司  -60,100円

---------------------------------------
白組  -25,950円
紅組  -91,090円

11/12クインカップ回顧

ブルーオーシャンが久々の重賞制覇!

 12日(日)は重賞・クインカップ(4歳牝馬オープン)が行われ、単勝1番人気のブルーオーシャンが優勝。黒ユリ賞以来となる重賞2勝目を挙げ、今の勢いと地力の高さを見せつけました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.フジノウンカイ 31.1
  2.ホクトノホシ 22.6
  3.コウシュハアレッポ 89.5
  4.ヒカルナナヒメ 11.4
  5.ブルーオーシャン 2.4
  6.タイキン 14.1
  7.ビュウティハート 10.7
  8.コウシュハローヤル 4.2
  9.タナボタチャン 27.4
 10.ラッセルクイン 4.4

 目下3連続連対中と、充実ぶりを示すブルーオーシャンが1番人気に推され、前哨戦の紅バラ賞を勝ったコウシュハローヤル、堅実なレースを見せているラッセルクインと続きます。三つどもえの戦前予想でスタートを迎えました。

 馬場水分は徐々に下がり、このレースを迎えるころには2.0%。普段よりも若干重い重量ということもあり、各馬とも慎重に歩を進めます。わずかにフジノウンカイ、ブルーオーシャン、コウシュハローヤルあたりが前々で運ぶものの、ほとんど差のない状態で第2障害に到達しました。
 最初に動いたのはフジノウンカイ。続けてブルーオーシャン、タイキン、コウシュハローヤルも仕掛けます。このなかではブルーオーシャンが多少バランスを崩しながらも力強い登坂を見せ、ひと腰でクリア。しかし、やや遅れてタイキン、ヒカルナナヒメが突破すると、ホクトノホシ、ビュウティハート、ラッセルクインも続きます。これにコウシュハアレッポも加わり、7頭が入り乱れるような形で最後の平坦路を迎えました。
 ここからしぶとい粘りを発揮したのはブルーオーシャン。各馬が猛追するなか、突き放すわけでもなく、迫られるわけでもなく、終始1馬身ほどの差で先頭を保ち続けます。むしろ追うタイキンの脚いろが鈍くなり、先頭争いから脱落。ヒカルナナヒメも懸命に食い下がりますが、これといった決め手に欠け、追走するのが精いっぱい。結局、ゴールまで確かな脚どりを見せたブルーオーシャンが1秒7差で逃げ切り、4歳女王の座に就きました。ヒカルナナヒメが2着で、3頭が横並びとなった3着争いはビュウティハートに軍配が上がりました。

 2歳シーズン以来となる、久々の重賞勝ちを果たしたブルーオーシャン。不振を極めた時期もありましたが、一度波に乗ると好調が続くタイプで、今も好循環のなかでレースができている印象です。歯車さえかみ合えば、牝馬重賞はもちろん、同世代の牡馬が相手でも互角のレースを見せてくれるはず。今後も要注目の存在です。

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藤野俊一騎手「一時期は障害で崩れていた時期もありましたが、今年はうまく復活して今回に繋がりました。今日の馬場は重たかったですが、道中は楽なレース展開だったと思います。ゴール前では後続に詰められましたが逃げ切ることができました」

11/12クインカップ予想 山崎エリカ

2017年11月12日(日)

ブルーオーシャンがスピードで押し切る

 先週のばんえい菊花賞は、当初、9月に入って強豪相手に連勝していたナカゼンガキタが有力だと思っていたのに、直前になって「高重量戦は大丈夫か?」などと心配になり、本命を変えて大失敗しました。当てたいがあまりに生じた不安だったのかもしれませんが、あまり強気に攻めすぎても痛い目に遭うので、予想行為は本当に難しいものです。まあ、高い山ほど登ってみたくなるように、ハードルが高いからこそ、挑戦したくなるんですけど...(笑)。

 そんなこんなで、今週は4歳牝馬限定戦のクインカップ。今週も穴っぽい馬がたくさんいて、荒れる気配はあるのですが、それらはもともと強いけど、近走、前走で負けている馬ばかり。復活や復調に賭ける馬券というのは、近走、前走で多少気配を見せていたとしても、4着、5着などの善戦止まりのことが多いので、本命にするのは躊躇します。なんだかんだ、直前の勢いも重要ですからね!

 よって、◎には、前哨戦の紅バラ賞・2着を始め、近走充実のブルーオーシャンを推します。この馬は黒ユリ賞の優勝馬ではありますが、障害がそれほど上手ではないので、高重量戦になることの不安はあります。ただ、今の時期は水分量以上に馬場が軽いため、この馬のスピードで押し切れる可能性が高いと見ました。

 ○は、紅バラ賞の3着馬ラッセルクイン。この馬も近走充実。しかし、昨年のばんえいオークスで1番人気に支持されながらも6着に終わったように、障害はあまり得意ではないタイプ。ただし、ばんえいオークスは、初めての重賞挑戦に加えて、馬場が渋っていたことも影響したはず。近走のレースぶりから馬場が軽ければ、高重賞戦でも対応可能と見て、対抗評価にしました。

 ▲は、昨年のばんえいオークスでは、他馬が障害などで苦しむところを抜け出しての優勝だったホクトノホシ。今シーズンは長期休養により、大きく体を減らしてしまったためになかなか成績が上がって来ませんが、ここへ来て馬体回復。前走でも障害ひと腰で抜け出せたので、ここでの一発があるかもしれません。高重量戦向きのこの馬をここで本命にし切れなかったのは、ばんえいオークス時よりも馬場が軽いことと、近走でもう少し走れていて欲しかったからです。

 あとは△に先行力も障害力もある、紅バラ賞の4着馬ヒカルナナヒメ。この馬も近走充実で、大きなマイナス材料はありません。ただし、軽馬場を考慮すると、ブルーオーシャンやラッセルクインに見劣りするので狙い下げました。

 他では紅バラ賞の勝ち馬コウシュハローヤル。この馬はばんえいオークスの3着馬でもあり、実績面は申し分ありません。しかし、今回でトップハンデを背負うことと、重賞レース直前に上のクラスで戦うと疲れを残してしまう場合もあるので狙い下げました。


◎ (5)ブルーオーシャン
○ (10)ラッセルクイン
▲ (2)ホクトノホシ
△ (4)ヒカルナナヒメ
△ (8)コウシュハローヤル

馬複
5-10,2 各2000円 計4000円
5-4,8 各1000円 計2000円

11/12クインカップ予想 荘司典子

ラッセルクインの復活に賭ける

 マズイですね紅組。しかもその中で最下位...。「みんなと同じような狙いでは取り返せない」「それだから勝てないんだよ」と、気持ちは揺れ動きますが、お尻に火がついている立場ゆえ、常に一発逆転狙いで行くしかありません。
 というわけで今回の本命はラッセルクイン。昨年12月の3歳女王決定戦・ばんえいオークスまで10連勝を重ねて1番人気。レースでは第2障害を越えたもののゴール前で何度も止まり11連勝ならず6着に敗れてしまいました。その後は勝ち星から遠ざかり今年7月22日にやっと久しぶりの勝利を挙げ、決して順調とは言えませんが時間をかけて調整。ここ3戦は3着、2着、1着と復活の兆しを見せています。特に前哨戦の紅バラ賞では見せ場があっての3着。ばんえいオークスで取り忘れたタイトルに手が届くところまで来ていると信じます。
 紅バラ賞の再戦ムード。当然相手はコウシュハローヤル、ブルーオーシャン、ヒカルナナヒメと印は続きますが、ここで"総流し"という禁じ手に出たいと思います。以前、1頭から流して唯一買わなかった馬が相手に来てしまったことがあったので(汗)。
 紅バラ賞に出ていなかったタナボタチャンあたりが来たら良い配当になりますよね。何はともあれラッセルクイン、頑張れ!!

◎10 ラッセルクイン
○8 コウシュハローヤル
▲5 ブルーオーシャン
△4 ヒカルナナヒメ

馬複
10-4,5,8 各1000円 計3000円
10-1,2,3,6,7,9 各500円 計3000円

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